カテゴリー「木工雑感」の記事

2012.07.25

角ノミ盤はボール盤の代用足りえるか?

お久しぶりです。

相変わらず木工は停滞していますが、古臭い当ブログを読んでくださる方もいらっしゃるようで、先日、タイトルのようなご質問を頂きました。既に私の脳の中では、角ノミ盤はおぼろげな記憶しかなく、「刃はチャックできると思うが、長さが足りないんじゃないか」というようなお返事を差し上げました。

が、この発想はワタシにも全くなく、とても新鮮に見えましたので、家に戻った際に検証してみることにしました。

角ノミ盤を持っている方であれば、大方の予想はできると思いますが、結果から言うと、ダメじゃないんですけどちょっと厳しく、実用上はほぼ無理なんじゃないかということになりました。

角ノミのチャック部写真。
ウチの角ノミはちょっと珍しいMulticoですが、デルタ辺りでもほぼこの辺りの構造は共通です。

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角ノミのキリ(小林式角ノミ)とドリルの刃の比較。スターエムのショートビットC型です。

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既に一目瞭然なのですが、一応取り付けてみました。ショートビットならちょっとしか頭が出ません。

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長いドリル刃を購入すれば良いじゃないかと言う気もするのですが、極端にビットの選択肢が減ってしまうでしょうし、ある程度以下の細いビットは恐らく品揃えさえない、ということになるかと思います。チャックから加工ポイントが遠ざかると精度面も良くない気がします。

ということで、ボール盤がなくて角ノミ盤を持っている方が「どうしても今日だけ、この穴だけボール盤で開けたいんだ!」というシチュエーションでなければ、角ノミ盤でボール盤を包含することはやはり難しいのではないかということになりました。

申し訳ありません。

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2011.08.16

停滞しています

最近、大好きな木工が停滞しています。ここまで途切れると、ブログのタイトルも"Re-woodworking"くらいにした方が良いかも知れません。

単身赴任でなかなかまとまった時間が採れないこともあるのですが、今年のお盆休みも全く作業小屋に入りませんでした。
個人的尺度としては疲労度かなり大の状態で連休に突入したことが大きいのですが、もともと暑さに弱い体質で、単純に暑い作業小屋で木工をする気にならなかったというのも事実。

ということで、エアコンの設置を少し真剣に考えてみたいと思います。

これまで、スポットクーラーの家庭用みたいなのは使ったことがありますが、実質的には効果がなく、お蔵入りになっています。次に考えるとすると、セパレートエアコンはちょっと大がかりで工事も自分でできそうもないので、昔ながらの一体型窓用エアコンを無理やり取り付けるか、スポットクーラーの廃熱を排出できるタイプを買って本格的に取り付けるか、というところです。

問題は、狭い作業小屋ゆえ、壁掛けの収納で極限まで工具類や棚が壁を埋め尽くしているため、どこに取り付けるかが悩みどころ。窓は横に細長ーい窓と30cm角くらいの小さな窓が一つあるだけで、窓にそのまま取り付けるわけにもいかないのです。

(たぶん)続く。

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2011.06.12

木工家ウィーク

天候不良の中、うろうろと見て回らせて頂きました。
電気文化会館では郷ひろみさん他(笑)、一昨年ぶりの方数人と再開。僭越ながらまたモチベーションを頂いて帰りました。

最後に寄った、「ラシック」の椅子の展示の中に、T型の背もたれの真ん中に赤いチギリがリボンよろしく入れてある椅子がありまして。
なかなか可愛らしいデザインだネと、近くに寄ってみると・・・、ぷっっっと吹き出してしまいました。

題名。 「かえでちゃんのTバックチェア」。

だったと思います。驚愕のあまりにうろ覚えでスミマセン。

erosfurnitureという屋号。 
「傍目にはけしからんように見えるかもしれませんが、
本人はいたって本気です。」と。
で、なんと女性の方が作っているらしい(!)。

ワタシもこの歳になって、ウンウン、こういうのもあって良いよね、と思った次第。

でも、もし、ワタシと同じくらいの年齢のオジサンが作者だったら、全力で嫌悪していたと思うので、その点では自分の了見の狭さとポリシーの無さに勝手にガッカリしたりもしています。

ブログ発見。 エロスファニチャー~家具わしきエロス~
こっそり応援してますので頑張ってください。

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2011.06.06

2枚おろしの実践

先日の記事で紹介した、厚板を2枚にスライスしてぐるりと回す方法、紹介しておきながらきちんとやったことがなかったので、一度やってみました。

記事のとおり厚板を2枚にスライスし、おのおのから2枚ずつ時計回り(あるいは反時計回り)に1-2-3-4という具合で材料を切り出します。(説明がテキトウでスミマセン)

裏側。上から、ウォルナット、メープル、ジャーマンビーチ。ビーチは材料の関係で2枚おろしの方法によらず、別々の板から1-2,3-4のみ連続で取っています。

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表側。2-3の間で、ブックマッチのような感じで木目が折り返ししているのが分かります。ウォルナットは裏を表にすればよかった。

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やってみるとわかりますが(やって見なくてもわかりますか?)、たとえば1,2は木表を表側にするならば、3,4は木裏を表側にしなければいけません。ので、2と3の間で圧倒的に表情が変わってしまいます。また、木目の連続性についても、表~裏の厚みと、切り代として粉になってしまった分だけ、若干木目は変わってしまいます。

とてもカシコイ方法と思っていたのですが、材の色が途中で変わるような特徴的な板(白太や、変色した部分ををあえて入れた木取りとか)なら効果が高いと思いますが、単純に木目の連続性なら1-2-3-4を1枚の長い板から取った方が良いかもしれません。


関係ありませんが、毎度ながらモノを作っているのか屑を作っているのかワカランな、と自嘲する一コマ。

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2011.06.02

東京で薪買ってきた。

知らない人が見たら、

「・・・・ま、薪?」

と思われるようなものを、新幹線で後生大事に持って帰ってきました。

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新木場でアマチュアに有名な「もくもく」。

2面プレーナー仕上げしていることもあって、正直、単価で見てしまうと若干高いかな~。
が、普通に「1枚」では買えないような高価な銘木を、小さく切り売りしてもらっている、と思っています。

奥の「量り売り」コーナーは、安いような気もしますが、ある程度目がないと選ぶのが難しい。
使い方をある程度想定した上で、収率(捨てる分)は割り切らないと後でがっかりすると思います。

関係ありませんが、雨にぬれる木材会館。率直な感想としては、結構キテる。

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2011.05.07

塗装中

オスモ2回塗り終了なう。

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塗装はオイルに限らず、塗ってから組むやり方と組んでから塗るやり方があると思いますが、皆さんはどちらでしょうか。ワタシは原則、塗ってから組むが基本です。そうしない方が明らかに良いと思われる部分のみ、後に残します(組んでから目違いを払う框組とか)。小物などは、組手のすき間を油研ぎが埋めてくれることを期待して、組んでから塗ることもあります。

塗ってから組むことの利点・欠点としては、
○接着剤のはみ出しが目立たない。
○塗るときに無理な方向から手を伸ばさなくて良い。入り隅など込み入った部分が塗りやすい。
×塗ってはいけない部分(接合部など)の養生が面倒。
×組んでから目違いを払ったり、面取りをするとムラになる。

組んでから塗ることの利点は、ほぼこの反対ですかね。

気分的には、この中では<接着剤のはみ出し>が一番の理由です。
が、正直、作業小屋が狭いので組み立ててしまうと塗りの際に作業者の立つ場所がなくなるという特殊事情も大きく影響しています(笑)。

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2011.04.03

Axminster修理状況

先日コケたAxminsterの復帰状況です。

ボルトが曲がってしまっていたので、M10のフツウの長ボルトに交換しました。オリジナルではここはクランプレバーが付いていて、締める-緩めるがワンタッチになっていたのですが、私の使い方ではあまり意味がないので、ノブスターを付けるだけにしました。

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前後定盤の歪みは、結局調整で逃げています。写真ではそのように見えないかも知れませんが、出側の定盤を基準に、きちんと一様に0.5mm程度透いています。この状態で使って実害はありませんが、ちょっとコジってごまかしているところがあるので、そのうちシムを入れて調整していきたいと思います。

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2011.03.22

木工関連近況

(1)エアコンプレッサーの修理については、電話で見積もりの状況を聞きました。

「モーターに負荷がかかっているようです。修理は本体交換となります。
前回の故障状況とも合わせて、使用環境が適していないのではないでしょうか。」

見積り料だけを払うことにして、修理は断念し、新しいものに更新することにしました。
結局、エアブロー(木屑掃除)とネイラーくらいしか使わないことが判明しているので、思いっきりスペックダウンしてこちらにしました。

E-Value エアーコンプレッサー AM02-04N

以前からコンパクトさが気になっていた機種で、0.2kW、タンク4L、圧力0.8MPa、オイルレス、という仕様です。
第一印象としては、小柄な割に結構大きな音がします。また、小さなタンクなのに満タンにするのに結構時間がかかる、という感じです。スペック面からもシビアな使い方、連続使用は厳しいと思います。

(2)手押し・自動兼用機については、だましだまし使えるレベルまでは復旧しました。

まず、自動モードについては全く問題なく、機能と精度を維持している様子でした。

手押しモードについては、やはり鋳物が全体的に歪んでいるようであることが判明しました。兼用機ゆえ前後の定番はウィングよろしく1組の丁番で支持される構造になっているのですが、その部分に荷重が集中したようです。

とは言え、結局「調整」で逃がすしかないか、と悟り、1時間ほどああでもないこうでもないと調整したところ、こじって無理しているところはあるのですが、そこそこの状態にすることができました。ピンポイント的調整ではあるので、ちょっと設定をいじるとすぐズレるかもしれませんが、これで少し使ってみて、ダメなら丁番部分にシムを入れるようなことを考えます。

調整の要領は、読んでも役立つヒトがあまりにも少ない(普及率的に)と思うので、割愛させていただきます。

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2011.03.07

Axminster立ちゴケ

2m四方程度の物置小屋工房で、1600の長材を苦労しながら製材していたのですが、不注意で、自作モバイルベースに載せていたAxminster(自動・手押し兼用機)をブッ倒してしまいました。バイクで言う「立ちゴケ」みたいな感じです。こう言う時は無理に手で頑張っても怪我するだけですから、被害は気になりますが、深追いせず倒れるのに任せた方が身のためです。

倒れた写真はありません。どのような状況でそうなったか記憶がありませんので推定ですが、モバイルベースと本体を固定していなかったために徐々にズレてきていて、両ウィングを「変形」のために開いていたことから重心が不安定になり、最近掃除をさぼっていたので床面が木くずだらけでキャスターが引っかかって、不用意に本体を動かそうとして倒れたのだと思います。

とりあえず、運搬時に使ったアイボルトを付けて、チェーンブロックでつり上げて起こしました。

以下、被害状況。

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ご自慢のユーロスタイル・安全カバーが、根本から曲がってしまい、固定用のレバーは破損しました。
緑色のペンキが付いているのが見えますが、片づけが悪くて倒れた先にちょうど緑色のペンキの缶があり、レバーはこの缶にジャストミート。缶は大破し、一時は床面が緑の血の海みたいになって悲惨でした。

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ウィング(定盤)は、入り側を先に閉じないと受け側が閉じないようになっているのですが、それを規制しているインターロック機構(ただの鉄板)が折れ曲がり、定盤が閉じなくなりました。

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この辺りから深刻です。
これだけ丈夫そうな鋳物だったら、精度面は影響なかろう、とチェーンブロックを引き上げながらたかをくくっていたのですが、入り側と受け側の定盤が、以前は真っ直ぐだったものが、微妙にくの字型に曲がっています。立ちゴケしたら自重でゆがむなんて、どこかの重量級バイクみたいだわ。

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定盤は、以前はほぼツライチだったのですが、写真のように30cmでミリ単位で下がるくらい凸になっています。
(今のカワイソウなワタシに定規の直線性はアテにしてはダメとかそういうツッコミはなしでお願いします。)

一般的な手押しがどうなっているか知りませんが、この手押しは定盤が開閉するために特殊な構造になっており、この手の調整が難しそうな感じなのです。そもそも、鋳物自体が歪んでしまったのか、調整で直るものなのか・・・。

機械屋を探して見てもらえば英国娘でも見てもらえるものなのか、それともDIY精神で何とかするか。
アドバイスがあれば教えてください。

途中の計算もお願いします!>< (←時事ネタ)

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2011.02.20

コンプレッサまた壊れた。

先日巣箱に入れて、大事に使っていたコンプレッサがまた壊れました。
前回と同じ症状です。
あれからほとんど使っていなかったのですが。

安物の質実剛健タイプに買い換えようかな・・・・。

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