カテゴリー「静かな木工」の記事

2008.10.20

「電動工具の騒音一覧」アップデート

以前からテーブルに取り付けて使っているトリマーが、前回の作業台製作の時にちょっとだけヘビーな切削をしたら、
「ぎゃああーーーんっきいきいききーーごごごごds;ghf@jkl」
と恐ろしい音をたてるようになりました。

木工を始めた初期に購入した、中国製の廉価なトリマーです。いずれこうなることは聞いていたのですが、他機種への買い換えとなるとテーブルの取り付けからやり直しになるので、躊躇していたところ。昨日、あれからずいぶん「冷却」したから大丈夫かなー、と思って回してみたら、やっぱりダメでした。ちょこっとだったので、保護具フル装備で(笑)そのまま使ってしまいましたが、皆さんは真似せず、工具に異常が感じられたら使用を中止してください^^。

ということで、先日掲載した「電動工具騒音表」のアップデートです。

Photo_2

上記のトリマーはこれまでの最高記録99.7dBをマークしました。壊れかけだからではありますが、記憶によると新品もあまり変わらなかった気もします^^。

先日のマキタ厚切り(深切り)丸ノコ5731は、従来の6型より静かです。これで7型同等の厚みが切れるのですから、騒音面でも「1ランク上」の優位性があります。

ずいぶん前に評判の高かったBOSCHのトリマーPMR500(日本版)は、レベル的には丸ノコと同程度です。ただし「きーん」という高周波より「ぶおーん」という感じの音で音質的には耳に優しい音です。

アネスト岩田FX2052にはもう少し頑張って欲しかった。
・・・ふと、「世界最静粛」を謳った(今も謳っている)あのルーターも、数字を信じて大丈夫かなという気持ちになりました。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008.10.17

コンプレッサのある生活再び

最近、工房整理と称して、工具を二つ処分しては一つ追加している、そんなペース(笑)。

コンプレッサはナカトミのCP-1500を持っていたのですが、場所を取りすぎていたので処分しました。のですがやはりあったら良いと思う場面が多く、もっと小さい機種に買い換えることにしました。

安物で良いと思っていたのですが、調べるうちにアネスト岩田が静音タイプを謳ってオイルレスタイプを出していることを知りました。アネスト岩田は騒音値を公表しており、最も静かなのは1/8馬力タイプですが66dBと書いてあります。コンプレッサはウルサイのが当たり前と思っていましたので、この数字は驚異的です。

「静かな木工」研究家としては手をださずにはおれません。66dBのにしようかと思ったのですが、ちょっと欲が出てしまい、1/4馬力のFX2052というタイプにしてしまいました。
(リンク先にタイプ別騒音値一覧表、および、目的別対応一覧表があります。)
これでも騒音の公称値は70dBです。1/8馬力ではブロアとエアブラシくらいまでですが、1/4馬力なら、インパクトレンチが使えるようになる、くらいのイメージでしょうか。

081017aさっそくワクワクしながら開梱。
周りが汚くて申し訳ありません。
縦型で、壁掛け設置が可能であるされています。頭でっかちで青くて猫型ロボットみたいです。

081017b早速スイッチを入れてみました。コンプレッサの音って普通は「だだだだだっ」というイメージですが、これは「ぶぅーううん」という、熱帯魚のポンプの親分みたいな感じの音です。

・・・・・・で、期待はずれなことに、思ったよりウルサイ。ていうか、かなりうるさい。

いつぞやの安物騒音計で測定すると、1m離れて88dB。数値的には、最近の丸ノコと同じくらいの数字です。ただし、音質のせいで丸ノコほどの精神的圧迫感はありません。が、夜中に気兼ねなく回せるような代物ではないです。表を良く読むと、「無響音室での弊社測定基準に準じた測定値です。お客様の作業環境に応じて聞こえ方は異なります。」と書いてあります。

これなら同クラスの7~8千円の安物を買って防音ボックスを作った方が良かったかなあとも思いましたが、きっと数年後にこっちにしておいて良かったと思える日が来ると思うことにします。「壁掛け防音ボックス」を別途計画します。

まぁ、普通のコンプレッサよりは静かなんですけどね、騒音以外は、つくりもしっかりしており全く問題ありません。特に圧力調整がやりやすく、シビアな用途には威力を発揮すると思います。

| | コメント (14) | トラックバック (0)