カテゴリー「本」の記事

2006.06.29

オークビレッジの入門書

Zzzz最近はトヨタと組んだり手広く展開されているオークビレッジから、入門書が発売になっています。
タイトルは、一生ものの木組みの家具

オークビレッジは言わずと知れた工芸集団で、生意気言うようですが、個人的にはブランドとしての方向はあまり好きじゃないのですが、家具や小物のデザイン自体はかなり、良いなと思うものが多いです。多分、日本人の指向に合っているんだと思う。決して「和風」一色ではなく(一部耳付きや民芸風もありますが)、作りは「洋」なのですが、日本の家屋もしくは感覚にマッチする形を知っているんだろうなと思います。小物も良いですよね。シンプルでさりげなくも手が込んでおり、あんなのがすらすらできたらなあと思います。

本書は、作例を中心に作り方が丁寧に紹介されており、そんなオークビレッジな作品が、順を追っていけば作れるようになっています。前半は小物が中心、後半は上級向けと題して椅子やキャビネットなどが紹介されています。このキャビネットはすっきりしていて良いですね。後半、仕口や道具の説明がさらりと述べてありますが、その辺りをこれだけで理解するのは辛いかなというレベルの説明です。

と言うわけで、木工入門者の1冊目としてはちょっと難しいところもありますが、木工関係の本(特に和書)が少ない現在、久々に本格木工を丁寧に教えてくれる、オススメの一冊です。

オークビレッジもやっぱりルーター使うんだ・・・。

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2006.06.16

週末工房 no.5

WOODY STYLE週末工房 No.5が発売になりました。
今回は、「家族が喜ぶモノ」がテーマの作例が特集です。

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2006.03.11

Tage Frid still teaches...

当ウェブログで何度も紹介し、私のオススメの木工参考書であるTage Fridの"Tage Frid Teaches Woodworking"と言う本は、本来3分冊でしたが、最近は1,2巻が合体して1冊になったもののみが販売され、最後の3巻目が入手できない状態になっていました。

先日、出版元のTauntonから、新たに3分冊をセットにして、さらにDVDをプラスしたスペシャル版が発売されました。既に1、2巻を持っている方は悩ましいところですが、まだ持っていない方はちょっと高いですがぜひ考慮に入れてください。

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2005.12.24

週末工房 no.4

週末工房のno.4が12月に発刊されているらしい。

dekoさんのところで知りました。ウェブログを見ていると、この手の最も忘れやすいインターバルのイベントを、誰かに教えて頂けるのでとても有り難いです。

早速ネットで購入。
日本でこのレベルの木工関連誌は皆無ではないかと思いますし、以前の木工事典とは異なり、「週末に」、「小さいスペースで」、「作業自体を楽しんで」、と、「趣味」と割り切っているところに好感が持てます。

何はともあれ、やはり日本語で読めるのは有り難い。存続と発展を期待したい雑誌です。

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2005.12.23

木工の世界

051223a寒いからと言うわけではありませんが、また本の話題。
早川謙之輔の木工の世界。  先日紹介した木工のはなしが、作り方、材料、道具など、作る側から見た木工を綴った本であるのに対し、次作であるこの本の章立ては、机、棚、盆、建具、...と、作る「もの」で成り立っているように、製作対象それぞれに対する作者の思いが淡々と述べられています。

二月堂という机の注文を受けてその名前のものが分からず、あれこれ探し回ってやっと作った話。
本で偶然見た、「アーサー王子のカボード」を見に、英国まで行ってしまった話。(「カボード」が何かは本書で見てください。)
氏が考えて製作を依頼した盆のデザインを「バケツの底のよう」と言って笑った木地職人が、後に考えに考え尽くして同じデザインに行き着いたという話。 などなど。
堅苦しい話は一つもありませんが、名工と言われた人も、迷いながら作っていたんだなあと思わされます。

「受注生産」に対しては、昔は一つでも条件が入ると途端に自由が奪われたように思い、「作らされて」いるような気がして、もっと自由にのびのび作りたいと考えていたが、ある時点でそれが幼かったと気付き、作りたいように作らせてやる、と言われたらたちどころに困ってしまったに違いないと思うに至った、という作者。この章で彼はこのように結んでいます。

「青臭いことを書いたが、作ると言うことは、達観もいるだろうが、人間の青臭い部分も要るのではないか、と思っている。」

巻末の「木工のしごと・たのしみ Q&A」が何か微笑ましくて良い感じです。

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2005.12.16

コンフォルト

鯛工房ブログさんと、シンプルさんのところで触れられていた、「コンフォルト」という雑誌を見てみたくて、暇を見つけてはほうぼうの本屋をのぞいていたのですが、見あたりません。

で、思いついてAmazonで探してみたら、ありました。(笑)

…インテリアと建築の専門誌みたいですね。道理でドゥーパ!の横にはないはずだ。

で、お目当ての「広葉樹特集」ですが、その部分だけで、国内で入手可能な主要な木材のカタログ、という趣です。以前紹介した原色インテリア木材ブックのダイジェスト版という感じです。但し一つ一つの材料についてはもう少し写真も大きくて詳しく、作例(と言う言い方が正しいのか)も豊富で、とても参考になり楽しめる内容になっています。

雑誌全体としては、かなりハイエンドな層がターゲットのような印象を受けました。

木工を始めた当初に、わけもわからず1枚だけ買った6フィートのブラックウォールナットが、勿体なくてまだ手つかずなのを思い出しました。

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2005.12.11

木工のはなし

ずっと紹介しなければと思っていた本があります。

4101380317 木工のはなし、早川謙之輔 著。
先日亡くなられたのも記憶に新しい、名工の手による著作の一つ。

現在、一般的に入手できる氏の著作は、主に4作として良いと思いますが、一連の著作を改めて見直すと、あたかも「木工」というものを、縦、横、…といろいろな角度から切ってみて、それぞれの切り口から見たらどう見えるかというような、きわめて体系だったアプローチで、「木工」というものを読者に明確に提示しているように思えます。 (黒田辰秋を追悼した1冊を除く。)

この「木工のはなし」は、木工を作る側として、材としての木や、刃物等の道具、木の組み方や乾燥について述べた本。

この人の文章は、全く無駄がありません。ぼやっと読んでいると、あれ、と今読んだ文章を読み返さなければならない時があります。この本の書評か他の本だったか忘れましたが、木工とは削ることである、その木工家が書いた本もやはりその通りである、みたいなことが書いてあって、合点が行った思いをした記憶があります。

ワタシは木工に夢中になり始めて調子に乗りかけた頃にこの本に出会っったのですが、木工の世界とはかくも深遠なものかと、プロというのはそんな甘いもんじゃないなと、がつんと一発やられたように思いましたですよ。どこかのウェブログで、この人の本のせいで独立開業するのが2、3年遅れた、と書いておられた方がいらしたように思いますが、そうだよねそうだろうね、と思います。

と言っても、その辺によくある職人の安っぽい根性論ではありません。木が好きかと言われて自信がないと言うほどの謙虚さで、かつきわめて論理的な語り口です。

図書館で借りて何度か読んでいたのですが、93年に単行本で出版され、2002年に文庫化されましたので、買い直しました。(笑)
木工をする方なら、理屈抜きでうんうんと共感できるハナシもあって楽しめるでしょうし、いろいろ考えるところも多い、私のお気に入りの一冊です。

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2005.11.05

また本の物色

近くに新しく書店ができ、先日冷やかしに行ったら結構大きな本屋であることが判明し、うれしく思っています。
以前あったところはできて程なくしてツブレてしまい、駅前に本屋が1軒もないと言う文化水準の低い状態にあったので、微力ながらワタシも、1500円以上で送料無料だからと言ってアマゾンばかり利用せず(笑)、たまには売り上げに貢献しようと決心した次第です。

4381079825 『手づくり木工事典』手づくり木工大賞で最優秀賞を受賞した経験を持つ加藤晴子さんの手による「はじめての家具作り」は、宮本家具工房の宮本さんも以前薦めておられた通り、なかなか本格的な内容です。見れば、「ビス止め家具を作ってはいるけど、次のステップに行きたい方向けの木工ハウツー本です。釘やビスは使わすに、ホゾ加工で構造をつくります。」とのこと。

ジョンケリーがデザインのお手本とのことで、カントリーではありませんし、「かんたん木工」レベルではないです。

著者は、まえがきで、木工には板物と脚物があるが、脚物から始めるのがよい、とし、以後、一つの作例を完成させるために必要な作業をていねいに解説していく形式になっています。

ワタシもどちらかというと脚物の方が好きで、「木工の基本的な考え方」みたいなものをコンパクトに理解し、木工の面白さを早く味わうには脚物が良いのではないかと思います。最初のうちは、まず何にせよ「全てが直角な6面体」を作ることに尽きると思うのですが、脚物は、板物に比べて削る面積が圧倒的に少ないし、さらに言えば、ホゾがはまるところさえきちんとなっていれば、つじつまは合う訳で。

とは言え、自分の作りたいモノを作るのが一番、が基本とは思いますが。

道具の仕込みのことも書かれており、バランスの良い内容の1冊です。本の作りとしては「たくみ塾」に通じるところがありますが、肩に力が入っていないところが良い感じです。

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2005.10.14

木工技術シリーズ(1) 木工の基本

前回オススメした"The Complete Manual of Woodworking"という本を書いた、Albert JacksonとDavid Dayが、新しく日本語の本を出版しました。期待して第1巻の「「木工の基本」」という巻を読みました。

「木工技術」という6冊シリーズの本で、
「イギリスから刊行されたもので、今回数ヶ国で同時出版されることになった。(まえがきより)」
とのこと。

4882824280…えーと、これはどうなんでしょう。

図版も美しく、道具の使い方や、基本的な仕口などが列挙され、確かに「木工の基本」としてよくまとめられています。が、日本の道具が出てきません。欧米の道具ばかりです。道具の使い方や仕口の加工方法の説明も、欧米の道具が前提になっており、日本のカンナやのみ特有の使い方は出てきません。

イギリスの本を忠実に訳したものと思われますが、この本を、日本語訳してそのまま出版しちゃえという日本の出版社のコンセプトには首を傾げざるを得ません。
木工に興味がある初心者が対象であるとして、そんな人がこの本を手にして、日本にいて明日からどうやって工具を揃えて、木工にトライするのか、と思うと、かなり不親切な本と思います。

仕上げ(塗装)の章は、よくまとまっており参考になる面もありますが、こと塗料については呼称が市場で微妙に混乱しており(売り手の意図的だったりするが)、さらに日本と欧米では商品体系が異なるので、書いてある呼称を頼りに塗料店やホームセンターに探しに行っても、目当てのものが見あたらなかったり、違うものを買ってきたりしそうです。

第2巻以降は見てはいませんが、既に出版されているようで、
(2)木材の選択
(3)工具
(4)ルーター
(5)接ぎ手
(6)仕上げ
と続きます。

「ルーター」あたりは万国共通というか欧米の方が活用が進んでいるので参考になる可能性は十分あるかと思いますが、他の本については、一度手に取られてから購入されることをオススメします。著者のお二人は日本の工具にも造詣が深いようなので、2巻以降はきちんと言及されているのかも知れませんが.......。

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2005.10.09

The Complete Manual of Woodworking

以前の記事で、「木工の基本を学ぶ―新手づくり木工事典」という本が、絶版となった「たくみ塾の木工の基本」の復刻ではないかと見もせずに無責任なことを書きました。案の定、お木楽屋さんのこの記事のコメント欄で、「似ているが、ずいぶん精選された内容になっている」とのことであり、訂正の上無責任をお詫びしなければなりません。

さて、このコメント欄でオススメのあったThe Complete Manual of Woodworkingという本ですが、私もオススメに従って買ってしまいました。

0679766111 …これは良いですね。一言で評するなら「木工の百科事典」という趣です。木工のほぼ全ての技術を大略的に概説することを目的としてまとめられた本であることが全体から感じられます。

一つの記事が1ページか見開きでまとめられており、全ページカラーで図版も豊富で、眺めているだけでだいたい言わんとする内容は把握できるようになっています。ツッコミ不足な点は感じられますが、逆にそれが、読む方を飽きさせずにかつ物足りなさを覚えさせずに読了させるのにちょうど良いボリューム感となっています。

これを読めば木工が完全にマスターできるかというとそれは疑問ですが、この本で「ああこれはこんな風にやるんだ」というところまでを理解した上で、さらに必要に応じて他の本や情報から詳細を学ぶ、というような使い方になるのではないかと思います。ベテランの方には逆に図版を見るだけで、自分に知らなかったノウハウや技術に気付かされ、活用できることになるでしょう。

私のオススメは、この世のあらかたの家具の構造を詳細な図解で示した2章です。基本技術と基本的な仕口を一通り学んだ(もしくは一通り頭で理解した)レベルの人であれば、この章の図解に見るだけで、多くの基本的な構造の家具を作れるようになるでしょう。
051009a  051009c

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2005.08.19

週末工房 no.3

この前紹介した本と一緒にWOODY STYLE週末工房 (No.3)を買いました。
Amazon愛用者にはうれしい1500円。

チェックを忘れて買うのが遅れましたが、この雑誌だけはこれまでの号でクオリティが確認できているので、中身を見なくても迷いもなく通販で注文できます。号を重ねる毎にますますパワーアップしており、ホントに好きな人が作っている本だなあと言う気がします。

今回の作例は、本棚と一体型の、耳付き板に寄せ木した机、小抽斗、ベンチ、テレビラックなどです。

この本は、割と手作業というか作る過程自体を大事にするという思想が各所から読みとれ、欧米流木工に見慣れた眼には新鮮に写ります。例えば、ここの溝は当然ルーターで掘るんだろうなと思って読み進めていくと、やおら手でノコとのみでこんな風に掘ります、と写真付きで説明があったり。確かに、きっちりアリ溝が手で掘れたら、それだけで十分達成感あるかも知れませんね。

小さなスペースで静かに作る「デスクトップ木工」シリーズも、現在の住環境を考慮した上での編集者のこだわりの提案なのでしょう。


早川謙之輔、格好良すぎ。

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2005.08.13

小さな工房の作り方

smallshop物置工房の設営の参考になるかと思い、The Small Wood Shopと言う本を買いました。Wood Shopはお店ではなく、木工房とでも訳すべき意味ですので、題名は「小さな木工房(の作り方)」となります。突如物置工房で脱サラ・独立して、木工家になろうと思ったわけではありません。

中身は、副題からも分かるとおり、Fine Woodworkingという雑誌の記事のベスト版で、この本を読めばShopが設営できるというような、手取り足取り的な本ではありません。スペースの有効活用というキーワードでいろいろ載っていますので、参考になる部分もありますが、上記のような系統だった本を期待するとがっかりするかも知れません。

当面役立ちそうな記事としては、「Home Shopの電気配線」、「電動工具のボールベアリングの交換」、「集塵機連動コンセントの作り方(半導体類が古そうな気が。)」くらいかな。バンドソーの下側ホイールの軸に、直にディスクサンダーを付けてしまうアイデアには笑かして頂きました。

あと、Setting Up Shop というタイトルで、著名人数名がそれぞれ自分の考えるところの「最初に揃えるべき工具」を述べています。機械加工中心のヒト、手作業中心のヒトといろいろなタイプが挙げられており、これはこれで参考になりそうです。この章については少し引用しながら後日記事にしてみたいと思っています。

据え置き工具を一つだけ買うとしたら、と言う前置きでバンドソーを挙げる人が何人かいて、私のバンドソーマンセーも決して間違ってはいないことを、うれしく思いました。

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2005.07.02

家具の修理

一から作るよりも直す方が難しい。

はさぶろぐさんとDIYsukiさんのところで紹介されていた家具修理の本を、amazonから買ってみました。

4754255062家具修理がわかる本―自分でできる!はじめてのインテリアリペア

最初のうちは、お約束のイメージ写真とか、塗装のレタッチ的な修理が中心で、期待はずれかなあと思いましたが、後半は内容充実で、テッテー的にバラして組み直すような修理にも言及されています。今までこういう本はなかったと思うので、大いに参考になります。これでいつ壊れても大丈夫?

椅子の座面の張り方(ウレタン)も詳しく書いてあります。座編みもちょっとだけ書いてます。

(追記)今気付きましたが、家具修理とありますが、基本的に椅子しか載ってません。

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2005.06.08

木工入門書の復活?

以前の記事で、絶版となっていた「たくみ塾の木工の基本」と言う本に触れ、「工具の仕込みに多くのページが割かれており、絶版が残念」と書きました。先ほどふと右端のamazonの広告で「木工の基本を学ぶ―新手づくり木工事典という本が発売されているのを見つけました。

表紙を見る限り、ほぼ大部分が前著の復刻であると思います。もしそうなら喜ばしいことと思います。

少なくとも、前著の内容は現在でもなお、非常に価値を持つものと思っていますので、興味のあった方はドゾー。

追記
再考の上、一部削除しました。
それから、「新手づくり木工辞典」自体が、2004年10月の第2号以後出てませんが、こちらはどうなっているんでしょうか。

あと、今日のGoogleはフランクロイドライトらしいです。どうでも良いですか。

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2005.06.04

ジョージ・ナカシマ

Pen6-15
6/15号の"pen"は、ジョージ・ナカシマ特集です。
阪急コミュニケーションズ, no.154, 2005。

<参考>
桜製作所: http://www.k-sakura.jp/index.html
本人による著書: 木のこころ―木匠回想記
ネット通販でポチッと買えてしまうこのご時世: 楽天でジョージ・ナカシマを購入

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2005.05.14

本屋で立ち読み

久しぶりに本屋で立ち読みした。技術面はさておき、デザインで目に留まった2冊をご紹介します。

4277430562 シンプルな棚づくり―かんたん木工で作る収納家具
(5/17訂正: 立ち読みでうろ覚えでした。正解はこちらです。)

かんたん木工と言うだけあって、接合は全部木ねじ+ダボです。が、デザインがとても気に入りました。シンプルでワタシの好みものばかりでした。

パラパラとめくりながら、普段は意地になってネジを使わない「本格木工」を追求しているつもり(最近は違うけど)ですが、良く言われるように、案外ダボが良いアクセントになっているのかなあと改めて思いました。
カントリー好きの方はよくダボ好きとおっしゃいますが、それとはもう少し違う意味で、木製ではない家具でたまに見られるような、ボルトとかナット、金属ロッドなどの構造材とかを「見せる」デザイン(「機能美」?)みたいなのは、木製の家具でももっとアリじゃないだろうか、と思います。(でも個人的には「木のボルト」はパス。)

あと、もちろん製材された材料を買ってきてそのまま使っているわけですが、それにしては材料の厚みや太さの加減などディメンションが絶妙。無骨でもなく華奢でもなく、でもどちらかと言えばスマートな方向なので、少し物足りない方もいるかも知れません。

441680444X 2×材でつくる木のインテリア―週末に楽しむカンタン木工

何かと「競合誌」に比べられ、こちらの方が評判の良い「週末工房」ですが、この本は同編集部の2×材のみ(SPFと、一部色目の違う材としてWRC)を使って作ることがテーマの作例集。こちらは少し手の込んだものもあります。

これも何とも言えず良い雰囲気の作品ばかりで気に入りました。2×材だと、とかく材料の厚みが決まってしまうので、その辺りからメリハリがつかないことが多いですが、それを感じさせないデザインです。

両方ともデザイン的には非常に参考にしたい本でした。

迷ったあげく今回は見送り。 物置小屋の内装の材料も買わないかんし.....。

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2005.04.10

Practical Design Solutions and Strategies

気に入って使っている本を、紹介します。

practical

Practical Design Solutions and Strategies: Key Advice for Sound Construction from Fine Woodworking (Essentials of Woodworking) Fine Woodworking誌の編集です。

最初の章は主にデザインについて。どのようにイメージを具現化するかの方法論が書いてあります。とにかく紙に書いてみましょうとか、模型を作ってみましょうとか。

ああ、この本は題目通り、デザインについて教えてくれる本なのだなあ、と読み進むと、その次のページでは、突然「実験」が始まって面食らいます。ほぞ組とルーズフィットテノンとビスケットとイモ接ぎのうち、どれが一番強いか、実際にぶち壊して実験したりしているのです。

「デザイン」の本ではなくて「設計」の本なのです。

後半は章を改めて、テーブル、椅子、机、箱物類(引出し含む)について、それぞれどのような構造で作るかの各論。欧米風なので、少し違和感のあるところはありますし、これが標準と思うと間違うかもしれない箇所もありますが、理にはかなっており、大きな間違いはなかろうというところがまとめてあります。引き出し付きの机などは完全図解してあり、非常に参考になります。

という具合で、最初は雑多な印象を受けますが、雑誌の連続記事のまとめたものか何かなのでしょう、家具を設計する際に参考になることがいろいろとまとめてあります。副題が、「しっかりした構造のためのカギとなるアドバイス」。デザインの教科書と思って買うと少しがっかりするかもしれませんが、確かに設計している段階で「あそこの構造どうしようかなあ。ああ、あの本に何か書いてあったなあ」などと読み返すことが多く、そういう時にためになる一冊です。

「TIPS集」と言うにはすこしヘビーな内容ですが、小ネタ集くらいの気持ちで読むと、すっと頭に入ります。

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2005.01.13

きれいな木を使いたい

050113A木工をする以上、きれいな「上等な」木を使いたいものです。

腕もないのに生意気なと叱られそうですが、どうせ趣味は趣味なんですから、自己満足でも出来上がってにんまりできるような木を使いたいです。ホームセンターの2×4材に比べると驚くほど高いですけどね。

原色インテリア木材ブックは、私のこの種の本では一番好きな、「木材カタログ」です。評判の良い本で、一度廃刊になったものが再出版されたと聞いています。

著者紹介によると、この本の作者は、1974年から世界の木材を集めては「ボスコ」という形の椅子を作り、出版当時で既に200種以上のそれを作ったと書いてあります。この本は、その椅子の背部分の写真を、少しの解説と共に淡々と並べてあるのです。

この中でどれだけの木が入手できるのだろうと考えると現実に引き戻されますが、それでも退屈な新幹線移動なんかの時に、つらつらと眺めるのに好適な本と思います。同席の同僚からは確実に変な目で見られますが。

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2004.12.23

週末工房 no.2

以前紹介した、週末工房のno.2が、発売されています。
今回は、テーブル、机の作り方が特集です。手づくり工房っぽいデザインの作例が4種類載っています。

宮本家具工房の宮本さんも、別のページで作りやすいテーブルの作り方の解説を寄稿されています。机の作り方を検索して当サイトに来られる方が多いようですが、ご覧になって研究されてはいかがでしょうか。

ただ、個人的には作例の方にもう少しホントにフツーの机が取り上げられても良かったかなと思います。

電動工具については、デルタのShopMasterラインのTS220LS、プロクソンからは異色のミニフライス盤が紹介されています。

あ~やっぱテーブルソー欲しいな。

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2004.11.17

丸棒旋削治具

木工旋盤で精度良く均一な径の丸棒を挽くのは、フツーにやると案外難しいです。鉄工なヒトには分からないでしょうが。

041116A 041116A2
これは、丸棒詮索、いえ旋削治具です。
先日旋盤加工も扱っていますと紹介した"Tage Frid Teaches...."に書かれていたものを、私の旋盤WT-300用にアレンジしたものです。

使い方は、こちら。041116B

一目見れば分かると思いますが、これを見た時は個人的には眼からウロコが落ちる思いでした。
宮本家具工房の宮本さんが、Tage Fridとその本について、「彼の本のいいところは、「ウソがない」というか、本の通りに作って、上手くできる確率がとても高い。」と書いておられますが、この辺がまさに"Tage流"だなあと感心した次第です。

本にはこんな感じで、宮本さんも感心されているように、「”スキマができたときの直し方”とか、”ベルトサンダーでノミを研いでいる写真”、...」とか、他の参考書にはない、practicalというか、語弊があるかも知れませんが「良い意味でイイカゲン」なノウハウが満載です。

さて、治具ですが、ツールレスト類は外し、治具をクランプで旋盤台に固定します。手は写っていませんが、カンナをしっかり持ち、押し方向に力をかけます。洋カンナだと自然ですが、和カンナを使うと持ち方は反対になります。写真のように少しカンナは左右に傾けた方が良い結果が得られます。

径が異なる丸棒を作りたい時は、シムとして厚みの整った木っ端を底面の四隅にかませると簡単です。高さを自由に調節できるような改造を検討中ですが、ワタシの性格上必要になるまでやらないと思うので、とりあえずこの状態でアップしときます。

和カンナでやると刃口が傷むし刃もなまるので、専用の安いカンナを用意した方が良いと思います。

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2004.11.11

木工旋盤の入門書

木工旋盤は、少しだけ教えてもらいましたが、基本的に独学です。入門に適したテキストを探していますが、まずは有名なところでこれを買ってみました。
1561584177.01"Turning Wood with Richard Raffan"
裏表紙に「この本で何千人もの入門者が木工旋盤をスタートした。」みたいな文句がありますが、一体どれだけいるのか英語圏のウッドターナー。

さて、本の内容は非常に分かりやすく、入門書として非常に良いと思います。
特に感心したのは、「木の固まり」を「作品」に加工していく際に、どういう順番で、刃をどちら向けにして掘り進んでいけば安全でかつ綺麗に削れるのか、独特の図で順番が作例ごとに図示してあることです。
041111A右側に見える「コマ」を掘る手順を、左側の図で「通し番号」と「掘る方向」を図示しています。

作例も、いずれもエレガントで創作意欲を刺激されます。
チャックの方法と研ぎについては独立した章を割いて説明しておりかゆいところに手が届く構成です。

曰く、
「多くの生徒たちが、いわゆる『完璧な形の刃』を作ることができないと言って躊躇するが、大抵は、刃のエッジの鋭さの方が、もっと重要である。 この本にもいくつかの刃物の写真が出てくるが、それらは全然完璧なんてもんじゃない。 - でも、どれも十分良く切れる。」
「いつでも(切れなくなったら)悩まずにグラインダーの前に戻って刃を研ぎなさい。」

ワタシは旋盤の刃物もこれまではジャパニーズ水砥石でひいひい言いながら研いでいたのですが、思い直して今まで持っていなかったグラインダーを購入し、早速フリーハンドでしゃーっと研いで、そのまま挽いてみました。.....思いの外、結構切れるもんですね。Raffan先生。

というわけで、何千一番目かのウッドターナーを目指しつつ、"Turning Wood with Richard Raffan"のご紹介でした。

あと、この前紹介した"Tage Frid Teaches...."にも、少しだけスピンドルターンを中心に旋盤について触れられています。こちらは良い意味で「Tage流」で、独学でもできそうなノウハウが多く、これも役に立ちます。

他に推薦図書があれば、皆さんコメントで教えてください!

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2004.08.28

ものの値段はわかりません。

ZZZZZ
Tage Frid が逝去した際に、そのニュースについては少しだけ触れました。

Tage Fridとその名著"Tage Frid Teaches Woodworking"については、宮本家具工房の宮本さんが、「今月のトピックス」としてトップページに詳しく述べられていますのでそちらをご参照下さい。(9/6追記:現在は過去の記事のコーナーに移動されています。)

この本は以前から良い評判を聞いており、ずっと欲しかったのですが、4000円強と若干高価で指をくわえていたのです。が最近ふと、何かの拍子に入手できなくなったらどうしようとか考えたりして(逝去と出版とはほとんど関係ないでしょうが)妙に気になり、ついこの前、意を決して購入してしまいました。
2日前くらいに届き、今会社の行き帰りで読んでいるところです。

まだ読破できていませんが、評判通り、なかなか良い本です。
何より英語の文章が分かりやすい。多分英語のレベル云々よりも、言わんとする論旨が明快なのです。写真も続き写真が多く、写真を追うだけで大体のところは理解できます。治具類も、私は個人的にはあまり凝るのは好きじゃないのですが、「こんなんで良いんですか?」と拍子抜けするくらいシンプルなものが多く、かつ狂いが少ない作り方をきちんと紹介しており、実践的です。

曲げ木やベニアリング、旋盤まで載っています。先生と二人で楽しそうに曲げ木をしているおばちゃんが、印象的です。

ところが今日見たら、Amazonで2923円!に値下げしているじゃないですか。この値段ならかなりお買い得の部類に入ると思います。
注文した1日後に、忘れた頃に500円のギフト券(アンケートの謝礼)も届くし、ちょとくやしい。

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2004.08.12

手押しカンナを使わない平面出し

平面出し(=ある一面をきっちり平面にすること)について、手押しカンナを使わないでする方法が3つある、とどこかで書いたところ質問がありましたので、いずれもワタシの考えたものではありませんが、少し詳しく紹介します。

そのうち2つは厳密には手カンナを使いますので、「手カンナを使わずに」と書いたのは誤りでした。お詫びの上訂正します。手カンナでの加工は「最小限」にはなっていると思いますので、お許し頂きたいと思います。

(1)ルーターを使う方法
割と有名な方法で図を見れば分かりますでしょうか。横から見たところです。
040812A

まず、ベニヤ板かポリカ板などから細長い長方形切り出し、ルーター(トリマー)ベースにネジ止めして、図のように、ルーターのベースを横長に「延長」します。
それとは別に材料保持用のコの字型のウマ?を作り、その中に材料をしっかり固定します。
(くさびを横にかまして止める方法が紹介されていますが、ネジや金具を組み合わせて保持機構をきちんと作るのも良いと思います。)

ビットは、普通のストレートビットか、または角に丸みのある「ラウンドディッシュビット」を使います。なるべく大径のビットを使った方が効率的です。

あとは、ルーターで全面をX-Y方向にスキャンするように根気よく削っていきます。図の点線のように、一面を最も高さが低い点まで削ればこの面の平面が出る訳ですが、何回かに分けて少しずつビットを出していくようにしていく方が、良いと思います。

「延長ベース」は材質やサイズにもよりますが、角材やアルミ引き抜き材などでの補強が必要と思います。コの字型のウマのてっぺんの部分の直線性と平行度が精度に対して最も重要です。

この方法は、原理的に材料がどれだけ大きくても可能なので、豪勢にも無垢板の大きな一枚板をそのまま使おうなどというような場合にも応用できます。プロの木工家でも手押しカンナの幅を超えた材料にわりと一般的に使われているようです。

この方法は"The New Router Handbook"という本に詳しく述べられています。この本はルーター教則本の中でもベストセラーらしくいろいろな方が推薦されていますが、ホントにルーターの多様性を教えてくれる本で、オススメです。治具との組み合わせでいろいろなルーターの使い方を紹介しています。ルーターでホゾを切ったり、矧ぎ面を削ったり、ポケットホールを開けたり、「麦の穂」を治具を用いて安全に掘ったりしています。「200%」の次のテキストとして好適と思います。後半は自作ルーターテーブルのハナシもあります。

(2)自動カンナを使う方法 その1

これは昔の手づくり木工辞典で、タマクラフトの芝地さんが紹介していたもの(スミマセン。何号か忘れました。)をちょっとアレンジしたものです。

自動カンナは以前説明したように、下の面を基準面として上の面を削るため、どちらかの面が平面である必要がある訳です。そこで、削る反対側の面に細く帯状(10mmくらい)に切った薄い板を2カ所から3カ所、長手方向に両面テープで貼り付けます。

手カンナで、この2~3本の帯状の板を、直線にかつ互いに平行になるように削ります。板全面をカンナがけするのは大変ですが、帯状なので割と簡単に削ることができます。これらの帯により「仮想平面」が形成されますので、自動カンナはこれを基準にして上面を平面に削ることができるという訳です。

芝地さんの記事では、凹面の凹部分に1枚だけ、薄板を貼ると書かれていますが、反りとねじりが複雑に組み合わさった材料では、1枚だけではどうしてもうまく行かないときがあると思います。

材料を平坦な台の上に置いて、四端を押してガタガタしないことを確認したら、自動カンナに、板を貼り付けてある方を下にして自動カンナに通します。何度か通して全面が削られたらその面は平面になったと言うことですので、今度は、裏返して板を貼ってあった方を上にして自動カンナにかけ、目的の厚みまで削ります。芝地さんによると、板は貼ったまま自動にかけても大丈夫だそうです。

(3)自動カンナを使う方法 その2

上記と原理的には同じですが、こちらの方が「量産的」ではあります。

削りたい板の厚みより少しだけ大きい太さの角材を、材料の長さ×2本分用意します。この角材の一面のみをきっちり平面にします。これも幅が狭いので割と簡単にできるはずですし、ホームセンターで製材済みの角材に程度の良いものであれば、買ってきてそのまま使っても良いでしょう。

なるべくなら隣の面と直角にした方がよいのですが、直角度は「おおよそ」で良いです。

材料を平坦な台の上に置き(安定するように凹の側を下にする方が良い)、途中で動かさないようにして上記の角材を材料の横側2面に貼り付けます。グルーガン(熱で軟化~溶融して冷やすと固化する接着剤;ホームセンターか、どう使うのか知りませんが手芸店でよく売っています。)で貼り付けるのが一番簡単ですが、クギか木ねじで固定しても良いです(後で刃に当たるのがちょっと怖い)。両面テープでは接着力が弱くてダメです。

これも材料を平坦な台の上に置いて、四端を押してガタガタしないことを確認します。もしグラグラしていたら角材部分を手カンナで修正します。OKならば、そのまま裏返さずに自動カンナに通して上面を削っていき、平面が出たら、ひっくり返して目的の厚みまで削っていきます。

角材は、木槌で一発叩けば外れますが、デリケートな材料であれば、のみかマイナスドライバーを入れてこじっても良いと思います。

これはFine Woodworkingという月刊雑誌で紹介されていたTIPSです。

下の図は、「改良芝地式」と「Fine Woodworking式」の比較を、図に描いたものですが、これでお分かり頂けますでしょうか(少し誇張しています)。

  040812B    040812C

他に良い方法をご存じの方は、是非教えてください。

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2004.07.09

木工を独学するということ

旋盤を購入したら、購読したいと思っていた雑誌があります。
これです。→DEKO BLOGさんより
雑誌というか、定期的に発行される「木工DVD」なのです。

当初、全くの我流で木工を始めて、独学の限界を感じてある木工教室の門を叩いた時に、最初にカンナの扱いを教えてもらいました。その時、「あ~、やっぱり本で理解できることって少ないんだな~。」と実感したのです。

それまでの私の「先生」は、「たくみ塾の木工の基本」(今は増補版。っていうか、出版社事情で絶版中)でした。これはかなり繰り返し読みました。作例はありませんが、基本中の基本である工具の仕込みに多くのページが割かれており、絶版が非常に残念な一冊です。

でも、結局この本だけで平カンナを台直しすることはできなかった。(私の問題か?)
で、木工にせよ何にせよ、「手仕事」に類するものは、少なくとも出だしだけでも、誰かについて教わった方がやはり近道なんだな~と考えた次第。

一方、木工旋盤は、米国の流れを汲んでか、かなり密接なコミュニティーが形成され技術や情報の交換がナマで行われているように思われます。情報源や木工旋盤人口が少ないことも一因とは思いますが、実際に見て習わないとシンドイ分野なので必然的にそうしたコミュニティーが発達したのではないか?と思わせるフシがあります。

でも、「非ウッドターナー」を標榜しつつ、2万円の旋盤で、そうした協会に参加して教えて下さいなんてのもおこがましいので、せめてこっそりDVDでも見て、動画で見れば勘が掴めるんじゃないかな?と考えたわけです。もう少し英語に堪能で、小遣いに余裕があれば、定期購読するのですが....。ちょっとまだ思案中です。

DEKO BLOGさんには以前リンクもして頂いていたのを知っておきながら、ご紹介もできていなかったので、引っ越し挨拶も兼ねてトラックバック送っとこうっと。

追記 旋盤のみの雑誌ではない(らしい)ことを念のため、ここで付記します。

ちょっと今回はブログっぽかったな。

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2004.06.23

Tage Frid 逝去

Tage Frid Teaches ...で有名なTage Frid(え、有名じゃないですか?)が、5月にお亡くなりになってたみたいですね。
88歳、アルツハイマーとのことです。

合掌。

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2004.06.14

木工雑誌の復活

手づくり木工事典が復活したのは有名なハナシですが、今日本屋で、新しい木工関連雑誌が発売されているのに気が付きました。出版は誠文堂新光社。お察しの通り、2000年に休刊?の同社の「木工房」という雑誌の復刊です。

書名は「WOODY LIFE 週末工房」。「実用一辺倒の『日曜大工』から、自分流のスタイルの「週末工房」へ」、「脱日曜大工宣言」だそうです。

レベルは結構高いレベルで一定しています。お金もないのについつい購入してしまいました。今回は椅子の特集と、デスクトップ木工と称した机の上で作れる小物の特集がメイン。椅子はいずれもホゾや組み手を使った本格的なものです。パソコン通信界で有名な宮本家具工房の宮本良平さんも記事を書いておられます。ってリンク先に既に告示がありました。デスクトップ木工の方は、寄せ木が主で、色の違う細木を交互に組んで、雰囲気のある小物を作ったりしています。寄せ木は組み手部分でノミ(とゲンノウ)を使わなくて良いので、騒音の面から「デスクトップ」向けかも知れないと思いました。

対する「手づくり木工事典」は、廃刊(というか倒産)当時と異なり、復活した第1号は、かなり入門レベルを意識した内容になっています。パラパラとみましたが、「すのこ木工」まで載っているのを見たところで、個人的には購入を断念しました。(6/23追記: Amazonの一般者の書評でいきなりキビシク叩かれてますね...。)

しかし最近、流行と言うほどではないですが、木工というか、日曜大工、DIYが静かにブームとなっていると感じています。そういった方々が最初に手に取る雑誌としては、やはり「新・手づくり木工事典」の方がふさわしいかなとも思います。

但し、この方面は、「簡単カントリー木工」辺りの既存コンペティターとの競合が熾烈そうです。こっちの方がカントリーという<スタイル>で統一されている点で一歩リードかな?この前も若いカップルが、同誌を手に持ちながらあれこれとホームセンターの店員さんとハナシをしているのを見かけました。

失礼ながら会話を小耳に挟むと「ルーターとトリマー、最初に買うのはどちらを買えば良いのか」と!このあたりの本はどれも結構すごいのです。最初は木ねじで可愛らしい棚とか小物の作り方を紹介しているのですが、最後の方では、ルーター当たり前でホゾ組みで医療棚?(これも流行らしいですね)を作ったりしています。

ジグソーはともかく、トリマーなんかを予備知識なく使い始めて、怪我をしたり、怪我しないまでも怖い思いして木工恐怖症にならなければよいのですが....。

新刊の紹介のつもりが長くなりました。

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2004.05.20

バンドソーで丸ホゾを切る方法

先日の「骨太シェーカー椅子」で「バンドソーで丸ホゾを切った」と書きましたが、どうやって「バンドソー」で丸ホゾを切るの?と質問がありました。

答えはこの写真
切っては少し回してまた切って、を何回も1周分繰り返します。ホゾの長さはストップブロックで設定します。
結構精度の良い丸ホゾが面白いように作れます。
仮組みして抜く時に「すぽん」と音がします。10本中10本ともです。

バンドソーの活用については、Mark Duginske (著) Band Saw Handbook (1989)
をオススメします。上の丸ホゾ取り治具も、載っています(本物はもっとスマートです。)

バンドソーを使いこなしたいなら、まずはこの本と自信を持って推奨します。何かと持ち歩いて何度も読んでいます。通読するのは大変だが、バンドソーの調整から治具・使いこなしまで1冊でほぼ事足りる内容となっています。
これの挿し絵はほとんどフリーハンドの手書きで、昔の技術書っぽくて、非常に味があって良いです。

(7/24追記) 反響が大きかった(て言うか、分かりづらかった?)ので、写真を追加します(番号をクリック)
※注: 安全のためにブレードは止めて撮影しています。わかりやすくするために安全カバーは上に上げています。

(1)治具全景
(2)カット1回目。ホゾの径は治具を固定したフェンスを動かして調整します。
(3)少しずつ丸棒を回しながら、1周ぐるりと刃を入れていきます。(切っている最中は回しません。)
(4)出来上がり。
1周するだけだと肩がギザギザになったままですが、同じ要領でもう1周し、さらに最後にストップブロックに当たった状態のまま横に1周くるりと回すと写真のように非常にきれいな仕上がりになります。

切断中は細かい木っ端がはじかれて飛んでくることがありますので、保護具を着用して下さい。

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