天秤かハトのしっぽか
ずっと仕事でお世話になっていた方がこのご時世、忽然と契約が切れてお別れになってしまいました。私なりに感謝の意を表したいと思い、出来が良ければ勝手に送り付ける予定で小箱を作っています。以前からあまり小物には興味がなかったのですが、組み手加工とかをネチネチとやるには、無駄に体力も使わず、適した課題だと言えます。
繊細なイメージにしたいと思い、ルータービットに頼らないアリ組みを試してみました。
テーブルソーの刃をパッと見た目良さげな角度に傾斜させて固定して、以後角度ハンドルは一連の作業が終わるまで触わらないようにします。

フェンスもなるべく移動回数が少なくなるように、ひっくり返したり裏返したりして刻んでいきます。

真ん中の残った部分は後でノミで突きます。側面はノミが入りませんので切り出しを使いピンと直線的な角を出していきます。もう少し繊細な天秤になると思って始めたのですが、テーブルソーのブレードが3mm強あってこれが限界です。このくらいなら実はルータービットでもできたというのはナイショです。
途中が大幅に省略されていますが、相手側は今回は手作業で削りました。欧米式にできたものをマーキングナイフで写すのは、すき間は減るのですが下手にやると見た目がバラバラになりますので、今回は日本式に先に墨付けしてシラガキや罫引きでノミの手がかりを付けてから加工しています。

ん~、結果的にはすき間だらけで商品としては失格です。デザイン的にも思ったよりも「あざとい」感じで気に入りません。

というわけで、もう一つ分木取りしてあった材料で、いつものやり方に変更。
テーブルソーとルーターテーブルがあれば、ここまではあっという間です。

仮組みですが、デザイン的にはこっちの方がまだまだマシだな。
もう少し薄くした方が繊細になると思いますが、今回はこのまま行きます。
「付け印籠」で仕上げようと思っています。「ボツ」の方もきちんと形にはするつもりです。
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