カテゴリー「ツールレビュー」の記事

2009.11.09

カチッと止まる

きちんとロックできる自由輪キャスターを捜していたら、ブログのエントリーでMonotaROの激安キャスターを教えていただきました。

Mono0851649607041202

MonotaRO :自在車 ストッパー付

こだわりのkwcさんのオススメなので間違いないとは思ったのですが、これは思ったより優れものです。自由輪キャスターは回転も固定されないと具合が悪いのですが、このキャスターは車輪も回転軸も同時に固定され、回転方向の固定はカチッとノッチに固定されるような感じで、固定されたら全くブレがありません。

Axminsterの兼用機(150kg)は、最初オフコーポレーションのモバイルベースに乗せていたのですが、全輪自由輪にしたくてまずこれを100φのmonotaROに置き換えました。次いで、以前作った移動式作業台と、昨日やっとバンドソーの自作スタンドを75φのmonotaROに交換しました。バンドソーはチェーンブロックでつり上げてヒヤヒヤものでしたが、これまで製材などでちょっと力をかけて押すとずずずと動くのを「足技」で抑えていたので、大幅に快適になりました。ついでに定盤面が高すぎたので8cmほど足を切りました。

作業台についてはキャスターのロック自体は強固なのですが、ウチの作業場の床がフローリングで、車輪の設置面積も小さめなので、カンナかけとかだと床-キャスター間がずずずと滑るんですよねー。
作業者の足も(靴の種類によっては)滑ることがあり作業場の床にフローリングはオススメできません(市販のピカピカ塗装してあるタイプ)。

今さら床を貼り替えるのも面倒なので、滑り止めになるような塗料みたいなものはないかな。

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2009.11.06

勝手に帰ってきたツールレビュー(7) 6インチ 手押しカンナ

久しぶりにアマチュア向けの木工機械をあれこれ紹介する、「勝手にツールレビュー」、今日は手押しカンナについてまとめてみます。

手押しカンナは一般的に切削幅で呼称され、アマチュア的には6インチ、8インチあたりからの選択となると思います。卓上タイプと据え置きタイプがあり、卓上タイプはほぼ全て6インチです。それ以上は据え置きタイプとなりサイズも大きくなります。さらにその上は10インチ、12インチ・・・とあり、幅が広いほど良いことは良いのですが、8インチクラスから価格帯も大きくはね上がります。1台目は6インチ、あるいは大きくても8インチあたりで選択するのが妥当だと思います。今回は、6インチクラスについて、日本での入手しやすさも合わせて見ていきます。

(1)卓上タイプ

リョービ HL-6A
国内では、卓上タイプはリョービがポピュラーだと思います。ホームセンターでも大きいところならば扱っているのが見られます。

切削幅155mm、テーブル長720mm。

デルタ JT-160
2020667
入門モデルとして長いことアマチュアの間でメジャーでしたが、困ったことに日本ではどこも口を揃えたように「欠品中」で、入手困難になっています。検索して見つけたのはDIY CITY内のACEで、ここからおそらくは本国仕様の輸入版を購入できることになっています。
私も数年間これを使いましたが、仕上がりは良好で問題はありません。フェンスについて、アルミで剛性が足りない感があることと、角度調整がやりづらいこと(これは多くの廉価タイプに共通しますが)の2点で不満がありますが、価格と重量のバランスから言ってかなりお買い得感の高い内容になっています。
ACE : DELTA 6インチ卓上手押カンナ盤 JT160

新潟精機(パオック) HPP-150
国内メーカで探すとすれば、新潟精機(パオック) HPP-150がありますが、評判は定かではありません。

(2)据え置きタイプ

据え置きタイプは日本のアマチュア界では一時期デルタが優勢でしたが、代理店の関係か現在は日本での入手が困難になっています。

リブロスデルムンド/Spoke Shave
デルタの代わりにリブロスデルムンドさんが紹介しているのは、オリジナルブランドのSpoke Shave。6インチ、8インチ、12インチのラインアップがあり、入門機はオープンレッグの6インチ「プリメイラ」で7万円弱。
Spoke Shave 手押しカンナのページ

タマクラフト/デルタ、Grizzly(輸入版)
Jt360
老舗のタマクラフトさんでは、依然として総合カタログでデルタのラインアップを掲載しています。ここは輸入代行のようなスタイルですので、本国版の輸入品が送られてくることになります。デルタはJT360(8万円),37-375X(12万円)が記載されています。
「総合カタログ」の「大型加工機械」4-9項参照。
また、Grizzlyについては、セット販売になってしまいますが4-12項にスターターキットという名前のセット販売で、Grizzlyキットと称してGrizzly G0654が組み入れられています。

セットではなく単品、あるいはそれ以外のカタログにない機種も指名買いで輸入代行してもらうこともできます。私もクマ印は2台所有していますが、Grizzlyは日本からは購入総額制限と決済の問題があり、いずれもタマクラフトさんにお願いするのが結局一番手っ取り早いという結論に至っています。

日立、マキタは手押しのみというのが卓上型、フロア型とも見当たらず、自動と手押しがセットになった兼用機があります。最もお求めやすい自動300mm前後、手押し150mm前後のタイプを例示します。

日立 P100RA3

マキタ 2031S

最後に個人的なオススメ機種ですが、まず卓上タイプを選ぶのであれば、やはり今でもデルタのJT-160が(輸入してでも)ベストではないかなぁと思います。現在日本では入門者向けのこのカテゴリーがポカッと空いており、今後の充実を望みたいところです。

据え置きタイプであれば、日本での購入しやすさ、およびメンテを考えるとSpoke Shaveになると思います。但し、中国的な品質トラブルはいろいろあるようです。卓上、据え置き共にあまり選択肢がないですね。海外を見ればもっといろいろありますが、私のようにリスクを厭わないマニアックな人は、個人輸入でも何でもして好きな機種を選ぶと良いと思います^^。

以前も書きましたが、卓上か据え置きかは迷うところではあります。木工を今後も続けて突き詰めていく予定であれば、できる限り鋳造テーブルの据え置きタイプを選ぶのが良いと思います。入門者の方は場所の面、価格の面で卓上を購入されてももちろん十分使えますが、木工を続けるうちにゆくゆくは買い換えることを考慮することをお勧めしますす。

手押し・自動をこれから揃える予定の方は、思い切って手押し・自動兼用機を選択する手はあります。マキタ・日立なのでメンテもある程度安心できます。どちらかというと日立のP100RAシリーズの方が木工のアマチュア~個人工房の方の間ではメジャーなようです。

兼用機については、個人輸入が主になりますが、ヨーロッパスタイルのをこちらこちらこちらあたりにまとめており、卓上型の入門向けタイプもありますのでご参照下さい。JETのB3NCHシリーズの卓上タイプは、見かけによらず案外評判がよいようです。(もちろん、値段から見たら、ということですが。。)

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2009.10.28

馬乗り加工?

シリアスなアマチュア木工家の方が、框の45度の面取りを馬乗り加工で実践されているのを見て以来、(この方は日本の昇降盤で面取りカッターを活用されているのですが)欧米式のテーブルソー、あるいはルーターで同じようなことができないかなあと思っていました。

テーブルソーならこれかなあ。

M_molder_2

Blades LLC: Magic Molder

テーブルソーに取り付けて、シェーパー的な加工ができる製品です。交換可能な刃物(「プラグ」)とブラケット(ヘッド)を組み合わせて使います。ヘッドが$200(軸径により3種類)、プラグが$100程度。風評では仕上がりはそこそこキレイらしいです。

私の頭の中では、P-4 Concave V-pointという刃物を使えば、馬乗り加工ができるんじゃないかと思います。
P004

ルータービットで、45度面取りビットが上下反対向き(△ではなくて▽)に付いているのがあれば、同じようにルーターテーブルで加工ができると思いますが、そのようなビットは見つけられていません。レール&スタイルビットの類では装飾性の高いプロファイルのものは沢山ありますが、単純なものは見あたりません。

これなんか近いんですが、惜しむらくは頭のネジが邪魔くさい。
freud : Laminate Miter Joint Bits

面倒ですが、テーブルソーで刃を45度に傾けて切る手ももちろんあると思います。

最近はコンマ数ミリの面取りでも、ぶつかるところをどう処理するか悩んでしまいます。コンマ数ミリで馬乗り加工する人はいませんよね?ツライチにせずにどちらかを一段落として避けるのも意匠的にはアリかなと思います。

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2009.10.26

Dado Cutterって何?

テーブルソーで太い溝を掘ることができるDado Cutter。海外では何枚かの刃を重ねてセットして、所望の幅の溝を掘るタイプが主流だと思います。詳しくない方は解説動画をどうぞ。
Woodsmith TIPS: Dado Setって何?&どうやって使うの?

Infinitydadoplate
溝の幅に対して組み合わせるべき刃の一覧表があり、それを見て合わせるらしいですが、上の写真は「直読式」にしたアイデア商品。ただし、根気があれば簡単に自作できるような気はします。
Popular Woodworking: Dado測定ゲージ

Anglehub400x185
Dado Setは枚数も沢山あるせいかモノによりかなり高価です。
安価という面では、Wobble Dado Bladeと言う、刃は1種類で、その刃を軸に対し斜めに固定してぶん回すというチカラワザで所定の幅の溝を切るタイプがありましたが、特に振動、仕上がりの悪さの2点で現在は下火のようです(上写真:NewWoodworkerより借用)。

"Freud Box Joint Blade"は、2枚組みで表-表、裏-裏の組み合わせのみで1/4および3/8インチの2種類の溝が掘れます。これは$100前後で切断面もキレイだそうです。Tさんオススメはこれでしたよね。
Freud Box Joint Blade Set
(商品やパッケージイラストから見ると、本来はあられ組カット用の刃という想定。)

新しいモノとしては、ダイヤルを回して幅を調整できるFreud の"Dial-A-Width"。シム要らずが売りです。
Dial-A-Width Stacked Dado Sets

日本の刃物については、プロ用が多く全容がよく分かりませんが、別途改めて調査したいと思います。

一般的に(ルーターよりも)テーブルソーでできることはテーブルソーでした方が早いし仕上がりもキレイなのですが、個人的には安全面から溝掘りは当面ルーターテーブルでやろうと思っています。(異論はあると思います。)

下記は、ルーターでDadoを掘る治具ほか、ルーター関連治具盛り沢山。
46 Router Jig Plans: Router Dado Jigs, Mortise Jigs, Circle Cutting Jigs and MORE

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2009.10.19

集塵 2題

コントラクターズソー、ジョブサイトソー(汎用モーターの可搬タイプ)など下面がツーツーのテーブルソーに取り付けて、木屑の飛散を防ぐ製品。

あれこれと凝らなくても、これで良いってことか・・・。
硬派手芸部で自作でもできそうですし、これまでも類似の製品はありましたが、ジッパーや、1-1/4および2-1/1インチ対応の集塵口が気が利いています。
メーカーサイト: Dust Cutter

WoodcraftEagle Americaなどで販売中。$40くらい。



ダストフィルターシステムは、箱形で天井に吊るタイプなどが一般的ですが、これは工場扇風機にかぶせて、ダストフィルターシステムにしてしまう製品。
5ミクロンカット、洗濯して再利用可能。
サイズにより$40~$260(9~42インチ)。ファンは含まれませんとのこと。

Eagle America : Demo Air Net

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2009.10.05

Beadlock Starter Kit 使用レポート

静かな木工&スピード木工で、変わり種の接合方法として以前紹介したことがあるBeadlockを、Rocklerから購入してみました。3/8インチの基本セットです。

Rockler : 3/8'' Beadlock Basic Starter Kit

リンク先でわかるように、ルーズテノンの一種ですが、電動ドリルで団子5兄弟のような独特な形の穴を開け、専用のテノンストックを差し込んで使います。

091004a
端材で試してみました。
ビスケットのようにセンターラインだけを罫書いたら、青い治具中央の半月形の窓からセンターラインが見えるようにして治具をクランプします。

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この治具の基本はドリルガイドブロックです。3個穴が開いたブロックでまず等間隔に3個を開け、その後、半ピッチだけずらして3個の穴をつなぐようにもう2個穴を開けるわけです。青い治具の上でガイドブロックが左右にスライドしますので、治具は一度クランプすれば外す必要はなく、ややこしい調整は不要です。

091004c
純正のテノンストック(別売)を差し込んでみました。
・・・ゆるい。グラグラです。特に幅方向が緩く、コンマ数ミリはすき間があると思います。写真でも見えるのではないでしょうか。このテノンストックを作るためのルータービットが売っていますので、自分で好きなはめ合いで自作することはできます。

091004d

対する部材は多くの場合木口になるわけで、それを想定して同じように穴を開けてみました。あまり美しくない。
ドリルは罫書き刃のある木工用の類ではなく、金属用に近い形状のドリルですので木口には強いと思いますが、針葉樹ではやはりこの程度。

・・・木口、木端とも、数回テストカットしてみましたが、ガイドブロックがすり減ったのか、ドリル刃が減ったのか、幅方向は緩いまま、徐々に長手方向がきつくなり、テノンストックがそのままでは入らなくなってしまいました。もっと悪いのは、材に対する穴の平行度が悪く、テノンの両端で0.6mmくらい斜めになることがあります。これはツライチで接いだ場合斜めに目違いが起こり、框ならば斜めに歪むことになりますので重大な問題です。

治具自体はそこそこしっかりしているのですが、やはり、ドリルでこういう穴の開け方するのって、どうしてもどっちかに引っ張られて歪むんですよね。いくら治具を工夫しても難しい、ということなのかな、と。

・・・ということで、作業は非常に静かなこともあり、個人的には期待大で購入したBeadlockですが、材料とウデのせいかもしれませんが、ネット上の風評で聞くほど「驚くほど高精度」ということはなく、日曜大工レベル工作なら使えるかも知れませんが、ちょっと今のところ、使い道を見出せないというのが正直な印象。木工ボキャ天ならもう、「ポイ」レベルです。

穴を全部開けなければ、ダボ治具としても使えるとのことなので、そんな感じでまた試してみます。
・・・・広葉樹ならうまく行く可能性ありますでしょうか。

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2009.09.29

Rockler小物 2題

久しぶりに海外からものを買った気がします。
いつも微妙に心くすぐられる商品をリリースするRocklerですが、今回購入したうちオリジナル商品を2つご紹介。

(1)2-1/2" Dust Right Expandable Hose $29.99
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数名の方のブログで既に紹介のあった、伸縮自在ホースの2-1/2インチ(=65mmφ相当)バージョン。0.6~3.6mに伸び縮みしますと書いてあります。これまでは4インチ(100mmφ相当)しかなく、65φがあれば欲しいと書いたので、公約通り購入しました(笑)。

触った印象は、かなりル~ズで腰がなくだらしない感じ。両端を持つと自重でだら~んとたるみます。金属コイルとプラスチックのホースでできていますが、プラ部分は薄いが金属コイルがゴツく、金属部分で強度を維持しています。バネ的に緩く縮み方向にあり、水平に置いて手を離すと縮んで上写真のような状態で落ち着きます。

090929b
上の写真を見て思い出す方は同年代(笑)。昔、コイルバネで階段をくるりくるりと降りていくおもちゃがありました(名前失念)。触った感じはまさにあのイメージで、あのおもちゃに薄いプラの皮が被さっている、という印象。

狭い作業場でテンポラリーに引き回すには、100φよりも65φくらいの方が良いように思います。
これプラスDust Deputyの組み合わせでワタシ的には集塵は満足、ということになりそうです(笑)。

(2)Universal Fence Clamps 2個1組 $17.99
いろいろな木工機械のフェンスに、頭を出さずに取り付けられるクランプ。使い道はリンク先の写真で見てください。

090929c
Bench Dogのルーターテーブルで、Stopped Dadoを掘るためにストップブロックを取り付けるために使ってみました。テーブルソーのフェンスを使います。普通のC型クランプでも良いんじゃないかというツッコミはナシでお願いします。

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ブロック側には穴を開けるだけです。反対側はそのままではフェンスが凹みそうなので当て木をした方が良いです。

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良く知られた方法ですが、手前のブロックに材を寄せ、斜めに浮かせた状態(ビットに触れない状態)でルーターをONにし、ゆっくりと材を寝かせます。材が接地したら後は普通に前に材を押して溝を掘り、奥側のブロックにぶつかったらそのまま材を動かさないように注意しながらルーターをOFFにします。

クランプ自体は、なければないで全く問題ない類のものではありますが、作りもしっかりしており、アイデア次第で使い回しはきくと思います。

Rocklerは今回小物中心で$150の買い物に対して送料$76とちょっと高いかな。サイト上で送料まで表示されてオンライン決済が可能。Paypal使用可。

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2009.09.25

掃除機カタログ比較

複数のカタログのスペック値を比較して大小を一喜一憂するのは全く趣味ではありません。が、先日のエントリーで同じクラスの集塵機・掃除機でも、「風量」と「静圧」のどっちに振るかは機種ごとの設計の問題であることがわかりましたので、主なメーカーの業務用掃除機の「風量」と「静圧」を調べてみました。

Shop Vacと業務用掃除機(HTML)
(文字化けする場合はエンコードを日本語・シフトJISにして下さい。)

上から6つは、米国でShop Vacuumと呼ばれるアマチュア木工家が好んで工房で用いるタイプです。日本にもなじみのあるメーカーでそこそこ評価の高い機種を選びました。下の方は日本のメーカーで、数が多いので勝手ながらマキタと日立のサイトからのみ、数機種ずつ拾ってみました。

タンク容量を見ると、先日までは米国のShop Vacと日本の業務用集塵機を同じカテゴリーで見ていましたが、向こうの連中って実は恐ろしくデカイのを平気で使っているんですね^^;。

さて、先日のエントリーの流れでまず風量を見ると、Ridgidが高い数字を示しています。静圧とモーター仕様の記載は見当たりません。それでも、自動カンナに必要な風量の目安は500CFM=14m3/分とのことでしたが、それには遠く及びません。それ以外の機種は風量・静圧的には似たり寄ったりです。

TAMA CRAFTさんで長らくオススメであったFeinとALTO/WAPは、静音が特徴でいずれもギリギリ50dB台です。ただし、風量・静圧の面では、この中にあっては凡庸です。

日本勢に目を移すと、総じて「業務用掃除機」タイプは風量では1.6~3.5m3/分と、米国勢に比べると若干控えめです。・・・・が、どこのメーカーも機種が多く、どこがどう違うのか、良く分かりません^^;。

逆に、メーカーは卓上タイプの自動カンナはどう集塵しろと言っているのかと調べてみると、例えばマキタは、410という「木工用集塵機」を使うことを推奨しています(下写真)。表中にデータを記載していますが、静圧は低いものの風量が8.7m3/分と大きく、構造としてはオバQタイプに近いんだろうと思います。
これが問題なく使われているとすれば、卓上タイプの自動カンナについては、「直結前提で8.7m3/分」と言うのが実際的な一つの目安になるのかも知れません。(少なくともマキタならば。)

410

それぞれ価格はピンキリで、場所があればオバQタイプを買った方が良いという場合も往々にしてあり得ますので、仕様詳細と合わせて参考サイトなどで確認下さい。

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2009.09.24

ミニマル集塵スタイル

先日、Dust Deputyを使っていて、一瞬ではありますが、自動・手押しカンナってこんなにお気楽なものだったんだ、と思いました。今までずっと、製材、特に自動カンナに億劫さを感じていたのですが、それが木屑のせいだったと再認識しました。(工房が広いとなお良し。)

木工初心者の方が、だんだん本格的になってきて自動カンナを購入しようかという段階があると思います。
その際はそろそろ集塵を真剣に考えた方が良い時期である、とこれからは強くアドバイスしたいと思います。

さて、集塵それ自体は作品の出来映えには表面的に反映されませんし、よほどシリアス木工家でない限り、集塵は最低限で済ませたい、というのが大方の思いではないかと思います。オバQのような袋が付いている据置き型の木工用集塵機を購入できれば良いのですが、予算、スペース、作業スタイルの関係で、そう決断できない方も少なくないと思います。自宅の一部で作業するアマチュアであれば、トータル消費電力の問題もあります(=ブレーカーが落ちる)。

ということで、ミニマルな自分フィットな集塵スタイルを考えようと思うと、第一にソース(動力源)をどうするかの問題があります。
(1)家庭用掃除機で代用できないか?
(2)いわゆる「業務用掃除機」(よくある円筒形の大型のタイプ)で、代用できないか?

以下、ワタシの個人的な経験から、感触めいたものを述べさせて頂きます。組み合わせの問題であり、求める完成度も異なると思いますので、最終的には自己判断でお願いします。

(1)まず、家庭用掃除機ですが、実は手持ち系の電動工具はほとんどこれで集塵が可能です。据え置き機械も含めて、経験上「集塵しないと困る作業」の70%くらいはカバーできると思います。最初のかつ最大の関門は上述の自動カンナです。

出てくる量がとてつもなく多いことと、構造的に家庭用掃除機では吸い込みづらい仕組みになっているからです。ツーステージ化などで自動カンナの集塵を家庭用掃除機で対応しているアマチュアのサイトはいくつもありますが、集塵機構の自作などをよほど上手くやらないと厳しいと思います。

家庭用掃除機とオバQタイプの差は、消費電力(パワー)だけではありません。分かりやすく説明しているサイトとして、下記をご参照下さい。

pongooさん:集塵機 VS 掃除機

簡単には、
『大きい口径から「風量」でごうごうと引くのが集塵機、
小さい口径から「真空度」「静圧」で引くのが掃除機』
というイメージで良いかと思います。

家庭用掃除機で自動カンナが集塵できないのは、「風量」が少ないためであると理解できます(特に大口径(=低抵抗)の場合に)。

(2)次に、円筒形の「業務用掃除機」で何とかならないかと考えます。

一般に自動カンナで必要とされる風量はカタログ値で500CFMで、これは14m3/minにあたります。

下の表に誘導モータータイプの最下位タイプとしてデルタ、業務用掃除機の代表としてFeinとマキタ、家庭用掃除機の代表としてシャープの掃除機のカタログデータを示します。家庭用掃除機をまず検証しようと思いましたが、「吸込仕事率」という値以外に、「風量」、「静圧」については記載がほとんど見当たりません。シャープの掃除機は市価6~8千円くらいのごく一般的なタイプを代表としましたが、どこもだいたい「吸込仕事率」で250~500Wくらいのものがほとんどのようです。

-------------------------
        デルタ    Fein    マキタ   シャープ
        AP300   Turbo I  482(P)強  EC-KP7F
-------------------------
風量(m3/分) 15.4      3.2     1.8      -
静圧(kPa)    1.3      22.4    20.6      -
騒音(dB)     -     max.60    65      62
消費電力(W)  (3/4HP)   1000   1050     1000
仕事率(W)     -       -     170     500
-------------------------


吸込仕事率は、「W」表示なので電気の量かと思いますがそうではなく、下の式で表される値です。

吸込仕事率(W) = 0.01666 X 真空度(Pa) × 風量(m3/min)

日本の掃除機にはJISで表示が義務づけられており、特徴的なのは実使用時を想定して測定されているようです。そのため、「風量」「静圧」の表示とは整合しません。(マキタがわずかに「風量」「静圧」「仕事率」を全て記載していますが、かけ算しても仕事率には一致しません。)

業務用掃除機はカタログ値では風量の面で圧倒的に不足していますが、雑誌によれば、海外ではShop Vacuumを自動カンナの集塵に使うことは珍しいことではないようです(一般的ではないと思います)。それで、ワタシ自身は一抹の不安はありながらもFein Turbo Iを購入してトライしたのですが、結果オーライで全く問題なく集塵ができています。あくまで感触ですが、短い距離で直結する前提ならば、Feinでほぼ問題なくどの機種でも自動カンナの集塵ができるのではないかと思います。

自動カンナに対しては、(1)自宅のお古の掃除機、(2)マキタの型落ち円筒形集塵機、で集塵をトライした経験があり、その間で比較すると、(1)の家庭用では時々ホース詰まりが発生し (2)のマキタでも「ごそっ、ごそっ」とカタマリで吸い込まれていく感があったので、その点ではFeinの方が数段 頼もしいです。この「感触」が本当ならば、Feinの独自の技術で2倍近くの「風量」を叩き出していることが寄与していると思います。が、マキタの方は相当使い込まれていたので、公平な比較ではないです。

シリアス木工家あるいはプロの方から見ると笑われそうな話ですが、このレベルで悩んでいる方も実は多いと思います。Feinの回し者ではないですし組み合わせの問題ですので、結局のところ自己責任でお願いしますということになってしまいますが、集塵と家庭のバランスに悩むご同輩に、少しは参考になるかと思い、数字データと合わせて「感触」を記載しました。

【参考】
ミネベア:技術資料 風量・静圧の測定と単位の換算
mokkinさん:アマチュア木工の集塵シミュレーション (かなり難解)

※ 上述のpongooさんのサイトを見ると、オバQ集塵機が万能ではないことも明らかです。本来は掃除機と集塵機、2台を用意して使い分けるのが好ましいと思いますが、Feinなら一台で使い回しできます。その意味でもなかなか絶妙な選択ではないかと思います。

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2009.09.23

オフコ版Oneida Dust Deputy

Oneida Dust Deputyを試してみました。

既にいくつかのブログで紹介されていますし、メーカーが「99%以上のくずを分離できます」と言っていますので、それ以上言うべき事はないのですが、木工機械の中では最強の強敵と目される、手押しカンナと自動カンナにトライさせてみました。

090923a

使用した掃除機は、FeinのTurbo Iです。写真右側の銀色のホースがFeinの純正ホースです。残念ながらOneidaの接続口とはサイズが合わず(Feinのノズルの方が接続口の内径より小さい)、今日はすき間テープを巻いてテキトウにつっこんでいます。

Oneidaに付属するホースは、若干ヘナヘナ感はあるもののテンポラリーにはかなり使えます。機器側は、手持ちのオフコ「ねじ込み段継手」T-2092内径にフィットしましたので、これを介して100mmφの集塵ポートに接続しました。

090923b
写真は半分くらいですが、バケツの8割くらいまで一杯にしても問題なく作動していました。

結果としては、手押しも自動も全く危なげがなく、あっけなく作業できてしまいました。ロスも心配するほど多くないようです。但し、Oneidaで自動カンナの集塵ができるか、という質問はあまり適切ではなく、あくまで動力源(集塵機)がメインの問題であることに変わりはないと考えます。その意味で本当にチビFeinはオススメで、今回ますます気に入ってしまいました。

今回感心したのは、オフコーポレーションさんのこの商品に対する真剣な向き合い方です。サイトのページからも一部その雰囲気は伺えますが、きわめて簡単なオリジナル日本語説明書が付属するのですが、これが地味に良いのです。フタの外し方のコツや、取り扱いの注意など、実際にかなりマジメにテストしたことが伺え、個人的には非常に好感を持ちました。

本製品、「ただの掃除機の付属品」としてはかなり高価で購入をためらわれる価格帯にありますが、ワタシ的には自作だとどうしても使い勝手の良い物に仕上げる自信もなく(笑)、上述のオフコさんの対応も含めて、個人的には良い買い物と思いました。

オフ・コーポレーション Oneida ダスト・デピュティー

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2009.09.15

勝手に帰ってきたツールレビュー(6) 卓上角ノミ盤

アマチュア向けの木工機械をあれこれ紹介する、というのがこのブログの当初のメインテーマでありました。
「勝手にツールレビュー」と銘打って細々と紹介してきましたが、この業界、2、3年放っておいても状況が変わらない機械もあれば、ある機会にバタバタと変化し過去記事を読んでもらっても情報が通用しない(紹介した機種が存在しない)機械もあります。

前置きはそのくらいにして、本日は角ノミ盤の個人的レビューです。

つい最近まで、アマチュア用としてはDELTAかJETのほぼ2択で長らく変化がなかったように思いますが、残念ながら現在DELTAは、日本国内のショップからは入手できなくなってしまっているようです。日本のメーカーはと言うと相変わらず、なかなか手頃な機種がないのです。

角ノミ盤の購入に際して注意しなければならないのは、「ブッシュサイズ」あるいは「ブラケットサイズ」で、これは角ノミの外側のチャックする部分の四角の径です。日本の角ノミ機は3/4インチ(19.1mm)、アメリカのは5/8インチ(15.9mm)が標準になっています。イギリスは日本と同じ3/4インチがメインです。この径が異なる刃は原則装着できませんので注意が必要です。

(1)Steel City MW25200JP ~1/2インチ ブッシュサイズ:未確認(多分アメリカ式=5/8インチ)
フェンスとテーブルエクステンション、材料固定のためのストックローラー(丸型の材料押さえ)が付属。
リブロスデルムンドさんなどから。

(2)JET角ノミ 日本版 ~1/2インチ ブッシュサイズ:5/8と3/4インチ
Jet
オフコーポレーションさんなどから。フェンスのみ付属。

(3)KERV 軸傾斜角ノミ盤 ~1/2インチ ブッシュ:5/8インチ
オフコーポレーションからはKERVブランドで、ちょっと珍しい軸傾斜タイプがあります。フェンスとバイスが付属。
フェンスが鋳造で各部カッチリしてそうで好印象ですが、価格が若干高いのと、軸傾斜がどこまで必要か?軸傾斜に伴う弊害がないのか?というところで若干迷うところ。

(4)日立 BS15Y 造作角ノミ ~15mm ブッシュ:未確認(多分日本=3/4インチ)
Bs15ya
手持ちドリルをスタンドに付けたような若干頼りない風貌ですが、ネットでの風評では精度は高く、使用上全く問題ないようです。この価格帯で唯一スライドテーブル付きで15mm角まで穴開け可能。

(5:追記)DELTA 14-651 ~1/2インチ、ブッシュ5/8インチ

14651
DELTAはやはり外せないと思い追記しました。理由は分かりませんが日本では購入が困難ですが、海外からは問題なく購入できます。Shippingで77ポンドですから普通に航空宅配便に載るでしょう。一時期出回ったMM300より一ランク上の機械で、性能も問題ないと思います。

参考までに、少し前のFine Woodworking誌のレビューでは、予算に余裕があればPowermaticのPM701が良いとありました。ただ、日本では個人輸入しか入手方法がありません。個人輸入まで手を拡げるということであれば、Powermaticに限らず、パワー(というよりそれに伴う全体の剛性アップ)、フェンスの精度(写真を見て判断するしかありませんが)、クランプ装備有無、2軸スライド機構有無などをチェックポイントとして選定すればよいと思います。

日本で容易に購入できる機種でオススメを挙げよと言われると迷ってしまいます。しいてあげれば、コストと本体のみの性能を考慮すればSteelCityが作りもしっかりしていて機能的にも最もバランスが良さそうです。

但し、(ここから思いっきり個人的嗜好が入ってきますが^^;、)本体性能も重要ですが刃の切れ味も重要で、こだわるならば結局、日本製の、しかも小林式が一番確実なように思います。日本ではプロ用の角ノミ盤も共通して3/4インチ径ですので、日本では3/4インチ(19mm)径の刃が一般的に多く市販されています。それを考えると、3/4インチ径の機種を選択しておいて日本で刃を調達する、・・・というのが一つの手ではないかと思います。
(若干割高ですが・・・。)

Pm12
ワタシはと言えば、上記の思考回路の末に、MulticoのPM12という超マイナー機種を使っています(日本の業者から日本仕様モーターに換装済みのものをネットオークションで購入)。これは密かにオススメです。入手できればですが。見た目どうってことなくて、フェンスもショボイんですが、どうしてか分かりませんが精度が高く、これまで使ってきて全く不満がありません。いつか立派な工房を構える日があったら、2軸スライド機構装備のPM20が欲しい。

現在は日本はおろかアメリカでも扱っているショップが見当たらず、英語圏ではイギリスで1件扱っているのをやっと見つけました。

※スターM製で5/8インチ径という刃物も存在しており海外で売られている例がある、という話も聞いたことはありますので、逆輸入(あるいは直接購入)は可能そうです。

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2009.09.12

Dust Deputy 来た。

皆さんのところにもそろそろ届いていると思いますが、Dust Deputyが来ました。
090912a
サイクロン部分が思ったより小さいのが驚きです。高さはマンガ2冊分くらい。
シールが光ってうまく写りません。

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ろくに確認もしませんでしたが、オフコーポレーションの商品は、Oneida印のペール缶が2つと、ホースが1本付属しています。ペール缶は交代交代で取り替えて使うのかと思いましたが、Oneidaはそのうちの一つを掃除機やキャスターに固定して、こんな風に重ねて使うことを提唱しているようです。


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2009.09.11

iPhone木材図鑑 他

Case_lg
I.D. Wood : Reserence Guide for Wood
名古屋木工家ウィークで、何気に木工家の皆さんで普及率が高かったiPhoneですが、こちらはiPhone用の木材図鑑アプリケーションです。
「今、iPhoneを持ち歩く素晴らしい言い訳ができました。」というFine Woodworkingの紹介文が笑えます。

春夏秋冬ブログ: 何はなくともマイ工房
オフコーポレーションの中の人は相当な趣味人と目される。同感と思うところ多く、一人でウンウンと頷いてしまいました。エッセイですが、マイ工房構築について示唆を含むと思い、紹介させていただきます。

Woodsmith TIPS: Outfeed Roller
長物をテーブルソーやバンドソーで切る時に、後側に置いて材をサポートする「アウトフィードローラー」をその辺の材料で安価に作るプラン。ソーホースにクランプで固定するようになっていますが、日本では、ホームセンターで全体がバイスのようになっている折り畳み式の作業台がよく売っています。ソーホースの代わりにあれを使うと良いです。

名古屋工房きまま日記 :動力の検査?
シロアリリフォーム詐欺のマニアック・バージョン?皆さんも注意しましょう。

木工旋盤・EBONY BLOG: カラーコーンサイクロンその補強
カラーコーンでサイクロンを作られた(!)作例。やはり補強は必要みたいですね。
カラーコーンだけ買って満足してDust Deputyに流れたワタシのDIYスピリッツのひ弱さを反省します・・・。

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2009.09.08

バケツ掃除機 他

SPEEDCLEAN: BucketVAC
「5ガロンのバケツをパワフルな乾・湿式両用の掃除機に」
木工用ではありませんが、2009年4Qに発売予定とのこと。

3215004500
Rockler: Dust Right 2-1/2 inch Expandable Hose
一時期話題になったRocklerの伸縮自在ホースの2-1/2インチ版。
これまで4インチ径のみで、個人的には2-1/2インチ径が欲しいと言っていたのですが、登場してしまいました。

Hearrtwood: 8 Helpful shop work habits
「工房で役立つ8つの習慣」。 心得と言うべきか。

オフコーポレーションさんで新製品の追加がありました。
Jorgensenのグリップ型のクイッククランプ、アサリ0.1mm(!)のスーパーファインカットソーなど。

Lie Nielsen(UK): L-N Extras
洋カンナ好きな方はパソコンにどうぞ。Lie Nielsenの洋カンナのフリー壁紙集。

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2009.09.04

木製スチームパンク 他

ネタもないので新しい試みとして、よく見るアンテナ的な記事を書いてみます。

Simplicity_close_boyer
ToolCrib: 7 Free Wooden Gear Clock Plans for You Eccentric, Masochist Woodworkers
木で作る時計のフリープラン。歯車も一から木で作ります。
木製なのでスチームパンクとは言わないでしょうが、あえて言えばキテレツ大百科?
必要があるのかと言われるとないかもしれないが、この機能美。一度は作ってみたい・・・気がします。。
(追記: フリーのプランはリンク先の1)~7)になります。)

DIY CITY:木工用治具専門店「ハインズ巧房」(ハインズワーク)
長尺スパイク定規、板矧ぎクランプ、ダボ治具、アンチキックバックローラーなど。
点数は少ないですが、ユニークな品揃え。目新しいモノもあり、国内外で見たことあるものもありですが、値段もリーズナブルではないかと。

上総木工交流会: Lee Valley Automatic Vacuum Switch
コレは良いです。連動コンセントですが、電動工具と集塵機を別系統ラインで供給できるタイプ。双方15Aまで。

FW: Free Plan: Workbench Clamping Jig Secures Drawers for Planing
抽斗を組んだ後に微調整する際に、「ちょっとだから」とそのままカンナ掛けして「バキッ」とやった人(→ワタシ。)のための治具。適当な幅の端材を1枚、作業台にクランプすればこと足りる気もします^^;。

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2009.08.24

砥石のグレードアップ

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曼陀羅屋の手柴さんから上の写真の砥石を購入して、ぼちぼち使い始めています。(つい最近と思ってましたがもう2ヶ月前だったんですねぇ、早いものです・・。)

中砥は、 シグマパワーセラミック中砥石♯1000、仕上げは 刃の黒幕クリーム♯12000で、それだけで9千円くらいのお買い物です。

砥石2つにこの値段は一般的な金銭感覚からすれば躊躇する値段だと思いますし、個人的にも「どうかなあ」とは思ったのです(ホームセンターなら半分くらいの値段で揃えられると思います)が、今はやはり買って良かったと思いますし、初心者でも、というよりむしろ、初心者ならなおさら、財布の許す限りこのクラスの砥石を買った方が良いと思うに至りました。

以下は、失礼かも知れませんが、ホームセンターの砥石と比較した際の感想です。
(1)表面が硬く簡単には凹まない。
(2)研ぎが早い。
手柴さんのおまけ動画を見ても、「研ぎ」は「いかに砥石の平面が崩れる前に研ぎ上げるか」がポイントであることを思い知らされます。また、手の角度の決まっていない初心者にとって、ストロークの回数が少なくて済むに越したことはありません。ワタシも、解消しきれなかった丸っ刃がだいぶマシになりました。

(3)刃が「ピカピカ」になる。
これまでは仕上砥はキングのS-1(#6000)でしたが、これでは刃は「ピカピカ」という状態にはなりませんでした。「ピカピカと刃の切れは別問題」と自分に言い聞かせてたのですが、きちんと「ピカピカ」になった方が、やはり気持ちが良い^^ですし、切れ味も違うようです^^;。仕上砥が適切に全面にかかっているかどうかの確認も容易になります。そこまでは単に番手の問題なのですが、それでいて研ぎはキングより早いのです。番手だけ見ていると#1000→#12000と一足飛びで研げるのかと心配になりますが、実際には問題なく研げます。

従来の砥石が悪いというわけではありませんが、軟らかくてすぐに凹んでしまう点が特に問題で、さらにそれに気付かずに凹んだ面でゴリゴリし続ける・・・というのが陥りやすいパターンだと思います。「キングで十分」というプロの方も沢山いらっしゃいますが、それは技術と日頃の鍛錬で補完されていること、また「理想状態」を頭の中で確立している上での発言であろうことは考慮しなければなりません。独学であること、使用頻度の少なさを考えると、アマチュアだからと言ってためらう必要はなく、むしろアマチュアだからこそ砥石に助けてもらうという考え方もあっても良いように思います。

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2009.08.19

ユーロスタイル・スライディングテーブルソー

G0700_det2

テーブルソーの範ちゅうで、「ヨーロッパスタイル」と認識されているタイプがあります。左側がスライディングテーブル、右側が固定テーブルになっていて、通常のキャビネットソー並みの占有面積(フットプリント)で収まるタイプ、と言った感じです。ただヨーロッパの業者のサイトを見ると、それ以外の種類のテーブルソーも見つけることができますので、ヨーロッパ圏の人にとっては日本人が「アメリカンコーヒー」と言っているのと同程度の意味かも知れません。

日本ではどのような位置付けになるか分かりませんが、「軸傾斜横切り盤」となるようです。ただし比較的小規模な工房で、縦挽き・横挽きとオールマイティーに使われることを意図しているように思います。スライディングテーブルは必要最小限に小さくし、その代わり定規とスケールストッパーが延長して用を成す形になっています。(大きい、重い材料をテーブルに載せてスライドするのは辛いと思います。)

このタイプは、日本ではKUFO SK-250TSという機種を甲斐原工機さんが以前から精力的に紹介されていました。
http://homepage2.nifty.com/kaibara-koki/osusume03.htm
(リンクがずれていれば、トップページから辿ってください。)
T's 韓国日記の松本さんのところで知りました。バリを防ぐ「毛引きカッター」がうらやましいです。

さて日本では、上記のKUFO以外にはなかなか入手できそうなものがなかったのですが(個人輸入含めて)、Grizzlyから新しくユーロスタイルスライディングテーブルソーが発売されました。

Grizzly G0700
 ・バリを防ぐ「毛引きカッター」付き。
 ・スライドテーブルは必要時には固定可能。
 ・割刃、及び、集塵機構付きのブレードガードを装備。
 ・単相220V、5馬力、総重量214kg(梱包除く)。

割刃はブレードと同時に昇降するタイプですが、溝突き用の三日月型のタイプが付属するかどうか現時点では不明です。(改造は簡単な気がします。)また、Grizzlyは依然クレジットカード決済の問題と、フォーワーダーを別途手配する必要があります。

これまでもGrizzlyには、スライディングテーブルソーの最廉価タイプでG0623Xというのが同価格帯でありました。本体部分はほぼ同じもののようですが、スライディングテーブルが脚付きで若干大げさな作りになっています。
Grizzly G0623X

従来のテーブルソーに、スライドテーブルを後付けするオプションはいくつかありますが、刃口との距離が離れてしまうのが難点です。スライドテーブルが必須とお考えの方で、設置面積(と予算)に悩んでいれば選択肢に入ると思います。但し、1台目のテーブルソーにスライドテーブルが必須かどうかは正直意見の分かれるところだと思います。(オールマイティーな兼用機という上記の説明とは矛盾しますが。)

本場?ヨーロッパまで手を拡げるとどうなるかは別途調査してみます。

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2009.08.13

食えないクッキー

ビスケットじゃありません。

Rocklerは、先般の7月のラスベガスでのAWFS(Association of Woodworking and Furnishings Suppliers)で展示し、各誌のブログが「クールな新製品」とこぞって取り上げた"Bench Cookies"を発売しています。

Benchcookie

『Lift, Grip, Protect-小さくシンプルな、高摩擦係数ゴムで被覆された新しい「ベンチクッキー」は、あなたの作品を持ち上げ、保持し、保護します。--貴方のじゃまをすることなしに!』

若干直訳調ですが(笑)、木工を少しでもやったことのある方なら、画像を見ればその効能が理解できると思います。高摩擦係数のゴムが貼ってあり、その保持力は各誌のレポートを見ていると結構高く、写真通りルーターも使えるほどのようです。

4個セットで12ドル。何かのついでにポチッとカートに入れると良いと思います。

Rockler Bench Cookies

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2009.07.29

ちょいとスライド

2007年の発売ですが、あまり店頭で見かけなかったのでマークしてませんでした。

軽量・コンパクトといううたい文句で、マキタ、日立より、165mmのスライド丸ノコが発売されています。

マキタはその名も「ちょいスラ」。

従来の190mmクラスのスライド丸ノコが、14、5kgに対し、この機種は7.4~7.6kgと約半分。
切断可能幅は215mmと若干見劣りしますが、その分使うときに前後に必要なクリアランススペースも少なくて済むはずです。

Image01_1 楽天: マキタ 「ちょいスラ」  LS0611

日立からも出ています。特に名前はないようです。

  楽天: 日立 C6RSB, RSH

軽さ8.7~8.9kgと切断幅182mmについては負けていますが、日立独自の「スライドしても背面にポールが飛び出さない新スライド方式」を採用していますので、スペースに余裕のない工房ではこちらの方が有力な選択肢となるかも知れません。


どちらが元祖?かはわかりません。
いずれも、価格も半分・・・・だったら良いのですがそこまでは行きませんので、このサイズ・軽快感が気に入ったら「買い」だと思います。

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2009.07.26

デジタル新製品

何でもデジタルが良いとは思いませんが、Wixeyが受け入れられたのは、価格のせいもありますが
(1)ゼロ点をボタン一つで指定できて、
(2)ピタッと磁石でくっついて角度を直読できる、
という使い方が新しかったのだと思っています。

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上の写真は、EAGLE AMERICAで新発売のマイターソー(卓上&スライド丸ノコ)用のデジタル角度計です。
ブレードスロットの幅が5/16~7/8インチの機種に適合。新発売特価$39.99。
EAGLE AMERICA : Digimit Digital Miter Saw Gauge

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もう一つ、主に木工旋盤の人のためのデジタル直読キャリパー。今は木工旋盤はあまりやっていませんが、当時ならこれは欲しかったと思います。
内径用と外径用両方があります。8インチまで測定可能。材の径を測定するだけでなく、固定ネジが付いているので、キャリパーを当てながら少しずつ加工して、所望の径に仕上げる使い方もできます。どちらも$34.99。
EAGLE AMERICA : Digital Calipers

(画像はEAGLE AMERICAより。)

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2009.07.15

欧州型 手押しカバー

リクエストがあったので、Axminster AW106PT2に装備されている欧州型の手押しカバーについて、構造を紹介したいと思います。百聞は一見に、なので、写真を多めに掲載したいと思います。

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根元は定盤の横にネジ穴があいており、長ボルトで取り付けられます(写真黄色矢印)。間にナットが一つ入っているので、カバーは固定されず、自由に縦方向に回転します。

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写真中、白矢印がカバースライド固定ネジ、赤矢印がカバーの首振り調整ネジ、水色矢印がカバー高さ調整ネジです(正式名称はわかりません。今勝手に命名しました)。
水色矢印のネジを回すとカバーの高さが上下します(左右の写真を見比べてください)。仕組みとしては簡単で、定盤に取り付けられているΓ型の「受け」で受けられているだけです。

あ、言い忘れていましたが、今手押しフェンスを通常とは反対に取り付ける形を試行中です。(材料は写真の左から右に送ることになります。)通常の使い方だと、フェンスとカバーはそっくり左右逆向きになります(逆側にも定盤に穴が空いています)ので、見慣れないかも知れませんが鏡に映した気持ちでご覧下さい。

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高さのあるものを削るとき、あるいは第2基準面を出すときなどは、カバー自体をスライドして一部刃を露出させて使用します。白矢印のネジを緩めると、上の写真左右のようにカバーがスライドし、締めれば固定です。

090715d090715e
赤矢印は、カバーの首振り調整ネジです。これも説明しづらいので写真の左右を見比べてください。カバーの高さによってはカバーが斜めになりますので、それを補正するくらいの意味だと思います。

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首振り調整機構を裏から望む。調整可能角度があまり大きくなく、どれほど意味を持つのかは不明です。

このタイプのカバーは現在日本では見かけませんので、このカバーの恩恵を得るためには、個人輸入するか、レトロフィット(自分の機械の改造)を検討するか、ということになると思います。記事をまとめているうちに、定盤に穴を開ける勇気さえあれば、使い勝手の面で市販品にかなり近いものが自作もできるのではないかと思いました。

カバー機構を別売している例は見たことがありませんが、補修パーツとして、関係部分を一式購入して取り付ける、という手もあるかも知れませんね。ULの関係で、テーブルソーの割刃はあっという間に出揃いましたが、手押しカバーについてはアメリカで目立った動きはなく、現時点このタイプのカバーは欧州に限られます。

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2009.07.01

再びDust Deputy

週末は楽しく兼用機の試運転をしていたわけですが、その日の最後に先日作った2ステージ集塵ボックスのフタを開けたると、ボックスの半分弱くらいしか木屑がたまっていなかったんです。もしやと思ってFeinの掃除機のフタを開けたら、こちらに半分くらい行っていました;;。

中は見えませんが、ある程度の量以上たまると、全てオーバーフローして掃除機の方に行ってしまうようです。四角形状なので空気が渦状に流れないことはわかっていたつもりだったのですが、これほどまでとは思いませんでした。材質上、木屑に静電気帯電し、フワフワしているのも一因のようです。別に完全分離しないと気が済まない主義ではありませんが、1日の間くらいは屑量を気にせずに作業したいものだと思います。

で、タイトルの話題。 (・・・ワタシの頭の中(の物欲)を見透かされそうですが。)

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Oneidaから販売されている、プチサイクロン"Dust Deputy"を先日紹介しましたが、ラインアップが増えています。大きな集塵機に接続できる「Super」と、オリジナルと同等サイズですが材質を金属製にグレードアップした「インダストリアル」が2種類。

オリジナル版   プラスチック製、IN 2インチ、OUT 2インチ
Super Dust Deputy     金属製、 IN 5インチ、 OUT 6インチ  3HPまでの集塵機に対応
1.5インチインダストリアル  金属製 IN 1.5インチ、OUT 2インチ
2インチインダストリアル   金属製 IN 2インチ、OUT 2インチ
(いずれも、INが工具側、OUTが集塵機側です。)

径が1.5インチの設定は、サンディングなどの粉塵用ということかな?

ゴミ箱付きのフルセットと、サイクロン部分だけのDIYキットがあります。(現時点「Super」を除く。)
駐車場のカラーコーンでフルDIYするという手もありますか。

アクセサリー含むラインアップ全体は、こちらから入って下さい。
Oneida: Dust Deputy

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2009.06.29

Axminster 試運転

10インチ自動・手押し兼用機 Axminster AW106PT2 はやっと試運転までたどり着きました。

電気工事でつけてもらった、200V20A専用コンセントに、万能変圧器を接続します。この変圧器、万能なくせに入力プラグは日本の100V用なので、コードを途中で切って200Vプラグに付け替えました。コンセントを変則的に100V用にしてもらおうかとも思ったのですが、間違いのもとなのでやめました。出力は、表側の230VコンセントからAxminsterに接続します。
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まずは「手押しモード」で試運転。
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おそるおそる、電源スイッチをポチッと入れると、「うぃーーーん」と元気良くカッターヘッドが回り出しました。大丈夫そうです。誘導モーターですが騒音は大きめです。床も若干振動しているのを感じます。

しばらく回してみても煙はどこからも出てこないようなので(笑)、次の習作の製材も兼ねて、SPF材を削ってみました。事前に定盤の平行を確認しましたが問題なさそう。念のため、出側の定盤を刃と面イチに再度調整します。

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削ってみると一発で、軟木ならそのまま矧いでも目立ってすき間は空かないだろう程度の平面は出ました。上が切削面ですが感じが分かりますか?3枚刃ですが、細かな段々は若干あります。刃はハイスらしいですが、ちょっとダルな気がします。

フェンスは鋳造ですが、細部の仕上げがちょっと?と言う感じ。それでもアルミ中空フェンスよりは明らかに堅牢で頼もしく、若干の調整で直角を出すことができました。フェンスの調整はJT160と同じような仕組みで、定盤の上をずずずっと滑らせていって、直角になったところをネジを締めて留める、と言う感じで、かなり調整はやりづらいです。

自動モードへのトランスフォームは、思ったより簡単です。動画を見てもらえば一目瞭然ですが、写真でご紹介します。
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まず、ユーロスタイルの安全カバーをバタンと上げます。
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次に、手押しのフェンスを外しますが、これが重たい。出側の定盤を斜めにバタンと持ち上げます。
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同じように、入側の定盤を持ち上げます。
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黄色い集塵ノズルを半回転して、上に持ってきて固定します。
(写真の撮り位置が反対側になっていますスミマセン。)
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自動モード完成。白い筐体の左上に見える「ギア」を自動側に入れて運転します。手押しと自動では送る方向が反対になり、自動はこちらから材を入れます。

自動モードの切削結果の写真はできれば後日アップしますが、表面は良くもなく悪くもなく、と言う感じです。第一印象としては、厚み決めハンドルのピッチが粗く微調整しづらいこと、および、入側の金属の凸凹ロール(断面がナルトみたいなロールです)の痕が残ることがあること、の2点で、仕上げ用より、むしろ粗削り用という印象を受けました。

送りロールは入側1本・出側1本の簡単な構成で、いずれも金属です。上述の通り、入側がナルトロール、出側はフラットロールです。いわゆる鼻落ちは今のところ全くありません。たまに途中で突っかかって(出側のロールだと思います)、その部分だけ溝状に掘れてしまうことがあり、少し調整がいるかも知れません。

逆目を止める機能は全くなく刃がダルっぽいこともあり、逆目は盛大に掘れます^^;。SPF材ゆえかも知れませんので、また後日広葉樹を削ってみます。

気になる集塵は、FeinのTurbo I という業務用掃除機タイプを接続してやってみました。詰まりが心配でしたが、手押し・自動とも詰まらずにすいすい吸ってくれました。手押しはほぼ満足な結果でたまにパラパラとこぼれる以外はほとんど気になりません。自動の方は詰まりこそしませんでしたが、定盤の上に「切り干し大根」がぱらぱらと流れてきて入側に堆積し、数回に1回払いのける作業が必要、と言う感じ。

3時間ほど不慣れな中であれこれ運転しましたが、昇圧器・本体ともに問題は出ていません。
結論から言うと、トランスを介さずに200Vのままでも起動しましたし、その状態で木を削ることもできました。

今日の印象としては、手押しは2重丸。
自動の方は、調整不十分な部分があるように思いますので、今日段階では評価を保留。
いずれも馬力感はあり、卓上とは大違いです。

収納時はコンパクトでしたが、使用時は写真のように「羽根」が大きく開くので、その分のスペースが結構必要です。手押し・自動の時で人間の立ち位置も違ってきますので、据え置きにするのであれば、思ったより周囲にスペースを取らないといけません。ウチの狭小工房では、ヒトは機械のすき間に挟まって作業している感じ(笑)で、12インチを買わなくて正解と思いました^^;。もう少し使い込んでいくうちに、収まるところに収まって落ち着いてくるとは思います。

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2009.06.17

基本しっかり運動その1

先日の、途中参加した名古屋の飲み会は、折角の席ですから、一銭の貢献もできない(であろう)アマチュア木工家が、プロの皆さんにあれもこれも教えて教えてと言うのは控えようと思っていました。それでもどうしても一つだけ、曼陀羅屋の手柴さんに「初心者には砥石って何が良いんですか?」って直接お伺いしたんです。途端に泉から流れ出るように惜しげもなく教えていただいた百のお教えのうち3くらいを、飲み屋の割り箸の袋に必死でメモして持って帰ったんです。

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で、今回曼陀羅屋さんにお願いしたのが、
中砥: シグマパワーセラミック中砥石♯1000
仕上げ: 刃の黒幕クリーム♯12000
です。

あと、砥粒2種を加えてこれでしめて1万円ナリ。
最近になって、「当面、基本をしっかり確立したい」と考えており、そのための投資です。
・・・って道具から入るのはやっぱり変わってませんなぁ。

(追記)最近、周辺でシャプトンのガラス砥石が話題になっていて、もの凄く良さそうですね。
買ってしまった後でシマッタと思いかけましたが、価格的にはちょっと手が出ないので、今は指をくわえて見ておきます・・・。

いずれにせよ、「砥石の平面維持」がまず大事、ということかなと思っております。

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2009.05.22

趣味の?レーザー加工

ハイテクものが続いていますが、もう一つだけ。

Epilog Laserというところから、比較的小型のレーザー加工機が発売されています。

Zing24_top_04

入門向けスターターキットのZing Laser 24と言うタイプは、CO2レーザー使用で加工エリア610 x 305 mm。(一回り小さいタイプもあります。)
木材を始めとしてアクリル、プラ、ガラス、石、金属・・・に彫刻、カット加工ができます。

価格はサイト上では「詳細はお問い合わせ下さい」ということになっていますが、宣伝メールによれば基本セットで8000ドル弱、あるいはリースで月150ドルくらいから入手できるようです。

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サイトはさすがに趣味のクラフト向けと言うよりはむしろ個人事業者向けに「パーソナルな彫刻を売って一儲けしませんか」という雰囲気です。日本で言うところのサンドブラストで「ガラスアートで独立開業」みたいなそんな感じかなぁ^^:。

費用に余裕のある木工家の工房なら、センスによっては名入れとかちょっとした意匠にうまいこと活用できるかも知れませんね。

Epilog Laser
Wood Gallary (作例集)

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デジタルマイターゲージ

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デジタルものはWixeyが一躍有名になりましたが、写真はHatville Toolの、デジタル角度計が内蔵されたデジタルマイターゲージです。
Sears/Craftmanブランドからも出ています。若干プラスチッキーな印象。同社販売ページに掲載されているレビューは概ね好評のようですが、星一つもあり評価が分かれています。

いずれも海外発送可能かどうかは不明です。(Searsはこの前問い合わせた時は対応していないと言っていました。大物だったからかも知れませんが。)

英国Axminsterにも同様の製品があり、写真を見る限りはHartville Toolに限りなくそっくりです。

Hartville Tool : Hart Design Digital Miter Gauge

Craftsman Digital Miter Gauge

Axminster Digital Mitre Fence

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2009.05.21

趣味のCNCルーター

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以前同様の製品を見たことがありましたが(詳細失念しました)、ルーターをコンピュータで動かして、自動で任意の形状を削り出すマシンがRocklerより発売されています。
材の形状的には平板への彫刻みたいな用途が主眼のように見えますが、工夫次第で家具などの曲面にも使えそう。この金額を投資する価値があるほどの加工をするかどうかですけど。

Pro版は通常版より一回り大きいサイズに対応。
いずれもBOSCHのパームトップルーターPR20EVSKが別売で必要です。

CNC Shark Routing System
セール価格 $2399.99 Travel: X: 13" Y: 24" Z: 4.5".

CNC Shark Pro Routing System
セール価格 $3199.99 Travel: X: 24" Y: 24" Z: 4.25"

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2009.05.11

どんでん返し丸ノコ?

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荷物に同梱されていた英国・Axminsterの厚い無料カタログを暇な時に眺めています。

これまでよく知りもせずに、「欧米式木工」などと称して十把一絡げに称していましたが、米国と欧州の木工文化の差のようなものがあったと感じます。多分、英国とその他の国でもまた違うんでしょうね。これまでさんざんネットを徘徊しても目に止まらなかったのは、(1)米ドル表示以外(ポンドなど)のところはスルーしていた、ということ以外に、(2)同じ英語であるのに用語が微妙に異なり、検索で引っかからなかった、という面があると思います。

今のところ体系だってその「差」を紹介できるほどの理解できていませんが、今回は目に付いた製品を一つだけご紹介。

上の画像は、Makitaの、Flip Over Saw(「どんでん返し丸ノコ」?)です。画像を見て一目瞭然と思いますが、ひっくり返ってマイターソーとテーブルソーを切り換えられる仕掛けです。ニンジャのカラクリ屋敷みたいです。

Makita LF1000 Flip Over Saw £539.09 (VAT抜き)

先日、BOSCHの1台2役丸ノコを紹介しました。BOSCHとは仕組みは全く異なりますが、発想と言うか大元の欲求みたいなものとしては非常に似ています。向こうでは建築現場などでフィットする用途があるのかも知れません。BOSCHは、「米国で近々お目見え」と紹介しましたが、英国であれば以前から普通に買えます。BOSCHもMakitaも240Vと110V両方あり。110Vなら日本に持ってきてもいけると思います。(あくまで自己責任。)

Bosch GTM12 Combination Saw £347.78(VAT抜き)

その他、個人的に気になるものとしては、誘導モーターを使用した静かなマイターソー。
今まで知る限り、FESTOOLしか誘導モータータイプはなかったと思います。単に低騒音・低振動を期待して誘導モーターを求めるのであれば、こちらが格段に安価です。

卓上丸ノコ: Axminster AQMS305 305mm Quiet Mitre Saw £147.39(VAT抜き)

スライド丸ノコ: Axminster QMS254I 254mm Quiet Slide Mitre Saw £236.48(VAT抜き)

っていうか安い。この手のはなんだかんだ言っても精度が第一なのでその辺どうかなーとは思います。

残念ながら240Vタイプしかありませんので、日本では何らかの手当てが必要になります。

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2009.04.30

Mortise Pal

ホゾ穴は角ノミ盤があれば良いのですが、底の方がきたなく残ってしまい、あんまり感心しない機械の一つだと思います。ルーターでジグを自作して、欧米風の長丸形のホゾ穴でやっている方も多いと思います。

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RG Jig 社の"Mortise Pal"。これはなかなか良さそうです。ホゾ穴開けの他、ルーズテノンや、ダボ接ぎにも使えます。テンプレートがプラスチックなのは耐久性に不安がありますが、視認性のためにはやむなしか。
個人的には、こういうシンプルな治具が好き。

基本セットが$189と高めですが、現在、旧タイプを$99でセール中です。現行タイプとの違いはクランプ能力で、旧型は2インチまで、新型は3インチまでとのこと。イギリスのアイツの件がなかったらポチしていたのですが~。

Mortise Pal

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2009.04.23

Makitaのガイド付き丸ノコ

たびたび当ブログに登場している「EZスマートガイド」という製品は、ごく簡単に言えば丸ノコ用のガイドレールです。

これまでは自分で丸ノコガイドを自作する以外になく、それでも市販品を買おうと思うと以前は高価なFESTOOLのガイドレール付きプランジ丸ノコを購入するしか選択肢がなかったのですが、このEZスマートガイドは、手持ちの丸ノコにいわば後付けでガイドを取り付けることのできるキットという形になっています。

この小さな起業家?の挑戦は、「ガイド付き丸ノコ」自体を一般に認知させ、一定のマーケットを形成することにつながったようです。波及効果的にFestoolのプランジ丸ノコのことを耳にする機会が増えましたし、その後、Dewaltがコードレスおよびコード付きの同種の製品をリリースしたことは以前紹介した通りです。

その後、Makitaがさらに後に続いているようです。
Sp6000
SP6000。刃径165mm。プランジ機能付き。DewaltやFestoolと異なり、割刃は付いていないようです。

動画:SP6000 (Canada Makita)

動画を見ていると、それ以外にもいろいろ親切機能満載で便利そうです。ささくれ防止で、1回目で2mm溝を入れてその後切断する機能が紹介されていますが、無垢の木材よりむしろ板状の合板や新建材を切る現代の大工さん向けを想定しているように思われます。

取扱っているお店は少ないようですが、450ドルくらいで売られているところを見つけました。トータルで見てもやはりEZスマートガイドの方が安く上げられるようです。

Makita SP6000(リンク先にPDFカタログあり)

あれ、英語のページですが、日本のマキタのサイトです。(日本語のページは見当たりません。)

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2009.03.27

激安ビスケットジョイナー、ルーター、ドウェラー

トリトンからダボジョイナーがそろそろ出てないかなあと徘徊していたら、激安機種を発見しました。
CHICAGO Electric Power Toolsというところ。

97427
ダブルダボジョイナー (Dual Dowel Jointer)  $59.99

ビスケットジョイナーはさらに激安です。
38648
ビスケットジョイナー$39.99
4" Plate Joiner $49.99

37793
2-1/2馬力 プランジルーター $89.99
1-3/4 馬力 プランジルーター $59.99

日本のホームセンターに並んでいる廉価ブランドみたいな感じでしょう。品質がちょっと心配ではあります。が、試しに買ってみようかな、と思わせる値段ではあります。

海外からのオーダーも受け付けているようです。


ご参考:DIYprojects.info: Chicago Electric toolsってどうなの?

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2009.03.11

1500円のシアワセ

先般、Cabinetmaker Proといういわば「手動テーブルソー」を紹介しました。発想は良いと思いますが、輸入してまで買うかとなると価格が高すぎます。

1200ドルも出すなら、「ゼットソー」で有名な岡田金属工業所から出ている「ソーガイド」がオススメです。
角度が自由自在に設定できる「ソーガイドF」が3000円足らず、直角と留めの設定しかない「ソーガイド」に至っては1500円でお釣りが来ます。

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シロウト用とバカにする方もいるかも知れません。いいじゃないかシロウトだもの(byみつお)。ノコくらい真っ直ぐ引けるまで練習しろ、と仰る方もいるかも知れません。でも一度使ってみて下さい。ガイドなしでは逃げてしまうようなキワドイカットもできます。

ゼットソーの8寸目との組み合わせがベストです(粗切りならばもう少し粗くてもよい)。
角材であれば、クランプなしでソーガイドを当てて、ノコでぎーこーぎーこーと切っていけばそれだけで直角あるいは留めが出ます。板材であればちょっと工夫が要りますが、基本的にはガイドとして一本直線の出た角材をクランプしておき、それに沿わせて切れるにつれてソーガイドをずらしていく方法が簡単です。

Sawguide2Sawguide1

古くはマイターボックスと呼ばれる箱状のガイドなどがありましたが、ノコの刃でガイドがすり減ってしまったりします。このタイプが一番精度があり、かつ耐久性が高く、取り回し性が良いと思います。

楽天: ソーガイド
「ソーガイドF」の方が高機能ですが、私は留めと直角に特化した「元祖ソーガイド」の方が良いと思います。DIY用にミニ版もありますが、大きさ的には通常版が良いと思います。

当ブログは特定の製品への肩入れはしないつもりですが、全くの個人の思い入れで記載しました。

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2009.03.04

Lagunaの兼用機の3つ目の機能

また手押し/自動兼用機の話題でスミマセン。

宮本家具工房の宮本さんが、長穴加工機について紹介されています。(こちら・・・トップページの話題は月1回更新で毎月楽しみにしています。)プランジルーターで同じ加工ができることは記載の通りですが、テーブルが付いていて位置決めがきっっちりできることが長所であり、個人的には加工部位を見ながら加工できる点は利点として非常に大きいと思います。

先日紹介したLagunaの兼用機ですが、実はオプションで、このモータイザーの機能の恩恵を享受することができます。下の画像の4分06秒くらい以後に、その説明があります。

おじさんがしきりに説明している小さなテーブル部分がオプションです。回転軸はカンナ盤と同じ軸を流用しているようです。

このPlatinumシリーズ自体は10、12、16インチの3兄弟がラインアップされていますが、いずれのサイズでもこのオプションは用意されています。10インチで言うと、本体が1650ドル(通常刃)、モータイザーオプションが360~400ドルと、とてもリーズナブルな気がするのは本体が高価なせいでマヒしてるんでしょうか。

角ノミって、あんまりキレイな穴あかないんですよね。ダボとかルーズテノンを多用する人は、良いんじゃないでしょうか、これ。

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2009.02.24

JET B3NCH シリーズ

B3nch_9
この前のJETの卓上手押し/自動兼用機で気が付いたのですが、昨年末くらいからJETより"B3NCH"というシリーズでラインアップが発売されています。"3"は"E"をひっくり返して「ベンチ」と読ませるようですが、「3」という数字自体に"PORTABLE","POWERFUL","PRECISE"の3つの意味を込めているようです。

「プログレードの品質をあなたのワークベンチに。」

ということで、どちらかというとアマチュア・DIY用の位置づけで、卓上・低価格グレードのラインアップです。その構成はおおよそ下記の通りです。

・10~12インチ 卓上/スライド丸ノコ
・10インチ 丸ノコ盤
・10インチ バンドソー
・12インチ ボール盤
・8~10インチ 手押し/自動兼用機
・集塵機、エアフィルター

いずれも現在主流のサイズよりも1ランク小さなサイズのものを揃えています。見かけが若干プラスチッキーな印象ですが、精度や使い勝手はまた口コミが教えてくれることとなるでしょう。

JETの本シリーズに限りませんが、自分の木工スタイルに合わせてメリハリを付けて取捨選択するという考え方はアリかなあと思います。一から始める人のために、一括購入できる「オススメセット」も何通りかあるようですが。

アメリカって、住宅事情的にそんなに専有面積には頓着しない印象があるんですが、需要はあるんでしょうか。
やっぱり不況の影響かしらん。

詳細はリンク先を参照下さい。

JET: B3NCH

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2009.02.15

EZスマートガイド

数年前に、海外でEZスマートガイドという製品見つけて購入し、レポートしたことがあったと思います。これは本当に使いやすく、以後私にとって、特に大物と格闘する時には手放せない工具となりました。

  →過去記事:EZスマートガイド 使用レポート(1)(2)(3)(4)(5)

Eurekazoneというこのメーカーは、その後このシステムをさらに進化させるオプションを追加しラインアップしてきています。本日は、「EZスマートガイドを勝手に応援する会・日本支部」より、今日はその基本的な使い方と、思わず欲しくなるような応用例を2つ、動画で紹介したいと思います。


(1)EZスマートガイドの基本構成
このシステムの基本構成である「ガイド付き丸ノコ」としての使い方がよく分かります。購入の際は、基本セットが用意されていますの最初はそれを買えば良いと思います。

(2)「まるでパネルソー」な使い方
次に、発展形として、パネルソーのような使い方ができるという動画です(動画の主旨はちょっと違いますが)。いろいろオプションが付加されているようですが、基本的には「ブリッジ」と呼ばれるB-300というオプションが要になっています。

(3)「まるでWoodRat」な使い方
SRKというオプションを付加すると、このシステムでルーターを走らせることができるようになります。(画像に写っている大きなしゃもじのようなものがそれです。)X方向、Y方向に固定・移動が自由なので、使い方を考えるといろいろと面白いことができます。「オーバーヘッドルーター」とは見た目も全く異なりますが、考えようによってはこれで十分その機能を果たすんじゃないかと思い始めています。画像はとても簡単なセットアップでdado(大入れ)を掘っている例です。

私がこのメーカーに肩入れしてるのは、「スマート」と言うわりにはあんまりスマートじゃなく、何となく「泥臭い」というか、DIY的なニオイがするからではないかと思っています。「ここまで無理してコレでやらなくてもいいだろ~」というような強引なオプションも一部あり、さらにそれを組み合わせて楽しそうに「合体ロボ」みたいな自作システムを自慢しあってるのも大好きです。

メーカーサイト: Eurekazone

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2009.02.13

10インチクラスの自動・手押しコンボ

あれ以来、自動・手押しコンボが頭の隅から離れません。
12インチだと重たく予算的にも無理なので、10インチくらいが手頃じゃないかと勝手に(笑)。

600819_xl

Axminster AW106PT2 £561.48
Axminster AWEPT106 £421.98

上2つはアクスミンスターです。為替レートがピンときませんが、今だとそれぞれ7.4万円、5.5万円くらいみたいです。下位機種は定盤がアルミ鋳造、フェンスがアルミプレス?に見えますが、70kgと一人で格闘するにはちょうど良い重さです。

あと、JETからこんなのも。
Jet JPT-260 £959.10

電圧の障壁も超えて、ヨーロッパから輸入にトライするかだな?!
Axminster TOOL CENTRE

(追記)この前のベンチトップ的なJETの8インチですが、10インチバージョンもありました。
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Jet 10" Jointer / Planer Combo with Stand, JJP-10BTOS  $419

そしてLagunaのPlatinumシリーズの末弟。
Laguna : Platinum Series 10" Jointer / Planer Combination $1,650~ $1,995

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2009.02.04

勝手に帰ってきたツールレビュー(5) 手押し/自動複合機 その3 ハイエンド向け

手押し/自動複合機について、JETとGrizzlyを紹介したので、ついでにその他のメーカーも紹介して、ツールレビューとしてまとめます。(過去の記事も改題しました。)
今回は、お値段は覚悟してご覧下さい。

Mini_max_fs30_smMiniMax USA FS 30 12インチ、$4300

A331bFelder Hammer A3 31 12インチ $3600 日本でも発売されています。

Msp315_bigRojek MSP 315 12インチ、$3100

あとはRobland XSDB-310, Knapp AD410が、リブロスデルムンドさんから入手可能です。

価格的にワタシの射程外なので、紹介が投げやりなのは気にしないで下さい^^。

このタイプのギミックはだいたい共通で、自動使用時は手押しの定盤をフリップして持ち上げて使います。
さほど面倒な手順ではなく、こちらで手押し/自動切り替えの様子が動画で見られます。

Jointer/Planer Changeover

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2009.02.03

勝手に帰ってきたツールレビュー(5) 手押し/自動複合機 その2 Grizzly

12インチは価格的に手が届きませんし、8インチだと心細いので、意見が分かれるかも知れませんが、手押し/自動とも9~10インチくらいで10万円台くらいであったら欲しいです。

とか無責任なことを言っていたら、ありました!

G0675

Grizzly G0675 10" Jointer/Planer Combo

モーターは220V単相、9.9A。誘導モーターなので静かそうです。重量は392lbs。ユーロスタイルの安全カバー。法規制のハナシは今のところ見当たりませんでしたが、逆に欧州市場へ殴り込みの戦略モデルでしょうか?アメリカの木工フォーラムでは使い勝手に賛否両論あるようです。

気になるお値段は、現地で追加送料込みで$1300。写真を見た限りでは、昨日のJETの8インチよりも作りはかなりしっかりしていそうな雰囲気です。

う~ん。個人的には、微妙に電力と重量と価格でスペックオーバーかなぁ。200V引かないといけないし。
現実にモノを見てしまうと、20万出して10インチか~、という気もします。


さて、いつの間にかGrizzlyではこのヨーロピアンスタイルコンボがいくつかラインアップされており、現状は下記のようです。

G0675 10インチ、ユーロスタイル安全カバー 本体$1200
G0633 12インチ、(これは従来式) 本体$1900
G0634 12インチ、G0633のスパイラルカッターヘッド版 本体$2300
G0660X 16インチ、ユーロスタイル安全カバー $6500

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2009.02.02

勝手に帰ってきたツールレビュー(5) 手押し/自動複合機 その1 JET

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新製品かどうか分かりませんが、JETから、アマチュア向け?のヨーロッパ風の上下2階建ての手押し/自動複合機が発売されています。同じカッターヘッドで上で手押し、下で自動カンナと兼用するものです。この形はヨーロッパでは大型のものでいくつか販売されているのを知っていますが、いずれも重量、消費電力の面からアマチュア向けではないという印象でした。

JETのこれは幅は8インチ。というと200mm。

微妙なサイズですが、自動カンナで30cm目一杯の幅の製材を過去何回やったかなぁと思うと、案外使えるサイズかも知れません。手押しで20cmは逆に広い方の部類になりますが、テーブルが狭いし、見た目的に頼りない印象なので、精度がでるかなあという懸念はあります。

重量は26kgちょいと移動も容易でしょう。現地では追加送料含めて370ドル。
「自動と手押しの幅が一緒」というのは状態としては合理的ですので、仕上がり品質とサイズの面でどのレベルで折り合いをつけるか?によっては、コストパフォーマンス的に納得できるマシンになるかもしれません。

ウチも狭いし、これにしたらだいぶスペースができるなあ・・・^^;。

WOODCRAFT : Jet 8" Jointer / Planer Combo, JJP-8BT

(追記)ダラダラと追記して申し訳ありませんが、同じくJETから12インチの複合機も発売されています。
839589

特筆すべきは、写真を見たらわかりますが安全機構がいつもの赤い扇状のカバーではなく、ヨーロッパスタイルです。この方法のカバーは、直角出しの時はともかく板材の平面出しの場合、カバーの下に材料を通しカバーは刃の上から移動しませんので、刃に指が触れる可能性が限りなくゼロに近くなる特徴があります。

500lbs.、3馬力、2000ドル(!)と、シリアスな木工家向けですが、このタイプは占有スペースの面からはスマートな形なので、Grizzlyなどと並んでこれらを皮切りに各社から出揃うことを期待します(できればもう少し安いのをお願いします・・・)。

Jet 12" Planer/Jointer Combo., JJP-12

関連記事:12インチクラスの手押し/自動兼用機

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2009.01.29

低頭ねじ

既に私の作業場で活躍中のテーブルソーGrizzly G0661ですが、フェンスのネジが材料と干渉するという問題がありました。(こちらの記事の最後の方の写真を参照。)

ホームセンターで「低頭ねじ」と言う名前でうってつけのビスが売られていたので、試してみました。

As for my tablesaw Grizzly G0661, there was a problem I reported that the mounting screws of the indicators on the fence got over the table surface and they interrupted the workpiece while feeded.
(See the past entry.)

To solve the problem, I found a special screw that have low profile on the head in a DIY store.

090129a 090129b
ぎりっぎりクリアしました。本来はワッシャーが一枚入っていたのですが、ワッシャー1枚分さえ余裕がなかったので、このままで行くことにします。このネジに左右両方を取り替えて、フェンスの両サイドが使えるようになりました。
The washers are also removed.

「使わない方を外しておけ」というのは理解できるのですが、気分的にはこれで非常にすっきりしました。


こんな感じのネジです。画像のリンク先に図面があります。
For details, see the link below.


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2009.01.20

Fein Turbo I 試運転

Feinの末っ子、Fein Turbo I が、連動コンセント付きになると以前ブログで紹介しましたが、それからさらにもう一段階モデルチェンジしていました。Feinの集塵機はTAMA CRAFTさんが精力的に日本に紹介され、Turbo IIを使っている方は多いと思います。Turbo I はそれよりも一回り小さいものですが、価格、サイズ的にはこちらの方が私には向いていると思い、購入しました。

92024
Fein Turbo I、型番 9-20-24。
容量6ガロン、「静音」が売りでカタログ値では3.5フィート離れて60dBとのこと。記憶では前モデルよりもさらに数dB下がっています。

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目新しい機構としては、5段階の吸引パワー調整がつきました。上の写真の「+」、「-」というボタンで調整し、緑のLEDインジケータで表示されます。また、少し外見が変わり、キャスターが4個から6個に増え、安定感が増しました。

ワクワクしながら電源を入れてみますと、またしても「ん?」(笑)。
カタログには60dBとありますが、そんなに静かではないというのが第一印象です。
当作業場に持ち込んで1m離れて測定してみましたが、パワー最強で79dB、最弱で69dBです。

連動コンセントの試運転として、1HPのバンドソーを接続して試運転してみましたが、当作業場の電力事情では、電圧降下が体感されます。マキタの類似の集塵機は同じように使って問題なかったので、比較的電力喰いのようです。仕様上は2000Wまでの機械をつなげられることになっていますが、1HP以上のパワーの機械に直列して使うのは実用上辛いんじゃないかなと思います。別系統の電源ラインの間でコンセントを連動させる方法はないものでしょうか。

騒音については少し当てが外れたものの、集塵機それ自体は全く問題なく、5段階のパワー調整は騒音や電力を気にしながらの作業には非常に役に立ちますし、やはり連動コンセントは使うと便利です。肝心の集塵力については、機会を見て負荷の高い仕事をさせてみますので、追って報告したいと思います。

最後に、当ブログ調査による騒音調査に、Feinとクマ次郎を書き加えてアップデートしておきます。

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2009.01.14

ルーターの取り付け(Bench Dog 40-031)

こま切れになって申し訳ありませんが、Bench Dogのテーブルソー拡張ルーターテーブル40-031に、ルーターを取り付けた一応の完成写真です。
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BOSCHの1617EVSの固定ベースを取り付けました。1617はベースの黒いプラスチックの板を外すとポーターケーブルと同じ位置にネジ穴が開けてありますので、ポーターケーブル用に相当する穴にネジで留めて何の苦労もなく固定完了。

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軸傾斜ハンドルと干渉しないかな?、と取り付け作業中に一瞬ヒヤッとしたのですが、取り付けてみるとハンドルは回りますし、操作性にもさほど影響はなさそうです。横から見るとこんな感じ。

粉塵が入るのもイヤなので普段は当然モータは外しておきます。BOSCHの1617は、モーターの付け外しはBOSCHお得意のバックル方式でワンタッチなのですが、抜き差しの際は最後に一ひねりしないと抜けないようになっており、別段気を使わなくてもモーターがドスンと落ちるようなことはありません。

固定ベースとプランジベースのコンボパックで、プランジベースの方を取り付けて、いろいろなギミックを夢想していたのですが、BOSCHのマニュアルにプランジベースをルータテーブルに取り付けるのは故障の原因になるのでやめて下さいと書いてあり、とりあえず今回は忠告に従います。

追記:
書き忘れましたが、BOSCHの1617の固定ベースはブナ?製のウッディーな持ち手が特徴ですが、このBench Dogに取り付けると鉄の定盤のリブと干渉するため、残念ながら取り外す必要があります。この持ち手だけトルクス?だと思いますが特殊なネジです。

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2009.01.11

ブルドッグの取り付け(Bench Dog 40-031)

Grizzly G0661の合体ロボ化計画第1段。

ルーターテーブルは自作の折り畳み式のものを使っていましたが、準備~片づけが面倒で、作業の流れを阻害しがちでした。テーブルソーにルーターテーブルを合体させて常設化し、使いたい時にさっと使えるようにしたいと思っていたのです。

市販品では、IncraやRocklerなどから出ているのが見られます。(Rocklerは今は取り扱いをしていない様子。)自作されている方も沢山おられますが、今回は鋳造のテーブルにこだわりBench Dogを奢ることにしました。クマ、トラ、タコの次はブルドッグ、と(笑)。

Bench Dog 40-031 ProMax Cast Iron Router Table Extension for a Table Saw

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早速取り付け。G0661はモーターが左側にせり出しますので、右側のウィングを取り外して右側に取り付けます。もとより右側に取り付けたいと思っていたので好都合。取り付け自体は簡単です。Bench Dogいわく、テーブルソーは4つ穴か3つ穴の2種類がメインとのことで、両方の位置に穴はあいており、鉄の定盤にドリルで穴を開ける必要はありません。私の場合もそのままで十分良かったのですが、フェンスの前後レールとボルト留めするために、該当位置に1個ずつ穴を後日開けています。

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マイタースロットは別売りのいろいろなオプションを取り付けられるように工夫しています。手持ちのマイターゲージも使用できます。右側にイモネジが見えますが、ごていねいに、これでマイターのガタを調整できるようになっているのです。

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フェンスはアルミですが、かなりヘビーな作りで信頼できそうです。一番目の写真で定盤に見えた長穴にボルトを入れて上からノブで固定します。オリジナル状態では微調整機構や平行移動機能はありません。フェンス面はMDFビット部の開口をスライドして調整できるようになっており、裏から集塵口が付いています。

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フェンスにもいろいろ溝が掘られており、いろいろ別売品を購入することで快適に使用できるようになっていると思いますが、それぞれの溝がどういう意味を持っているのかは現在研究中(笑)。

ルーターを取り付けるプレートは、かなり厚手のフェノール板。既に取り付け穴が何通りかあけられており、ポーターケーブルなど大手のルーターならば穴開けの必要はありません。

報告は「ルーター設置編」へと続きますが、触った印象としては評判に違わず非常にヘビーデューティーな印象で、なかなか良さそうです。


あと、どうでもいいんですが、マニュアルと首っ引きで組み立てていったのですが、最後に山ほどネジ類が余ってしまいました。
多分大丈夫だと思いますが、何となく不安です^^;。

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2009.01.08

ハイブリッドソー ネット口コミベスト10

最近はひとのサイトからの拝借ばかりで楽をしています^^。

Tool Cribの人が今度はハイブリッドソーの口コミを集計してベストテンを出してくれました。
欧米の有名木工フォーラムを中心に集計したようです。

(1) Craftman 22124
 安物ブランドのイメージがありましたが、ビーズメイヤーフェンスを得て信頼性を増し、アウトフィードテーブルまでもが標準付属とお買い得感も十分。
(2) Grizzly G0478
(3) Steelcity 35670
(4) JET JPS-10
 リンク先のビデオを見る限り、GrizzlyのG0661のフェンスはこれにそっくりです。JETのはフェンスの上側にTスロットがあって治具が付けられますが、Grizzlyにはありません。
(5) Woodtek 148-271
 Fine Woodworkingが珍しくショップブランドを推した一台。
(6) Dewalt DW746X
 Dewaltは最後まで迷ったなあ。
(7) DELTA 36-717
 DELTAも迷いましたが、迷ってるうちに日本での入手ができなくってやめた(笑)。
(8) General 50-220C
(9) Shop Fox W1748
(10) Hitachi C10LA

このクラスになると、ほとんど個人輸入もいとわない人向けになるので、参考になるかと思います。

Tool Crib Blog : Top 10 Hybrid Table Saws: Craftsman vs. Grizzly vs. Steel City vs. Jet and MORE!

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2009.01.05

勝手に帰ってきたツールレビュー (4) バンドソー(その2)

前回は14インチについてまとめましたが、今回はそれ以外のクラスについて見ていきます。

(2) 9~10インチ
このクラスは、14インチに比べると見劣りしますが、大物の挽き割りをしないと割り切れば省スペースで多用途に使える相棒となってくれると思います。

 (a) BS-10K2
Bs10k2
 一時期改造ブームで流行となったレクソンのBS-10Kの2代目。一時期より取扱店が減った気がしますが、オフコーポレーションさんなどで販売中です。クイックレリースがつきました。ネット上にユーザーサイトがたくさんありますので詳細はそちらに譲りますが、標準状態でもそこそこ使え、改造しがいのある機種ということのようです。

 (b) リョービ TBS-50, TBS-80
Tbs50Tbs80
30×40cmの設置面積でテーブル上におけるバンドソー。ブレードの交換をするたびに場所があったら欲しいなあと思う機種。ただし口コミはあまり見当たらず、使い勝手はわかりません。TBS50の方がヘビーデューティー仕様ですがフトコロはTBS80の方が深く、TBS80はいわば糸ノコ的な用途に振ったと推定されますが、それは多分正解だと思います。
e-道具市場さんなどから。

(3) 16インチ以上
 「バンドソーは「もっと小さいのを買っておけば良かった」と後悔することのない機械」なのだそうです。まあ大きい機械の割にフトコロは小さいし挽き割り高さも数十cmと、知らない方には価値がよくわからない機械ではあります。欧米の雑誌やサイトを見ていると、16インチ以上が紹介されることが多くなりましたので、アマチュアも今後は16インチくらいが主流になってくるかも知れません。

 (a) JET JWBS-18
Jwbs18
P-TOOLSさんなどより。32万円。

 (b) Laguna 16インチ LT-16
(画像省略)リブロスデルムンドさんより。17万9千円。ええっ!?と思った方は正解です。Lagunaが国内でこの値段です。

 (c) DELTA 28-682
(画像省略)これも リブロスデルムンドさんなどから。24万円。

(4) 日本勢
 日本勢のバンドソーについては、微妙にホイール径でのクラス分類に迷うところもあり、先述のように挽き割りメインの設計になっていますので、16インチ以下くらいまでのものを機種名だけ並べておきます。
 リョービ BS-51N …ホイール 255mm、挽き割り高さ180mm
 リョービ BS-401…ホイール405mm、挽き割り高さ320mm
 日立 CB75F…ホイール410mm、挽き割り高さ315mm
 マキタ電子バンドソー2114C…ホイール355mm、挽き割り高さ182mm
 マキタ 2116NA…ホイール405mm、挽き割り高さ415mm

他、追加があればご指摘下さい。

まとめ
Nlt292勝手にオススメ機種を選定するとすれば、14インチではコストパフォーマンスからKERV BS-14を一押しにしたいと思います。海外でも評判の高いGrizzly G0555のそっくりさんであり、ベアリングやボルト・ナットは全てミリ規格で、ブレードガイドのベアリングがへたったらホームセンターでも購入できます。あの立派なクマのエンブレムが好きな人はGrizzlyをどうぞ。但し60Hz地方限定です(笑)。

そして、お金と土地に余裕のある方にはひとサイズ上で16インチのLaguna LT-16日本版をお薦めします。Lagunaはハイエンドで有名で品質には定評があります。何よりも値段が安くほぼ現地と同じ値段で購入できるのは驚きです。先日の口コミベストテンでは14インチはあまり評判が良くありませんでしたが、Lagunaのラインアップは16インチ以上とそれ未満で設計に大きな差があり、16インチ以上は最大機種まで設計が同じなのだそうですので期待は裏切らないと思います。

ということで、リブロスデルムンドさんの企業努力に勝手に熱烈な敬意を表しつつ今回はここまで。

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2009.01.03

勝手に帰ってきたツールレビュー (4) バンドソー

素人が勝手に各社の工具をあれこれ上から目線で評価する「勝手にツールレビュー」のシリーズ記事。2巡目に入っているため、「帰ってきた・・・」なのですが、語順が少し違うとちょっと微妙なタイトルです。(以上説明終わり。)

今回は久しぶりにバンドソーを見てみたいと思います。先日、Tool Cribの人が米国マーケットで調べたバンドソー口コミベストテンを発表していましたが、ほとんど日本では入手できないことに、少しがっかりしました。そこで今回は日本での入手しやすさを考慮してまとめていきたいと思います。

さて、洋モノかぶれのつもりはありませんが、バンドソーについてはアマチュアが1台目に購入するとすれば、欧米流のものを買った方が良いと思います。日本のバンドソーは挽き割りをメインの用途と考えて設計されており、幅の広い刃を標準装備していますが、欧米のバンドソーは幅3mm程度の極細刃から12mm強(一部19mm)くらいの刃が用意されており、曲線切り、直線切り、挽き割り・・・とオールマイティーに対応するように考えられているからです。

欧米では、バンドソーのサイズはホイールの径で呼称され、同じホイールであればほぼ同じような能力を持っています。9インチ、10インチ、14インチ、18インチ・・・とありますが、最も手頃で汎用性が高いは14インチで、欧米のアマチュア工房のスタンダードとなっています。

(1) 14インチ級
(a) Grizzly G0555

G0555
 Tool Cribでも評判の良かったG0555は、老舗のタマクラフトさんから購入が可能です。但し、このG0555のモーターは、60Hz地域では問題ありませんが50Hz地域では長時間使うと発火するとのことで、タマクラフトさんではモーターを実費で交換するオプションを提供しています。
 私は初期にこの機種を購入して使用していますが、値段が安く細かい部分ではアヤシイ部分はあるのですが、全体としては非常に使いやすく、全く問題なく愛用しています。コストと品質のバランスがとれた好例だと思います。(100円/1$で9万円弱。)
 上側のガイド機構が丸棒で、うちのは昇降の際に少しだけねじれて動き、昇降の度にガイドを調整する必要があります。また、フェンスはアルミ製で変に力を掛けるとたわみますが、使用には全く問題ありません。

(b) KERV BS-14
Bs14
 上の写真とそっくりですが、実物を触ったことがありますがどう見ても本当にそっくりさんです。オフコーポレーションさんのオリジナルブランドKERVから発売中。日本の商用電源に対応し、50/60Hzどちらも安心して使用できます。値段で比べてもG0555が良いと思う方はこちらがオススメです。フェンスもGrizzlyと全く同じです。ツマミとかちょっとだけ気が利いているなと思うところもアリ。

(c) デルタ
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 一時期はデルタが最高かつ唯一の状況でしたが、乱立する現在にあっては少し苦戦の様子。それでも必要十分の性能はあり、デファクトスタンダードであったことからアフターマーケットのオプションも豊富です。タマクラフトさんから購入可能です。オープンレッグと、クローズドキャビネットの2種類あり、モーターのパワーも異なります。3/4馬力で不満を感じられ、かつ14インチにこだわるなら、475Xは検討に値するかも知れません。

(d) スチールシティー
 Mw50100b
 (多分)リブロスデルムンドさんのご尽力で日本上陸したスチールシティーのバンドソー日本バージョン。P-TOOLSさんからも購入できます。9万円くらい。

と、14インチ級でメジャーなのはこのくらいでしょうか。あんまり前回と変わらなかったですね。
各社、フェンスやマイターゲージが別売りだったり付属だったりしますので、値段は良く見てお考えください。

続きます。

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2008.12.23

Grizzly G0661 - Test Cut 【レビュー最終回】G0661で試し切り

連日投稿しているgrizzlyのテーブルソーG0661ですが、試し切りができる程度まで設置、調整が終了しましたので、早速やってみます。レビューは一応今日で最終回と言うことにします。
Finally I will carry out the test cut with new table saw Grizzly G0661.
The results are below.

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左側がジャーマンビーチ、右側は多分赤松です。矢印の方向にカットし、観音開きに材料を置いて撮影しています。期待していなかったのですが、断面は綺麗で特にビーチの方は導管がきれいに見えます。但し、切り終わりの部分にササクレが多いようです。
German beech(left) and red pine(right). The cutting are done at the direction shown with blue arrows. The attached blade is used. The cross sections seem to be clear beyond my expectations. Some splinterings are seen at the end of the cutting.

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ラワンベニヤ。同様に上面にささくれが多く見られますが、切断面は良好です。
Lauan beneer board. Sprinterings are seen at the top similarly, but the cut itself is good.

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リッピング(縦挽き)。35mm厚のジャーマンビーチです。調整が悪くスプリッターで一回材料がつっかかってしまって焼けていますが、切断面はまあまあではないでしょうか。
The ripping of 35mm thickness German beech.

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拡大図。若干刃痕が出ていますが、カンナ1回くらいでとれる程度ではないかと思います。調整で追い込めばもう少しきれいになるかと思います。
The magnified image. Some knife marks are seen but not terrible. Further adjustment may result in better cutting.

081222i081222j
付属の刃。いわゆる兼用刃で、刃の角度が互い違いに付いているのが分かります。刻印があったようですがきれいに削り取られていて、どこのメーカのどんなタイプかは全く分かりません。
The atatched blade.

まだ使い始めて間もない状態ですが、GrizzlyのG0661は総合的には値段以上の価値があるテーブルソーではないかと思います。割刃の効果は少し触ってみただけで十分実感でき、安心感は高いです。取り付け自体はさほどおっくうではありませんが、他社が工具レスのスマートな割刃システムを出しているのに比べれば、取り付け方法はもう一工夫欲しいところです。
Overall, I like the new bear G0661 very much. The riving knife seems to increase safety efficiently. Changing the riving knife and the splitter requires loosening and tightening a single hex bolt with wrench. That's easy itself but tool-free system is preferred.

なお、騒音は、付属の標準刃を付けて1m離れて86dBでした。風切り音が多いので、刃を選べばもう少し静かになるかも知れません。
The noise is 86dB at the distance of 1 meter apart from the saw. It might be improved by changing the blade.

一連の設置を体験してみて、狭い作業場で単独で設置するにはやはり重量的にはこれ以上のものはやはりツラかっただろうことを実感しました。これでも十分辛かったですが、見た目だけでハイブリッドやキャビネットソーを選ばなくて良かったなあと思います。(個人の印象であり、環境と目的によって異なります。)

あと、紹介しませんでしたが、各定盤の平面度が「こんなもんなのかなあ」という印象は受けました。但し比較対象がないので、聞き流してください。

次回からは通常更新に戻ります。

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Grizzly G0661 - Fence and Miter Gauge G0661のフェンスとマイターゲージ

テーブルソーの命はフェンスと言われますが、確かにコントラクターズソークラスであれば、価格的にはほぼ1/5を占める部品であるということは言えます。標準で付いているフェンスが良ければそれに越したことはありません。

今日は、グリズリーのテーブルソーG0661のフェンスとマイターゲージを紹介します。
Today I will put some photos of the fence and miter gauge of Grizzly table saw with riving knife, G0661.

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フェンスはブランド品ではなく、Grizzlyオリジナルのようですが、なかなかよさそうです。結構重たくしっかりした作りになっています。フロントレールは角パイプ、リアレールはL字型のアングルで、これらの上に乗って摺動します。指一本とは言いませんが、ハンドルを持てばスムーズに移動でき、ロックも十分しっかりされてます。
The fence of G0661 seems to be grizzly's original, but it is heavy and steady. It moves very smooth and is locked steadily. Very nice feeling.

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いわゆるT字タイプで、前側だけをロックします。右から読むとき用と左から読むとき用の目盛りとインジケータが付いています。インジケータは虫眼鏡付き。
It is T-square type and locked at the front side. There is two scale indicator windows for right and left side of the fence. They come with magnifying glasses for seniors.

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はり切って試し切りしようと材料を置いてみると、何かが引っかかるのです。写真の矢印の位置のインジケータを固定しているネジが定盤より上に飛び出しています。ここはどこをどう調整してもクリアできそうもありません。虫眼鏡付きも大いに結構ですが、理解に苦しみます。
I can't understand but the mounting screws of the indicators got over the table surface (see red arrows on the photo). They interrupt the workpiece while feeded. No adjustment to avoid this trouble seemed to exist. I can't undestand at all.....
※12/24 追記: Grizzlyに問い合わせたところ、必要ない方のインジケーターを取り外して使って下さいとのこと。
※1/29 追記: ホームセンターで低頭ネジなるネジを購入することで解決しました。くわしくはこちら

(Update1: Grizzly said that the simplest remedy to this situation is to remove the indicator, replying my inquiry about this problem. They also said only one indicator is needed on the fence at a time.)
(Update2: To solve the problem, I found the special screw that have low profile on the head in a DIY store.
See the entry for details.)

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マイターゲージはいかにも付属品と言った感じであまり気合いは入っていません。マイターバーは金属ですが、三日月部分はプラスチックです。
Its miter gauge. It seems "so-so" as a giveaway. Some parts of it are made with plastics.

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2008.12.21

Grizzly G0661 - close up the riving knife 【実況】 G0661の割刃

どんどんいきましょー。・・・・ふぅ。

今日は新着GrizzlyのテーブルソーG0661の、気になる「割刃」周辺の機構について紹介します。BOSCHはベンチトップタイプの4100シリーズで、工具レスの割刃システムを採用していますが、Grizzlyはどうでしょうか。
Photos below are of the riving knife and its assembly of Grizzly's new table saw with riving knife G0661. While Bosch offers tool free riving knife sysytem on their 4100 series benchtop saw, how about the bear....?

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割刃(左)と、固定ボルト(右)、そしてシム(右上)です。割刃は厚さ2.3mmくらい。
Its riving knife (left), riving knife/guard bolt (right), and shim.

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割刃は、上記のボルトでこのように固定されます。付属のアーバーレンチの反対側を使います。ということで残念ながら工具レスではありません。但し、後で説明しますが位置決めは一度の調整で決まりいちいち調整する必要はなく、さほど面倒な作業ではありません。
The riving knife is fastened to mounting block as shown with the bolt with wrench .

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従来のブレードガードも付属しており、作業に応じてどちらかを選べるようになっています。ブレードガードはアンチキックバックパウル付きです。
The blade guard assembly with anti-kickback pawls is also atatched. You can select either one according to your task.

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ブレードガードの取り付けは割刃と全く同じです。ブレードと一緒に上下します。
It is installed in the same manner as the riving knife, so it can move up-and-down and tilt according to the blade.

割刃およびブレードガードは、ブレードよりわずかに薄く、ブレードのちょうど真後ろに配置する必要があります。
以下の図は、マニュアルから拝借した割刃の位置の調整方法です。上の写真のシムが数枚付属します。
The splitter/riving knife should be parallel with the blade and be in the "alignment zone".
Below are how to shim the splitter/riving knife.

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実を言うと、私のところに届いたものは初期状態では割刃が左に寄りすぎていて、付属のシムを全部入れてもまだ間に合いませんでした。アルミ板を買ってきて金切りバサミでカットし、1mmを1枚、0.5mmを1枚、プラス付属のシム2枚をかませてやっとセンターに来ました。まあ、右側に行きすぎてたらと思うと、まだマシですか。

As for mine, the riving knife come to left at first. I inserted all the atatched shims (maybe 6) but inadequate. So I added aluminum plates of the thickness of one-1mm and one-0.5mm sold at DIY shop. It was only a dissapointment I felt while assembling.

テーブルソーは不案内なのであまり詳しくありませんが、あとはどの辺をレポートすれば良いんでしょうか。
ここが見たいというのがあれば、写真だけでも載せていきますので、コメントでお知らせ下さい。
If you have further request for inspecting details of this table saw other than I have ever reported, leave your comments.

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2008.12.20

Assembling Grizzly G0661 【実況】 クマ次郎組み立て

関西弁で言う「うれし」であることはわかっていますが、【実況】と銘打った以上ある程度リアルタイムで報告しなければと思っています。G0661の一般消費者によるレポートはこれまでネットで見あたらず、これがもしかしたら世界初のレポートと思っています。

今日は、能書きはナシにして本体の内部写真を順不同でアップしてみたいと思います。
今日の写真のほとんどは、組み立て途中本体がひっくり返った状態で撮った写真を、自然に見えるように180度ひっくり返して掲載しています。

I ordered Grizzly's contractor-style table saw G0661 three month ago, and it has just arrived. The "new comer" has been catching many one's attention to its riving knife system, but no reviews seems to be available yet. Today I will put some photos taken while I assembled it. I wish it might be the first report of the bear on the world. :-P

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脚ナシの本体。この状態でカートンに梱包されて来ます。
Body without legs. Photos are shown upside-down for your convenience.

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2馬力115V誘導モーター。でかい。
2HP induction motor. Made in China.

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コントラクターズソーなので下はがら空きですが、集塵のためにブレードを包み込むようにシュラウドが設置されています。吸い込み口は65mm。
Shroud around saw blade for dust collection with 2-1/2 dust port.

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モーターから見たトラニオン。2本の丸棒のコラムで支持されています。ベルト短い。
Trunnion. Supported by two columns.

081220a
形だけは組み上がりました。フェンスは心配していましたが結構しっかりしてます。未調整なのでまだテストカットはおあずけです。
作業場が狭く思ったところに収まらないので、無謀にもフェンスレールの右側を20cmほどカットしました。
Assembly completed. The Grizzly-original fence is sliding smoothly and locked steadily beyond my expectations.


ほとんど完成状態で出荷されており、組み立ては脚を組み立てて本体を立ち上げてしまえばあとは大した作業はありません。次の機会では注目の割刃周辺の機構を紹介したいと思います。
I will continue to report this bear, next time I will show some review around the riving knife.

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2008.12.18

【実況】クマ次郎 到着

待ちに待った熊が来ました。Grizzlyは、バンドソーに続いて2台目です。

搬入は思った通り大変でしたが、何とか死なずに済みました。
081219a
今日はここまで。
散らかってますが勘弁してください。

081219b
割刃。

拡張テーブルが鋳造でとても重たく、これの取り付けが実は一番難儀でした。トリトンのマルチスタンドで片方支えて取り付けましたが、マルチスタンドの脚が広くて邪魔をして、ギリギリまで近付けられないんです。

ボルトの穴には数ミリの遊びがあり、本体テーブルと拡張テーブルをツライチに合わせる必要があります。本格調整はまだですが、スプリングワッシャのせいか、最後の一締めでぐいっと上下にずれてしまい、なかなか上手いこと締められません。どなたかコツをご存じでしたらお教え下さい。

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2008.12.08

14インチバンドソー 人気ベスト10

Tool Cribの人が調べた、ネット口コミでの14インチバンドソー 人気ベスト10。

Best 14″ Bandsaws: Grizzly vs. Rikon vs. Powermatic vs. Laguna and More

順位と、著者が気に留めたコメントのみ紹介します。

(1) Grizzly G0555
  「この熊さんは、バーゲン価格の堅実な働き者。全体の調整と仕上げは良好で、フェンスは高品質。このバンドソーは全てのテストで良好であった。」
 引用者コメント: ウチのバンドソーはこれです。値段が安く、細かい部分ではアヤシイ部分はあるのですが、全体としては全く問題なく愛用しています。コストと品質のバランスがとれた好例だと思います。プロユースだとどうかなとは思いますが。あと、集塵は若干投げやりで、「穴開けときゃ良いんでしょ」、と言う感じです。

(2) Rikon 10-325
 「このバンドソーは、異常に複雑なかつ雑な作りのブレードガイドのために、我々のテストではその順位を落とした。しかしながら、テストした中では最もリソーの能力があり、切れ味も良好だった。」

(3) Powermatic PWBS-14CS 1791216K
 「この機種は、鋳造の兄弟たちの中では良い成績を収めたが、私たちのテストした機械は、ホイールが1/8インチ(3.2ミリ)以上ずれていた(misaligned)。」

(4) Craftsman Bandsaw 22401

(5) Laguna LT14SE
 「張力とトラッキングを調整するノブは大型で、調整と仕上げは優秀だが、テーブルがブレードの右側がもう少し広かったら良かった(※)。張力スケールがないので、張力計を使うか手応えでテンションを調整する必要がある。」 (※部分の和訳に自信がないので間違ってたら指摘下さい。)

(6) Grizzly G0457
 「集塵は良好だが、ブレード交換がやりづらい。テンションは直感的なクイックリリースメカニズムにより、セットしやすく調整しやすい。トラッキングノブの大きさが良い。背の高いフェンスがスムースに動きしっかり固定でき、リソーには最適。曲線カットは問題なし、リソーも高品質。」

(7) Delta 28-475X
 「このデルタは能力も高く傾斜する大きなテーブルを持つが、騒音と振動が多い傾向があり、リソーの時に不満足な結果となる。多くの箇所で調整と仕上げはプアーであり、集塵は平均点以下。」

(8) JET JWBS-14DX

(9) Ridgid BS1400
 「このバンドソーは、趣味のあるいはウィークエンドウッドワーカーにはすばらしい入門機種であるが、仕事で使おうとするならば、がっかりすることになるだろう。」

(10) Steel City 50100G Deluxe Granite Bandsaw
 引用者コメント:SteelCityの最近の一押しであるテーブルにgranite(花こう岩;みかげ石)を使ったラインアップのバンドソー。graniteの詳細は分からないのですが、(人工)大理石じゃないですよね。
最近はホイールまでも、この「石」で作った機種を発表したそうですが・・・効果のほどはいかに?

日本で容易に入手できるのは(Grizzlyの日本版である)KERBブランドと、デルタくらいでしょうから、あんまり参考にならないですかね。

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2008.10.20

「電動工具の騒音一覧」アップデート

以前からテーブルに取り付けて使っているトリマーが、前回の作業台製作の時にちょっとだけヘビーな切削をしたら、
「ぎゃああーーーんっきいきいききーーごごごごds;ghf@jkl」
と恐ろしい音をたてるようになりました。

木工を始めた初期に購入した、中国製の廉価なトリマーです。いずれこうなることは聞いていたのですが、他機種への買い換えとなるとテーブルの取り付けからやり直しになるので、躊躇していたところ。昨日、あれからずいぶん「冷却」したから大丈夫かなー、と思って回してみたら、やっぱりダメでした。ちょこっとだったので、保護具フル装備で(笑)そのまま使ってしまいましたが、皆さんは真似せず、工具に異常が感じられたら使用を中止してください^^。

ということで、先日掲載した「電動工具騒音表」のアップデートです。

Photo_2

上記のトリマーはこれまでの最高記録99.7dBをマークしました。壊れかけだからではありますが、記憶によると新品もあまり変わらなかった気もします^^。

先日のマキタ厚切り(深切り)丸ノコ5731は、従来の6型より静かです。これで7型同等の厚みが切れるのですから、騒音面でも「1ランク上」の優位性があります。

ずいぶん前に評判の高かったBOSCHのトリマーPMR500(日本版)は、レベル的には丸ノコと同程度です。ただし「きーん」という高周波より「ぶおーん」という感じの音で音質的には耳に優しい音です。

アネスト岩田FX2052にはもう少し頑張って欲しかった。
・・・ふと、「世界最静粛」を謳った(今も謳っている)あのルーターも、数字を信じて大丈夫かなという気持ちになりました。

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2008.10.19

エアネイラー

「ぱしっ、しゅぽんっ」のエアネイラーは、大工さんあるいは内装やさんのイメージがあり、特に日本の木工では多用されることはないようです。モールディングを多用する欧米では、流派によってはフィニッシュネイラーあたりを使うことがあるようです。

ワタシも、「クギなんて」と思っていたのですが、最近使い始めて便利さを実感しています。特に治具作りに使用することが多いです。特に「こんな治具、絶対2度は使わないだろうなー」というような治具をテンポラリーで手抜きで作る場合、ボンドで貼り付けた後に、バシバシと片っ端からネイルで押さえていきます。治具によってはその状態でそこそこしっかりしますので、根が「いらち(関西弁)」なワタシはそのままボンドも乾かないうちに使い始めて、ボンドが乾くのは、その治具を使い終わってしまってゴミ箱の中、というのが常態です^^。

081019aとは言え、一流メーカー品は驚くほど高く、活用範囲を考えると躊躇される方も多いと思います。
ワタシもホームセンターで購入したセール品を使っています。
パワーソニックブランドのフィニッシュネイラーFN-1550Cです。
ネイラーは1発1発はさほどエアーを食いませんので、ヘビーな使い方でなければ0.2kW程度のコンプレッサでも全くストレスを感じません。アネスト岩田は「△」マークを付けていますが。

081019bこんな釘が打てます。
ネイラーには写真左側のマガジン部に、ホチキス(ステープラー)のようにくっついた状態で装填します。
治具作りにはサイズ上、写真の18mmのネイルを多用しています。
正直、このサイズでは固定力に難ありで、本数でカバーです。

081019cブナの端材に打ち込んでみました。フィニッシュの名の通り、使い道によっては目につかないかもしれません。付属のネイルなので錆びてます(笑)。

ウチの廻り縁は延々とこれで打ち付けてありますが、自分の木工作品にはなるべくやりたくはないですね。


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2008.10.17

コンプレッサのある生活再び

最近、工房整理と称して、工具を二つ処分しては一つ追加している、そんなペース(笑)。

コンプレッサはナカトミのCP-1500を持っていたのですが、場所を取りすぎていたので処分しました。のですがやはりあったら良いと思う場面が多く、もっと小さい機種に買い換えることにしました。

安物で良いと思っていたのですが、調べるうちにアネスト岩田が静音タイプを謳ってオイルレスタイプを出していることを知りました。アネスト岩田は騒音値を公表しており、最も静かなのは1/8馬力タイプですが66dBと書いてあります。コンプレッサはウルサイのが当たり前と思っていましたので、この数字は驚異的です。

「静かな木工」研究家としては手をださずにはおれません。66dBのにしようかと思ったのですが、ちょっと欲が出てしまい、1/4馬力のFX2052というタイプにしてしまいました。
(リンク先にタイプ別騒音値一覧表、および、目的別対応一覧表があります。)
これでも騒音の公称値は70dBです。1/8馬力ではブロアとエアブラシくらいまでですが、1/4馬力なら、インパクトレンチが使えるようになる、くらいのイメージでしょうか。

081017aさっそくワクワクしながら開梱。
周りが汚くて申し訳ありません。
縦型で、壁掛け設置が可能であるされています。頭でっかちで青くて猫型ロボットみたいです。

081017b早速スイッチを入れてみました。コンプレッサの音って普通は「だだだだだっ」というイメージですが、これは「ぶぅーううん」という、熱帯魚のポンプの親分みたいな感じの音です。

・・・・・・で、期待はずれなことに、思ったよりウルサイ。ていうか、かなりうるさい。

いつぞやの安物騒音計で測定すると、1m離れて88dB。数値的には、最近の丸ノコと同じくらいの数字です。ただし、音質のせいで丸ノコほどの精神的圧迫感はありません。が、夜中に気兼ねなく回せるような代物ではないです。表を良く読むと、「無響音室での弊社測定基準に準じた測定値です。お客様の作業環境に応じて聞こえ方は異なります。」と書いてあります。

これなら同クラスの7~8千円の安物を買って防音ボックスを作った方が良かったかなあとも思いましたが、きっと数年後にこっちにしておいて良かったと思える日が来ると思うことにします。「壁掛け防音ボックス」を別途計画します。

まぁ、普通のコンプレッサよりは静かなんですけどね、騒音以外は、つくりもしっかりしており全く問題ありません。特に圧力調整がやりやすく、シビアな用途には威力を発揮すると思います。

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2008.09.28

マキタ厚切り丸ノコ5731 レビュー

先日紹介した「深切り丸ノコ」、マキタのものを購入してみましたので、写真で紹介します。

購入は、マキタショップヤマムラ京都さんから購入しました。
楽天からはこの辺りから探してみてください。→楽天:マキタ厚切り丸ノコ
電子タイプも良かったのですが、工具はシンプルが一番ということで安い方を選びました。貧乏人の負け惜しみかも知れませんが、ワタシ自身が電子タイプをあまり信じていない部分がありまして。

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左側が深切り6型・電気タイプの5731です。比較のために従来タイプの6型である日立のC6MB2を右側に並べてみました。最も刃を下げた状態の写真で、このおよそ1cmが「深切り」の違いです。

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ベースプレートはホントに刃の軸ギリギリという印象です。内部の構造が気になりますが、リョービでは中間ギアを一つ増やしたと説明していますが、この辺りは各社で異なる可能性はあります(いきなりバラす勇気はなし・・・)。
図はリョービのプレスリリースより。

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上から見た写真。コードは後ろ出しです。ボディーの色が青と白の2種類があります。
モーターは1140Wで、ちょうどマキタの従来の1サイズ上のタイプの定格のモーターです。

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切り込み深さはレバー式のワンタッチになっています。慣れの問題かも知れませんが、どこまで締めれば締まるのかちょっと分かりづらい印象です。感覚が古いのかも知れませんが、この手のツマミは力を掛けると折れてしまいそうで思い切って力を掛けられないので、プラスチックはあまり好きじゃないです。

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後方排気スリット。集塵機を接続するアダプタが別売で使用可能です。左側のランプは通電ランプです。ちなみに電気(非電子)タイプはチップ刃付きの5731と刃なしの5730SPの2種類があるのですが、通電ランプとLED照明は5730SPには付いていないようです。ただ単に刃あり・刃なしの設定だと思っていたので要注意。

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ベースプレート裏面。個人的に気になる平行度調整は、裏からネジを回して調整するようになっています。

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新旧タイプの刃を固定するネジとワッシャーの写真です。左側が深切り、中央が従来タイプです。深切りを実現するために、ワッシャーがものすごく小さくなっているのがわかります。

このワッシャーが刃を挟み込むことで刃を安定化する機能があったとすれば、ここまで小さいと全体の精度や安定性に影響がないか、若干不安になります。但し、ワタシ自身はこれまであまり丸ノコをガンガン使うタイプではなかったので、多分差に気が付かない自信はあります。(笑)

一番左は、あまり関係ないですが、以前に紹介したヤマシンのレーザーチョークです。以前の記事はこちら。何が言いたいかというと、深切りタイプではこのアイデア商品は使えなくなってしまうということです^^。

お気付きのように、まだ回していませんので(笑)、また使ってみての感想は別途報告したいと思います。

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2007.05.27

LEIGHの新しいダブテールマシン

ダブテールジョイントがルーターで一気にできてしまうダブテールマシン。2005年7月に勝手にツールレビューでまとめた事がありましたが、正直、高いなあ、という印象が大きく、ワタシ自身は購入には至っておりませんでした。

この度、LEIGHから、ダブテールマシンの新機種の追加が発表されました。今夏に発売とのことですが、価格面からも検討に値するものです。

Superjig12現在真っ先にLEIGHのトップページを飾っている、LEIGH Super Jigというラインアップ。
基本セットのお値段が、12インチで199ドル、18インチ 259ドル、24インチ 329ドル。

好評であった従来機種のLEIGH D1600が18インチで359ドル、LEIGH D4Rが、24インチで529ドルですので、この種の治具に多くを求めない、あるいは、加工幅は小さくて十分、と言う方には、良い買い物になるのではないでしょうか。

詳しいところはよくわかりませんが、そのうちに治具比較表(LEIGHサイトの左側のボタンから閲覧可能)にこのSuper Jigが書き加えられれば、そのスペックが明らかになるのでしょうね。

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2007.05.06

Eurekazone EZ スマートガイド レビュー まとめ

連載していたEZ Smart Guideのレビューも一段落させるつもりです。

まず、皆さんが気になっている、「私はコレで・・・」の出典を明らかにしておきます。

私がこのEZ Smart Guideに目を付けたのは、TOOLCRIBのウェブログの"DIY Table Saw Alternative: EZ Guide + Circular Saw"という記事が最初です。ここに引用されている、WoodNetでのBurtさんというプロの木工家の方のコメントがそれです。

「ホントにEZはパネルソーとユニソーとスライド丸ノコの代替となるのか?」という疑問については、TOOLCRIBは、引用の形で

「もしあなたがプロ並みの精度を求めているDIYerなら、(テーブルソーの代わりとして)FestoolかあるいはEZを検討する価値があるだろう」

とまとめています。 もちろん、それはBurtさんの言うほど、万人に対して万能性を持つものではないと思います。

私の印象としては、EZは明らかに合板などのパネル状のものを扱うことを主眼に設計されています。テーブルソーにサブロク板をおっかなびっくりかますくらいなら、EZを使う方がはるかに安全に精神的に安心して短時間に精度良くカットすることができます。また、占有スペースの面でも、特に大きな材料を扱う際にはEZの方が有利です。私のような狭小工房では、大きな材料については材料を動かすより機械を動かした方が得です。EZなら使わないときは「片づけて」おけますし!

意外とセッティングが簡単なことも長所として特筆できると思います。丸ノコにハカマをはかせるところが若干面倒ですがそれさえ一度やってしまえば、片づけてあったEZを取り出して、カットを開始するまでに2分とかかりません。丸ノコはハカマを付けたままで、普通の丸ノコ同じような使い方もできます(若干切り込み深さが浅くなりますが)。

但し、小さい材料を扱う場合や、直角切り、あるいは繰り返しの定寸切りについては、テーブルソーの方に軍配が上がると思います。これらの弱い点については、EZではオプションの購入で対応できるようになっているようですが、それらの使い勝手については購入していないので今回はレポートできません。

こと、EZについて惜しまれるのは、レールはとても立派なのに、それ以外の部品がプラスチック製でチャチなことです。特に各面の平面度がアヤしいのが残念。また、プラスチックゆえヘビーデューティーな使い方をしたときの耐久性も不安が残ります。

とにかく、丸ノコに対して、恐怖症、あるいはそこまで行かなくてもいろんな意味で苦手意識を持っている方には、一度試してみることをオススメしたい製品です。テーブルソーに匹敵する精度を得られる実力は持っています。
もちろん、FESTOが買えるような資金力あるいはあぶく銭がある方はそちらにGO!です。

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2007.05.01

Eurekazone EZ スマートガイド レビュー (3)

準備はここまで。さっそくカットしてみます。

070430f当日は天気が良いので青空木工。と言うか、これをワタシの工房で振り回すのはチョット狭い。私の購入した100インチセットは、100インチ=2.5mまでの直線を切断することができるセットで、50インチ(=1.2m強)のレールが2本と、それらを接続するコネクターが同梱されています。
今日はとりあえず1本だけ使います。裏側にスマートクランプを取り付けて材料をクランプし、あとはレールに沿ってカットするだけです。

070430g切れました。丸ノコの重心はほぼレールの上にあり、丸ノコはレールの上を滑りますので、普通の丸ノコ定規で材料の上を滑らせるよりも引っかかりもなく、スムースです。

カット中の動きはさほどガタもなく滑らかで、安心感があります。

070430h切り口の拡大。下が切った材料で、上はガイド自身です。きちんとガイドと材料がツライチでカットされています。しかし、切れ肌についてはかなり刃の痕が出ているようです。これは多分ワタシがセッティングを失敗して、丸ノコとベースの平行度を少し狂わせてしまったせいが大きいと思います。動き自体はさほどガタはないので、きっちり修正すればチップソーの丸ノコ並みの切れ肌は得られるハズと思います。後で修正を検討します。

070430iクランプは2つが標準付属ですが、2つでほとんどのものは十分保持できます。クランプは実測で55mmの厚さのものまでクランプできます。先日紹介したようにクランプがはまる溝は2本あり、いろいろなセッティングが可能です。斜めのものでも保持できます。小さいものは保持しづらいですが、小さいもの保持用のクランプにアップグレードするキットが販売されています。


普通のあるいは自作の丸ノコ定規に比べて、好ましい点はいくつかありますが、
(1)クランプが裏側で表側に出っ張ってこないので、丸ノコのじゃまにならない。
(2)墨線にレールの端部を合わせて置き、そのまま切ればよく、定規と刃のオフセットを考えなくて良い。
(3)丸ノコベースが大きく重心がレール上にあり、ささくれ防止インサートのサポートもあって、非常に安定してカットできる。

例えば製材が終わっていないような、表面が大きく湾曲しているような材料は、丸ノコ定規を使ってもキックバックを食らうことがあります。このスマートガイドを使えば、クランプさえできてしまえばあくまで丸ノコはレールに沿って動きますので、カット面の直線が確保され、キックバックも起きづらいことになると思います。

横切りにはもう少し短いレールがあった方が小回りが利いて良いかもですね。

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Eurekazone EZ スマートガイド レビュー (2)

引き続きEZ Smart Guide の下準備に入ります。
070430aこれが丸ノコをこのレールで走らせるためのベース。これを市販の丸ノコのベースに取り付けることが必要です。欧米サイズでできているのか、日本の丸ノコでは少し小振りで、取り付けは説明書通りには行きません。この辺りはDIY精神で、丸ノコのベースに穴を開けるか何かして、何とか固定するようにします。

070430b私も丸ノコのベースもろとも穴を開けて固定しました。ちなみに丸ノコのベースは最近はアルミなので、ホームセンターの安物の鉄工用の刃で問題なく穴があけられます。このベースと丸鋸の刃の平行度が非常に重要なのですが、初めてで勝手が分からず、ちょっと失敗して両端で0.3mmほどずれてしまいました。

(注意:取り付けのため安全カバーを針金で固定していますが、この状態で使用しないでください。またEZ Smart Guideを使用される方は、安全カバーの動作がベースプレートで阻害される場合、説明書に書いてあるようにベースプレートの切り欠きを拡げて安全カバーが確実に動作するようにしてください。)


070430cさらに、丸ノコベースにもささくれ防止版を取り付けることになっています。こんな形をしており、これはレールを併用するときに使います。標準セットにはこのインサートが2枚付属し、その他にレールを使わないときに使える平坦なタイプが2枚、付属します。

070430d丸ノコ用ベースには、ワンタッチで取り付けられるようになっており、パチンと下の写真のような形に収まります。この部品も最初は切り込みがなく、丸ノコをセットしてから当て木を当ててゆっくり刃を押し込む(=手動プランジ)ことにより、ゼロクリアランスな状態にします。
少し理解困難な形状をしていますが、これは使ってみるとすぐわかります。

070430eこの手のレール状の治具では、どうしても丸ノコの左半分だけがレールに乗った形になり、右半分はフリーなので不安定になりますが、ささくれ防止インサートをこのような形状にすることにより、右側はインサートが材料に接し、幾分か安定するようになります。個人的には慣れ(力の入れ方)の問題とも思いますが、誤って変に力がかかってキックバックするような機会を減らしてくれるものと思います。

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2007.04.29

Eurekazone EZ スマートガイド レビュー (1)

パネルソーとユニソーとスライド丸ノコを兼用できるなんて思わせぶりなことを書いてから、かなり時間が空いてしまいましたが、やっと触る時間ができたのでレビューをしたいと思います。

Veneer1bigブツはEurekazoneという会社のEZ Smart Guideという製品です。

この製品群の根幹となるものは、高精度で頑丈なアルミ製のレールです。その他、このレールの上で丸ノコを走らせるためのハカマや、ルータをセットできるようなキットが同時に発売されています。これらは自由に組み合わせて使うことができ、レール自身もコネクターで無限に延長することができます。

この辺りでピンときた方が大半と思いますが、もっと簡単に言うと、丸ノコ機能に関して言えば、FESTOOLの丸ノコ+レールのシステムを、丸ノコ別売りでもしくはレトロフィットでやってやろうということです。FESTOのそれは日本では驚くような値段ですが、丸ノコを持っていればFESTOの数分の一の値段でできることになります。

最初はよく分からないので、とりあえず100インチセットを購入しました。その他数点を同時に購入しているのですが、とりあえず100インチセットの方から紹介します。

まずはレール。
070429aこちらが表。真ん中の凸がレールとなり、この凸に沿って丸ノコやルータが走ります。両端に白いアルミサッシのビードみたいな部品が見えますが、これがこのレールのセールスポイントの一つ。FESTOをご存じの方なら既にお分かりでしょうが、この部品はアンチチップエッジと呼ばれ、丸ノコの刃の際を押さえることで、材料のささくれを押さえてくれる仕組みです。購入時一番最初にこの部分をわずかに共切りすることにより、際ぎりぎりを押さえるようになっていることもFESTOと同様です。思ったよりも硬い材質でできており、わずかにレール本体とはツライチではなく、クランプするとぐっと押さえつけられるようになっています。
なお、真ん中の凸に黒い部品が付いていますが、これはストップブロックでセットには含まれておらず、別売です。

070429bこちらが裏側。
このシステムのもう一つの売りは、裏側に2本のスロットがあり、ここにシステマチックなクランプ類をセットできることです。写真はセットに標準付属のスマートクランプという名称のクランプで、ネジ一本で位置固定と材料クランプを同時にできるように考えられています。セットには2個付属しており、別売りで買い足すことも可能です。

070429c真横から見ると、各部品の位置関係がよく分かります。似たような単なる丸ノコ定規ならベニヤ板でも作れますが、これだけの機能をこの厚みにシステマチックに組み込むことは難しいのではないかと思います。

ここまで見てもFESTOを強く意識した製品のように見えます。さらにレビュー第1回目で書いて(バラして)しまいますと、どうもこのレール、FESTOのレールとコンパチブルらしい?
※ どこにも明記はされておらず未確認情報です。別途調査中。

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2007.04.08

Spoke Shaveブランド

ネット環境も十分でない頃から、デルタを始め木工機械輸入のパイオニアであられた「リブロスデルムンド」さんより、Spoke Shaveなる新ブランドが発売されました。

手始めに、キャビネットソーと、据え置き型の手押しカンナ3機種が発売されるようです。

3HPのユニソークラスが30インチフェンスで19万円、
手押しカンナはそれぞれ、
6インチのオープンレッグが7万円、
クローズドキャビネットが9万円、
8インチのクローズが15万円と、なかなかのコンペティティブプライス。

手押しカンナはどう見てもデルタと全くうり二つです。最近供給が不安定らしいデルタの、中国工場からの直接のOEMでしょうか。(4/13訂正:詳細は下記。)200Vが配線できれば8インチも夢じゃない価格ですね。

それはそうと、大丈夫かデルタ。

リブロスデルムンド/Spoke Shave : http://www.delta-mokkoukikai.com/

※4/13追記
外見からのみ判断するに、そっくりさん関係としては、下記の図式ではないかと思います。
 キャビネットソー: Grizzly、 気になるフェンスはShop Foxですか。
 手押しカンナ  : 6インチオープンレッグ = デルタ
            6インチクローズド = Grizzly
            8インチクローズド = デルタ

複数のブランドで似たような機械が出回ることはよくありますが、意匠権とか知的財産とかいわゆる工業所有権的にはどう折り合いを付けているのかなと、ふと思いました。

※4/18追記
さらに、キャビネットソーについては、Steel Cityの方が色までそっくりとの情報を頂きました。(Tさん情報ありがとうございました。)
いったい誰が設計した(ことになってる)んでしょうかね?

"Steel City"って、ネットの機械検索に入れると「鋼鉄都市」って出てきて、何となくかっこいいんですよね。 どうでもいいけど。

(追記終わり)

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2007.03.13

JETのそっくりさん

旋盤のことを集中的に書いていたら、自動リンクのところにこんな商品が。

どう見てもJETのmidi latheです。メーカーの提携関係については不明ですが、JETのは結構評判良かったので、これもモノとしてはそこそこと思います。

楽天でも見つけました。

い~ショップ ユニコム: 大型木工旋盤  これは輸入業者がamazonと同じ。
sprick: 大型木工旋盤

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2007.02.03

勝手に帰ってきたツールレビュー (3)ハイブリッドソー後編

ハンス・ウェグナーを追悼しつつ、それとはあまり関係なく怒濤の連続投稿。ハイブリッドソーの続きです。

どれがベストバイか?勝手に決める前に、値段のことを忘れていました。

一部、小売業者にもよりますが、値段はおおよそ下記の通りです。

DeWALT DW746X  $1000(米国)
Grizzly G0478     $820 (米国)
DELTA 36-717     21万円(最下位機種は17万円)
Jet JWSS-10PF   $1000(米国)
Craftsman OR35504 $1100(米国)

残念ながら、上記のうちDELTAを除いて4機種は、日本の小売業者からは入手ができません。個人輸入あるいは輸入代行などを頼むことになります。

本体価格だけ見れば、Grizzlyが若干安いですが、Grizzlyは、Grizzly自身かあるいはAmazonでしか購入できず、いずれにせよフォーワーダーを使うしかなさそうなので、その分割高になりそうです。しかも、ことGrizzlyの方は、クレジットカードを受け付けてもらえないので、送金にも手数料がかかってしまいます。

Craftsmanはもっと深刻で、原則Searsという業者が独占的に販売しており、海外のオーダーは受けていません。(この前聞いてキッパリ回答されました。)よって、現地で買い付けてもらえるような小回りの利く代行輸入業者に頼むしかなさそうです。

Jet、DeWALTは、かなり多くの小売業者(但し米国)が扱っています。クレジットカードが使えて、かつ送料を合わせたトータル金額が安いところを地道に探していくと、安く上げられる店が発掘できる可能性があります。場合によってはDELTAも、もう少し安く入手できるかも知れません。

まとめ

さて、勝手にベストバイですが、今回は難しいですね。この値段帯になってくると、どれを選んでも激しく失敗とか激しくお買い得、というのはなく、もう、各人の判断基準と、要求事項の優先度の領域に入ってくるのではないかと思います。

まず、私のように、極端に狭い工房で一人でえっちらおっちらする方には、コンパクトで軽量なDeWALTが良い相棒になってくれると思います。駆動部分はもちろんコントラクターズソーよりも1ランク上の堅牢さを持っており、精度と切れ味に貢献してくれるものと思います。

ただ、DeWALTに関して言えば、結果的に他社に比べてハイブリッドソーのターゲット層をライトデューティー側に振ってしまった感があり、単純な性能比較で見れば、後発の他社から見劣りする部分があることは確かです。ある特定のターゲット層に対して、バランスの取れた一台と言えそうです。

G0478_det4最もヘビーなのはCraftsmanです。重量も重たいのですが、通例的にはハイブリッドソーは、モータをテーブルにぶら下げるのですが(左写真:Grizzlyの例)、Craftsmanは、キャビネット側でモータを支持するという大型のキャビネットソーと同じ構造を採用しています。振動の面だけでも、キャビネット側で支持した方が良いのは想像に難くなく、実際このCraftsmanは最近の雑誌のレビューでは他社をおさえてかなりの好評を得ています。安物メーカのイメージはありますが、Biesmeyerフェンスを備えて最強になりました。リアエクステンションテーブルまで付いてお得感も十分です。

2番目に重たいJETも、かなりヘビーデューティーよりのつくりです。最近の設計なので、マイクロアジャスト付きのフェンスを含めてかなり評判も良いです。

Grizzlyは塗装や細部の仕上げなどの質感が高く、2馬力のモータは上記5機種の中で最も滑らかで力強いとの評判があります。安全機構などに若干古いものを感じ不安がありますが、テーブルソーを使い慣れた人ならば難なくその馬力を享受することができるでしょう。

何だかんだ言って、DELTAは国内に代理店があるのが魅力です。大物ですので、故障した時の対応やメンテナンスを考えると、この差は、他の些細な性能差に比べたら、とてもとても大きいと思います。その機種は個人輸入する以上、基本的には無保証・自己責任です。

と言うわけで、ベストバイは決めませんが、強いて言えば、(私にとって)見知らぬ人に「どれが良いか」とメールで突然質問されたら、DELTAを国内の代理店から買うのが良いですよ、って言うかも知れないなあ。
あとは、やっぱり、各人の判断基準と優先度ですかね。

私自身思案中ですので、是非、諸先輩のコメントをお願いしたいと思います。

ということで久しぶりに大型記事は疲れた!

参考文献:
(1)TOOLS OF THE TRADE ONLINE・・・スノーボードビルダーが8機種のハイブリッドソーをレビュー。私見が入っているがかなり参考になる。
(2)Consumer Search・・・海外の22の雑誌あるいはサイトの、テーブルソーに関するレビューをさらにレビューした、濃度の濃いページ。

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2007.02.02

勝手に帰ってきたツールレビュー (3)ハイブリッドソー

少し時間が空いてしまいましたが、素人が勝手にオススメ機種を選定する勝手にツールレビュー、今回はハイブリッドソーです。今日はいつもと違ったまとめ方でまとめてみます。

(1)重さ
ハイブリッドソーを買おうと思うくらいの方は、かなり木工に気合いの入った方だとは思いますが、かなり物理的にも大きな買い物になりますので、そんなモノを買ってウチに入るんかい、というところから検討する必要があります。ハイブリッドソーですと、フェンスの幅は標準ではほぼ同等なので、サイズはほぼ同じくらいになりますが、問題なのは重量です。ウチはヨメも軟弱なので、使えるモノはテコでもチェーンブロックでも使って運ぼうと思っていますが、一人で取り回すには限界があります。

現在、「ハイブリッドソー」のクラスにあって主な機種を5機種、カタログからまずは重量を拾ってみますと、下記のようになります。

DeWALT DW746X   114kg
Grizzly G0478    130kg
DELTA 36-717    163kg
Jet JWSS-10PF   171kg
Craftsman OR35504 198kg

Dw746x_1DeWALT(左写真)がほとんどコントラクターズソー並みに軽く、何とか1~2名で担げる?レベルにあります。Grizzlyは重そうな外見ですが以外と軽いです。

DeWALTが特別軽いのは、理由があります。筐体がキャビネットっぽく見えますが、実は背面と底面はフタがなくツーツーなのです。その代わりノコ刃周辺に半月状にシュラウド(囲い)を設けて、狭い体積から流速を稼いで集塵をする仕組みになっているのです。一方、他社は単純明快で「とりあえずクローズドキャビネットにしておいて、あとは力ずくでがーっと集塵すればええやん」という思想です。これが、「ハイブリッドソー」という概念を世に初めて出したDeWALTの「ハイブリッド」に対するアプローチだったのです。

反面、テーブルソーではやはり重たい方が振動が減って好ましい、という観点もあります。上記の中ではJETのスーパーソーあるいはCraftsmanの最新機種が最も重たく、設置さえできれば全面的に信頼できるマシンとなるでしょう。

(2)集塵

36_717_big集塵は、DeWALTを除き、多くの機種は4インチダストポートが標準です。比較するのが難しい項目ですが、上記5機種を一同に比較したレポートでは、Deltaがベスト、Craftsmanが他社比劣る、その他は同じくらい、という感じのようです(左写真はDelta)。

DeWALTは2.5インチのダストポートで、いわゆるShop-Vac(掃除機型の集塵機)でも集塵できると謳っています。若干頼りなくも思えますし、実際立派な集塵施設を使っても詰まりやすいと言うレポートもありますが、本来、流速を上げて集塵するという思想なので、もしかしたらShop-Vacタイプの集塵機を直結くらいの方が良い結果を生むと言うこともあるかも知れません(想像)。

(3)安全機構(ブレードガード)

趣味の木工で怪我はしたくありません。一つの機械で複数の作業を何度も切り替えたい小規模工房なら、なおさら、付け外しや調整が簡単なものが好ましいです。

JetsupersawCraftsmanは、工具レスで取り外しできるブレードガードが付属しています。JETのも独特で、左右の2枚の透明ガードが分離していて独立に動く、ユニークな設計をしていますが、視認性が悪いと言う方もおられるようです。(左写真はJET 。)DeWALTのは工具は必要ですが調整がやりやすいらしいです。
Delta、Grizzlyは従来ながらの方式のもので、付け外し毎に調整が必要のようです。しかしながら、ことDeltaについては、後からサードパーティー製のオプションが追加されて改良できる可能性があります。

(4)精度
精度という表現は正確ではないかも知れませんが、フェンスと定盤について見ていきます。

フェンスは、以下のようになっています。

DeWALT DW746X   自社独自フェンス
Grizzly G0478    SHOP FOX
DELTA 36-717    Biesemeyer(フェンス違いのグレードあり)
Jet JWSS-10PF   自社独自フェンス
Craftsman OR35504 Biesemeyer

G0478Biesemeyerは根強い評価を得ており、触りもせずに買わなければいけない日本の木工家としては、評価が良いというのは安心材料の一つです。SHOP FOXもそこそこ良い評判を得ています。(写真はSHOP FAXフェンスのGrizzly。)JETも評判は良く、マイクロアジャスト付きを謳っています。Deltaはフェンス違いで3機種のラインアップがあり、安い順にDelta T2フェンス、Delta ユニフェンス、そしてBiesemeyerです。以前はT2フェンスはイマイチというのが大方の評のようでしたが、今回のT2フェンスは、値段の割に結構良いという評判が結構多く見られます。

また、定盤はプレス鋼板でも良いのですが、後々ヘビーな使われ方をすることを考えると、やはり鋳造のものが好ましいです。

DeWALT DW746X   本体のみ鋳造、拡張テーブルはプレス
Grizzly G0478    本体、拡張テーブル共に鋳造
DELTA 36-717    本体、拡張テーブル共に鋳造
Jet JWSS-10PF   本体、拡張テーブル共に鋳造
Craftsman OR35504 本体、拡張テーブル共に鋳造

Or35504DeWALTのみ見劣りしますが、オプションで鋳造テーブルに交換することは可能です。スライディングテーブルにアップグレードする予定のある人ならば、こちらの方が経済的という見方もできます。Craftsmanは何と鋳造のリアエクステンションテーブルさえも標準付属です。(左写真はCraftsman。)Craftsmanはその他にも付属品が一杯でお得感が高く、写真に写っているものは全部標準付属品です。

ざっと特徴を紹介できたところで後日に続きます。

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2007.01.02

ドリルでダブテールジョイント?

今回は、「静かな木工」のカテゴリーに入れられるか、微妙な製品の紹介です。

4205000
ドイツ・ウルフクラフト社の「ホゾ切りセット」。
これは和名はともかく、アリ接ぎ(ダブテールジョイント)とアラレ接ぎ(コームジョイント)ができる、電動ドリル用のアタッチメントです。

・・・ええ、ルータではなく電動ドリルです。

4205000_aw01どのような原理なのか?見てみましたが、結局はドリルの先にアリ溝ビットかストレートビットを付けて、テンプレートに沿ってなぞるという、ルーターで良く見るタイプのものと同じ仕組みになっています。

首の径が43mmφの電動ドリルが必要(別売り)で、この先端にアタッチメントを取り付けるのですが、これがこの製品のミソと言えます。

アリ接ぎは、機械でやるとすれば本来ルータが必要でかなりやかましい作業になります。この作業を例えばコードレスのドリルでできるならば、かなり静音化ができると思うのです。 が、残念ながら、(本家のホームページでははっきりしませんが)日本の小売業者の説明には3000rpm以上のドリルが必要と書いてあります。これに従うとすればコードレスではちょっと無理で、結構馬力のあるACタイプの電動ドリルでなければ、サクサクといかないのではないかと想像します。


本家ホームページ(英語)はこちら: http://www.wolfcraft.co.uk/en/

この他にも、同社の製品には、電動ドリル用ダボ治具ポケットホール治具と言ったオーソドックスなところから、手持ちグラインダー用のビスケットジョインター電動ドリル用のトリミング(縁取り)治具など、一ひねりした製品が揃っています。

最後のトリミング治具は日本でも売られており、これはトリマーがどうしてもダメな方(騒音的に、あるいは精神的に)には、かなり代替案となりうる製品と思います。
こちらの画像の方がインパクトがあるでしょう。
59132_b3_1
ドリルのパワーもあまり要らなさそうなので、これなら「静かな木工」カテゴリーに入れられるかな?

日本では、今回紹介した「ホゾ切りセット」と、BOSCHのによく似たコンパクトなダボ治具(和名は「ホビーボーイセット」)と、最後の「ハンドカッターセット」のみがよく売られているようです。取扱業者はどこが良いかは分からないので、カタカナで「ウルフクラフト」とググッてみてください。

商品の概要が分かりやすいのはこちら。 夢隊WEB

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2006.12.05

ソープフィニッシュ

061204a挑戦しようと思ってなかなか取り組めなかったソープフィニッシュ。普通の洗濯石鹸で良いとも聞くのですが、これは少しお高め。無意味にオシャレな入れ物に入っていて各180mL、12平米塗れるらしい。

A液が石けん成分で、これを先に塗布し、次にB液を塗って定着するらしいです。B液はいわば「硬水」の思いっきり高濃度なものといった感じでしょうか。

次の作品で試してみます。
と思いましたが、先刻実父が亡くなったとの連絡がありましたので、しばし木工もお休みです。

まるは石けん「石鹸塗装.com」  

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2006.10.21

勝手に帰ってきたツールレビュー (番外)オーバーヘッドルーター

木工に戻ってきて、「オーバーヘッドルーター」即ち、モーターから刃が下向きに生えているルーターテーブルを2、3紹介していきます。

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まずは、これぞオーバーヘッドルーターという、Legacy Workstation。1000ドル強と若干高い。

同社で、ちょっと使い方がトリッキーな印象は受けますが、Legacy Revoというのもあり、こちらは850ドル。ネジネジの丸棒を作ったりできるルーターレースのイメージですが、アリ組みやアラレ組みもできると書いてあります。セッティング方法としては写真を見る限りWoodRatに近いものがありそうです。

T_1664_bと言うわけで、WoodRatもある意味オーバーヘッドルーターと言えるものでしょう。WoodRatは日本ではオフコーポレーションさんなどが紹介し、注目を浴びました。
カタログなんかからはプラスチッキーな印象を受けますが、その割にはこれも結構高い。

Aja150トリトンのワークセンターでも、オプションでルーターが前後方向にスライドする「ルータースライドプレート」があり、数千円の出費で、スライド式のオーバーヘッドルーターが使えるようになります。
トリトンの、「クロスカットモード」をルータでやるイメージです。大物の大入れ加工なんかには重宝しそうです。通常のルーターテーブルでは重たくてやりたくないです(笑)。

05j3701s9最後に、オーバーヘッドルーターではないのですが、業務用のピンルーターっぽい作業ができるようになるのが、VeritasのPin Router Arm キット。これは通常のルーターテーブルに、上から取り付けます。テンプレート作業なんかは安定してできそうでもってこいと思います。また、下から生えている刃に触れる可能性がかなり少なくなるので、安全に作業ができそうです。

自作の例が、どこかの雑誌に載っていたと思いますが、失念してしまいました。

(11/6追記) 正当派、バベコのフライスセンターを忘れていました。
Img10271898713これは、ビルテックスのトリマー(ルーター?)をXYテーブル付きのスタンドに取り付けたもので、オーバーヘッドルーターの典型とすべきところでしょう。ビルテックスは評判はよいのですがそれ自体が若干高価なので、全体がかなり高価になってしまっています。
木工では、前述のプロクソンか、このバベコ当たりが順当な選択となりそうです。

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2006.10.15

勝手に帰ってきたツールレビュー (番外)趣味のフライス盤

少し間が空いてしまいましたが、まずはアマチュアが購入可能で木工で使えそうなフライス盤から紹介したいと思います。もちろん、フライス盤と称して売られているものは大抵が金工用です。が、プロクソンからは木工・金工両用と称する機種があります。

PROXXON(プロクソン) フライスマシン4点 No.16000 写真は、プロクソンのno. 16000。 プロクソンは地味にフライス盤を3タイプ、ラインナップしています。中間機種のこのタイプが一番趣味の木工向けではないかと思います。上級タイプはかなり金工寄りであり、下級タイプは精密用と称してかなり小ぶりになっています。このタイプは100Vから38Vに降圧した、200Wのモーターを使用します。2軸スライドテーブルが付き、スライドは左右70mm,、前後40mmと若干控えめですが、木材ならルーターテーブルのように材料を動かして加工することも可能です。

最大6000rpmなので、トリマーのような滑らかな仕上がりは期待できませんが、特筆すべきは非常に静かなことです。店頭で触らせてもらいましたが、騒音は誘導モータのボール盤並みで、ミッドナイトウッドワーカーとして「夜中作業可能」と判断します。

以前「静かな木工」シリーズを執筆して、結局最後はルーター作業をどう代替するかがポイントだったと思い至りましたが、このフライス盤はその問題に対する解としてかなり近い位置にある、と思います。もちろん、パワーや回転数の面で、万能ではありませんが、夜中にちょっとだけルーター使いたいみたいな時には、十分使い物になります。

金工の観点では、プロクソンの説明員も「正直アルミ以上はしんどいです」と言っていたので、金工もしたいと言う欲張りな方には、その程度の機械であります。

これ以外には、木工用フライスというのは見られません(もちろん、個人の趣味レベルでは、という意味ですが)。が、金工フライスも、木工にも十分使えます。そのことを教えて頂いたのは、木工界のチャレンジャー(とワタシが勝手に目している)、mokkinさんです。サイトを一度目を通すと異常にフライス盤が欲しくなります。

X2mokkinさんがサイト上で言及されているのは、スリースカンパニーが輸入代理店をしているML350(の別ルート品)。同社は、某オークションで不定期に安価スタートしているようですので、チェックしてみてください。

X1金工マニアの間では、ベルメックスというところの X1というフライス盤が割とメジャーです。今見たら5.5万円と値段も結構リーズナブルだな。但し、木工に使っているという例は見かけません。

・・・紹介しているうちに欲しくなってきました。
但し、この辺りになると最高回転数が~2000rpmとトルク重視の低速設計になりますので、プロクソンのように材料を動かしてルーターテーブル的に使う使い方はしんどいと思います。

しかし今回改めて見比べると、色が違うだけで同じ会社なのか~と思ったりして。

もう少し続きます。

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2006.09.13

Rockler EZ-Mark

Ezmarkとあるメールマガジンで発見しましたのでご紹介。
いつもひと味違う製品を出してくれる、Rocklerの新しいマーキングツールです。

一目瞭然ですが、棚やキャビネットの側板に、裏(表と言うべきか?)からくぎを打つときに張っておくと目印になる、というものです。10~30インチのゴムひも?が付属です。
ゴムひもに等間隔に目印を入れておくとさらに便利ではないかと思います。

こういうアイデア商品は好きですが、正直4ドルかけて買う人がいるのかどうかは疑問です。


Rockler EZ-Mark Marking Lines

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2006.08.18

レクソンテーブルソーBTS-10S使用レポート

今回購入のレクソンのテーブルソーですが、開封してみてみましたのでレポートします。

流行の?成分分析で言うと、
レクソンのテーブルソーの、83%は プラスチックでできています。

そんな感じです。

写真で見ていきます。

060814a1BTS-10Sのテーブルは、驚くことにプラスチックです。ぱっと見、金属のテーブルに、溝部分(マイターゲージ溝など)のみ赤く塗装されているように見えますが、全体の地色が赤で、銀色の方が塗装です。
本体とテーブルは一体成型されています。ただ、平面出しのためのテーブル面の研磨はされているようです。
梱包は、段ボール箱に本体が裏向けで入っており、本体とテーブルの裏面が同時に見えるようになっていました。当然テーブルの裏側は塗装はなく赤いままであり、喜び勇んで箱を開けた瞬間のワタシの気持ちは、・・・察してください。

060814b1ブレードと、安全機構部分。
透明のブレードガードと、キックバック防止の爪、割刃の3点セットが装備されています。
ちょっと華奢な印象で左右にグラグラする感じです。

060814c華奢な印象がするのは、この安全機構部分が、1本のボルトで固定するようになっているからです。そのため調整は難しく、かなり根気が必要です。
さらに付け外しした際は毎回調整が必要です。

060814dブレードガードを持ち上げて、ノコ刃部分。
すき間が大きいので、埋めるようインサートを自作した方が良いと思いますが、ちょっとややこしい成形が必要でしょう。(赤い部分は鉄板で、ネジ留めされています。)

060814e060814f
フェンスとマイターゲージ。フェンスはフェンス部分はアルミ?製、根本の部分はプラスチックのようです。カムクランプ式で、一旦締めてしまうとがっちり固定されますが、ガタが多く(数ミリのオーダーのガタあり)、無神経にセットするとキックバックを誘発するセッティングになる可能性大で注意が必要です。
マイターゲージもほぼ全体がプラスチック製。マイターゲージ溝はもちろん独自寸法。同様にガタは大きいです。赤矢印の部分が2カ所出っ張っており、親切にもマイターゲージが落下するのを防いでくれます。

あまり試していませんが、SPF材のテストカットではカット面はかなり刃痕が残り凸凹します。但し、レクソンの刃はあまり良くないと言う話を聞いたことがあるので、刃を交換すれば改善されるかも知れません。

騒音はかなり大きいです。特にスタートが「ずがーん」と言う感じで動き出しますので、最初はビックリしました。

総合的な印象ですが・・・
数時間で判断をするのはどうかと思いますが、個人的には、テーブル面がプラスチックというのが、かなり衝撃的にポイントを低くしています。その他、フェンス、マイターゲージの精度も、ホームセンターで良く見る競合他社の同価格帯のものと同程度です。レクソンの品質を過度に期待するとがっかりしますが、値段相応の機能を持っており、改造を含め、使いこなす根性があればコストパフォーマンスは高いものと思います。という微妙な表現で、レポートを終えたいと思います。 以上。

追記: 本当の「レクソンBTS-10S」の成分分析はこちら

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2006.08.11

勝手に帰ってきたツールレビュー (2)ルーターその2

個人的オススメルーター、もう少し続けます。

ルーターはどうしても海外の方が選択肢が多く、購入に際しては個人輸入まで視野に入れた方が良いように思えます。今回は日本では扱いのないもので、個人的に注目している機種をご紹介します。値段は現地価格(送料抜き)です。自分自身が、プランジとフィックスベースがつけ替えできるようになっている「コンボキット」が好きなので(貧乏性?)、そちらに偏ってしまったことはあらかじめお詫びします。

Rf1101kit マキタ RF1101(キット $200~$300)
タマクラフトさんで「このクラスで最も静粛なルーター」として長く紹介され、日本での愛好者も多いと推定されるRF1101。低回転では回しながら話ができるとか。プランジベースタイプとフィックスベースタイプ、さらには両方がつけ替えできるコンボキットがあります。2-1/4馬力。

1617evspk BOSCH 1617EVS (キット $200~250)
海外の雑誌での評価で、BOSCHの1613という機種が、最高速では上記のマキタよりも実は1dB静かだったと書いてあるのを読み、これのフィックスベース版がないかと思っていたのですが、クラスとしてはこの機種がそれにあたると思います。マグネシウムベースで木製のハンドル(フィックスベース)が付き、BOSCHらしい良い感じを出しています。精度も良く評判は良好で、日本のアマチュアサイトでも何人かの方が輸入して使っておられます。これもコンボキットがあります。2-1/4馬力。

Km12vc KM12VC(キット$160~200)
ずっと外見が若干古くさい機種を売り続け、それでもそこそこ良い評判を得ていた(主に海外で)日立の、久しぶりの新製品。日本ではプランジタイプしか発売されていませんが、同時期に発売された最新のフィックスベースタイプです。日立らしく精度は高く静かなモータですが、デザインも最近の日立らしいデザインで、好き嫌いの意見が分かれるところです。(好きの意見はあまり聞いたことはありませんが。)きちんと比較評価した情報はありませんが、騒音はマキタと同程度?と推定され、微妙に値段が安いのがポイントです。
これのシングルスピード(速度調整なし)タイプM12SCはさらにお安く、フィックスベースタイプで$99と、華々しいデビューを飾りました。思い切ってこちらを選ぶのも、コストパフォーマンスが高い選択と考えます。コンボキットもプラス$40くらいであり、おまけ(付属品)も沢山でお得感は高いです。

Skil1825 Skil 1825($90~130)
安い! こんなに安くてホントに使えるの?
・・・これは、滋賀の彦根市にある、アーミック ウッドワークスというプロの方のお店のホームページで教えていただきました。サイトの中に工具レビューのコーナーがありそこで拝見しました(現在は当該ページはありません)。氏はルーターを始め東西の工具を使い倒したのではというような工具通である様子であり、評価として間違うことはないのではと勝手に信じています。

曰く、精度もとても良く、シャフトロック機構付き、LED照明を2灯装備、とのこと。但しかなりやかましいと書いてあったように記憶しています。2-1/4馬力。とにかく安いのがすばらしい。現地の人はこれを1万円ちょいで買えるんですから、うらやましいですよね。

いつも勝手にイチオシを決めるんですが、今回はかなり迷います。
オススメとしては、値段に負けて新参の日立M12VCとします。値段の面でBOSCHの1617, マキタのRF1101は次点とします。
さらにお財布に限りがある方は、Skilの1815に是非挑戦して下さい。そして私に使い勝手を教えてください。

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2006.08.06

勝手に帰ってきたツールレビュー (2)ルーター

いろいろな電動工具の個人的オススメを紹介する、「勝手にツールレビュー」のupdate版、2回目は、トリマーとは稿を分けて、ルーターを取り上げます。

自分で読み返してみますと、前回は2004年3月で、ルーターとしてはマキタRF1101と、BOSCHの1613EVSを「静かなルーター」として取り上げています。その後、大きな動きはないのですが、一部、新製品が出たり、評判(風評)が出そろった機種があります。改めて順番に見ていくことに致しましょう。

もとより、ここでご紹介するのは日本で購入が可能な機種に限るつもりですが、特にメンテナンス含めて安心である国内メーカから見ていきます。

国内と限定すれば、オススメできるのは、つい最近までは何だかんだと長短ありつつもマキタの3612Cで決まりだったのですが、日立がプランジ型の新製品を発表しています。後述しますが、日立は海外でもっと派手に新製品ラインアップを発表しており、この機種はその一部です。海外では評判もそこそこ良いので、日本への展開を希望したいところです。

電子ルーター 3612C  マキタ 3612C プランジタイプ。もとの設計が古く、特にルーターテーブルでの使い勝手が考慮されていない点がありますが、マキタの信頼性からプロを中心に広く使われています。動作音は思ったより静かです。

電子ルーター M12V2日立 M12V2これもプランジタイプ。日本のマーケットではルーターは固定ベースは売ってはいけないということになっているのでしょうか?海外で先行発売されている固定ベースタイプの日本での発売が待たれます(このタイプについては後述します)。日本での評判はあまりまだ見られていませんが、海外の評判を見ているとかなり良さげです。しかしとにかくデザインが独創的で、好みが分かれそう。(「プロレスマスクみたい」との声もあり。)

次に、国産ではありませんが、「日本に代理店があり日本語で購入できるもの」とすると、ポーターケーブルあたりの有名どころと、あとはトリトンという選択もあります。

トリトン 高性能ルーター TRJ001トリトン TRJ001トリトンは、かなり高価であったのと、デザイン・重量的にオージーな印象があり気にしていなかったのですが、JoyLifeWorksさんが「マイナー機種(?)をほめてみよう」と題して、ほめておられます。ルーターリフター機構が標準装備なことを考えると高くない、と言われると確かにちょっと食指が動きます。リフト機能の完成度も高そうで、テーブルの上からビット交換もできて、ルーターテーブル用途には隠れた侮れない存在と考えます。ただ、音はかなりうるさい方の部類です。

ポーターケーブルはあまりに有名すぎるので省略。890シリーズは、触らせてもらいましたが確かにかなり静かになっています。但し短時間触った中での私見ですが、精度面や使い勝手面でアメリカ的な大ざっぱさは感じられます。ただ米国ではデフォルトスタンダードとなっていますので、海外から治具類をいろいろ買いたいと思っている人は、ポーターケーブルを選んでおくと適合機種の面で間違いがないでしょう。

長くなったので続きます。次回は輸入モノ?

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2006.07.31

コンプレッサのある生活

Cp1500エアテックのCP-1500というコンプレッサを、またもヤフオクで購入してしまいました。(画像はリンク先より) オイル式で、既に生産は終了しているような雰囲気です。リンク先は塗装メインのサイトですが紹介文の、『「限りなくプロに近いアマチュア向け」のコンプレッサー』の文句に惹かれて、ポチッとしてしまいました。

コンプレッサは、「どの程度まで使えるか?」が初心者にはよく分からず、大きさや値段で躊躇されている方も多いと思います。

木工で使いそうなエア工具は、下記くらいと思います。ドリルやドライバーは電動の方が一般的でしょうから。
・エアダスター(ほこり払い)
・ネイラー関係
・塗装
・エアサンダー

一般に下に行くほど大きなコンプレッサが必要です。一番先に思いつく「塗装」ですが、思ったより大きなサイズのコンプレッサが必要です。「塗装」を想定用途に入れるかどうかだけで、コンプレッサの最初の選択肢は変わってきます。

さて、この機種は、リンク先の説明では「100V電源で、ぎりぎり塗装に使えるレベル」と書いてあります。0.78Mpa、106L/min。タンクは25L。 ホームセンターで1万円前後で売られているものは、出張販売していたメーカーの係員さんに聞いたところやはり塗装はシンドイとのことで、この辺りが目安になりそうです。 (「でも、車一台、これ(その1万円のヤツ)で塗装した人もいたみたいですけどね。」と。)

とりあえず、今は手始めに安物のエアダスターのみ買ってきて、シューシューやってみています。
これまで作業場の掃除は、せいぜい掃除機までだったのですが、圧空だとすき間の奥のほこりを追い出せるので、作業場が1ランクきれいになる感じがします。(一時期うれしがってるだけかも知れませんが。)また、アリ溝ビットで掘ったアリ溝や、角ノミで掘ったホゾ穴の掃除が今まで一苦労だったのですが、一発できれいになり、これだけでも買って良かったと単純に喜んでいます。

何となくドライバーやレンチまで何でもエアで揃えたくなる誘惑にかられますが、実用的な面から少しずつアタッチメントを増やしていきたいと思います。

騒音はさほどうるさくありませんが夜中に動かすのはやはりためらわれるレベルです。振動もそこそこあり、定位置がない現在は、ずずずず・・・と自分の振動でそこら辺を「歩き回って」います。オーディオタイマーで、1日1回、昼間動作するようにしておく(数分間で可)と、タンクにたまっている分で、ほこり払いくらいであればその日の夜中の分くらいは十分にまかなえ、静かに使えます。

サイズはビックリする程ではないですがかなり大きめと思います。ほこり払いだけでは大げさすぎる大きさです。

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2006.07.03

BT3100の弟分の実力

遅ればせながらBT3100関連の続編。
BT3100は販売終了になったと先日書きましたが、TAMA CRAFTさんではBT3100の後継機種として、弟分のBTS15を引き続き取り扱うとアナウンスされています。その「弟分」は果たして日本のBT3100が欲しかった人たちの眼鏡にかなうのか、検証してみます。

TAMACRAFTさんカタログ中、リョービBTS15との比較表が上げられていましたので、まずは保守。

(引用、一部体裁を改変。)
---------------------
          BT3100      BTS15
---------------------
モーター     120V/15A      ←
回転数      4,800RPM      ←
刃のサイズ     10インチ         ←
縦切り幅
右側        762mm     508mm
左側        787mm     197mm
切り込み深さ    90mm      91mm
(90度)
切り込み深さ    63mm        ←
(45度)
重量          48kg       28kg
スライドテーブル  標準装備        ←
脚           標準装備       ←
---------------------
(ここまで。基本的に単位は日本流にしてます。)

テーブルが小振りになって、若干キャパが小さくなっています。が、本当の違いは内部にあります。

BT3100とBTS15のカタログに出てこない最大の差は、BT3100がベルトドライブであり、BTS15がダイレクトドライブであると言うことです。ノコ刃をモーター直結にすると構造が簡単になるのですが、モーターの振動や軸振れが刃の振れの原因となり、切断面の荒れや精度にもろに影響してきます。
あと、ルーター(トリマー)取り付け口がBT3100は一応標準装備でしたが(いろいろモディファイは必要のようでしたが)、BTS15にはありません。

と、ここで冷静に考えると、「スライドテーブルが付いてる汎用モータ直結タイプのマルノコ盤」と言われれば、日本でも売られているものがあるわけです。ついでながら「トリマー取り付け口のあるマルノコ盤」もありますね。

というわけで、あえてBTS15を買う気なら今のチャンスにBT3100かな、というのがワタシの私見。但しTAMA CRAFTさんだと、為替レートの関係で7万円弱とかなり微妙に高い。私自身は今回見送る可能性が大です。

と言うわけで、Craft Toolsさんの事実上のバーゲン価格で買った人が、今回のラッキーさんでしょう。

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2006.06.04

山真製鋸 丸のこ用レーザーチョーク

デパートの催物会場で、よく「アイデア商品フェア」ってありましたよね。小学生くらいの頃、あれのチラシが新聞に入るたび、逐一チェックしていた事をふと思い出しました。しばらくして飽きてしまいましたが、思えば、珍し物好きはその頃からかも知れません。

と言うわけで、今日は衝動買いしてしまった「山真(ヤマシン) マルノコ用レーザーチョーク」の使用レポートです。

この商品は、平たい円盤状の形をしており、丸ノコの刃を止めるワッシャー(フランジ)の代わりにこれをネジ留めすると、丸ノコの刃の回転を自動検出して電源が入り、レーザーでカット位置を照射するという、アイデア商品です。詳しくはこちらあたりをご参照。

レーザー付き丸ノコは高価ですが、根強い人気があるようです。ワタシもできればレーザー付き欲しいなと思っていたのですが、そんな財布の余裕はなし。で、ふとこれを見て、あのレーザー機能が後付けで手に入る!と思い、飛びついてしまいました。

早速テストしてみました。
060604a装着は全く簡単です。電池を入れたら、説明の通りワッシャーを1枚抜いて、その代わりにこれを入れて、ネジを閉めます。

回してみたら、ちょっと期待していたのとは違っていました。
060604b_1憧れのレーザー付き丸ノコのように、レーザーが墨線をはるか先まで一筋、きらりと照らすのを想像していたのですが、途中で遮られてしまい、レーザーは丸ノコの先には全く出てきません。(写真は切り込み深さをゼロにして、片手で撮影しています。)

考えてみれば当たり前なのですが、少し失望してしまいました。これやったら別にあってもなくてもいいやん、と、説明書を良く読んだのですが、もちろん上記のような謳い文句は一つも書いておらず、例えば、カット位置が確認しづらい角材などの場合、内側窓からレーザー光で確認できるので良い、と書いてあります。(上述のサイトの説明参照。)

なるほど。
気を取り直して角材をカットしてみます。ちょっと姿勢としては見づらいですが、確かにフリーハンドでかなり正確に墨線と合わせることができます。
060604c左写真が、フリーハンドのテスト結果。結果がわかりやすいように、完全に切断せずに溝を入れてみました。気になる照射精度ですが、結構良いレベルにあります。165mmの丸ノコを使った例ですが、結果としてはほぼ「墨ウチ」ジャストの状態になります。「墨ウチ」と書いたのは、ワタシ自身が、材料の欲しい方を側に置き、側を切り落とす、という使い方が多いからで、その場合「墨ウチ」になるという意味です。(写真中、右側と中央の途中で止めた例をご覧下さい。)

但し、切り始めは、レーザーを墨線にきっちり合わせた状態で、ノコ刃は、そのマイナス0.5mmくらい、側にずれてます。フリーハンドで切り進めていくと、だんだんノコ道がブレて、切り代が太ってきますので(腕が悪い)、切り進むうちにほぼ「墨ウチ」ジャストの状態になる、という感じです。

さらに、2×4材を、フリーハンドで切り通した例が、写真の左側。初めてにしては結構まっすぐでしょう。墨ウチジャストだし。練習すればもっと真っ直ぐになるかもしれませんが、如何せんすき間からレーザーをのぞき込むためには姿勢が悪くならざるを得ないのは難点。


と言うわけで、想像していたのとはちょっと違いましたが、値段からすれば面白い商品ではあります。丸ノコでフリーハンドでざくざく切る人には、何らかのガイドとなるように思います。スライドマルノコ、あるいは卓上丸ノコに付けたら良いかもとふと思いつきましたが、ノコ刃カバーがあるのでやっぱりダメでしょうね・・・。

購入は楽天ではこちらあたりから。

(6/6 追記)右・左が全く逆になっている部分があり、訂正しました。「右」、「左」がおぼつかないのも小学生の頃からです・・・。

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2006.05.27

勝手に帰ってきたツールレビュー (1)トリマー

「帰ってきた」を違うところに付けるとかなり微妙な印象。(ちょっと気に入っています。)
いろいろな電動工具の個人的オススメを紹介する、「勝手にツールレビュー」のupdate版、1回目です。
今回はトリマーを取り上げます。ルーターはまた稿を改めて後日とします。

(1) 中国製廉価タイプ
Tr606トリマーは便利ですが、正直取っつきにくい値段をしていると思います。ホームセンターでは中国製廉価ブランドが魅力的な価格で並んでいますので、思案される方も多いと思います。私見ですが、「トリマーってどんなものなの?」とか、「今後木工を続けるかどうか分からない・・・」というような段階にいる人であれば、「値段相応」であることを納得の上で購入してみるのも良いと思います。(写真は HOMETOOL TR-606)(5~6千円)

この手のブランドはここ数年でかなり増えたようで、真剣にフォローしていませんが、HOMETOOL(=ナカトミ)辺りは比較的老舗であり、日本の消費者の要求レベルとの妥協点をうまいこと確立できている可能性が高いです。
他にも数年前はE-Value、新興などがありましたが、現在あまり見あたりません。

廉価ブランドのトリマーの不満点や故障はいろいろ聞きますが、同じメーカ・同じ機種でも個体差が大きく、「当たり」に当たる可能性もありますが当たらない可能性もあります。耐久性は問題で、使用頻度にもよりますが長く使いたい人はもう少し上のランクを狙うべきでしょう。

(2) 非・電子制御タイプ
「電子制御」タイプは切削量の大小によらず、切り口が綺麗に仕上がるという特徴があり、さらに、仕組みは分かりませんが何故かモーターを軽量化できる長所があります。但し、中身が複雑になりますので、どうしても高価になりますし、さらに故障の可能性を増やす(あくまで可能性ですが)ことが欠点です。

一時期は全て電子式に変わるような雰囲気もありましたが、現在は何となく落ち着いている気がします。ワタシも一時期電子制御のルーターの故障でイタイ目に遭ってから、「ま、非電子式でイイかな~」と思うことが多くなっています(予算の関係もありますが)。

では、非・電子式のオススメ機種を何点か挙げます。

RYOBI Myシリーズ トリマキット MTR-40KTまずは、リョービMTR-40。(8~10千円)
何かとマキタに比べて評判の良くないリョービですが、トリマーに関してはむしろリョービの方が評判が良く、この機種は値段的にもリーズナブルで入門としてオススメです。

BOSCH パワートリマー PMR500新参のBOSCH PMR500。(10~12千円)
ワタシも持っていますが、かなり良いです。アルミベースで精度はダントツです。ビット高さ調整機能もクイックレリース付き。全体がかっちりした印象です。

日立工機 トリマ M6レトロ?な金属ケースの質実剛健さを求めるならば、日立 M6。(15千円)
プロユースでもめちゃくちゃ丈夫という評判です。

(3) 電子制御タイプ
ワタシのように溝掘りから段欠きまで何でもかんでもトリマー、というのではなくて、縁取りなど最後の仕上げにあくまで繊細にトリマーを多用する、という人はやはり電子制御がオススメ。

リョービ トリマ TRE-55上記のリョービの上位機種がTRE-55で、電子制御式でオススメ。(18~21千円)

トリマ  3707FC対するマキタは、3707FCというタイプが電子制御です。(18~19千円)

まとめ
トリマーを選ぶ際は、やはり価格が第一になりますが、その他、
・ベース傾斜が可能か
・高さ調整機構の有無
をポイントに、後は風評と持った感触(印象)などで選ぶと良いでしょう。
それぞれ、ベース傾斜は、思ったより使わないので、ない方が手っ取り早いという見方もありますし、高さ調整機構も、慣れると「定規を片手にトントン」できた方が良いという見方もあります。好みとニーズの問題です。

最後にワタシ的、トリマーの勝手なベストバイですが、やはりBOSCHのPMR500ですね。これを使うと「何で日本のトリマーは今まで意固地に透明ベースだったんだろう」と思います。
予算に余裕があって電子制御をご希望であれば、リョービのTRE-55を推します。

静かな工具研究家としては、騒音レベルも着眼点とするべきですが、トリマーは回転数が高いため、とても夜中にできるレベルのものは現時点なく、今回はチェックポイントから外しました。

以上、勝手に帰ってきたツールレビューは、今後、月イチくらいのペースで更新していきたく思いますのでよろしくお願いします。

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2006.04.27

予告 勝手にツールレビュー・リターンズ

さてと。
このウェブログをスタートして早2年と少し。

当ウェブログの連載記事として、「ツールレビュー」と称して、エラそうにオススメ工具を勝手に紹介してきました。
機種入れ替えの激しくない分野とは言え、スタート当時の記事を見ると情報の古さは否めません。

昔を懐かしむ?には面白いと思いますが、検索サイトから直で最新の情報を求めて来られている人もいる以上、ノスタルジーだけでは、本サイトの存在価値は薄くなろうと思います。

と言うわけで、これから当面、少しずつですが、「勝手にツールレビュー」を再開、と言うか、「2006年度版」として、更新していきたいと考えています。2年前と比べて現行機種が全然入れ替わっていない部分もあったりしますが、それはそれ。

皆さんからのツッコミ・追加情報は大歓迎でやっていきたく、よろしくお願いします。

過去の記事についての取り扱いは考え中ですが、削除はしないつもり。

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2006.04.15

ミニチュア木工房

皆さんの持っている、もしくは持っていない方は「狙っている」自動カンナは、幅何インチですか。

PROXXON(プロクソン) 電動カンナ No.24900 プロクソンの自動カンナ。 この自動カンナは、なんと最大切削幅はたったの80mmです。但し、サイズは(上から見て)23cm四方、重さ8kgと、普通の自動カンナから見るとミニチュアのような可愛らしさです。なんか、意味もなく欲しくなってしまいます。

13インチの自動カンナを買った際には、「オレも一線を越えたな」と思いましたが(笑)、(当時は既にバンドソーがあったわけですが・・・)、こんなかわいい自動カンナなら、自室の片隅に置いて気の向いた時間に悠々と木工なんて言うのも、肩ひじが張っていなくて「大人の趣味」という感じでなかなか良いかも知れません。

まだあります。

プロクソン スーパーサーキュラソウテーブル No.2807030cm四方のテーブルソー。(テーブルは500mmまで伸縮するそうです。)

PROXXON(プロクソン) テーブルルーター No.27050 30cm×15cmのルーターテーブル。これは小物なんかに結構使えそう。

プロクソンは、従来より、ハンドルーターや卓上糸ノコなど、ユニークな製品が知られていましたが、悪い意味で「ホビー向け」のイメージが常にありました。しかしここまで来ると、その「ホビー」という意味を真剣にもう一歩進めて考えたらこうなった。どうだ!という、ここまで来ると信念のようなものまで感じてしまいます。

まだまだありますが、このあたりからはご存じの方も多いと思います。

プロクソン ミニバンドソウ(木工・金工用) No.28170 ミニバンドソー。フトコロが狭いのは辛いかな。なんて考えるのはもはや「野暮」。

PROXXON(プロクソン)スーパー・コッピングソウテーブル No.28082上述のミニ糸ノコ。刃のストローク量でいくつかグレードがありますので要注意。

その他、卓上ボール盤、ミニ旋盤、などなど。木工界のちっちゃいものクラブです。

ワタシ自身白状すると実は、案外「かわいいもの好き」のところがありまして、こんなのを全部揃えて整然と並べてみたい。「ミニチュア工房」のできあがりです。

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2006.04.01

勝手にツールレビュー(12) - スライド丸ノコ

本業が忙しくご無沙汰しておりました。
今回は一部の方ご待望のスライド丸ノコのツールレビューです。(ご期待にかないますかどうか?)

高額かつ売れ筋の商品で、機種の入れ替わりが激しいのですが、ついこの前までは「蛍光灯付き」「レーザーマーカー付き」など、どこのメーカーのものもほぼ同じで特徴がありませんでした。それがここに来て最近、面白い機種が投入されつつあり、今回は機種毎ではなくメーカー毎の傾向のようなものをご紹介したいと思います。

(1)マキタ

マキタ スライド丸ノコLS0716F マキタは一見してわかるように、青い胃袋のようなサイクロン集塵機構を搭載し、クリーンな作業をPRしています。スライド丸ノコを使ったことがないのでどの程度の屑がどんな風に出るのか分かりませんが、集塵を自分で改造して後付けしようとすると確かに苦労するような形をしていますので、集塵が気になる方は最初から付いているマキタを考慮に入れても良いかと思います。
スライド機構は、いち早く「2段スライド」を取り入れ、作業時の省スペース化を実現しています。触ってみると2段のパイプがゆるゆると何とも言えない動きをしますが、精度は確かなようです。

(2)日立

日立スライド丸のこ C7RSH 日立の最新機種は、後に出っ張らないスライドです。これは初めてみた時は感心しました。丸ノコの側面に縦に2本、パイプが通っており、パイプは前に出っ張っていて、固定されており、ノコ部分のみが動く構造です。(この辺りの写真がわかりやすい。)ラジアルアームソーに近いカタチといえるかも知れません。
先に述べたように、スライド丸ノコは思ったより大柄で、作業時はパイプが前後に動き予想以上に場所を取る工具です。この機種は本当に機械の投影面積と同程度で設置・作業が出来ますので、スペースで悩んでいる方、特に壁付けで機械を並べている方にはオススメです。

日立 卓上丸のこ C12LDH海外を中心にデジタル表示のタイプが注目されており、"WORKBENCH"誌の今年の「革新的工具ベストテン」に選ばれています。日本では、スライドしない方(卓上丸ノコ)しかまだ発売されていないようです。(上写真)

(3)レクソン
レクソン 卓上スライド丸のこ(チップ付) FSC-10T安さが魅力のレクソンは、あまり特徴はありませんが、何といっても安い。30cm切れる(正確には29cm)スライドが旧型(上写真)で2万円代で買える(市価)というのはそれはそれでスバラシイと思います。ダメ元で買ってみようかと何度思ったことか(スペースの関係で実現できていません。)市場で消滅しつつありますがネット上で2万円を切っているところもありますので、探してみてください。
レクソン 卓上スライド丸のこ(チップ付) SCM-82現行機種は、刃径は小さくなり若干ですがコンパクトになっています。こちらも上記と同じところで3万円ちょいの破格で売られていますので探してみてください

(4)その他
ホームセンターでよく見る廉価版は、知る限り、2万円程度と安いですがスライド幅が20cm弱と限られるものがほとんどです。触った感触はさすがに剛性感やスライドのスムース感が一流メーカー品とは違いましたが、それがどこまで結果に出るものかは「?」。

個人的には、(3)、(4)あたりの使い心地が気になっています。レクソンの現行型は使っている方も多いようですね。

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2006.02.26

Multico 角ノミ盤 PM12 ツールレビュー後編

先日、Multico 角ノミ盤の第一印象を記しましたが、やっとキリが入手できまして、試運転をすることができました。

060225a購入した角ノミ。
中橋製作所小林式角ノミです。PM12のシャンク径は19.0mmで、日本のキリが使用できます。チャリダーさんのところで角ノミの切れ味の議論を拝見し、日本の刃を使いたいと思ったためにMulticoの購入を決断したという部分はあります。

購入先は、かなり探しましたが、アルデさん。兵庫県三木の工具屋さんで「建築」寄りではありますが、手工具の品揃えが良くオススメです。但し今回は角ノミは主要サイズがほぼ全滅(メーカー在庫切れとのこと)で(残念)、最終的には12.7mmの1本のみお願いしました。PM12は12mmまでのハズなので、ホントはスペックオーバー。

060225bチャリダーさんのところでもありましたが、小林式は外国製のものとはひと味違い、外側(角ノミ)は「中も四角い」のです。切りくずが粉ではなくて剪断型の切りくずの形で出てきますので、キリ自体の切れ味も1ランク違うようです。

060225cMulticoに取り付けました。
残念ながら、補助錐が少し長いので切る必要があります。外側角ノミのシャンク部分から補助錐上端までが104mm以下になるように、金ノコなどで切ります。

060225dSPF(2×4)の端材に適当に開けた結果です。壁面はシャープです。その他、オバンコール、ホワイトアッシュなどの硬い材も試してみましたが、焦げもせず、肩すかしを食ったようにスイスイと開きます。刃物が良いのか機械が良いのか分かりませんが、デルタの同クラス+付属のキリの構成より良さそうという印象です。

但し、運転中はかなりの音量で「キーキー」音がします。深夜にやるのはちと辛い。不思議と切削を始めると音がやむのですが、どこかが擦れているようです。Multicoの回転数が高いせいかも知れません。

予想以上に、切削が終わった後の刃の「抜け」が良く、感心しました。直角も出ていない端材に開けてもすっと抜けてきます。機械自体の精度に加え、特に材料押さえが堅牢でかつ精度がしっかり出ているためだと思います。

総じて、キーキー音以外はかなり良い印象を持ちました。ろくに製材していない端材で試したので、フェンスの評価はしておりませんが、この辺りに精度を求める向きは、早晩改造に着手することになるのではないかと。

小林式のレビューなのかMulticoのレビューなのか、最後はよく分からなくなってしまいましたが、やっぱり刃物は大事だねっという感じで以上です。

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2006.02.18

Multico Chisel Mortiser PM12

060210a紳士淑女の国の角ノミ盤、Multico PM12。忙しくてまだキリも購入できてないのですが(笑)、とりあえず第一印象をレポートします。

Multicoは、英国の角ノミ盤の専業メーカです。45年以上の実績があり、1989年に卓上型の角ノミ盤を初めて世に送り出したメーカなのだそうです。その「最初の卓上角ノミ盤」がPM12なのだそうで、1/2hpの誘導モータを持ち, 6~12mmの角ノミに対応しています。持っている人は少ないようですが、非常に評判が良いのでどんなものかと期待しながら購入しましたが、設計は非常にクラシカルであり、もしかしたら発売当時の設計そのままなのではと思わせる感さえあります。

各部分を見ていきます。
060210a2フェンス。ただの金属板です。

060210b2フェンスの可動機構。ただの金属棒です。この棒は赤矢印で図示したネジで締めるのですが、取っ手がプラスチックなのが残念。ノミの深さ規制は、同クラスの他メーカ品と同様、ヘッドに付いた六角ロッドを調節して、青矢印上下間のクリアランスで調整します。ベース側に微調整用のボルトが付いているのは気が利いています。

060210c材料押さえ。他のメーカのものは、フェンスから材料押さえが出ているのがほとんどですが、この機械は本体カラム自体から出ています。見た目非常に堅牢であり、かつベースとの平行がきちんと出ているので、多分ノミを抜く時に重宝すると思います。これも赤矢印のネジで止めますが、プラスチックなのはまたも残念。
060210d 060210e スイッチは、ふたを開けないとオンできないタイプで、ふたの上から押すとオフになります。電圧が切れるとリリースされます。

060210f上下レバーの取り付け部分は、60度おきに穴が開いており、ちょうど良いところに差し込んで赤矢印のネジを締めて使います。レバーはただの金属棒です。棒を抜き差ししながらぐるぐる回していくとヘッドが上下し、最大ストロークは120mm。

角ノミ盤の命であるヘッドを上下するラックアンドピニオンは、精度が非常によさそうで、かつ後でガタの調整が可能です。

ドリルチャック以外は、ほとんどのところは付属の4mmの六角1本で締められるようになっているのも感心するところ。 (ドリル用のチャックキーももちろん付属してます。)

モーターは誘導モータで騒音は非常に低いです。他社のものより設定回転数が高く、ボール盤などよりも一回り高い音が出ます。

見たとおり設計は非常に古くさく、フェンスなどものすごく「わかりやすい」単純な構造なのですが、各部の工作精度が良いために、結果として全体がしっかりした印象となっています。最新式ももちろん良いですが、何となく、今後使うのが楽しみに思える、そんな「味のある機械」です。フェンス周りがシンプルなので改造はやりやすいでしょうね。

ベースを反対向きに取り付けることができ、大きな材料の加工が可能です。オプションでボール盤にしたり、横置きにすることも可能です。

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2006.02.09

衝動買い PM12

060209bBOSCHのトリマーもまだロクに使っていないのに、また衝動買いで買ってしまいました。DELTAでもJETでもなく、Multicoです。

またレポートしますが、一言で言うとなかなか「味のある機械」だと思います。

(追記)角ノミのキリ(刃)を扱っておられる通販可能な小売店をご存じの方がおられましたら、ぜひ教えてください。
取付け径は19mmφです。

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2006.02.06

トップ萬太郎

あまり手工具については多くを語ってきませんでしたが、ワタシに「オススメの手カンナは」と質問された方がいらっしゃいました。

一般論として、1台目は、とりあえず1万円弱くらいの値段で、寸六とか寸八とか言いますが60mm前後の刃幅のものが良いと思います。力の弱い方、手の小さい方は無理せず少し狭い幅のものを選んでください。

060212a安くてそこそこのもの、と言われると、ホームセンターで「萬太郎」と銘のある平カンナ。これは、ものすごく安いので馬鹿にされるかも知れませんが、値段の割には良く切れてオススメです!替刃式じゃない方で2枚刃のヤツです。
これは、ある木工教室の先生から教えてもらった情報です。職業柄、とりあえず台数を揃えなければいけないという制約の中で探された結果ではないかと推察しています。

良いカンナは「アマギレ」(簡単に研げて、長切れする)らしいですが、このカンナはそういう意味では「アマアマ」です。うまく研ぎ上がった直後はバリバリ切れます。何より、この値段にしてはとても刃の身が厚く、研ぎやすいのです。但し、裏金のクオリティは値段相応であまり高くなく、鉄板のヘリを折り曲げたような裏金です。(高級品は、裏金にも鋼が合わせてあり、2層になっています。)

探しましたが、ネット通販は見あたりませんでした。

topmanトップマンという会社の製品で、トップマンだから「萬太郎」です。学校教材に力を入れているメーカなので、マッチョな?ロゴを見て懐かしく思う方もいるのでは?

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2006.01.14

楽天からのお年玉

と言われてドキッとする方は、当サイトを閲覧されている良識ある紳士淑女にはおられないとは思いますが、ワタシも誓って悪いことはしていません。(笑)
060104b日頃のポイントがたまったので、ウワサのBOSCHを買ってみました。

まだ電源は入れていませんが、とても良さそうな感じです。
日を改めてレポートします。

楽天からの購入はこちら。→PMR500
私は楽天内の違うお店から買いましたが(その時点で最安)、今はそこにはないようです。
品薄なのではないでしょうか。

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2005.12.04

豆際と豆スコヤ

051204a金曜日に東京に出張に行った際の戦利品。

豆際カンナは、「右」だけ、かなり初期の頃にホームセンターの安物を買って持っていたのです。その頃はあまり「使える」という認識がなく、やはり安物ではアカンと休眠させておりました。が、ふと最近使ってみると、案外使える道具だなあ、と、その有用性も含めて再認識した次第。今思えば、当時は研ぎと刃の出し方がうまくなかったのだと思います。

右利きの人は右だけでも良いのですが、私の作業スタイルでは右を押して使うことが多く、左が欲しかったのです。

051204b東京国秀のもの。「右」の数倍の値段。電動工具と違い、手工具は値段の差がわかるかどうかも自分の実力の範疇みたいなところもあるので、ワタシがこの値段差を実感できるか、少し試して(試されて?)みたいと思います。

上写真右は「豆スコヤ」、良いでしょう?

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2005.11.11

手押しカンナ

買う時はフロア型にします、卓上型は買いません、などと大見得を切っていましたが、次回作のためにまとめ買いしたブナ板材8フィート17枚!が届いた瞬間に頭の中で何かが弾け、その日に卓上型の手押しカンナを購入してしまいました。DELTA JT160です。日本仕様です。
またレポートします。

お知らせ: ウェブログですから、全体が掲示板みたいなモノではあるのですが、掲示板を新設しましたので、気軽にご利用下さい。

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2005.11.03

勝手にツールレビュー(11) - 集塵機その2

30日の記事の続き。
前回「業務用集塵機」タイプを中心にご紹介してきましたが、最後に「このタイプでも置くところがない(or惜しい)」という、限られた工房スペースで苦労されている貴方に、是非これをご紹介しましょう。(何か、昔のトムとジェリーで、3話中の2つ目でたまにあったパロディ番組みたいになってきました。)

108-788shop-vacのhang up PROというタイプで、名前の通り、付属品を含めて全てを壁掛けにすることができ、床を有効に活用することができるとのこと。壁掛けブラケットが付属しています。
120V-8A モータ、容量は5ガロンで$100強。 …うーん、何か私が欲しくなってきました。

(2) 「集塵機」タイプ
このタイプくらいになると200V、あるいは230Vのタイプが多くなってくるので、その場合は200V配線が必要となりますので要注意です。100Vのタイプでは今度は始動時の電流が大きいのが問題で、調子に乗って大きいのを買ってオートスタートで他の工具と同時にONすると、あっという間にブレーカーが飛んでしまいます。その意味では、一般家庭での使用では、現実的には1馬力以上のタイプは考えづらいのではないでしょうか。

国内メーカーでは袋1個のタイプはマキタなどで見られますが、良く見る袋上下2個のタイプになると、国内メーカでは少なく、日本での入手を考えるとやはりデルタあたりに落ち着いてしまいます。

●DELTA AP400
AP400 1HP、650CFM。日本ではリブロスデルムンドさんなどで4万円くらい。

● KERV DC-90
dc-90 オフコーポレーションオリジナルブランドのDC-90は1HP。これも約4万円。

●DELTA AP300
AP300 上の2機種が大げさと思う方には、袋1個タイプですがこのあたりでいかがでしょう。3/4HP, 550CFM。日本ではあまり見ませんが、アーチザンスピリッツさんで3.3万円。

DELTAは個人輸入ならもう少し安くなるでしょうね。

ワタシが個人的に選ぶとしたら、自分の木工スタイルとしてあまり豪快に粉塵を出すタイプではないので、静音重視で前回のFeinのTurbo miniか、さもなくばAP300くらいが適当かなと思います。

以上、あまり目新しい情報はないかもですが、皆様オススメの集塵機があればまた教えてください。

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2005.10.30

勝手にツールレビュー(11) - 集塵機その1

恒例に従い、今回は「集塵機」について、勝手にオススメ機種をあげてみます。先日の記事の区分に従い3カテゴリーで紹介しますが、(1)の家庭用掃除機は、ウェブログの主旨が変わってきそうなので、さすがにパスさせてください。

(1)「業務用掃除機タイプ」
このタイプは、マキタ、日立、リョービからそれぞれ機能やゴミ容量に従い、各社数タイプから選ぶことができます。マキタ、リョービあたりは有名ですが、調べたら日立からも出ているようですね。あまり店頭では見ない気もしますが、連動コンセント付きのタイプがあり惹かれるものがあります。

上記各社の製品は、それぞれの下記リンクで見て下さい。
マキタ
日立、リョービ(一部)

以下、「ミッドナイトウッドワーカー」として物欲をかき立てられる、「静かな掃除機」を2,3紹介します。

● リョービ VC-15 (事情により画像なし)
リョービの中でただ一つ、「静音タイプ」の謳い文句で、ネット上でも非常に静かだと評判であったVC-15。確か58dBと記憶しています。アマチュアに多く愛用者がいたようですが、残念ながら現在は販売中止になったようです。現在のリョービのラインアップには、このレベルの静音タイプは見かけません。ちょっと前にオークションで新古品を見て以来、どこにも見な