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2018年1月に作成された記事

2018.01.22

エアコンを取り付けました。

寒い日が続きますが、エアコンを取り付けました(冷房専用)。

今年は木工再始動を目標にしていますが、思えば今年ゴールデンウィーク以後木工が停滞したのはひとえに作業小屋が暑かったからだなと再認識し、数年間先延ばしにしていた対策を講じることにした次第。

この時期にやらなくても良いだろうとも思いますが、暑くなったら途端に動けなくなるだろうし、とりあえず今年は「思い立ったらすぐ実行」の心持ちなのです。

1坪程度の小屋なので、冷房は何通りかの方法があると思いますが、①まずスポットクーラーみたいのを買って、夏場はダクトから本体を外に出すかあるいは廃熱を外に出して使おうかと思ったのですが、結構筐体も大きく、毎回外に出すのも面倒そうです。で、②窓用エアコンを買って自分で付けるか、③フツウのエアコンを買ってプロに付けてもらうか、だなと。壁面はもうぎっちり工具収納スペースになっているのでフツウのエアコンは取り付ける場所もなく、って言うか電器屋さん呼んだら小屋の内部見てびっくりすると思うので、とにかくフツウのエアコンは無理だと判断し、窓用エアコンを買ってみることにしました。

市販品は結構高いな~と思ってネットオークションを見てみると、数年落ちくらいのヤツが1/3くらいの価格で出ているので、まずはこれでテストするかということで、またもやポチってしまいました。

取り付けられるようなフツウの窓はないので、窓枠取付用の金具(枠みたいなヤツ)は要らないかと思ったのですが、本体が20kg近くと重くプラスチックの筐体はどこをどう取り付けようか迷う形状になっているので、やはり順当に枠付き+リモコン付きを買うのがオススメです。リモコンは途中で失くすのか、結構な確立でリモコンなしの出品があるので要注意です。

で、テキトウに小屋に2バイ材で固定してこんな感じになりました。

Dimg_2198

もっと小綺麗にやりたいものですが、工房の改良は(ものすごく狭いため)工具や持ち物をあちこちに追いやって加工するため、自慢の工具は全部荷物置きになってしまって使えないので、どうしてもやっつけ仕事になってしまいます。まだ少し隙間があるので、あとでネチネチ何とかしましょう。とりあえず、ここにあった荷物をを片付けなければ、歩く隙間もありません。

外側から見るとこんな感じ。

Dimg_2201

もともとこの小屋はキットを購入して自作なのですが、一つ標準オプションで窓が付いており、あまり考えずにテキトウな場所に飾り的な感じで窓を開けておりましたが、今回はここにエアコンを取り付けることにした次第。

ご覧の通り、この窓は上下で最大半分しか開かないので、窓を外して取り付けようかなとも思ったのですが、工事がメンドウになるなと思ったのと、近隣からの見た目としてはここはカワイイ窓のままの方が良いなと思い、このようにしました。1坪程度なら多少効率が悪くても冷房能力はこと足りるでしょうし、ダメそうならまた考えます(このへんがDIYの良いところ(笑))。

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2018.01.14

カンナの口埋め

持論ですが、「カンナは台で切る」だと思っています。

研ぎは苦手意識があり、一生の私自身のテーマになると思っていますが(そもそも、フリーハンドであんなまっすぐに何故研げるのか、理解できない)、カンナは下端がきちんと調整できていないと、刃をいくら研いでも、いくら刃を出しても削れないものです。

かなり長時間木工を休んでいたこともあり、リハビリ期間は「ちょっと狂ってるんじゃないかな」と思いつつも目をつぶってカンナ使っていましたが、思い直して下端をちょっと調整してやるとやっぱりバリバリ削れるようになったので、ああやっぱり下端だよなあ、と。ということで、と言うか、ちょっとの調整でバリバリ切れるようになること自体が久しぶりにすごく嬉しくて、「よし、木工再開にあたって一度、十台くらいあるカンナをまずは全部一通り台直ししよう」、と思い立ちました。

そんな折、昔お会いしたこともあるOYA-Gさんのブログで、口が広がったカンナを口埋めして超仕上げレベルに回復、という記事を読み、これはスゴい、マネしよう、ということで、比較的口の開いた2台を口埋めしてみました。

OYA-Gの木工狂躁曲: 越翁口埋めで機能アップ!

ということで経過は省略していきなり完成写真。
目指せOYA-Gさんと意気込んだのですが、カンナ屑が詰まるのがイヤで、0.1~0.2mmとは追い込めず、だいたい0.5mmくらいと言ったところ。

Dimg_2150

台の方はトリマーで溝を掘り、ノミで四角く整形しました(あり溝にはしませんでした)。ホームセンターの端材コーナーでカシのブロックをストックしてあり、追柾で木目が平行になるように木取りして、あとは現物合わせで埋め込みました。少し頭が出るくらいにしておいて、後は接着してからネチネチ削って平坦にします。

Dimg_2153

改めて、台直しします。
工具の仕込みの師範と(勝手に)仰いでいる手柴師範のサイトを見て、台直しカンナもカスタマイズもやりました。

Dimg_2155

台直しの「カスタマイズ」はこちら。
大工道具の曼陀羅屋:立鉋の下端の角仕立て

あとは単身赴任宅で、平日の夜中に静かにボチボチやりました。
裏が切れた刃はきちんと裏出しもやって、ボチボチペースで1週間ほどかかりましたが、試しに削ってみたところ、かなり調子は回復しました!

残りのカンナは埋めるほど口は広がってはいないので、とりあえずこのまま台直しします(決して面倒くさくなったわけではありません…)。


…木工本格再開にはまだ遠いようです。


参考文献:

大工道具の曼陀羅屋:鉋の裏押し
大工道具の曼陀羅屋:(台直鉋の)下端の直し方
大工道具の曼陀羅屋:立鉋での下端台直し手順
Re:Woodworking(拙サイト):カンナの下端調整

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2018.01.01

トリトンの新しいワークセンター

一昔ほど前に一世を風靡したものの一つとして、トリトンのワークセンターがあります。

これを知っている人は、比較的木工あるいはDIY歴が長い人ではないかと思います。

基本的には市販の丸ノコを逆さまに取り付けて丸ノコテーブルのようになるというものですが、オプションでルーターテーブルやジグソーテーブルがモジュールで用意されており、これを追加していくと多用途に使える「多機能ウッドワークシステム」というものでした。

プレス鋼板をベースにしたその構造は何代か改良され、その最終形とも言うべきワークセンター2000は日本でも一時期はホームセンターでも取り扱われるほど精力的に紹介され、当時のDIY木工家達には憧れの存在となっていました。

こんなやつです。

Untitled

日本では、何らかの理由でしばらく販売が途絶えましたが、今はtriton-japan.comなるサイトは株式会社リーベが運営しており、販売は継続しているようです。が、サイトを見ると「国内在庫限りの販売となります」と表示があり、オプションや消耗品などが販売されるのみとなっています。

日本のアマチュア木工界もその後ハイエンド化が進み(私の周りだけかも知れませんが)、ステップアップを目指す人はコントラクターズソーやハイブリッドソーなどに手を出すことになり、このワークセンターに類するものは暫く目を向けられることもなかったのですが、最近、トリトンが"Original. Anagin"と称して、新しいワークセンターを売り出しているようです。

ワークセンター TWX7というのがそれで、コントラクターソーモジュール CS001 を取り付けた状態がこんな感じです。

Untitled1

完全にモジュール化しており、上述のコントラクターソーモジュールの他、ルーターテーブルモジュール、プロジェクトソーモジュールが別売りです。プロジェクトソーとは前のワークセンター2000ではクロスカットモードと呼ばれていた機能で、丸ノコがレールに沿って動くことで材を切削する感じで、今で言うとスライド丸ノコみたいなイメージです。

海外の雑誌では割と丁寧に取材されており、この機械がどんな機械かは動画で見てもらうのが早いと思います。

以前のプレス鋼板ベースのワークセンターに比較すると結構カッチリ作っている印象でかなり良さそうですね!あとはフェンスがどんな感じかは不明で興味があります。但し、ルーターもトリトン製しか取り付けられないし、フェンスも独自設計なのでサードパーティーから出されている各種のオプション品を後から買って付けることはかなり限定されると推定され、「トリトンを気に入って、トリトンと心中する(数年間は)」という覚悟が必要だと思います。まあ、これだけ揃ってしまえばさほど作業に不自由はないと思いますが…。

私はRocklerからのメールマガジンで知りました。日本で購入するとすると、Rocklerからは買えそうです。一括セットになっており、日本円で16万円とのこと(本日のレートにて)。

Rockler: Triton WorkCentre Package with Router Table, Contractor Saw and Project Saw with Free Accessories

木工道具を恒久的に設置できるようなスペースに恵まれている人は少ないと思われ、今の日本でも、このシリーズの、コンパクトに収納できて運搬できるというメリットは依然として大きいと思います。但し、16万円ぽーんと出せるかなあっていうところと、全体の精度がどの程度になっているのかが現時点不明で、個人的には「買い」かどうかは判断つきかねるのが正直なところです。

また前のブームの時みたいに、ホームセンターでデモをじゃんじゃんやってくれたりしてくれると、木工人口も増えて良いと思うのですが~。


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