丸萬行ってきた
単身赴任先からの帰り道に、京都の銘木屋さんの丸萬さんに行って来ました。お目当ては、この前天板だけ作った(塗装しただけとも言う)パソコン机の脚を作るための、タモ材です。
最近はネットでもいろいろ個人客相手に材料を売ってくれるところもありますが、やっぱり材料は実際に見て買いたいですよね。
丸萬さんは大正時代創業の由緒正しい銘木屋さんであるわけですが、ずいぶん前からホームページを公開し、個人の趣味レベルにも広く対応してくださるありがたーいお店です。今ではそういったお店も増えましたが、やはり本来はプロ向けの店ですので、お客である以上必要以上にへりくだる必要はないと思いますが、それなりの心遣いというか、向こうとこちらのギャップを埋める配慮はしたいものです。
(1)いきなり来店するのではなく、メールや電話で訪問の予定を告げる。
多くは不特定多数の個人客を相手にする小売店ではありませんし、週末(特に日曜)は営業しないところも多いです。またメールや電話の対応で、お店の個人客に対する態度を値踏みできるという利点もあります。
(2)見たい材種と、厚み、幅、長さ、のだいたいのイメージを伝える。
大きく由緒正しいお店ほど、樹種・在庫量が多すぎて在庫管理が追いついていないようです。見たい材料はきちんと伝えておくと、少なくともどの辺りにあるかくらいは見ておいてくれます。
(3)作りたいものや、自分の技術レベルは背伸びせずに伝えるようにする。
量的な見積もりが正確に伝えられればそれでも良いですが、作りたいものを伝えた方が、思うような在庫がなかった場合の次善策をプロの観点からアドバイス得られる可能性があります。
また、技術レベル、・・・カンナが使えるのか、あるいは機械がどの程度揃っているのか、「矧ぐ」ことができるのか、・・・で購入して使いこなせる材は変わります。個人客のレベルはまちまちであり、まれに本当にDIY初心者が迷い込んでくることもあるそうで、その程度は説明して理解してもらうことは念頭に置いておきたいです。
というわけで、今回は柾目を中心に、幅も厚みもまちまちで4枚、タモ板を買ってエクストリーム木工1号に載せて帰りました。値段はホワイトアッシュ(上記リンク先の左側「ラフ板市場」参照)と同じくらいです。丸萬さんは若い方も数名いらっしゃって、いつも気さくに親切に対応してくださいますが、あまりアマチュアのブログには「行って来た」記事に登場しないようなので、書いてみました(笑)。
当ブログを見て来ましたと言って頂ければ、もれなく キョトン・・(*・o・) としてもらえると思います。
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