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2010年3月に作成された記事

2010.03.30

こども椅子のこと

子どもの椅子が余っていたのを突然思い出して、単身赴任先にかっぱらって来ました。
部屋の隅に並べて置いてあったのに、人間の目とは恐ろしいもので、こんな大きい物なのに全く目に入ってなかったのです。

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言わずと知れた、STOKKEのトリップトラップ。記憶は定かではありませんが多分10年選手。まだまだしっかりしています。座面と足置きの部分の塗装に細かーいヒビが入ってきましたが、裏返したら大丈夫でした。

賞賛の声をことさらに加えるつもりはありませんが、この椅子で感心するのは、一歩間違うとこっけいなほど「メカメカしく」なりがちな「調整可能」という機能を、このミニマルなデザインでそつなく全くフツーにこなしているところです。特にお尻から膝までの長さに合わせて、座面の奥行きを調整できる椅子は少ないと思います。さらにしげしげ眺めると、その自由度の高さに関わらず、座面と足置きをどこに配置してもよっぽどの無茶をしない限り、倒れることがないよう設計されていることが分かります(静荷重に限る)。そして、子供の力ではちょっとやそっとじゃ動かないくらい、重たい。

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好みにもよりますけど、ワタシはカッコ良いと思いますし、全然甘くないのに、置かれた風景がかわいい。1972年のデザインとのことで、バッタ・・・いえ、ジェネリックプロダクト・・・も数多くありますが、脚の接合部および座面のブナ合板自体に強度が要求されるデザインなので、カタチだけのマネっこでは耐久性に難がある気がします。脚につっかえ棒をしてΔ型にしてる市販品もありますが、やはり若干野暮ったい気がする。2万円台とこども椅子と思えば高いですが、使用年数で割ればプラスチッキーな「いかにも」なベビーチェアよりお買い得だよね。

STOKKE トリップトラップ

P.S. ウチではこれ2台を子供の食事椅子に長いこと使っていましたが、今子供たちは食事は大人と同じ椅子で取り、勉強机ではワタシ作の椅子に座っていますw。

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2010.03.29

おかえりはやぶさ 他

■「はやぶさ」帰還。

木工とは全く関係ありませんが。

小惑星探査機:はやぶさ、6月帰還へ 旅立ちから7年、目標軌道に

-小惑星イトカワの岩石採取に挑戦した探査機「はやぶさ」が、03年5月の打ち上げから7年、地球へ帰還する目標軌道に到達し、地球帰還が確実となった。はやぶさは6月、イトカワの岩石が入っている可能性があるカプセルを分離後、大気圏に突入し燃え尽きる。

動画の類は枚挙にいとまがありませんが、「はやぶさ」の苦難の歴史は、下記の動画がもっとも「わかりやすい」です。
ニコニコ動画: 探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力
(コメント「OFF」推奨。)

ものづくりistの真骨頂と思いました。

■「工房レス木工家」の苦闘。

「ファブレス企業」だと何だかスマートな印象ですが、そうではなく木工をするための専用スペースが持てない人のお話。そういう方の驚くような工夫が数件、紹介されています。3畳弱でも作業場があるだけ恵まれていると再認識させられます。

WM : Please Pass the Peas (And the Smoothing Plane)

■ダウンロード版SketchUp講座。

木工のための、2時間の動画によるGoogle SketchUp講座。ダウンロード版と、回線が遅い人のためにCD版があるようです。日本語ならば即購入したのですが、英語なのでSketchUpを修得する前に英語を習得する必要があります(笑)。

PW : ShopClass On Demand: SketchUp for Woodworkers – Part 1

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2010.03.22

トライパワー 手押し・自動カンナ

長らく寂しい状態が続いていた、卓上の自動カンナ・手押しカンナのジャンルに、P-TOOLSから「トライパワー」というブランドのものが発売されています。

トライパワー 330mm 自動かんな盤
トライパワー 330mm 自動かんな盤DX
トライパワー 150mm 手押かんな盤

自動、手押しともかなり安い部類にはいるのではないかと思います。精度や使い勝手は不明。自動なんかは、外見的にはデルタの2世代前くらいの感じ?「DX」はデジタルリードアウトが目を引きますが、さらに「送材無段変速」との記載があり、精度が良ければちょっと気になる存在ではあります。現在予約受付中。
手押しもこの値段はかなり驚き。はテーブル660mmとちょっと短めです。

手押しのカバーといい、自動のキックバック防止ツメといい、ヨーロッパ輸出向けのアジア製品を引っ張ってきたという感じですかね。

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丸萬行ってきた

単身赴任先からの帰り道に、京都の銘木屋さんの丸萬さんに行って来ました。お目当ては、この前天板だけ作った(塗装しただけとも言う)パソコン机の脚を作るための、タモ材です。

最近はネットでもいろいろ個人客相手に材料を売ってくれるところもありますが、やっぱり材料は実際に見て買いたいですよね。

丸萬さんは大正時代創業の由緒正しい銘木屋さんであるわけですが、ずいぶん前からホームページを公開し、個人の趣味レベルにも広く対応してくださるありがたーいお店です。今ではそういったお店も増えましたが、やはり本来はプロ向けの店ですので、お客である以上必要以上にへりくだる必要はないと思いますが、それなりの心遣いというか、向こうとこちらのギャップを埋める配慮はしたいものです。

(1)いきなり来店するのではなく、メールや電話で訪問の予定を告げる。
 多くは不特定多数の個人客を相手にする小売店ではありませんし、週末(特に日曜)は営業しないところも多いです。またメールや電話の対応で、お店の個人客に対する態度を値踏みできるという利点もあります。

(2)見たい材種と、厚み、幅、長さ、のだいたいのイメージを伝える。
 大きく由緒正しいお店ほど、樹種・在庫量が多すぎて在庫管理が追いついていないようです。見たい材料はきちんと伝えておくと、少なくともどの辺りにあるかくらいは見ておいてくれます。

(3)作りたいものや、自分の技術レベルは背伸びせずに伝えるようにする。
 量的な見積もりが正確に伝えられればそれでも良いですが、作りたいものを伝えた方が、思うような在庫がなかった場合の次善策をプロの観点からアドバイス得られる可能性があります。
 また、技術レベル、・・・カンナが使えるのか、あるいは機械がどの程度揃っているのか、「矧ぐ」ことができるのか、・・・で購入して使いこなせる材は変わります。個人客のレベルはまちまちであり、まれに本当にDIY初心者が迷い込んでくることもあるそうで、その程度は説明して理解してもらうことは念頭に置いておきたいです。

というわけで、今回は柾目を中心に、幅も厚みもまちまちで4枚、タモ板を買ってエクストリーム木工1号に載せて帰りました。値段はホワイトアッシュ(上記リンク先の左側「ラフ板市場」参照)と同じくらいです。丸萬さんは若い方も数名いらっしゃって、いつも気さくに親切に対応してくださいますが、あまりアマチュアのブログには「行って来た」記事に登場しないようなので、書いてみました(笑)。

当ブログを見て来ましたと言って頂ければ、もれなく キョトン・・(*・o・) としてもらえると思います。


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2010.03.19

目から鱗のローテクアジャスター 他

本日は画像なしです。

■ローテクなルーターフェンスマイクロアジャスター。

目から鱗のルーターフェンス用マイクロアジャスター。
リンク先の写真でひとめで分かると思います。要は再現性だと我が意を得たりという気持ちです。

Heartwood : Do I need a micro adjuster on my router table fence?

■和ろくろ体験。

デイリーポータルZはniftyの悪ふざけサイトですが、かなりDIY濃度が高い気がします。
これも「題名のノリだけで走ってるやろw」、と言う記事の中の一つですが、なかなかできない体験だと思います。

デイリーポータルZ:これからの弁当男子は弁当箱から手作りだ!

■簡単ボール盤延長フェンス。

貧相に見えるけど、こういう治具が好き。(というかワタシでも作れそうな気がする。)
WS : Drill Press Auxiliary Fence

■ボール盤をルーターに。

後で読む。タイトルは大げさですが、ボール盤の延長テーブルなど便利な治具いろいろ。
TC : Turn Your Drill Press Into a Router: 8 Free Plans!

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2010.03.18

今さら

のだめカンタービレ見終わりました。
(アニメ版のTVシリーズを撮り貯めて観もせずにDVDに移してあった。)

先日こっぱずかしいエントリーを書いたのも、これを半分くらいまで見てたせいですきっと。

「アバター」に「のだめ」ではお里が知れる・・・と思われるかも知れませんが、自然体で行くことに決めたんだ。

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2010.03.13

「学ぶ」先に見える境地

久しぶりに「ワールド」行きますヨ。一部ネタバレ注意。

今の住んでいるところに、歩いて3分のところにシネマコンプレックスがありまして。
当然行きますよね。  で、私も見ました。「アバター」。

賛否両論あるようですが、私は映画はあまり詳しくないので、総じて単純に楽しめました。そもそも、あまり難しいのは付いていけないし、眉をしかめて深刻な顔して観るようなのは性に合わないのです。まぁ、根本は映像美、というか、「描きたい映像」あるいは「世界の創造」への監督の執念、とでもいうか、もういっそそういう設定にしてしまえばもうオレのやりたい放題できるじゃん、と。それをみんなで「ほえー」「すげー」と単純に楽しむのが正しい姿勢だと思いました。

で、印象的なシーンの一つに、異民族(異星人?)と万難を排して接触し、彼らの生活様式一つ一つを学び、その一環として空を飛ぶ方法を苦労して習い、飛べるようになった暁に歓喜の声を上げて空を飛び回る、というシーンがあります。

映像の迫力もさることながら、圧倒的な映像美の中を主人公が爽快に飛び回る姿を見て、「学ぶ」ことの意義ってこういうことなんじゃないかなあ、と思って身震いする思いがしました。

私の周辺の「最近の若い人」は、言うほど馬鹿にできるものではなく、当時の私に比べて総じて賢く、熱心です。が、「なぜそれをするのか」「それをするとどういう利点があるのか」をやる前から明確にし、それをモチベーションとしたがる傾向があると感じます。「先読み」ですね。スマートではあるのですが、そのときの本人の判断基準でやる価値がないと判断されたものは、その時点でそのまま放置されてしまいます。「学ぶ」ことに対しても同じです。ワタシらが半強制的に何の疑念もなく教え込まれたことも、「どうして学ばないといけないのか?」という疑問を、恐らく平常的に持っているようです。

卑近な例では、微分積分をマスターしても日常生活で使わないでしょ、とか、炎色反応を覚えてなくても花火は綺麗だし、とか言うのは確かに否定できないのですが、その美しさ?に魅入られてそれで飯食ってる人もいるわけですし。アバターの彼も、今回の「策略」の過程で、あんな原色あふれる美しい世界を意のままに飛べるようになるなんて、よもや思っていなかったと思います。

いずれにせよ、ちょろっと「体験」」してわかったフリするくらいではダメで、やっぱり強制かどうかはともかくある期間一定以上の苦労や努力をしたその先に、「わかった!」「できた!」「すごい!」っていう類の興奮、快が待っていると思うのです。そうすることでちょっと自信がついたり、あるいはそこまで学ぶことによって初めて「次の地平線」が見えてきて、もっとあそこまで行けるといいなという次の衝動が湧いてくるんじゃないか、と。私自身はもう既に凝り固まっていますが今振り返ると、そんな小さな事象たちがたくさん積み重なって、今の「自分」を形成しているような気がしてなりません。

恐らく、空を飛べない人に空を飛べるようになった時の爽快さを伝えるのは、言葉を尽くしても難しいことだと思います。だから、その時点で自分が損得を先読みできることってのは、たぶん結局自分の手の中にあるものを越えることはないと思うのです。グチは努めて言わないようにしていますが、今の教育は個々のバラツキを押さえようとする余り、子供達の能力を信じることなく、この一番大事な「わかった!」「できた!」という「快」を教えることを忘れているように思えてなりません。ものづくり大国、技術立国を標榜し続ける意図が日本にあるならば、スーパーコンピューター以外にも価値基準を見直さないといけないことがもう少しありそうです。サラリーマンの人は、「成果主義」というお題目に立脚した、今ドキの部下に対する近視眼的な接し方もね。

掃除やカンナかけや段取り作業を延々とさせられた大工さんや職人さんの、昔の苦労話や今の世を嘆く談話にふれるにつれ、以前は古クサ・・・、と思っていたのですが、最近はそんなことを考えたりしています。

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2010.03.08

ルーターテーブルフェンスフリープラン ほか

■ルーターフェンスの自作フリープラン12個。
あとで読む。
TC : 12 Router Fence Plans: From Split Fences to Micro Adjusters!

■リブロスデルムンド 特別セール第一弾。
いろいろお安いです。4/5まで。
http://www.delta-mokkoukikai.com

■Veritasの作里カンナ。
05p7501s1a

かっちょええ。見た目だけかと思ったら結構「使える」との評判も多いようです。
今ならセットでお得セール実施中。
Veritas® Detail Rabbet Planes

■卓上型テーブルソー 口コミ・ベスト7

Bshr4100rt

卓上型のテーブルソーについて、ネット上の口コミを集計した結果ベスト7。
ただし海外版ですので、購入の際はほとんど個人輸入が前提になります。

1位は上写真のBOSCH 4100。いち早く工具レスの割刃を装備したモデルです。以下、結果だけご紹介。
2.Ridgid TS2410LS
3.Dewalt DW745R
4.中古のハイブリッドorコントラクターズソーを買え。
5.Ryobi BTS21
6.トラックソー(レール付き丸のこ)を買え。
7.Hitachi C10RA3
8.Makita 2703
9.JET JBTS10BT3

なぜか9位までありますが、4と6は正確には卓上型テーブルソーではありませんので、辻褄は合っているようです(笑)。

TC:Top 7 Portable Table Saws: a Benchtop Table Saw Comparison

以下、Rocklerの最近のブログ記事からTIPSを2つご紹介。

■「テンプレートから等しく○○mm離れた線」を描くTIPS。
Washers1
写真を見たら明らかですが、「あっ」と声が出てしまいました。Basicとありますがこのくらい常識でした?
Back to Basics : Offset Tracing

■賢いルーターの収納法。
Rbgoodbitstorage
これも写真を見たら明らかですが、空間的に効率的かどうかは抜きにして、たくさん数が増えてくるとパッと見て視覚的に分かりやすそうです。
Back to Woodworking Basics: Smart Bit Storage

(追記:写真に写っているような小さい材料をルーターで加工するのは危険です。ルーター加工は大きい材の状態で行い、しかる後に適切な大きさにカットするようにしてください。)

私からのTIPSですが、ビスケットジョイナーも、端材に各サイズごとに穴をあけ、断面が見えるように半割にしたサンプルを持っておくと、ビスケットサイズの選定の時に役立ちます。

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2010.03.04

いきなり置いてみた

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オスモが乾いたので、とりあえず置いてみました。
上に置いてあるものがいかにも説明的ですが、独り身のメディアセンターという趣きです。

脚はお恥ずかしいので写真には写していませんが、現時点は1500円のカラーボックスです。
高さも程良く、足の周りに貫もないので思ったより快適です。
「仮置き」と称して単身赴任解消までずっとこのままの予感がして怖いです。

それにしても、思いもしない時にハッとする写真が撮れたり、がさがさ・ピンぼけの写真しか撮れなかったり、初心者には難しいデジカメです。

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