ピルケースできた
小物が続きます。自分用に薬を携帯するケースを作りました。
ワタシ実は頭痛持ちなんです。もっと重度に苦しんでる方は沢山いらっしゃるのでそう言うのもおこがましいですが。で、市販の鎮痛剤で十分良いのですが、特定の薬をいつも鞄に持ち歩いています。発症頻度はそう多くはないので、必然的に長いこと薬を鞄の中に入れておくことになるのですが、そうするとそのうち紙箱がグチャグチャになってしまい、美しくないので、専用のケースを作ろうと思い至りました。
わざとらしく上の写真の右側に置いておいた薬が、シート?ごとピッタリ入ります。
接合は留めの雇いザネを用いました。フタは本印籠にしようと思ったのですが、端材が寸足らずで、結局付け印籠的処理になってしまいました。
あんまりデザイン的には気に入っておらず、要検討。各部材がまだ厚いのかやぼったい。て言うかただの箱だなこりゃ。
メープル、オイル(桐油)仕上げ。
気を取り直して以下、製作過程を少しだけご紹介。
付け印籠の「付け」以外の部品が揃ったところ。雇いザネの溝は付け印籠部分は掘らなくて良かったことにこの時点で気が付いた。自分用だからイイや。
組立てはクランプを用いましたが、精密な小物ほど、力でねじ伏せるのではなく、全体を均一に軽く締め付けられる方法がよいですね。真田ヒモとかつかうんでしたっけ。より各部材の精度が求められるところです。
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コメント
(◎´∀`)ノ 「助さん 格さん、懲らしめてあげなさい」 マダー?
投稿: むーじょ | 2010.01.10 15:22
「あの人」の入浴シーンの後になります。
投稿: かんりにん | 2010.01.10 22:20
自分の治具に名前を付けるのは、どこから始まったのでしょう?
やはり、齋田さん辺りでしょうか(笑)
私、基本的に頭痛の経験がありません。でも胃腸があまり強くないので
胃腸薬は通勤カバンに入っています。プラスチックケースですが。
私の友人でスイカやパスモの入る薄いケースを木で作っている人がいますが、私のように通勤ラッシュで結構カバンを手荒に扱う者にとって木の者はちょっと不安です。
印籠のように蒔絵とまでは行かなくても、杢の出た木に拭き漆なんても
面白そうですね。
投稿: acanthogobius | 2010.01.11 10:15
acanthogobiusさん
そうなんですよね。プラスチックや金属であれば、おそらく肉厚1mm程度以下で十分な強度が出ると思うのですが、木製だと割れを避けるためにどうしても厚くなってしまいますし、接合方法を考慮するとさらに厚く大げさなものになってしまいます。
木の小物というのは、少しでも木を触るものにとっては魅力的に写るのですが、実用面や耐久性を考えると、そうでない人には、やはりスノビッシュな趣味と見えるのでしょうか・・・。人目は惹くとは思うんですけどね。
投稿: かんりにん | 2010.01.11 13:05