« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月に作成された記事

2009.11.24

木工関係動画 2件

狭いスペースを有効活用して小さな工房を設営するためのTIPS。

Woodworking ONLINE.com: (Podcast)Tips for Setting Up a Great Home Shop

動画が長く、英語が聞き取れないとツライですが、面白いと思った点をメモ。
・機械の専有面積だけでなく、加工の際に必要なスペースを確保する。
 テーブルソーなら前後、および左側にかなり大きなスペースが必要。
・上記加工スペースを、複数の機械で兼用できるように配置を考える。
 テーブルソーの左ウィングにルーターテーブルを付けることは上記の観点でも有効。
 あと、自動カンナの台を作り、テーブルソーの定盤とツライチにする、など。
・マイターソーの延長テーブルとなるようなシステマチックな壁付けの作業台を作ると良い。
 テーブルソーの定盤より少し高くしておき、テーブルソーの右側をこの作業台の下に半分潜らせる。
・モバイルベースは狭い工房では必須。
悔しいことに狭いって言ってもウチの作業小屋よりめちゃくちゃ広いんだよなあ・・・。


手加工でダブテールジョイントを切る方法の動画。
ですが、1800年代の開拓者と同じ道具、技術を使って、と書き加えた方がよいでしょう。いつぞやの「3分間ダブテール」と同じことを思いましたが、もっと仕口に対して大らかな気持を持ったら、木工に対する立ち位置も少し変わってくるかもしれない、と思いました。

Woodworking ONLINE.com: (Podcast)Hand-Cut Dovetails with Robby Pedersen

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.11.23

小箱の続き

091123a

小箱を接着して、フタと身に切り分け、付け印籠にしました。
作業中の写真は紹介するほどでもないので申し訳ありません。

もう少し各部を調整したら、オイルひと拭きであっさり仕上げたいと思います。
(写真に見えていない部分で、欠けとかすき間とかいろいろあるんです。。。)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.11.18

60万ヒット

数日前に近いなーと思ったらあれよあれよという間に60万ヒット頂きました。

開設当時を振り返ると、「趣味の木工」を取り巻く環境はわずかずつに見えますが着実に変化しており、良くなったこともあれば悪くなったこともあり、ぐるっと一周して戻ってきたようなこともあるように思えます。

ワタシ自身も、開設当初は背伸びして書いていた部分も多くありますが、木工スタイルあるいはブログの基本的なスタンスという面においても、少しずつ変わってきたようにも思います。

人の心を打つ叙情的な文章は書けるわけもなく、さすれば少しでも読む方の情報となるように、と心掛けてきたことに変化はありませんが、皆様から寄せられるレスポンス(コメント、ご指摘)で補完、あるいは教えて頂いたことも数多く、駄文を連ねてきた意義も少しはあるかと思っています。

引き続き、特に立ち位置を変えるつもりもなく、だらだらと垂れ流しの駄文が続くと思いますが、懇意にしていただいている方々に改めて感謝を込めつつこれからもよろしくお願い申し上げたいと思います。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2009.11.13

電動工具の騒音 実測データアップデート

コメント欄で質問があったのですが、最近アップデートしていなかったことに気付いたので、掲載しておきます。

091112a

ウチの狭い作業小屋で、実際にいろいろな機械を回したときの騒音を測定したものです。
空転時の測定なので、実際の加工時とは異なります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.11.12

木材の欠点リペア 他

Woodrepair_211795
上写真の刃、どう使うか分かりますか?
その他、木の欠点のリペアいろいろ。 ラメロも案外、お茶目なものを商品化しています。
Axminster: Wood Repair

ゆりかごその他、ベビー家具のフリープランいろいろ。
ToolCrib Blog: 16 Baby Furniture Plans

「大人買い」の仲間で「大人シート」だと思ったら、「おとなしい」でした。材質は不明ですがアスファルトシートのように思います。
DIYCITY: 家庭用防音シート「オトナシート」

Freeplantablesawfenceextensions_lg

でっかい合板を安全にカットする方法・・・ですが、皆どうしてテーブルソーで切ろうとするのでしょうか。精度重視なのかなとも思いますが、材送りをよっぽど均一に上手くしないと真っ直ぐ切れないような気がするんですがどうなんでしょう。個人的にはEZスマートガイド・・・とまでは言いませんが、直線ガイドで丸ノコで切った方が少なくとも「安全」だとは思います。
FW: A Safer Way to Cut Plywood

Grizzlyは海外に対しては購入総額制限、クレジット決済不可と、何かと障壁が高いですが、「滋賀ナイス」さんで一部製品について輸入・販売されているのを見つけました。
ろくろ用材、ろくろ製品、旋盤関係がメインでチェックに漏れていたのですが、ウチの割刃付きテーブルソーG0661、17インチバンドソーG0513、ダストコレクターG8027、G1029Zなどもサイトに掲載されています。価格も良心的な方ではないかと思います。もちろん旋盤各種、それからTormekそっくりさんもあり。
滋賀ナイス:商品一覧ページ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009.11.11

ルータービット折れた

木工の災害事例、ヒヤリハット事例は隠すことなく公開すべしと言うOYA-Gさんの趣旨に賛同し、恥ずかしながらワタシの失敗事例を紹介します。

いきなり脱線しますが、「ヒヤリハット」というのは、災害には至らないがヒヤリとした、ハッとした事象という意味で、冗談のようですが製造業で日本じゅう通用する用語です。ハインリッヒの法則によれば、統計的にヒヤリハットと重大災害の比は300:1であり、300件のヒヤリハットがある職場は重大災害が1件起こってもおかしくない、だからまず第一にヒヤリハットを摘出して減らしていくことが大事、と教えられます。

091111a
本題に戻りますと、先日の小箱の上板および底板をはめるための溝を突いている際に、ルーターテーブルで3mmのビットを折ってしまいました。

091111b
折れたビットとほぼ同型のビットを並べてみました。これだけの大きさの超硬の破片が高速回転ではじかれてすっ飛んでいったことになります。保護メガネはかならず着用するようにしましょう。(目だけでは不十分かも、とも思えてきます。)

091111c1
今回、ルーターテーブルで溝を掘る際に、ちょうど良いサイズのビットがなくて3mmのビットで複数回に分けて掘ることにしたのです。この際安全に削るためには、①→②の順に掘らなければなりません。(②→①の順に掘ると図中「A」側だけを削ることになり、ビットの回転方向(赤矢印で図示)を見ればわかるようにいわゆる「クライムカット」の状態になり、材料は力を掛けずともビットに触れた瞬間にビットに引き込まれていくことになります。)

今回は、順番を間違えたわけではなく、1回目の削りの後に確認したらコンマ数mmだけ溝がずれており、わずかにフェンスを戻して「A」側をちょびっと削りたくなっただけなのです。しっかり持っておれば大丈夫と思いましたが、3本目くらいでガツンと行きました。今回はビットが耐えきれず折れて、私自身は事なきを得ましたが、場合によっては材料がすっ飛んでいく、あるいはその拍子に手がビットに触れて怪我をする、などの災害が想定されます。

教訓として、
 ・ビットは溝の幅に合ったものを使う。(溝の幅を手持ちのビットに合わせて設計する。)
 ・欲張って一度に深く削ろうとしない。
 ・クライムカットは避ける。
 ・保護メガネを着用する。

以上です。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

天秤かハトのしっぽか

ずっと仕事でお世話になっていた方がこのご時世、忽然と契約が切れてお別れになってしまいました。私なりに感謝の意を表したいと思い、出来が良ければ勝手に送り付ける予定で小箱を作っています。以前からあまり小物には興味がなかったのですが、組み手加工とかをネチネチとやるには、無駄に体力も使わず、適した課題だと言えます。

繊細なイメージにしたいと思い、ルータービットに頼らないアリ組みを試してみました。
テーブルソーの刃をパッと見た目良さげな角度に傾斜させて固定して、以後角度ハンドルは一連の作業が終わるまで触わらないようにします。
091110a1
フェンスもなるべく移動回数が少なくなるように、ひっくり返したり裏返したりして刻んでいきます。
091110a
真ん中の残った部分は後でノミで突きます。側面はノミが入りませんので切り出しを使いピンと直線的な角を出していきます。もう少し繊細な天秤になると思って始めたのですが、テーブルソーのブレードが3mm強あってこれが限界です。このくらいなら実はルータービットでもできたというのはナイショです。

途中が大幅に省略されていますが、相手側は今回は手作業で削りました。欧米式にできたものをマーキングナイフで写すのは、すき間は減るのですが下手にやると見た目がバラバラになりますので、今回は日本式に先に墨付けしてシラガキや罫引きでノミの手がかりを付けてから加工しています。
091110b
ん~、結果的にはすき間だらけで商品としては失格です。デザイン的にも思ったよりも「あざとい」感じで気に入りません。

091110c
というわけで、もう一つ分木取りしてあった材料で、いつものやり方に変更。
テーブルソーとルーターテーブルがあれば、ここまではあっという間です。

091110d
仮組みですが、デザイン的にはこっちの方がまだまだマシだな。
もう少し薄くした方が繊細になると思いますが、今回はこのまま行きます。

「付け印籠」で仕上げようと思っています。「ボツ」の方もきちんと形にはするつもりです。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009.11.09

カチッと止まる

きちんとロックできる自由輪キャスターを捜していたら、ブログのエントリーでMonotaROの激安キャスターを教えていただきました。

Mono0851649607041202

MonotaRO :自在車 ストッパー付

こだわりのkwcさんのオススメなので間違いないとは思ったのですが、これは思ったより優れものです。自由輪キャスターは回転も固定されないと具合が悪いのですが、このキャスターは車輪も回転軸も同時に固定され、回転方向の固定はカチッとノッチに固定されるような感じで、固定されたら全くブレがありません。

Axminsterの兼用機(150kg)は、最初オフコーポレーションのモバイルベースに乗せていたのですが、全輪自由輪にしたくてまずこれを100φのmonotaROに置き換えました。次いで、以前作った移動式作業台と、昨日やっとバンドソーの自作スタンドを75φのmonotaROに交換しました。バンドソーはチェーンブロックでつり上げてヒヤヒヤものでしたが、これまで製材などでちょっと力をかけて押すとずずずと動くのを「足技」で抑えていたので、大幅に快適になりました。ついでに定盤面が高すぎたので8cmほど足を切りました。

作業台についてはキャスターのロック自体は強固なのですが、ウチの作業場の床がフローリングで、車輪の設置面積も小さめなので、カンナかけとかだと床-キャスター間がずずずと滑るんですよねー。
作業者の足も(靴の種類によっては)滑ることがあり作業場の床にフローリングはオススメできません(市販のピカピカ塗装してあるタイプ)。

今さら床を貼り替えるのも面倒なので、滑り止めになるような塗料みたいなものはないかな。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2009.11.06

勝手に帰ってきたツールレビュー(7) 6インチ 手押しカンナ

久しぶりにアマチュア向けの木工機械をあれこれ紹介する、「勝手にツールレビュー」、今日は手押しカンナについてまとめてみます。

手押しカンナは一般的に切削幅で呼称され、アマチュア的には6インチ、8インチあたりからの選択となると思います。卓上タイプと据え置きタイプがあり、卓上タイプはほぼ全て6インチです。それ以上は据え置きタイプとなりサイズも大きくなります。さらにその上は10インチ、12インチ・・・とあり、幅が広いほど良いことは良いのですが、8インチクラスから価格帯も大きくはね上がります。1台目は6インチ、あるいは大きくても8インチあたりで選択するのが妥当だと思います。今回は、6インチクラスについて、日本での入手しやすさも合わせて見ていきます。

(1)卓上タイプ

リョービ HL-6A
国内では、卓上タイプはリョービがポピュラーだと思います。ホームセンターでも大きいところならば扱っているのが見られます。

切削幅155mm、テーブル長720mm。

デルタ JT-160
2020667
入門モデルとして長いことアマチュアの間でメジャーでしたが、困ったことに日本ではどこも口を揃えたように「欠品中」で、入手困難になっています。検索して見つけたのはDIY CITY内のACEで、ここからおそらくは本国仕様の輸入版を購入できることになっています。
私も数年間これを使いましたが、仕上がりは良好で問題はありません。フェンスについて、アルミで剛性が足りない感があることと、角度調整がやりづらいこと(これは多くの廉価タイプに共通しますが)の2点で不満がありますが、価格と重量のバランスから言ってかなりお買い得感の高い内容になっています。
ACE : DELTA 6インチ卓上手押カンナ盤 JT160

新潟精機(パオック) HPP-150
国内メーカで探すとすれば、新潟精機(パオック) HPP-150がありますが、評判は定かではありません。

(2)据え置きタイプ

据え置きタイプは日本のアマチュア界では一時期デルタが優勢でしたが、代理店の関係か現在は日本での入手が困難になっています。

リブロスデルムンド/Spoke Shave
デルタの代わりにリブロスデルムンドさんが紹介しているのは、オリジナルブランドのSpoke Shave。6インチ、8インチ、12インチのラインアップがあり、入門機はオープンレッグの6インチ「プリメイラ」で7万円弱。
Spoke Shave 手押しカンナのページ

タマクラフト/デルタ、Grizzly(輸入版)
Jt360
老舗のタマクラフトさんでは、依然として総合カタログでデルタのラインアップを掲載しています。ここは輸入代行のようなスタイルですので、本国版の輸入品が送られてくることになります。デルタはJT360(8万円),37-375X(12万円)が記載されています。
「総合カタログ」の「大型加工機械」4-9項参照。
また、Grizzlyについては、セット販売になってしまいますが4-12項にスターターキットという名前のセット販売で、Grizzlyキットと称してGrizzly G0654が組み入れられています。

セットではなく単品、あるいはそれ以外のカタログにない機種も指名買いで輸入代行してもらうこともできます。私もクマ印は2台所有していますが、Grizzlyは日本からは購入総額制限と決済の問題があり、いずれもタマクラフトさんにお願いするのが結局一番手っ取り早いという結論に至っています。

日立、マキタは手押しのみというのが卓上型、フロア型とも見当たらず、自動と手押しがセットになった兼用機があります。最もお求めやすい自動300mm前後、手押し150mm前後のタイプを例示します。

日立 P100RA3

マキタ 2031S

最後に個人的なオススメ機種ですが、まず卓上タイプを選ぶのであれば、やはり今でもデルタのJT-160が(輸入してでも)ベストではないかなぁと思います。現在日本では入門者向けのこのカテゴリーがポカッと空いており、今後の充実を望みたいところです。

据え置きタイプであれば、日本での購入しやすさ、およびメンテを考えるとSpoke Shaveになると思います。但し、中国的な品質トラブルはいろいろあるようです。卓上、据え置き共にあまり選択肢がないですね。海外を見ればもっといろいろありますが、私のようにリスクを厭わないマニアックな人は、個人輸入でも何でもして好きな機種を選ぶと良いと思います^^。

以前も書きましたが、卓上か据え置きかは迷うところではあります。木工を今後も続けて突き詰めていく予定であれば、できる限り鋳造テーブルの据え置きタイプを選ぶのが良いと思います。入門者の方は場所の面、価格の面で卓上を購入されてももちろん十分使えますが、木工を続けるうちにゆくゆくは買い換えることを考慮することをお勧めしますす。

手押し・自動をこれから揃える予定の方は、思い切って手押し・自動兼用機を選択する手はあります。マキタ・日立なのでメンテもある程度安心できます。どちらかというと日立のP100RAシリーズの方が木工のアマチュア~個人工房の方の間ではメジャーなようです。

兼用機については、個人輸入が主になりますが、ヨーロッパスタイルのをこちらこちらこちらあたりにまとめており、卓上型の入門向けタイプもありますのでご参照下さい。JETのB3NCHシリーズの卓上タイプは、見かけによらず案外評判がよいようです。(もちろん、値段から見たら、ということですが。。)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009.11.04

新しいスタートラインへ

昔聞いた話では、訓練校は、入学してすぐの実技はまず「研ぎ」で、カンナの研ぎから入って、来る日も来る日もカンナの刃を完璧に研げるまで研ぎ続け、それが合格になったら次にノミの研ぎ、・・・と、すぐに作品を作れると思ったら大間違いで、全員が研ぎを合格できるのは夏休み直前という、たいそう厳しい内容だったらしいです。今は内容が変化しているとも聞いていますが、少なくとも過去の訓練校はどこもそんな感じだったようです。

木工を趣味で始めた頃それを聞いて、「そんな前時代的な・・・」と思いました。今どき、欧米を見れば良い研磨機もあるし、下手なら治具を使えば良いし、だいたい、今どき仕事の7割は機械だろうし、その機械の刃が研げるわけでもないだろう、と。

実はつい最近までそう思っていたのですが、最近個人的に改心して、研ぎを見直そうと砥石を買い換え、ああでもないこうでもないと研いでいるうちにだんだんと考えが変わってきました。

これまでは、カンナもノミも「どうせホームセンターで買った安物」、と諦めていたのですが、それでも良く研げた刃というのは、これまで「研げた」と思っていた刃とは段違いで、軟木なんかもうバルサみたいにサクサク切れるわけです。カンナかけも今まで悩んでいた局面が肩透かしのようにすかっと簡単に仕上がりますし、組み手の加工も、手加工で追い込むときに思った通りに削れて、木口がボサボサにもなることもありません。ただし、この「切れ」が長持ちしないのが、刃が安物のせいなのか、依然として腕のせいなのかは現時点不明(笑)。

訓練校が「研ぎ」にこだわるのも、「研ぎ」が鉛筆の持ち方と同じくらいの基礎的な事項であり、実際問題として、自分の刃物くらい準備できないと後の授業に差し障ると言うことなのだろうなあ、と。例えば今の時点で今日から「合格」できるまでずっと「研ぎ」を続けなさい、と言われたとすれば、今のワタシならば納得してやると思うんですよね。

むしろ、そんな時間が欲しいとさえ思うこともあります。

もちろん、この「納得してやる」ということがモチベーション的には大事なことは明らかです。「この研ぎがマスターできれば・・・・」の、「・・・・」部分のイメージが明確なほど、研ぎながらもどうすればうまく行くかと考えを巡らして、どうやったらなるべく早く、かつなるべく高いレベルに到達できるかを自分で試行錯誤すると思います。

その意味でやはり訓練校は旧式であり、研ぎなんて最初はそこそこで良くて、必要になったら研ぎや仕込みに戻ってきて必要な分だけやったらイインダヨ、・・という見方もあると思います。が、ワタシのように大回りして戻ってくるのに3~4年かかったり、あるいは機械や便利グッズに頼ってずっと戻ってこない、という危険性はあります^^;。

ただ、カンナ刃はこう持たないと絶対にダメ、斜め研ぎ禁止、裏出しは金剛砂にツバ、治具は全面禁止、砥石は天然・・・と「カタチ」を一つに決めつけられるのは、ツライかも知れません。「研磨」単体で見ると技術や材料も木工以外の分野でも科学的に進化しているわけで、そういったものを否定してしまうのはモッタイナイし、良いものは取り入れていく方が良いと思います。

| | コメント (14) | トラックバック (0)

2009.11.02

定説

手押しカンナは製材の要の機械です。
「手押しは無理してでも良い(高い)ものを買った方が良い。」とはよく言われることでもあります。

そうは言ってもアマチュアが卓上タイプを購入しようと思うと、事実上、リョービかデルタの卓上タイプしか選択肢がありません。(手押しを購入しようと思う人自体、かなり限られるとは思いますが・・・。)

ワタシ自身も、「少しでも良いものを」という指南を気にはしつつも、必要にも迫られて3年半くらい前にデルタの卓上を購入し、長いこと使ってきました。当ブログをお読みの方ならご存じですが、現在は据え置き型の兼用機に選手交代しています。

デルタの卓上はさんざん世話になりましたし、決して悪いものではないです。でも、木工にのめり込むにつれてもの足りなくなるように思えます。経年で狂ってしまうのか使う側の「要求」がレベルアップするのかわかりませんが、切削幅やテーブル長、あるいは精度が不満に思えてくるのです。ワタシの場合は腕が悪いことが主だと思いますが・・・。ワタシも、結果3年程で乗り換えてしまいましたし、ネット上を見ても、上記の2社のいずれかを使っている方は多いようですが、そんな感じで買い換えている人もまた多いようです。

結局、「少しでも良いものを」の先人の教えどおりになってしまうんだなぁ、という感慨はあります。合計金額で見れば、もちろんどうせ買うなら最初から買った方が良いのは確かです。

しかしながら、たとえば、木工をこれから始めようと言う人に、鋳造の据置きタイプを勧めることが良心的かというと、必ずしもそうではないと思います。常識的な金銭感覚から見れば躊躇する値段のシロモノですし、置き場所の問題もあります。数年で木工自体に飽きてしまう方もいると思いますし・・・。また、個人的には、デルタの卓上があったからこそ、次があったとも感じています。

まあ、カンナでもノミでも何でも良い(高い)ものの方が良いに決まっているんで。

幸い今はネットオークションがあり、電動工具市場はコンスタントに活況のようです。(不況の影響はあるようですが。)だから、手押しに限らず、木工機械全般について言えることですが、グレードアップしたくなったら、ネットオークションで売ればイイんだというくらいの気持ちで、特に最初の頃は、お財布を見ながらまずは何でも買って使ってみれば良いのだと思います。ハズレを掴まないように、情報収集や相場の把握はある程度は必要とは思います。

その意味ではデルタの卓上は1台目として十分オススメできる機種だと思います。

・・・って、今どこも売ってないやんか!

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »