テーブルソー 集塵の研究
オーバーアーム式のブレードガードが一部で話題のようですが、コメントでも申したように、ウチのテーブルソーでは、機械の下にばらまかれる方が大部分で、テーブルの上に散らかるのはさほど気になりません。個人的には集塵こだわり無し派なのでこのままでも良いかなと思っていたのですが、健康上少し集塵対策を考えようと思うに至りました。というのは、この前子供と1日木工教室をしたときに、二人のうち一人が、テーブルソーのホコリに反応して少しの間ゴホゴホやっていたのを見たからです。(他の機械は何ともないのに、しかも離れた所から見てるだけで、です。)
私の愛機、Grizzly G0661は、コントラクターズタイプですがモーターが背面に出っ張っておらず、ブレードが集塵フード(シュラウド)で覆われている、というハイブリッドソーに近い構造を持っているのがウリなのですが、実はこの集塵フードががら空きで、取りこぼしが多いのです。
箱ごと密閉して強引に吸うというのが一般的な手だと思いますが、なるべく発生源の近くで効率的に吸いたい、ということでまずは現状を研究・分析してみることにしました。
動画はYouTube初投稿ですが色気もなくツマラナイ動画で申し訳ない^^;。1×10のパイン材を横切りする際のホコリの発生する様子を、筐体の中から撮影したものです。Feinの掃除機(Turbo I, 116CFM)を標準のダストポート(65mmφ)に接続しています。
スタートから0:46までは手前側を撮影したもの、同じ材料でブレードの高さを変えてみています。右下の黒いプラスチックが集塵フード、ブレードの上に見えているのが木製の刃口板です。カットされた木材から出た木屑が、盛大に巻き散らかされているのが分かります。ホコリの出方は、刃高によって差はないように思います?今気付きましたが、集塵フードは軸昇降で上下しないんだな(笑)。
0:47くらいからは、後ろ側を見た映像。ホコリの動きが円を描いているようにも見えますが、多分集塵フードの効果で浮遊しているホコリが捕捉されているのだと思います。
上の写真は撮影後、刃口板を外して中の状況を見たものです。集塵フード内は思ったほどホコリが堆積している感じではなく、風通しの悪いところに吹きだまっているだけという印象です。手前側のノコ刃の延長線上にはホコリが硬く固着しているところがあります。ヤニと切削時の高温のせいだと思いますが、爪でひっかいたくらいでは取れません。ここに一回ぶつかって、その後斜めに散乱してるということなんでしょう。
ということで、手前側のホコリを何とか集塵ポートまで導いてやれば勝ち目はありそうって事ですかね。
| 固定リンク
「木工雑感」カテゴリの記事
- カンナの口埋め(2018.01.14)
- DIYアドバイザー試験 受験記(長文)(2017.12.12)
- 角ノミ盤はボール盤の代用足りえるか?(2012.07.25)
- 停滞しています(2011.08.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
これって江Riving Knifeを持っているんですか?いいなあ。外部に放出しなければ良いので、集塵しなくても、上に出る粉塵が気にならないなら、BOXの下が空いていると思われるので、その部分を斜め脚の上端位で、四角のBOX全体をふさぐだけで良いのでは?
昇降ハンドルの部分(動く道)も目隠しが要りますね。
投稿: 松本 | 2009.10.13 17:37
松本さん
ハイ、この機種は割刃が標準装備です。と言うか、それを主眼に選びました。初期モノなので、割刃の付け外しは工具レスではなく、ちょっと面倒です。
集塵は、やっぱりボックスの下を塞ぐのが早いですかねー。閉じこめてしまうと摺動部に溜まって悪さをしそうなのがイヤなんです。(あまり機械の修理関係は得意じゃないので・・。)
投稿: かんりにん | 2009.10.13 22:45