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2009年9月に作成された記事

2009.09.30

木工ボキャ天

「道具」・・・仕事をするための手段にすぎないはずですが、こだわり、美学、哲学、と言ったものが見え隠れするものです。「物欲」、「所有欲」という要素を排除しても、「これでなきゃダメ」とか「使って楽しい」道具とかいうのがあると思います。

というわけで、木工道具版の「ボキャブラマトリックス」があっても良いはず。
(年代が分かるネタが続きますな。)

1

バンドソー: 使っていて楽しい。手作業の延長。趣味としての快楽。「わくわく」。
ルーター : 加工結果は精密ではあるがイメージ的にはちからわざ。高速道路をぶっ飛ばす快感。「ガリガリわくわく」。
角ノミ   : 仕上がりが美しくないのが気に入らないが、手で掘っていると日が暮れるので仕方ない。淡々とただレバーを上げ下げする。「やっつけガリガリ」。
テーブルソー:精度は出るし仕上がりはきれいだが、何となく機械に使われているような気がする。快も不快もなくクールにただ「キッチリ」。
自動・手押し:製材の精度の要ではあるが趣味的には楽しいものでもなく。材料も重いし「労働」に近い。
何となく自動が「やっつけガリガリ」で、手押しの方は「やっつけキッチリ」。
ガイド付き丸ノコ: 普通の丸ノコは「ガリガリ」だが、ガイドレール付き丸ノコは何故かスパッと寸法通り切れるだけで楽しい。「キッチリわくわく」。

今回は「ポイ」はなし。
異論は認めません。

・・・く、くだらない・・。

参考: Willustrator: ボキャブラ・マトリクス

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2009.09.29

Rockler小物 2題

久しぶりに海外からものを買った気がします。
いつも微妙に心くすぐられる商品をリリースするRocklerですが、今回購入したうちオリジナル商品を2つご紹介。

(1)2-1/2" Dust Right Expandable Hose $29.99
090929a

数名の方のブログで既に紹介のあった、伸縮自在ホースの2-1/2インチ(=65mmφ相当)バージョン。0.6~3.6mに伸び縮みしますと書いてあります。これまでは4インチ(100mmφ相当)しかなく、65φがあれば欲しいと書いたので、公約通り購入しました(笑)。

触った印象は、かなりル~ズで腰がなくだらしない感じ。両端を持つと自重でだら~んとたるみます。金属コイルとプラスチックのホースでできていますが、プラ部分は薄いが金属コイルがゴツく、金属部分で強度を維持しています。バネ的に緩く縮み方向にあり、水平に置いて手を離すと縮んで上写真のような状態で落ち着きます。

090929b
上の写真を見て思い出す方は同年代(笑)。昔、コイルバネで階段をくるりくるりと降りていくおもちゃがありました(名前失念)。触った感じはまさにあのイメージで、あのおもちゃに薄いプラの皮が被さっている、という印象。

狭い作業場でテンポラリーに引き回すには、100φよりも65φくらいの方が良いように思います。
これプラスDust Deputyの組み合わせでワタシ的には集塵は満足、ということになりそうです(笑)。

(2)Universal Fence Clamps 2個1組 $17.99
いろいろな木工機械のフェンスに、頭を出さずに取り付けられるクランプ。使い道はリンク先の写真で見てください。

090929c
Bench Dogのルーターテーブルで、Stopped Dadoを掘るためにストップブロックを取り付けるために使ってみました。テーブルソーのフェンスを使います。普通のC型クランプでも良いんじゃないかというツッコミはナシでお願いします。

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ブロック側には穴を開けるだけです。反対側はそのままではフェンスが凹みそうなので当て木をした方が良いです。

090929e
良く知られた方法ですが、手前のブロックに材を寄せ、斜めに浮かせた状態(ビットに触れない状態)でルーターをONにし、ゆっくりと材を寝かせます。材が接地したら後は普通に前に材を押して溝を掘り、奥側のブロックにぶつかったらそのまま材を動かさないように注意しながらルーターをOFFにします。

クランプ自体は、なければないで全く問題ない類のものではありますが、作りもしっかりしており、アイデア次第で使い回しはきくと思います。

Rocklerは今回小物中心で$150の買い物に対して送料$76とちょっと高いかな。サイト上で送料まで表示されてオンライン決済が可能。Paypal使用可。

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2009.09.28

2電源ライン確保のススメ(修正あり)

昔は「電化製品の禁忌」というのがありまして、「電子レンジとトースターを同時に運転するとブレーカーが落ちる」とか、各家庭により組み合わせがいろいろあったと思います。炊飯器が途中で落ちると大変でした。今は調理器具の全体に占める「電気エネルギー」の比率も増え、ブレーカー容量も上がっているのだと思いますが、そういうことは全く聞かなくなりました。

それでも木工機械を見ると、バンドソーや角ノミあたりで700~800W、テーブルソーや自動カンナで1000Wか1500Wはごく普通にありますから、同時に照明を付けたり集塵機に回したりしていると、電圧降下が発生し、照明が暗くなり回転数が落ちる、あるいは、起動時や重切削時に「プッチン」とブレーカーが落ちる、ということが往々にしてあります。

(1)電圧降下
電圧降下は、細く長い配線を電気が通る場合に、その抵抗分によって電圧が降下してしまう現象です。
銅線の抵抗なんて数Ωじゃないのかと思う方もいるかも知れませんが、交流でのインピーダンスとか言うのを考慮すると無視できないんだそうです。詳しくないので松本さんオススメのサイトを引用しますが、計算は下記に従うと計算できるそうです。

http://www.hst-cable.co.jp/products/pdf/P75-84.pdf

ここでは、正確に計算するよりも定性的な理解をする方が有用と思いますので、
「IV,裸線の場合はこれでもよい」とされている簡略計算式の方で見てみますと、

電圧降下(V)= 35.6 × 電線長[m] × 電流[A] / (1000 × 断面積[sq])  (単相2線式)

なるべく引き回す配線長さを短くし、断面積を稼げば改善できることが読みとれます。
また、100Vよりも200Vラインで配線した方が電流が約半分になることが期待できますので、有効です。

(2)ブレーカー
ブレーカーは、最近の家であれば個室には20Aのブレーカーを配置するのが一般的なようです。電力(W)は電圧(V)と電流(A)の積なので、100Vなら合計で2000Wくらいの機械を同時に回せると言うことです。但し、起動電流もありますので、それ以下で落ちるケースもありますしそれ以上でも行けるケースもあります。電流ブレーカーは電流値(A)を検知しますので、200Vでも20Aと書いてあれば20Aで作動します。この場合は4000Wくらいまで回せる計算になります。


趣味の木工では、作業場が屋外、あるいは自宅の一室、離れの工房・・・、と作業スタイルは各人で異なると思いますが、機械が揃ってくるにつれて、電源ラインが100V1本だとストレスがたまることになると思います。下記に考えられる対応を挙げます。

(a)電源ラインを複数確保する。
  隣の部屋から失礼して延長コードで引っ張ってくるなど。
  大元が一緒なら一緒じゃないかという気もしますが、宅内配線の方が細いことが問題なので、断面積を2倍にする効果があります。(長さが倍になったら帳消しですが・・・。)ブレーカーが一つ落ちても照明は消えず、暗闇の中で手探りしなくても良くなる、という利点もあります。

(b)(可能であれば、)200Vラインから電源を取り、変圧トランスで100Vにして使用ことを検討する。
  若干お金がかかりますが、200Vラインがあれば、あるいは200Vラインに変更できるラインがあれば、これも有効です。但しトランスは容量をきちんと見て選んでください(思ったより高価です)。
 誘導モーターの機種なら、一部を200Vに配線変更してしまう手もあります。(余談ですが、上記の原則からは、「機械を200Vにして直前にトランスを入れる」というのはあまり意味がないことが推定できます。)

(c)延長コードはなるべく短く、太くする。
  あり合わせのOA用あるいは家電用のテーブルタップで延長したりせず、ホームセンターなどで太いコードを購入して下さい。電圧降下した状態での継続使用は、モーターにも負荷があり、発熱、発火、断線などの故障にもなりうるそうです。やっている方はいないと思いますが、たこ足、継ぎ足しでの延長もやめましょう。

ということで、機械が途中でダウンする、集塵のパイプが詰まる、1回の切削量をチョットずつでガマンしなければならない・・・、と、電源周りは案外、じわじわとストレスのもとです。日々「喉元過ぎれば」でごまかせてしまうところはありますが、思い切って対処してしまうとスッキリします。

法規や電力会社の規制はよくわかりませんが、一般的には個室に20Aを超えるブレーカーを配置することは少ないようです。ので、趣味の木工家には現実的には最低電源ラインを2つ確保する、というのが良いのではないかと思います。その際は、集塵機と集塵される機械を別ラインに接続し、できれば余裕のある方に照明を回す、というように2ラインに均等に負荷がかかるようにします。

最近、200Vタイプのエアコンが増えるに伴い、200Vの(あるいは現状は100Vラインだが将来的に200Vにできるように)エアコン専用ラインのブレーカーを設置する家庭が増えましたが、このラインは木工的には狙い目だと思います(笑)。

※宅内の配線や、ブレーカーを交換、増設などをシロウトが勝手に行うことは、法律で禁じられています。電力会社との契約において違反を生じることもあります。
また作業やその結果自体に危険を伴う場合がありますので、各自よく調査の上で取り組みをお願いします。

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2009.09.25

掃除機カタログ比較

複数のカタログのスペック値を比較して大小を一喜一憂するのは全く趣味ではありません。が、先日のエントリーで同じクラスの集塵機・掃除機でも、「風量」と「静圧」のどっちに振るかは機種ごとの設計の問題であることがわかりましたので、主なメーカーの業務用掃除機の「風量」と「静圧」を調べてみました。

Shop Vacと業務用掃除機(HTML)
(文字化けする場合はエンコードを日本語・シフトJISにして下さい。)

上から6つは、米国でShop Vacuumと呼ばれるアマチュア木工家が好んで工房で用いるタイプです。日本にもなじみのあるメーカーでそこそこ評価の高い機種を選びました。下の方は日本のメーカーで、数が多いので勝手ながらマキタと日立のサイトからのみ、数機種ずつ拾ってみました。

タンク容量を見ると、先日までは米国のShop Vacと日本の業務用集塵機を同じカテゴリーで見ていましたが、向こうの連中って実は恐ろしくデカイのを平気で使っているんですね^^;。

さて、先日のエントリーの流れでまず風量を見ると、Ridgidが高い数字を示しています。静圧とモーター仕様の記載は見当たりません。それでも、自動カンナに必要な風量の目安は500CFM=14m3/分とのことでしたが、それには遠く及びません。それ以外の機種は風量・静圧的には似たり寄ったりです。

TAMA CRAFTさんで長らくオススメであったFeinとALTO/WAPは、静音が特徴でいずれもギリギリ50dB台です。ただし、風量・静圧の面では、この中にあっては凡庸です。

日本勢に目を移すと、総じて「業務用掃除機」タイプは風量では1.6~3.5m3/分と、米国勢に比べると若干控えめです。・・・・が、どこのメーカーも機種が多く、どこがどう違うのか、良く分かりません^^;。

逆に、メーカーは卓上タイプの自動カンナはどう集塵しろと言っているのかと調べてみると、例えばマキタは、410という「木工用集塵機」を使うことを推奨しています(下写真)。表中にデータを記載していますが、静圧は低いものの風量が8.7m3/分と大きく、構造としてはオバQタイプに近いんだろうと思います。
これが問題なく使われているとすれば、卓上タイプの自動カンナについては、「直結前提で8.7m3/分」と言うのが実際的な一つの目安になるのかも知れません。(少なくともマキタならば。)

410

それぞれ価格はピンキリで、場所があればオバQタイプを買った方が良いという場合も往々にしてあり得ますので、仕様詳細と合わせて参考サイトなどで確認下さい。

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2009.09.24

ミニマル集塵スタイル

先日、Dust Deputyを使っていて、一瞬ではありますが、自動・手押しカンナってこんなにお気楽なものだったんだ、と思いました。今までずっと、製材、特に自動カンナに億劫さを感じていたのですが、それが木屑のせいだったと再認識しました。(工房が広いとなお良し。)

木工初心者の方が、だんだん本格的になってきて自動カンナを購入しようかという段階があると思います。
その際はそろそろ集塵を真剣に考えた方が良い時期である、とこれからは強くアドバイスしたいと思います。

さて、集塵それ自体は作品の出来映えには表面的に反映されませんし、よほどシリアス木工家でない限り、集塵は最低限で済ませたい、というのが大方の思いではないかと思います。オバQのような袋が付いている据置き型の木工用集塵機を購入できれば良いのですが、予算、スペース、作業スタイルの関係で、そう決断できない方も少なくないと思います。自宅の一部で作業するアマチュアであれば、トータル消費電力の問題もあります(=ブレーカーが落ちる)。

ということで、ミニマルな自分フィットな集塵スタイルを考えようと思うと、第一にソース(動力源)をどうするかの問題があります。
(1)家庭用掃除機で代用できないか?
(2)いわゆる「業務用掃除機」(よくある円筒形の大型のタイプ)で、代用できないか?

以下、ワタシの個人的な経験から、感触めいたものを述べさせて頂きます。組み合わせの問題であり、求める完成度も異なると思いますので、最終的には自己判断でお願いします。

(1)まず、家庭用掃除機ですが、実は手持ち系の電動工具はほとんどこれで集塵が可能です。据え置き機械も含めて、経験上「集塵しないと困る作業」の70%くらいはカバーできると思います。最初のかつ最大の関門は上述の自動カンナです。

出てくる量がとてつもなく多いことと、構造的に家庭用掃除機では吸い込みづらい仕組みになっているからです。ツーステージ化などで自動カンナの集塵を家庭用掃除機で対応しているアマチュアのサイトはいくつもありますが、集塵機構の自作などをよほど上手くやらないと厳しいと思います。

家庭用掃除機とオバQタイプの差は、消費電力(パワー)だけではありません。分かりやすく説明しているサイトとして、下記をご参照下さい。

pongooさん:集塵機 VS 掃除機

簡単には、
『大きい口径から「風量」でごうごうと引くのが集塵機、
小さい口径から「真空度」「静圧」で引くのが掃除機』
というイメージで良いかと思います。

家庭用掃除機で自動カンナが集塵できないのは、「風量」が少ないためであると理解できます(特に大口径(=低抵抗)の場合に)。

(2)次に、円筒形の「業務用掃除機」で何とかならないかと考えます。

一般に自動カンナで必要とされる風量はカタログ値で500CFMで、これは14m3/minにあたります。

下の表に誘導モータータイプの最下位タイプとしてデルタ、業務用掃除機の代表としてFeinとマキタ、家庭用掃除機の代表としてシャープの掃除機のカタログデータを示します。家庭用掃除機をまず検証しようと思いましたが、「吸込仕事率」という値以外に、「風量」、「静圧」については記載がほとんど見当たりません。シャープの掃除機は市価6~8千円くらいのごく一般的なタイプを代表としましたが、どこもだいたい「吸込仕事率」で250~500Wくらいのものがほとんどのようです。

-------------------------
        デルタ    Fein    マキタ   シャープ
        AP300   Turbo I  482(P)強  EC-KP7F
-------------------------
風量(m3/分) 15.4      3.2     1.8      -
静圧(kPa)    1.3      22.4    20.6      -
騒音(dB)     -     max.60    65      62
消費電力(W)  (3/4HP)   1000   1050     1000
仕事率(W)     -       -     170     500
-------------------------


吸込仕事率は、「W」表示なので電気の量かと思いますがそうではなく、下の式で表される値です。

吸込仕事率(W) = 0.01666 X 真空度(Pa) × 風量(m3/min)

日本の掃除機にはJISで表示が義務づけられており、特徴的なのは実使用時を想定して測定されているようです。そのため、「風量」「静圧」の表示とは整合しません。(マキタがわずかに「風量」「静圧」「仕事率」を全て記載していますが、かけ算しても仕事率には一致しません。)

業務用掃除機はカタログ値では風量の面で圧倒的に不足していますが、雑誌によれば、海外ではShop Vacuumを自動カンナの集塵に使うことは珍しいことではないようです(一般的ではないと思います)。それで、ワタシ自身は一抹の不安はありながらもFein Turbo Iを購入してトライしたのですが、結果オーライで全く問題なく集塵ができています。あくまで感触ですが、短い距離で直結する前提ならば、Feinでほぼ問題なくどの機種でも自動カンナの集塵ができるのではないかと思います。

自動カンナに対しては、(1)自宅のお古の掃除機、(2)マキタの型落ち円筒形集塵機、で集塵をトライした経験があり、その間で比較すると、(1)の家庭用では時々ホース詰まりが発生し (2)のマキタでも「ごそっ、ごそっ」とカタマリで吸い込まれていく感があったので、その点ではFeinの方が数段 頼もしいです。この「感触」が本当ならば、Feinの独自の技術で2倍近くの「風量」を叩き出していることが寄与していると思います。が、マキタの方は相当使い込まれていたので、公平な比較ではないです。

シリアス木工家あるいはプロの方から見ると笑われそうな話ですが、このレベルで悩んでいる方も実は多いと思います。Feinの回し者ではないですし組み合わせの問題ですので、結局のところ自己責任でお願いしますということになってしまいますが、集塵と家庭のバランスに悩むご同輩に、少しは参考になるかと思い、数字データと合わせて「感触」を記載しました。

【参考】
ミネベア:技術資料 風量・静圧の測定と単位の換算
mokkinさん:アマチュア木工の集塵シミュレーション (かなり難解)

※ 上述のpongooさんのサイトを見ると、オバQ集塵機が万能ではないことも明らかです。本来は掃除機と集塵機、2台を用意して使い分けるのが好ましいと思いますが、Feinなら一台で使い回しできます。その意味でもなかなか絶妙な選択ではないかと思います。

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2009.09.23

オフコ版Oneida Dust Deputy

Oneida Dust Deputyを試してみました。

既にいくつかのブログで紹介されていますし、メーカーが「99%以上のくずを分離できます」と言っていますので、それ以上言うべき事はないのですが、木工機械の中では最強の強敵と目される、手押しカンナと自動カンナにトライさせてみました。

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使用した掃除機は、FeinのTurbo Iです。写真右側の銀色のホースがFeinの純正ホースです。残念ながらOneidaの接続口とはサイズが合わず(Feinのノズルの方が接続口の内径より小さい)、今日はすき間テープを巻いてテキトウにつっこんでいます。

Oneidaに付属するホースは、若干ヘナヘナ感はあるもののテンポラリーにはかなり使えます。機器側は、手持ちのオフコ「ねじ込み段継手」T-2092内径にフィットしましたので、これを介して100mmφの集塵ポートに接続しました。

090923b
写真は半分くらいですが、バケツの8割くらいまで一杯にしても問題なく作動していました。

結果としては、手押しも自動も全く危なげがなく、あっけなく作業できてしまいました。ロスも心配するほど多くないようです。但し、Oneidaで自動カンナの集塵ができるか、という質問はあまり適切ではなく、あくまで動力源(集塵機)がメインの問題であることに変わりはないと考えます。その意味で本当にチビFeinはオススメで、今回ますます気に入ってしまいました。

今回感心したのは、オフコーポレーションさんのこの商品に対する真剣な向き合い方です。サイトのページからも一部その雰囲気は伺えますが、きわめて簡単なオリジナル日本語説明書が付属するのですが、これが地味に良いのです。フタの外し方のコツや、取り扱いの注意など、実際にかなりマジメにテストしたことが伺え、個人的には非常に好感を持ちました。

本製品、「ただの掃除機の付属品」としてはかなり高価で購入をためらわれる価格帯にありますが、ワタシ的には自作だとどうしても使い勝手の良い物に仕上げる自信もなく(笑)、上述のオフコさんの対応も含めて、個人的には良い買い物と思いました。

オフ・コーポレーション Oneida ダスト・デピュティー

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2009.09.19

まだまだキャビネット・・・

090919a
先日は裏側でしたが、表側。

090919b
内部パーツもできてきました。あくまで真剣です。

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2009.09.16

リアル・レゴの家 他

Legohouse
Make: 本当のレゴの家
これはまず純粋にすごい。
・・・作った人たちは「ノリ」で作っただけで実用性は考えていないでしょうが、これがホントの「スケルトン・インフィル」ではないでしょうか。構造は木造のようです。

ドイモイ:耳付きタモ無垢材ダイニングテーブル Mother Earth Mu-Ku Plus
『「今までの常識ではあり得なかったのですが」、中心に板目、外側に柾目をはぎ合わせ、広幅天板一枚板風に仕上げます』、だそうです。
「昔の作りではダメなんです」との気概には賛成しないこともないが、反り止め金具が気に入らない。

FW: Easily Aligned Jig for Routing Shelf Dadoes
大入れの溝を掘る際、簡単にジャストの幅の溝が掘れる治具。

TOOLCRIB: Top 10 Most Influential Woodworkers: 2 Years Later
「2009年版 最も影響を受けた木工家トップ10」。 極めて個人的な経験を聞いています。
お父さん、おじいさん、・・・とごくフツーに、身近に木工家がいるというのが日本とは違うところか。

・・・皆さんはどうでしょうか。
「なぜ、あなたは今木工家なのですか?
何(あるいは誰)が、あなたの膨大な時間と稼ぎを、木工につぎ込ませているのでしょう?」

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2009.09.15

勝手に帰ってきたツールレビュー(6) 卓上角ノミ盤

アマチュア向けの木工機械をあれこれ紹介する、というのがこのブログの当初のメインテーマでありました。
「勝手にツールレビュー」と銘打って細々と紹介してきましたが、この業界、2、3年放っておいても状況が変わらない機械もあれば、ある機会にバタバタと変化し過去記事を読んでもらっても情報が通用しない(紹介した機種が存在しない)機械もあります。

前置きはそのくらいにして、本日は角ノミ盤の個人的レビューです。

つい最近まで、アマチュア用としてはDELTAかJETのほぼ2択で長らく変化がなかったように思いますが、残念ながら現在DELTAは、日本国内のショップからは入手できなくなってしまっているようです。日本のメーカーはと言うと相変わらず、なかなか手頃な機種がないのです。

角ノミ盤の購入に際して注意しなければならないのは、「ブッシュサイズ」あるいは「ブラケットサイズ」で、これは角ノミの外側のチャックする部分の四角の径です。日本の角ノミ機は3/4インチ(19.1mm)、アメリカのは5/8インチ(15.9mm)が標準になっています。イギリスは日本と同じ3/4インチがメインです。この径が異なる刃は原則装着できませんので注意が必要です。

(1)Steel City MW25200JP ~1/2インチ ブッシュサイズ:未確認(多分アメリカ式=5/8インチ)
フェンスとテーブルエクステンション、材料固定のためのストックローラー(丸型の材料押さえ)が付属。
リブロスデルムンドさんなどから。

(2)JET角ノミ 日本版 ~1/2インチ ブッシュサイズ:5/8と3/4インチ
Jet
オフコーポレーションさんなどから。フェンスのみ付属。

(3)KERV 軸傾斜角ノミ盤 ~1/2インチ ブッシュ:5/8インチ
オフコーポレーションからはKERVブランドで、ちょっと珍しい軸傾斜タイプがあります。フェンスとバイスが付属。
フェンスが鋳造で各部カッチリしてそうで好印象ですが、価格が若干高いのと、軸傾斜がどこまで必要か?軸傾斜に伴う弊害がないのか?というところで若干迷うところ。

(4)日立 BS15Y 造作角ノミ ~15mm ブッシュ:未確認(多分日本=3/4インチ)
Bs15ya
手持ちドリルをスタンドに付けたような若干頼りない風貌ですが、ネットでの風評では精度は高く、使用上全く問題ないようです。この価格帯で唯一スライドテーブル付きで15mm角まで穴開け可能。

(5:追記)DELTA 14-651 ~1/2インチ、ブッシュ5/8インチ

14651
DELTAはやはり外せないと思い追記しました。理由は分かりませんが日本では購入が困難ですが、海外からは問題なく購入できます。Shippingで77ポンドですから普通に航空宅配便に載るでしょう。一時期出回ったMM300より一ランク上の機械で、性能も問題ないと思います。

参考までに、少し前のFine Woodworking誌のレビューでは、予算に余裕があればPowermaticのPM701が良いとありました。ただ、日本では個人輸入しか入手方法がありません。個人輸入まで手を拡げるということであれば、Powermaticに限らず、パワー(というよりそれに伴う全体の剛性アップ)、フェンスの精度(写真を見て判断するしかありませんが)、クランプ装備有無、2軸スライド機構有無などをチェックポイントとして選定すればよいと思います。

日本で容易に購入できる機種でオススメを挙げよと言われると迷ってしまいます。しいてあげれば、コストと本体のみの性能を考慮すればSteelCityが作りもしっかりしていて機能的にも最もバランスが良さそうです。

但し、(ここから思いっきり個人的嗜好が入ってきますが^^;、)本体性能も重要ですが刃の切れ味も重要で、こだわるならば結局、日本製の、しかも小林式が一番確実なように思います。日本ではプロ用の角ノミ盤も共通して3/4インチ径ですので、日本では3/4インチ(19mm)径の刃が一般的に多く市販されています。それを考えると、3/4インチ径の機種を選択しておいて日本で刃を調達する、・・・というのが一つの手ではないかと思います。
(若干割高ですが・・・。)

Pm12
ワタシはと言えば、上記の思考回路の末に、MulticoのPM12という超マイナー機種を使っています(日本の業者から日本仕様モーターに換装済みのものをネットオークションで購入)。これは密かにオススメです。入手できればですが。見た目どうってことなくて、フェンスもショボイんですが、どうしてか分かりませんが精度が高く、これまで使ってきて全く不満がありません。いつか立派な工房を構える日があったら、2軸スライド機構装備のPM20が欲しい。

現在は日本はおろかアメリカでも扱っているショップが見当たらず、英語圏ではイギリスで1件扱っているのをやっと見つけました。

※スターM製で5/8インチ径という刃物も存在しており海外で売られている例がある、という話も聞いたことはありますので、逆輸入(あるいは直接購入)は可能そうです。

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2009.09.14

キャビネット・・・

リンク記事が続きましたが、木工をしていなかったわけではないのです。
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けなされつつも凝りもせず2バイ材で作っています。真剣です。

ちょうど他のことに手が回らないタイミングになりつつあります。
090914a
って、まだ製材できてない部材もあるんですが。

というわけでDust Deputyの紹介記事はまた今度~(笑)。

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2009.09.12

Dust Deputy 来た。

皆さんのところにもそろそろ届いていると思いますが、Dust Deputyが来ました。
090912a
サイクロン部分が思ったより小さいのが驚きです。高さはマンガ2冊分くらい。
シールが光ってうまく写りません。

090912b
ろくに確認もしませんでしたが、オフコーポレーションの商品は、Oneida印のペール缶が2つと、ホースが1本付属しています。ペール缶は交代交代で取り替えて使うのかと思いましたが、Oneidaはそのうちの一つを掃除機やキャスターに固定して、こんな風に重ねて使うことを提唱しているようです。


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2009.09.11

iPhone木材図鑑 他

Case_lg
I.D. Wood : Reserence Guide for Wood
名古屋木工家ウィークで、何気に木工家の皆さんで普及率が高かったiPhoneですが、こちらはiPhone用の木材図鑑アプリケーションです。
「今、iPhoneを持ち歩く素晴らしい言い訳ができました。」というFine Woodworkingの紹介文が笑えます。

春夏秋冬ブログ: 何はなくともマイ工房
オフコーポレーションの中の人は相当な趣味人と目される。同感と思うところ多く、一人でウンウンと頷いてしまいました。エッセイですが、マイ工房構築について示唆を含むと思い、紹介させていただきます。

Woodsmith TIPS: Outfeed Roller
長物をテーブルソーやバンドソーで切る時に、後側に置いて材をサポートする「アウトフィードローラー」をその辺の材料で安価に作るプラン。ソーホースにクランプで固定するようになっていますが、日本では、ホームセンターで全体がバイスのようになっている折り畳み式の作業台がよく売っています。ソーホースの代わりにあれを使うと良いです。

名古屋工房きまま日記 :動力の検査?
シロアリリフォーム詐欺のマニアック・バージョン?皆さんも注意しましょう。

木工旋盤・EBONY BLOG: カラーコーンサイクロンその補強
カラーコーンでサイクロンを作られた(!)作例。やはり補強は必要みたいですね。
カラーコーンだけ買って満足してDust Deputyに流れたワタシのDIYスピリッツのひ弱さを反省します・・・。

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2009.09.08

バケツ掃除機 他

SPEEDCLEAN: BucketVAC
「5ガロンのバケツをパワフルな乾・湿式両用の掃除機に」
木工用ではありませんが、2009年4Qに発売予定とのこと。

3215004500
Rockler: Dust Right 2-1/2 inch Expandable Hose
一時期話題になったRocklerの伸縮自在ホースの2-1/2インチ版。
これまで4インチ径のみで、個人的には2-1/2インチ径が欲しいと言っていたのですが、登場してしまいました。

Hearrtwood: 8 Helpful shop work habits
「工房で役立つ8つの習慣」。 心得と言うべきか。

オフコーポレーションさんで新製品の追加がありました。
Jorgensenのグリップ型のクイッククランプ、アサリ0.1mm(!)のスーパーファインカットソーなど。

Lie Nielsen(UK): L-N Extras
洋カンナ好きな方はパソコンにどうぞ。Lie Nielsenの洋カンナのフリー壁紙集。

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2009.09.04

木製スチームパンク 他

ネタもないので新しい試みとして、よく見るアンテナ的な記事を書いてみます。

Simplicity_close_boyer
ToolCrib: 7 Free Wooden Gear Clock Plans for You Eccentric, Masochist Woodworkers
木で作る時計のフリープラン。歯車も一から木で作ります。
木製なのでスチームパンクとは言わないでしょうが、あえて言えばキテレツ大百科?
必要があるのかと言われるとないかもしれないが、この機能美。一度は作ってみたい・・・気がします。。
(追記: フリーのプランはリンク先の1)~7)になります。)

DIY CITY:木工用治具専門店「ハインズ巧房」(ハインズワーク)
長尺スパイク定規、板矧ぎクランプ、ダボ治具、アンチキックバックローラーなど。
点数は少ないですが、ユニークな品揃え。目新しいモノもあり、国内外で見たことあるものもありですが、値段もリーズナブルではないかと。

上総木工交流会: Lee Valley Automatic Vacuum Switch
コレは良いです。連動コンセントですが、電動工具と集塵機を別系統ラインで供給できるタイプ。双方15Aまで。

FW: Free Plan: Workbench Clamping Jig Secures Drawers for Planing
抽斗を組んだ後に微調整する際に、「ちょっとだから」とそのままカンナ掛けして「バキッ」とやった人(→ワタシ。)のための治具。適当な幅の端材を1枚、作業台にクランプすればこと足りる気もします^^;。

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2009.09.03

丸い机

20090902_03

・コクヨファニチャーより,複数人で共有する執務用の円形テーブル「WORKLINK」が新発売。
・長方形の机に比べて,1人当たりの占有面積を最大40%削減可能。
・さらに自席と隣接する人とコミュニケーションを取りやすいのが特徴。

コクヨニュースリリース:円形テーブルのワークステーション「WORKLINK(ワークリンク)」

部屋が四角いので、丸い机の専有面積が40%減っても実質の専有面積が減るかどうかは正直疑問ですが・・・。

上記はもちろん企業向けですが、視点を拡げて個人宅を考えてみます。
個人の家での個人部屋の分け方は、「子供部屋」「(大人の)寝室」と分けていたのが普通だと思いますが、例えば、「仕事部屋」、「勉強部屋」、「机部屋」、・・・名前は何でも良いですが、家の中で比較的広い1室に上記のような「丸い机」を「中央に1個」、置いてみることを考えます。(丸くなくても良いと思いますが。)

本棚など必要な収納は壁付けにしてしまい、机には適当な高さのパーティションを配して、4人、ないし5人の家族で一人は勉強、一人はパソコン、一人は趣味、・・・。

従来の「子供部屋」は子供の寝るためのスペースになり、6畳でも2人、ムリすれば3人の子供を収容できるでしょうし、ベッドに加えて簡単な机のみを置いてパーティションで区切ってやれば、子供なりのプライベートな居場所も確保できるでしょう。

受験勉強の子供がいる時期に、これを良しとするかですが、最近流行の家族のコミュニケーション重視のマイホームには良さげなプランではないでしょうか^^;。

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2009.09.01

平面の見方

一部の彫刻などを除き、一般的な木工は「平面」と「直角」を出すことが第一歩で基本中の基本です。

そこそこきちんとした木工の教科書であれば必ず書いてある事ですが、面が平らになったかどうかをどのように確認するか、その見方について紹介します。

Heimen2

図の左側は、板材の場合です。直線が保証されている定規を、①~③の方向に当てて全面にすき間がないかどうかを確認します。手前側を少し暗くして向こう側から光をあてて、どこに光が漏れてくるかを見ると良いです。次に④~⑥の方向について、同じように確認します。

最後に⑦、⑧の方向に定規を当て、凸凹を確認します。これで板が全体的にねじれている(ツイスト)状態を検出できます。あるいは、正しい平面が出ている台があればその上に乗せ、4隅を軽く下方向に押さえてカタカタ言う箇所を探す方法もあります。正しく削れていれば、(隣り合う隅ではなく)対向する2隅でカタカタ言うはずです。カタカタ言う隅が相対的に凹んでいるわけなので、凸の隅を削ります。裏返すときに間違えないようにしなければいけませんが、裏返しにして同じ位置の隅を削れば良いということになっています。(右上と左下がカタカタ言ったら、裏返した状態で右上と左下を削る。)

図の右側は、角材の場合です。椅子や框組みなどでは、ちょっとの捻れも拡大されて歪みに直結しますので注意が必要です。

まず、①の方向に定規を当てて、同じように直線性を確認します。次に材を台の上に置き、2枚1組の下端定規、あるいは、完全に同寸法に製材された1組の角材を、②、③の方向にそっと置き、それらが全て平行かどうかをちょうど「①」の文字があるあたりからのぞきこんで確認します。下端定規を2枚一組で作るのは日本独自の文化かと思ったら、英語圏でもあって、winding stickと言うようです。

下の写真は、ワタシの木工初期に作った欧米風winding stickです。のぞき見したときに見やすいように、両端に白いプラスチックの板を貼っています。色の違う材料で作るヒトもいるようです。
Sitaba

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