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2009年6月に作成された記事

2009.06.29

Axminster 試運転

10インチ自動・手押し兼用機 Axminster AW106PT2 はやっと試運転までたどり着きました。

電気工事でつけてもらった、200V20A専用コンセントに、万能変圧器を接続します。この変圧器、万能なくせに入力プラグは日本の100V用なので、コードを途中で切って200Vプラグに付け替えました。コンセントを変則的に100V用にしてもらおうかとも思ったのですが、間違いのもとなのでやめました。出力は、表側の230VコンセントからAxminsterに接続します。
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まずは「手押しモード」で試運転。
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おそるおそる、電源スイッチをポチッと入れると、「うぃーーーん」と元気良くカッターヘッドが回り出しました。大丈夫そうです。誘導モーターですが騒音は大きめです。床も若干振動しているのを感じます。

しばらく回してみても煙はどこからも出てこないようなので(笑)、次の習作の製材も兼ねて、SPF材を削ってみました。事前に定盤の平行を確認しましたが問題なさそう。念のため、出側の定盤を刃と面イチに再度調整します。

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削ってみると一発で、軟木ならそのまま矧いでも目立ってすき間は空かないだろう程度の平面は出ました。上が切削面ですが感じが分かりますか?3枚刃ですが、細かな段々は若干あります。刃はハイスらしいですが、ちょっとダルな気がします。

フェンスは鋳造ですが、細部の仕上げがちょっと?と言う感じ。それでもアルミ中空フェンスよりは明らかに堅牢で頼もしく、若干の調整で直角を出すことができました。フェンスの調整はJT160と同じような仕組みで、定盤の上をずずずっと滑らせていって、直角になったところをネジを締めて留める、と言う感じで、かなり調整はやりづらいです。

自動モードへのトランスフォームは、思ったより簡単です。動画を見てもらえば一目瞭然ですが、写真でご紹介します。
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まず、ユーロスタイルの安全カバーをバタンと上げます。
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次に、手押しのフェンスを外しますが、これが重たい。出側の定盤を斜めにバタンと持ち上げます。
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同じように、入側の定盤を持ち上げます。
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黄色い集塵ノズルを半回転して、上に持ってきて固定します。
(写真の撮り位置が反対側になっていますスミマセン。)
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自動モード完成。白い筐体の左上に見える「ギア」を自動側に入れて運転します。手押しと自動では送る方向が反対になり、自動はこちらから材を入れます。

自動モードの切削結果の写真はできれば後日アップしますが、表面は良くもなく悪くもなく、と言う感じです。第一印象としては、厚み決めハンドルのピッチが粗く微調整しづらいこと、および、入側の金属の凸凹ロール(断面がナルトみたいなロールです)の痕が残ることがあること、の2点で、仕上げ用より、むしろ粗削り用という印象を受けました。

送りロールは入側1本・出側1本の簡単な構成で、いずれも金属です。上述の通り、入側がナルトロール、出側はフラットロールです。いわゆる鼻落ちは今のところ全くありません。たまに途中で突っかかって(出側のロールだと思います)、その部分だけ溝状に掘れてしまうことがあり、少し調整がいるかも知れません。

逆目を止める機能は全くなく刃がダルっぽいこともあり、逆目は盛大に掘れます^^;。SPF材ゆえかも知れませんので、また後日広葉樹を削ってみます。

気になる集塵は、FeinのTurbo I という業務用掃除機タイプを接続してやってみました。詰まりが心配でしたが、手押し・自動とも詰まらずにすいすい吸ってくれました。手押しはほぼ満足な結果でたまにパラパラとこぼれる以外はほとんど気になりません。自動の方は詰まりこそしませんでしたが、定盤の上に「切り干し大根」がぱらぱらと流れてきて入側に堆積し、数回に1回払いのける作業が必要、と言う感じ。

3時間ほど不慣れな中であれこれ運転しましたが、昇圧器・本体ともに問題は出ていません。
結論から言うと、トランスを介さずに200Vのままでも起動しましたし、その状態で木を削ることもできました。

今日の印象としては、手押しは2重丸。
自動の方は、調整不十分な部分があるように思いますので、今日段階では評価を保留。
いずれも馬力感はあり、卓上とは大違いです。

収納時はコンパクトでしたが、使用時は写真のように「羽根」が大きく開くので、その分のスペースが結構必要です。手押し・自動の時で人間の立ち位置も違ってきますので、据え置きにするのであれば、思ったより周囲にスペースを取らないといけません。ウチの狭小工房では、ヒトは機械のすき間に挟まって作業している感じ(笑)で、12インチを買わなくて正解と思いました^^;。もう少し使い込んでいくうちに、収まるところに収まって落ち着いてくるとは思います。

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2009.06.27

アメリカ機械の50Hz地帯での対処

これまでワタシは、輸入機械は電圧さえ気を付けていれば、あるいはちょっとくらい低いくらいだったら、何でもそこそこ使えるのかなあ、と思っていましたが、こと大型機械に用いられる誘導モーターについては、「周波数」が無視できない問題であるようです。

もうずいぶん前ですが、Grizzlyのバンドソーが50Hz地帯で煙を出したと言うハナシは有名ですし、これらについて専門的に検証されたエントリーが、T's韓国日記さんにまとめられています。
海外木工機械を購入する その1その2その3その4まとめ


先日紹介したmotors and drives.comのサイトはどうやらBaldorがスポンサー?のようですが、非常にわかりやすく、面白く読むことができます。その中で、「50Hzの国にアメリカから輸出するにあたり、どう対処する?」みたいな、向こう側から見た記事がありましたので、松本さんの記事と重複しますが、最後に一部を紹介します。これで、この話題については一段落と言うことにしたいと思います。

http://www.motorsanddrives.com/cowern/motorterms25.html

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50Hz電源の対処方法

はじめに

アメリカのメーカーから50Hzの国に輸出することが増えるにつれ、50Hzでかつなじみのない電圧の電源で運転されることによる問題が起こっています。運良く、特別な設計をすることなくこれらの条件下でも使用可能な状況はいくつかあり得ます。

第一の選択は、多種のモーターから、50Hz用のモーターをストックしておくことです。50Hzモーターが存在しないか、カスタマイズ不可の場合でも、他の回避策もあります。

これらの回避策を記述するためには、3相モーターと単相モーターを分けて議論しなければなりません。

3相モーター

3相モーターでは、状況は極めてシンプルです。大ざっぱには下記の通りです。
【電圧と周波数の比が一定ならば、モーターは下げた周波数、下げた電圧で運転することができる。】

上記の条件であれば、モーターは60Hzの時と同じトルクを発生する事ができます。トルクであることを忘れないで下さい。以下に例で説明します。

1馬力、3相、230/460Vの標準的な誘導モータの電圧・周波数比は、460÷60=7.66V/Hzと計算されます。
このモーターの場合、同じ比率になる電圧は、50Hzでは50×7.66=383Vになります。かくして、標準的な60Hzモーターは190あるいは380Vであれば、使用することができます。この状態では、60Hzの時と同じトルクを発生することが期待されます。(この場合は、3lb.・ft. になります。)

もちろん、モーターの速度は60Hzより遅くなります。通常、速度はだいたい6分の5になります。1725rpmであれば、1425rpmになります。

馬力はどうなる?

馬力は速度とトルクの積なので、60Hzの時に比べて、上記の場合、馬力は6分の5になるか、あるいは大体80%強くらいになることがわかるでしょう。この問題を解決するためには、2つのアプローチがあります。一つは、1ランク上の馬力のモーターを選択することです。1-1/2馬力モーターは50Hz地帯では1馬力のモーターとして使えます。多くの場合、1ランク上のモーターを使うことにより余計に費用がかかりますが、実質上、モーターを特注することを思えば、費用面および時間面でチャラになります。この方法は堅実で間違いがなく、各種のモーターに使える方法です。

(ここから一部宣伝^^;。)Baldor社のモーターは、固有の伝統ある設計と、電圧許容幅により、多くのタイプは200V3相50Hz、400V3相50Hzで使用できます。そのうちいくつかは415V50Hzで使えます。200,380,400,415Vと言う電圧は、50Hz地域で最もよく使われている電圧です。

第2のアプローチは、(・・・・・訳者がその有用性を理解できなかったので、この部分はバッサリ省略します。)

他の電圧

上記の一般的な3つの電圧の他に、440V50Hzなど、他の電圧での要望もあります。さきほどの大ざっぱな理論は、この電圧では普通には適用することができないものであることになります。この例では、特別なモーターを特注するか、サービスショップで巻線を巻き直すことが必要です。いくつかの例では575V60Hzモーターは、480V50Hz、あるいは500Vまでの50Hz電源に使用できます。この場合は、上に述べた考え方が適用できます。

単相モーター

単相モーターは2つのアイテムを含んでいるため、単相特有の問題があります。

・巻線が50Hz周波数と電圧にマッチする必要がある。
・遠心起動スイッチが、そのモーターの起動時、モーターを加速するように正しくセットされる必要がある。

この2つのことが、通常の60Hzモーターを単相50Hzで使用することができなくしています。巻線を巻き直し、起動スイッチを50Hz用に交換すれば、使用することは可能になります。この方法はコストがかさみ、時間を浪費します。

(また宣伝^^;。) 2つめの方法は、Baldorモーターなら可能です。Baldorは1/3~5馬力の50Hz単相モーターを取り揃えているからです。これらのモーターは、50Hzで使用されるよう特別に設計され、110V, 220V両方があります。(5馬力は220Vのみ。)Cフランジが必要であれば、Cフェースマウントタイプの、1425および2850rpmのモーターが1/3~2馬力の範囲で取り揃えられています。通常のモーターをCフランジマウントに変更するための、Cフランジキットも入手可能です。脚つきモーターの台座は溶接されているので、脚なしモーターを得るために脚付きモーターの脚を切ることは現実的ではありませんが、このキットが活用できれば、Cフェースタイプと脚付きタイプ両方のタイプをわざわざ在庫する必要はないでしょう。
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・・・どうでしょう。

Baldorは日本にも支社(代理店?)があり、(少なくとも事業者向けには)引合い・見積もりを受け付けるページもあります。
バルドージャパン
個人消費者に対応してくれるかどうかは分かりません。ワタシが50Hz地帯に転勤になった際はダメもとで泣きついてみましょう(笑)。

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2009.06.26

アメリカモーター規格(3)-NEMAモーター一覧表

リクエストを頂いた、NEMA標準モーターの一覧表のようなものを探しましたのでリンクを紹介しておきます。

1.NEMAモーター一覧表
Engineers EDGE; NEMA Frame Size
  http://www.engineersedge.com/nema_frames.htm

BALDOR NEMA Quick Reference Chart
  http://www.electricmotorwarehouse.com/PDF/NEMA.pdf

AMERICAN ELECTRIC MOTORS NEMA Motor Dimensions - Reference Chart
  http://www.americanelectricmotors.com/pdf/aemc_nema_chart.pdf

上記3つはほぼ同内容。気になる「Cフェースマウント」については、多分?下記。
Magnaloy カタログ
  http://www.magnaloy.com/catalog/pmm/MountCatalog.4-7.pdf


2.販売ラインアップの実例
例えば、BALDOR社のサイトがオンライン検索できるようになっています。
実際、どんなモーターが売られているのか?という例として、ポチポチと検索してみると良いと思います。
http://www.baldor.com/products/product.asp?1=1&product=AC+Motors&family=All+Families|vw_ACMotors#powersearch

3.ミリ規格モーター一覧表
そして、本稿では触れませんでしたが、ミリ規格のモーターはこちら。IEC規格です。
motors and drives.com; METRIC MOTORS
脚付きマウント: http://www.motorsanddrives.com/cowern/tbl29.html
フランジマウント: http://www.motorsanddrives.com/cowern/tbl30.html
いずれも単位はミリです。

松本さんのまとめて頂いたJIS脚付きモーターは、寸法としては全く同じものが上記のIECモーターに内含されています(JIS 71M→ IEC D71, 80M→D80, 90L→D90L, 100L→D100L, 112L→D112M)。(ということで良いですか?)
ですが、アメリカ品にこれらのモーターが載っていることはほとんどないでしょう。欧州はどうでしょう・・・。

(追記)
motorsanddrives.com - Metric Motorsに、向こうの人が運悪くミリ規格のモーターを交換するハメになったらどうするか?という指針が書いてあります。我々の欲求とは反対ですが、それには、

①まずIEC規格のモーターを探す。Baldorその他は取り扱いがあるようです。
②寸法を確認し、最も近いNEMAモーターを探し、機械の方を調整するとかシムを入れるなどをして合わせる。
③取り付け穴が合わなければ、新しく穴を開け直すなどして、調整する。
④フランジモーターの場合は、変換アダプターのようなものを買うか作るかする必要がある。さもなくば素直にIECモーターを探す方が良い。

ということで、びっくりするようなスマートな解決策はなさそうです。

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その他、これまでに参考にした文献のリンク集。

バルドージャパン 用語集 (唯一日本語^^。)
  http://www.baldor.co.jp/koto.html
EEMoters; NEMA Frames Reference Guide 先日和訳済み
  http://www.eemotors.com/motorsnema.html
Motiors & Drives; Frame Size Designation 先日和訳済み
  http://tristate.apogee.net/mnd/mfnffsd.asp
motors and drives.com; THE MYSTERY OF MOTOR FRAME SIZE
  http://www.motorsanddrives.com/cowern/motorterms2.html

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2009.06.25

アメリカのモーター規格(2)

先日のエントリーで、NEMAフレームの数字部分の意味は分かりましたが、後につく接尾文字については意味が分かりませんでした。違うサイトの説明http://www.eemotors.com/motorsnema.html
から、関係する部分を訳してみます。
昨日の説明と重複している部分は省略します。

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NEMA接尾文字(数字の後ろに付く文字)

C = NEMA Cフェースマウント  (リジッド台座あり・なしの指定あり)
D = NEMA Dフランジマウント (リジッド台座あり・なしの指定あり)
H = 同じフレームのF寸法より大きいF寸法を持つリジッド台座のフレームである場合、添字のHを付けない。
  例えば、56Hベースは、NEMA56とNEMA 143-5Tの取り付け穴が付いており、標準的なNEMA56シャフトを持つ。
(訳注:うーん・・・意味不明。別のサイトには下記のように書かれており、こちらの方は理解できます。
 H=56フレームにたまに使われる。56、143T、 145Tのいずれの寸法にも適合する取り付け穴を持つ台座であることを示す。)
J = NEMA Cフェース、ネジ付きシャフトポンプモーター
JM = 特定の寸法とベアリングを持つ、閉結合ポンプモーター
JP = 特定の寸法とベアリングを持つ、閉結合ポンプモーター
M = 6-3/4インチ フランジ (オイルバーナー)
N = 7-1/4インチフランジ (オイルバーナー)
T, TS = T,TSの後に何も文字が付かなければ、Integral NEMA標準モーターのシャフト寸法。
TS = ベルト駆動負荷用の、「短軸」NEMA標準モーター。
Y = NEMA非標準台座。寸法を明示する図面が必要。
Z = NEMA 非標準シャフト。寸法を明示する図面が必要。

NEMA接頭文字(数字の前に付く文字)
NEMAフレーム番号の頭に付く文字あるいは数字は、製造業者によって決められます。NEMAフレームとは関係がありません。例えば、LEESONのフレーム番号に付くL56は、モーターの全長を示しています。

取り付けの注意  (この項 省略)

取り付けの種類

・リジッド台座
本体にボルト止め、溶接、あるいは鋳造で固定されており、モーターが設備にしっかり固定される。

・弾力的(Resilient)台座
モーター取り付けハブや台座に絶縁あるいは弾力性のあるリングを持ち、振動や騒音を吸収する。導体がそのリングの中に埋め込まれて、回路をアースする役割を果たす。

・NEMA Cフェース (接尾文字:C)
シャフトのある端面が機械加工されており、直接ポンプその他の機械装置と接続できるようになっている。モーターの表面にねじ切りされており、ボルトは設備側からモーターのネジ穴にねじ込まれる。

・NEMA Dフランジ (接尾文字:D)
取り付けのための溝が付いたフランジ。取り付けられる設備の方にねじ切りをし、ボルトはDフランジを通って設備側にねじ込むようにする。Dフランジのキットはいくつかのメーカーが取り扱っている。

・MおよびNマウント (接尾文字:M、N)
噴霧器のポンプやオイルバーナー用の専用フランジ。最近は家禽の餌やり機?にもよく使われている。

・Extended through-bolt
負荷が取り付けられるように、モーターの前か後ろにボルトが突き出している。これは主に小さいダイレクトドライブのファンやブロワーに使われる。

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以下略。

専門じゃないのでわけが分からないところは、一部訳が投げやりになっていますがご容赦下さい。

フランジマウント、すなわち、モーターのシャフト面を機械にネジで固定するタイプは、末尾にCかあるいはDの文字が付くことになります。

TAMA CRAFTの芝地さんがGrizzlyのバンドソーで苦労された際に、G0555はCフェースマウントであると述べておられたと記憶しています。入手に苦労したと記述されていましたが、あちらでも一般的ではないのかも知れません。

追記:
先日、「2桁のフレーム番号は1馬力以下である」と記載しました。コメント欄でも指摘がありましたが、今日では、最も大きい「56」のフレームには1馬力以上のモーターが載せられることもあるとのことです。例えば、3馬力、あるいは5馬力なんて言う例もあります。2桁のフレームは"fractional frame"と呼ばれることがありますが、一方で"fractional motor"と言えば、1馬力以下のモーターを意味します。(馬力が分数のモーター、ということかと思います。)
これは技術の進歩(小型化)よる変化かと想像しますが、呼称としては若干紛らわしく、現在はあまり2桁と3桁の違いはあまり意味を持たないと考えた方が良さそうです。

このあたりは「モーターフレーム寸法のナゾ」http://www.motorsanddrives.com/cowern/motorterms2.htmlを参照してください。

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アメリカのモーター規格(1)

アメリカのモーターの寸法関連の規格をググって調べています。

日本の規格については松本さんに無理をお願いして解説していただきました。
T's韓国日記:三相誘導電動機の規格

アメリカについて調べたところは、簡単に言うと、アメリカの誘導モーターは、NEMAという団体がモーター寸法の規格を作っており、数字とアルファベットからなる記号を取り決めているようです。交換の際は同じ記号のものを入手すればよい、ということになっており、その記号はモーターのラベルや銘板、あるいは説明書に、その記号が書いてあるということらしいです。


いくつかある中で、最も理解しやすかったサイトの説明http://tristate.apogee.net/mnd/mfnffsd.aspを訳してみました。

<フレーム寸法の指定>

NEMA(National Electrical Manufacturers Association;アメリカ電気製品製造業者協会 は、モーターフレームの様々な寸法と取り付け方法を記述するために、標準化された数字とアルファベットの記号を割り当てています。NEMAフレーム寸法が標準化されているために、モーターを交換する場合は、メーカを問わず、同じフレーム番号のものを選べば、取り付け方法や取り付け穴の位置は一致することになります。

NEMA標準には、フレーム寸法記号は、モーターのフレームの寸法、取り付け方法、その寸法に関する情報が提供されています。フレーム寸法記号は、モーターの電気的な特性を直接的に示すものではありません。しかし概して、フレーム寸法記号が大きければ、モーターの物理的な寸法は大きくなり、馬力も大きくなります。

様々なやり方で取り付けができるように、同じ馬力、同じサイズのモーターでも、異なる寸法のフレームに取り付けられているモーターがたくさんあります。フレーム寸法記号は、接頭文字(アルファベット)、フレームナンバー(数字)、接尾文字(アルファベット)で示され、たとえば「EF56C」のように表記されます。

皆さんが目にするフレーム寸法には、3つの異なる体系があります。1954年より前、オリジナルとして知られる最初の体系が存在しました。1952年、NEMAは材料や製造技術の進歩に対応するために、「Uフレーム」と呼ばれる新しく作られた体系を採用しました。1964年、現在の新しいNEMA規格が採用され、今日NEMAが取り決めるフレームは「Tフレーム」と呼ばれています。

(フレーム寸法記号のうち、)フレームナンバーは、2桁あるいは3桁の数字で表されます。例えば、48、56、145、215などです。

もし、銘板に2桁のフレームナンバーがあれば、そのモーターは1馬力以下です。そして、その数字はD部寸法(駆動軸の中心と台座の底部中心と間の距離)が、16分の1インチ単位で示しています。例えば、EF56Cフレームモーターは、1馬力以下であり、D部寸法は56です。56に16分の1インチをかけて、D部寸法は3.5インチである、と換算されます。

フレームナンバーが3桁のモーターは、1馬力以上のモーターであることを示します。D寸法を計算するためには、最初の2桁の数字を4で割ります(インチです)。EF145CフレームのD部寸法は、14÷4で3.5インチになります。

D部寸法が大きくなるに従い、モーターは大きくなります。3桁目の数字は、モーターの長さを示します。台座に平行な取付穴間の距離を示しています。

NEMAフレーム記号の前に付けられている文字は、製造業者により任意に付けて良いことになっています。NEMAでは特定な意味を与えていません。その重要性と意味は製造業者によって異なります。上述の例では"EF56C"の"EF"は、製造業者によって付けられ、製造業者で何らかの意味を与えられています。

Fnffsd02
Fnffsd03

【寸法】
A:お尻から見た際の、台座の外形寸法
B:側面から見た際の、台座の外形寸法
D:駆動軸の中心と台座の底部との距離
E:軸の中心線と台座の取り付け穴センターの距離
F:Eと同様であるが、側面から見た際の、軸の中心線と台座の取り付け穴センターの距離
BA:シャフト端部から最も近い取り付け穴センターと、シャフトの最初の点までの距離
U:シャフトの直径
V:シャフトの長さ

今、追加情報、および一覧表のようなものを探しています。見やすいものがあれば次回紹介します。

但し、予想通りインチ規格なので、日本のミリ規格と合致させる、即ち日本のモーターに載せ変える、なんてのは難しいような感じですね・・・。

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2009.06.24

SawStopの新しい集塵機構

Popular Woodworkingのサイトで、気になる記事を発見しましたのでご紹介。
おおまかな和訳を書き留めておきます。

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Popular Woodworking : SawStop Tackles Table Saw

Sawstop_bladeguard

先進的な安全システムを開発したSawStop社が、テーブルソーの第2の重大な問題である「集塵」に取り組んでいる。
この新しいシステムは、SawStopのプロフェッショナルキャビネットソーに装備される予定。テーブル上・下のシュラウドを新しく設計することにより、集塵効果は99%に改善され、しかも必要な風量はたったの120CFMという。

Newair_movement

同社のエンジニアが、刃の回りの空気の流れを「乱流」からジェット気流のような「層流」に変える方法を開発したのだという。上のブレードガードと、下のシュラウドにより、空気と木屑は効果的に流れ、ブレードガードの後ろ側に設置された集塵口からダイレクトに集塵される。

今のところ、集塵効果の数字と、ブレードガードの外観しか情報がないが、7月のラスベガスでのAWFS(Association of Woodworking and Furnishings Suppliers)でこの新しいキャビネットソーを見ることができるだろう。

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画像は同サイトより借用。

下側のシュラウドは結構すき間だらけのように見えますが、空気の流れを制御することで、こんな革新的な数字が出るんですね。続報に期待したいと思います。

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2009.06.23

P-TOOLSさんお得情報

最近独自ブランドでユニークな企画を展開されている、P-TOOLSさんからのお得情報です。

メールでのご案内でしたが、サイトにも載っているからオープンにしてもいいよね・・・。

1.低価格のビスケットジョイナーが新発売。

定価20000円 、新発売特価14000円。初回在庫はわずかとのこと。
精度が気になるところですが、板矧ぎメインならさほど精度は必要ない気もします。

ピーウッド BJ9001 ビスケットジョイナー 

2.台数限定特別価格(6月30日まで)

スポークシェーブ MH-001VP 1.5HP 木工用集塵機 特価50400円
スポークシェーブ MH-001KP 1HP 木工用集塵機 特価36750円
リョービ R-330NS ルーター 特価19800円

リョービのルーターは安いです。

個人的に気になるのは、

ピーウッド PMS-1 スライディングマイターテーブル
ピーウッド PWT-D1 集塵口付ブレードガード

かな。

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2009.06.21

電気工事

頼んでいた電気工事が終了しました。

作業小屋は裏庭に建ててあり、母屋とは50cmくらい離れています。今までは100V配線1本で全部何とかやっていましたが、苦労して輸入した自動・手押し兼用機が動かないことが判明し、仕方なくプロにお願いすることにしたのです。
営業の方が見積もりに来られて、やってほしいことを説明しました。後日説明されたやり方は、「分電盤(20個口)が1口余っているので、ここから200V配線を出して、見えないように屋内は天井裏かどこかを通して、外壁のどこかに穴を開けて外に出し、小屋に持っていく。細かいことは現場を見ながら。」とのことでした。

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一番右下が今回新設の20Aブレーカーです。「離れ」というシールがあったので、貼ってもらいました。
「離れ」・・・?

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天井裏を点検口からあれこれやっていたのですが、軽量鉄骨の家なので木造と違って勝手が違うようで、うまいこと通らないようでした。最終的には、基礎部分まで線を落として、基礎の換気口から出す方法になりました。

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小屋自体はシロウト普請で汚いですが、配線はキレイです。途中は地下に埋めてもらっています。

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200V用のコンセントを、小屋の中につけてもらって工事としては完了。ここから例の昇圧器をかまして自動・手押し兼用機に入れることになりますが、昇圧器のプラグが二の字型の100V用なので、プラグの方を付け替えないといけません。

気になる費用は、見積もりでは2.8万円。自宅の大元のブレーカが75Aと比較的大きかったことと、配電盤に空席があったことで比較的安く上がったと思います。ただし、天井裏をごそごそやっている時に、間違って目に触れる壁に穴を開けられてしまい、クロスの補修が終わるまでは支払いはおあずけということになっています(笑)。

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2009.06.17

基本しっかり運動その1

先日の、途中参加した名古屋の飲み会は、折角の席ですから、一銭の貢献もできない(であろう)アマチュア木工家が、プロの皆さんにあれもこれも教えて教えてと言うのは控えようと思っていました。それでもどうしても一つだけ、曼陀羅屋の手柴さんに「初心者には砥石って何が良いんですか?」って直接お伺いしたんです。途端に泉から流れ出るように惜しげもなく教えていただいた百のお教えのうち3くらいを、飲み屋の割り箸の袋に必死でメモして持って帰ったんです。

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で、今回曼陀羅屋さんにお願いしたのが、
中砥: シグマパワーセラミック中砥石♯1000
仕上げ: 刃の黒幕クリーム♯12000
です。

あと、砥粒2種を加えてこれでしめて1万円ナリ。
最近になって、「当面、基本をしっかり確立したい」と考えており、そのための投資です。
・・・って道具から入るのはやっぱり変わってませんなぁ。

(追記)最近、周辺でシャプトンのガラス砥石が話題になっていて、もの凄く良さそうですね。
買ってしまった後でシマッタと思いかけましたが、価格的にはちょっと手が出ないので、今は指をくわえて見ておきます・・・。

いずれにせよ、「砥石の平面維持」がまず大事、ということかなと思っております。

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2009.06.11

近況・・・

皆さんのブログを見て、みんな夜な夜な頑張ってらっしゃるなあと思いながら、私自身は、ちょっと最近作業小屋から足が遠のきムードです。

1. 電気屋さんが来てくれないので、手押しを稼働開始できず。
手押しは製材の最初の最初のステップなので、のっけから作業に入ることができません。
昔は手押しなんてなくても手カンナでしこしこやってたはずなんだけどなあ~。

2. ここ2週間ほど、胃のあたりが不調です。
特にきっかけはないと思うのですが。胃というか、むしろ食道あたりがむかむかする感じ。痛みはないのですが、その中途半端な気持ち悪かげんが絶妙で、夜布団の中で悶絶したりしています。
病院に行ったら、「逆流性食道炎」の可能性ありと。
アルサルミン、激マズ。初回吐いた。

バンドソーのブレードガイド、ネジが馬鹿になってるところ直さなきゃ・・・。

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2009.06.08

木工フォーラム

海外ではよく目にする木工に関するネットフォーラムですが、ふと思い立って日本で類似するサービスを提供されているサイトを探してみました。

D.I.Y. ネットワーク倶楽部:  趣味は木工とDTMのkumarさんが立ち上げられたサイト(だと思います)。
木工倶楽部:  Editaという複数のブログをオーガナイズして雑誌を作るサービスを活用されているようです。会議室的な機能はなし。

他にあれば教えてください。(追記させていただきます。)

別に欧米に比べて活発でないように見える事に対して、どうこう言うつもりはありません。今や皆さん趣味で木工の技術や作品を各自がホームページやブログでどんどん発信されていますし、各自のホームページやブログの掲示板やコメント欄はどこも賑わっています。 ことさらに決められた一カ所に群れたりしないのは国民性の差なのかも知れません。あるいはmixiなどの会員限定のSNSの中に、割と普通に点在しているのかも知れません。

ハナシは大昔にさかのぼります。以前、@NiftyがNifty Serveという名前だった頃、パソコン通信というのがありまして。その中にDIYに関する「フォーラム」として、"FDIY"-DIY会議室というのがありました。テキストベースでしたが、進行が的確で参加者も建設的でとても雰囲気が良く、内容の濃いフォーラムでした。

残念ながらNiftyのパソコン通信機能はインターネットの台頭で2005年前後で相次いで停止となり、2005年3月にFDIYも休止となっています。当時のメンバーの結束は堅く、どこかでまた集結されるだろうと見ておりましたが、「器」の重要性なのか、思いのほかあっさりと、方々に分散されてしまいました。一時、Nifty公式の「WEBフォーラム」の名前でネット上に復活しかけましたが、何となくしっくりこなかったのか?、当時ほどの活況は呈することなく、構築半ばにして中止に追い込まれたハズです。

今なら情報は何でもネットに転がっていますが、当時は情報源と言えばそこしかなく、逆にそこに行けばほぼ100%、得たい情報が得られました。もちろん今に比べて情報が少なかったことも確かですが、逆にネット上の断片的な情報を自分の中で体系立てる手間はなく、うそ・間違い情報を疑うことも必要ありませんでした。

そういう存在もあるいは貴重なのではなかろうか?
これまではいろいろあって敬遠していましたが、少しうろうろしてみて、あるいは現存するこれらのフォーラムに対して「枯れ木の賑わい」的な参加でもしてみようか、とふと思い始めています。

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2009.06.02

見積り

Axminsterの自動・手押し兼用機、苦労して関空まで取りに行ったのに、230Vに昇圧するトランスをかませて運転しようとすると、ブレーカーが落ちてしまいます。1100Wの記載があるのに100V-20Aの家の配電盤のブレーカーが落ちてしまうのです。主に起動電流のためだと思いますが、銘板の表示も案外あてにならないみたいですね。

電機屋さんに相談したところ、家の配電盤のブレーカーに、1箇所だけ空席があるので、ここに200V配線して壁に穴を開けて外に出し、作業小屋に持っていきましょうとのこと。私の素人知識では、電圧倍で電流は半分になるので、それでいけると判断したのだろうと推測しています。電力会社との契約は変更しなくて良いそうです(現在大元のブレーカーは75A)。

先日、電気工事の見積りが来て、3万円弱とのこと。その値段ならと即お願いしました。

それにしても、結局Axminster本体が関空止まりで12.6万円、引き取り(軽トラ・高速代)で1万円強?、昇圧器が4万円弱、電気工事3万円弱、と、20万円コースになってしまいました。昇圧器、200V配線は他にも活用できるのでよしとするか・・・・。

依然として、200mm超えの手押しを望めばこれが最安の選択であると考えています。プロ用の中古の掘り出しものならあるかも知れませんが重量とスペースの面で辛いですし、ユーロスタイルの兼用機は思った以上にコンパクトで良い感じです。最終判断は試運転をしてからにいたしましょう。

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2009.06.01

Hot for Tools

gooニュースデビュー記念投稿。
TOOLKINGがお送りする、工具紹介動画です。

動画は随時追加予定とのことで、脳のある部分を活性化しながら待っているのですが、一向に追加される気配がありません。
You Tube : Hot for Tools

"subscribe"のセリフを噛むところあたりが「萌え」なのかそうなのか?

※題名含め、大幅に書き直しました。

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