Axminster 試運転
10インチ自動・手押し兼用機 Axminster AW106PT2 はやっと試運転までたどり着きました。
電気工事でつけてもらった、200V20A専用コンセントに、万能変圧器を接続します。この変圧器、万能なくせに入力プラグは日本の100V用なので、コードを途中で切って200Vプラグに付け替えました。コンセントを変則的に100V用にしてもらおうかとも思ったのですが、間違いのもとなのでやめました。出力は、表側の230VコンセントからAxminsterに接続します。

おそるおそる、電源スイッチをポチッと入れると、「うぃーーーん」と元気良くカッターヘッドが回り出しました。大丈夫そうです。誘導モーターですが騒音は大きめです。床も若干振動しているのを感じます。
しばらく回してみても煙はどこからも出てこないようなので(笑)、次の習作の製材も兼ねて、SPF材を削ってみました。事前に定盤の平行を確認しましたが問題なさそう。念のため、出側の定盤を刃と面イチに再度調整します。

削ってみると一発で、軟木ならそのまま矧いでも目立ってすき間は空かないだろう程度の平面は出ました。上が切削面ですが感じが分かりますか?3枚刃ですが、細かな段々は若干あります。刃はハイスらしいですが、ちょっとダルな気がします。
フェンスは鋳造ですが、細部の仕上げがちょっと?と言う感じ。それでもアルミ中空フェンスよりは明らかに堅牢で頼もしく、若干の調整で直角を出すことができました。フェンスの調整はJT160と同じような仕組みで、定盤の上をずずずっと滑らせていって、直角になったところをネジを締めて留める、と言う感じで、かなり調整はやりづらいです。
自動モードへのトランスフォームは、思ったより簡単です。動画を見てもらえば一目瞭然ですが、写真でご紹介します。

まず、ユーロスタイルの安全カバーをバタンと上げます。

次に、手押しのフェンスを外しますが、これが重たい。出側の定盤を斜めにバタンと持ち上げます。

同じように、入側の定盤を持ち上げます。

黄色い集塵ノズルを半回転して、上に持ってきて固定します。
(写真の撮り位置が反対側になっていますスミマセン。)

自動モード完成。白い筐体の左上に見える「ギア」を自動側に入れて運転します。手押しと自動では送る方向が反対になり、自動はこちらから材を入れます。
自動モードの切削結果の写真はできれば後日アップしますが、表面は良くもなく悪くもなく、と言う感じです。第一印象としては、厚み決めハンドルのピッチが粗く微調整しづらいこと、および、入側の金属の凸凹ロール(断面がナルトみたいなロールです)の痕が残ることがあること、の2点で、仕上げ用より、むしろ粗削り用という印象を受けました。
送りロールは入側1本・出側1本の簡単な構成で、いずれも金属です。上述の通り、入側がナルトロール、出側はフラットロールです。いわゆる鼻落ちは今のところ全くありません。たまに途中で突っかかって(出側のロールだと思います)、その部分だけ溝状に掘れてしまうことがあり、少し調整がいるかも知れません。
逆目を止める機能は全くなく刃がダルっぽいこともあり、逆目は盛大に掘れます^^;。SPF材ゆえかも知れませんので、また後日広葉樹を削ってみます。
気になる集塵は、FeinのTurbo I という業務用掃除機タイプを接続してやってみました。詰まりが心配でしたが、手押し・自動とも詰まらずにすいすい吸ってくれました。手押しはほぼ満足な結果でたまにパラパラとこぼれる以外はほとんど気になりません。自動の方は詰まりこそしませんでしたが、定盤の上に「切り干し大根」がぱらぱらと流れてきて入側に堆積し、数回に1回払いのける作業が必要、と言う感じ。
3時間ほど不慣れな中であれこれ運転しましたが、昇圧器・本体ともに問題は出ていません。
結論から言うと、トランスを介さずに200Vのままでも起動しましたし、その状態で木を削ることもできました。
今日の印象としては、手押しは2重丸。
自動の方は、調整不十分な部分があるように思いますので、今日段階では評価を保留。
いずれも馬力感はあり、卓上とは大違いです。
収納時はコンパクトでしたが、使用時は写真のように「羽根」が大きく開くので、その分のスペースが結構必要です。手押し・自動の時で人間の立ち位置も違ってきますので、据え置きにするのであれば、思ったより周囲にスペースを取らないといけません。ウチの狭小工房では、ヒトは機械のすき間に挟まって作業している感じ(笑)で、12インチを買わなくて正解と思いました^^;。もう少し使い込んでいくうちに、収まるところに収まって落ち着いてくるとは思います。
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