ブルドッグの取り付け(Bench Dog 40-031)
Grizzly G0661の合体ロボ化計画第1段。
ルーターテーブルは自作の折り畳み式のものを使っていましたが、準備~片づけが面倒で、作業の流れを阻害しがちでした。テーブルソーにルーターテーブルを合体させて常設化し、使いたい時にさっと使えるようにしたいと思っていたのです。
市販品では、IncraやRocklerなどから出ているのが見られます。(Rocklerは今は取り扱いをしていない様子。)自作されている方も沢山おられますが、今回は鋳造のテーブルにこだわりBench Dogを奢ることにしました。クマ、トラ、タコの次はブルドッグ、と(笑)。
Bench Dog 40-031 ProMax Cast Iron Router Table Extension for a Table Saw
早速取り付け。G0661はモーターが左側にせり出しますので、右側のウィングを取り外して右側に取り付けます。もとより右側に取り付けたいと思っていたので好都合。取り付け自体は簡単です。Bench Dogいわく、テーブルソーは4つ穴か3つ穴の2種類がメインとのことで、両方の位置に穴はあいており、鉄の定盤にドリルで穴を開ける必要はありません。私の場合もそのままで十分良かったのですが、フェンスの前後レールとボルト留めするために、該当位置に1個ずつ穴を後日開けています。
マイタースロットは別売りのいろいろなオプションを取り付けられるように工夫しています。手持ちのマイターゲージも使用できます。右側にイモネジが見えますが、ごていねいに、これでマイターのガタを調整できるようになっているのです。
フェンスはアルミですが、かなりヘビーな作りで信頼できそうです。一番目の写真で定盤に見えた長穴にボルトを入れて上からノブで固定します。オリジナル状態では微調整機構や平行移動機能はありません。フェンス面はMDFビット部の開口をスライドして調整できるようになっており、裏から集塵口が付いています。
フェンスにもいろいろ溝が掘られており、いろいろ別売品を購入することで快適に使用できるようになっていると思いますが、それぞれの溝がどういう意味を持っているのかは現在研究中(笑)。
ルーターを取り付けるプレートは、かなり厚手のフェノール板。既に取り付け穴が何通りかあけられており、ポーターケーブルなど大手のルーターならば穴開けの必要はありません。
報告は「ルーター設置編」へと続きますが、触った印象としては評判に違わず非常にヘビーデューティーな印象で、なかなか良さそうです。
あと、どうでもいいんですが、マニュアルと首っ引きで組み立てていったのですが、最後に山ほどネジ類が余ってしまいました。
多分大丈夫だと思いますが、何となく不安です^^;。
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コメント
こんにちは、ようやく韓国に戻ってきました。
またよろしくお願いします。
monacoさんもされていましたが、テーブルソーとルーターテーブル、なかなか合理的ですよね。同時に使うことはないんですから。
私も右半分は鉄板ですから、この手もありますね。続編楽しみです。
投稿: 松本 | 2009.01.12 07:12
松本さん
もう通常モード復帰ですね。
そうですね、広い工房をお持ちの方はメリットは少ないと思いますが、私にとっては常設化できたことが一番うれしいです。木屑がベースの可動部に堆積する心配があるので、たまにエアで吹いた方が良いかなと思っています。
次は左半分に取り付けるモノを物色中^^;。
投稿: かんりにん | 2009.01.12 10:01
こんなのがあったのですね!しかも思ったより安いし~(^^;
知っていれば購入したでしょうね。
ところで、レフトウィングは、スピンドルサンダーは如何でしょう(^^;
投稿: monaco | 2009.01.12 22:16
monacoさん
monacoさんはご存じだと思っていました。左側にもう一台どうですか^^?
かのBT3000に倣えば左側は自ずと決まってくるのですが^^、スピンドルサンダーも良いですね。
以下個人メモ。
http://benchmark.20m.com/articles/SurveyOfSlidingTables/surveyofslidingtables.html
投稿: かんりにん | 2009.01.13 01:36
いつも楽しく読ませていただいていましたが、初めてコメントします。アメリカ在住DIY初心者のTatと申します。
私はBenchdogの小さいRouter tableを買いましたが、これもネジがたくさん余りました。ネジは各社のルーター取り付け用にいろいろな種類を詰め合わせてあるようです。
投稿: tat | 2009.01.13 14:09
tatさん
コメントありがとうございます。
ネジは余って正解だったんですね。
こちらではインチ規格のネジは特殊なので、まとめてどこかに保管しておこうと思います。
取り付けたGrizzlyのテーブルソーは全てがミリ規格なので、右半分がミリの世界、左半分がインチの世界というややこしい状態になっています。
投稿: かんりにん | 2009.01.14 00:28
私の持ってるのはこちらに写真のある小型の奴です。
http://woodwork.cocolog-nifty.com/woodwork/2006/10/post_c2fd.html
私の持っている唯一の据え置き型の工具です。
Grizzlyも輸出用はちゃんとミリなんですね。すべてインチのアメリカだとミリのものはほとんど使えません。
投稿: tat | 2009.01.26 08:55
tatさん こんにちは。
あれくらいのサイズのルーターテーブル、良いですよね。Bench Dogならしっかりしているでしょうし。
メートルネジ(ミリ規格)であることも、私がGrizzlyを気に入っている理由の一つです。個人輸入なので本国仕様のハズです。逆にアメリカの方は同じように苦労しているんでしょうかね。
投稿: かんりにん | 2009.01.26 10:25
Grizzlyはミリ製品だとのお話でしたが、こちらで検索してみた限りはそういう情報は出てこないですね。比較的手頃な値段の機械をいろいろ出していてAmazonにも登録されていたりするので見つかりやすいですが、品質に関するネット上の評判はあまり芳しくないですね。位置づけとしてはDIY向けなんでしょうか。DIYだとCraftsman,Blakck&Decker,RYOBIあたりがポピュラーですが。
投稿: tat | 2009.01.28 22:26
tatさん フォローありがとうございます。
Grizzlyはここでマニュアルとパーツリストを一覧できるのですが、おかしいなあと思って見てみると確かにインチ規格のもありますね・・・。
http://www.grizzly.com/manuals.aspx
私自身、Grizzlyのバンドソーとテーブルソーを持っているのですが、両方ともミリなので、てっきり全部ミリだと思っていました。訂正させて頂きます。それにしてもどういう基準でミリとインチを選択してるんでしょうか。生産国の都合でしょうか?
Grizzlyについては、ネット上の評判はそんなにネガティブでもないように思いますが・・・・ともかく私はバンドソーもテーブルソーも気に入って使っています。廉価帯の製品においてはデルタより好ましい印象を持っています。
追伸 流れ的にコメントの位置をこちらに変更しました。ご了承下さい。
投稿: かんりにん | 2009.01.28 22:36