抽斗付きのキャビネット
抽斗が付くと、がぜん部品点数が多くなって設計図を描くのがわけわからなくなってしまい、主要部品を仮組みした後に、また木取りに戻って必要な部品の数と寸法を拾っていく、という人は私だけではないはず・・・・私だけですかね。
Fine Woodworkingのサイトにあった、抽斗付きの框組みの小振りなキャビネットを作る過程を説明してくれている動画です。これは構造と作り方の両方が分かりやすく説明されており、良いです。
さほどたくさんの機械を使っているわけではなく、実際に登場するのはテーブルソーとバンドソー、横軸ボール盤?、普通のボール盤くらいです。製材の工程は省かれていますので、上記に加えて手押しと自動は必要ですね。アマチュアの目からすると、かなりの仕事をテーブルソーでまかなっているように見えます。
それから、ほとんどの寸法を現物から拾っているところも特徴的だと思います。この方の流派(やり方)なのか、欧米流として一般的なのかはわかりませんが、ともかく設計図を見ている様子が全くありません。
バンドソーのシムとか、木目の使い方とか、結構参考になる考え方が随所に出てきてそちらもTIPS的にも参考になると思います。
ダブテールを掘るところで、薄い金属の板を玄翁?でゴンゴンと墨線に沿ってたたき込んでいましたが、あの工具が何かわからないのですが、欲しいな。何かの廃品活用でしょうか?
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コメント
はじめまして。
薄い金属の板はただのスクレーパーのブレードです。
薄い物をカナヅチで叩き込んで切断するのは一般的な方法です。
投稿: もも | 2012.07.22 00:24
ももさん ご教示ありがとうございます。
スクレーパーのブレードですか。ちょっと考えてみます。
投稿: forest | 2012.07.23 01:05