オーバーヘッドルーター
Grizzlyつながりでもうひと機種。
プロの木工家の間で、ピンルーター、あるいはルーターマシンと呼ばれる機械がものすごく便利だといくつかのブログに記載があり、見かけた方も多いと思います。
アマチュアがその便利さを享受しようと思ったとしても、「オーバーヘッドルーターテーブル」のようなものは、何故かこれまでは、「自作で作ってみました」のような雑誌記事を除いては、これは!というものが市販で出回っていなかったのが実状でした。
以前当ブログでも一部紹介しており、こことかここをご参照。
これならどうでしょう。G0587。ベンチトップオーバーアームルーター。
上部に自前のルーターを取り付けて使用します。フットスイッチでヘッドが上下します。圧空が必要で個人工房ならエアコンプレッサが必要です。
フトコロが心配ですが、糸のこよりもフトコロが小さくて困る局面は少ないと思います。
もちろん、プロ用のそれはパワー(加工能力)が違いますので、所詮はまねごとなのかもしれません。しかし、個人的には、「ルーターテーブル」はそれ自体非常に便利ですが、加工の種類によっては「刃元を見ずに加工する」ことにずっと違和感を持っており、スペースが許せば購入を検討したい機械の一つです。・・・・スペースが許せばってことは、イコール永久にチャンスは来ないってことですけどね(笑)。
| 固定リンク
« 本屋にて | トップページ | MIRAIの治具 »
「木工News」カテゴリの記事
- トランスフォーマーたち(2011.05.30)
- スチールシティー・コントラクターズソー他(2010.12.30)
- オフコーポレーション バンドソー(2010.12.22)
- 遅ればせながら(2010.11.14)
- DIY CITY新製品 他(2010.09.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは、フォレストさん
いいですねえ、これ。私も分厚いカタログを見て目を付けていました。訓練校でもオーバーヘッドルータを使っていたので、便利さを実感しています。特にフットスイッチでシャフトが上下するのは使い勝手が良いです。でも、これなら7518位がほしいですね。
投稿: 松本 | 2008.06.15 18:57
松本さん こんばんは。
普通のルーターテーブルでも、フットスイッチで上下したらすごくいいのになあと思う場面もありますもんね。
でもやっぱりオーバーヘッドルーター便利ですかー。また私の「欲しいものリスト」に新たなカテゴリーが・・・(笑)
投稿: かんりにん | 2008.06.16 01:49
工具の紹介が興味深く、たまに覗かせてもらっています。
楽器を作っていますオカピーです。古いコメントですみません。
ここで紹介されたG0587に大変興味を持っていたのですが、これと思われる動画を見つけましたので(既にご存知かも?)紹介します。ここはカスタムギター工房のようですが中々パワフルに動いています。これなら業務用ピンルーターと変わらぬ作業が出来そうです。なにやら5ミリ程度ずつ深さ調節が出来る様に工夫されていますね。
これを見るとますます欲しくなってきました。チャット考えてみようかなと思っています。
http://www.youtube.com/watch?v=HdY7PKdsATE&feature=channel_page
投稿: オカピー | 2009.06.02 13:50
オカピーさん
コメントありがとうございます。最近ヘンな道具ばかり紹介しています(笑)。
分かりやすい動画、ありがとうございます。
ルーターは別途購入なので、パワー自体はルーターに依存すると思いますが、割としっかり作られていて剛性感は高そうです。(思ったより大きいものなんですね。)
ご購入の際は是非レポートをお寄せ下さい^^。
投稿: かんりにん | 2009.06.02 16:43
オーバーヘッドルーターの有用性はあまり理解されておらず,工房悠さんの所で力説されています。私は、主にフラッシュ家具を作っていますが,倣い加工、プランジの溝付、大量生産時など特に威力を発揮します。また、小物においても、小さすぎてクランプをすればトリマーや、ハンドルーターで加工できないものも加工できます。日本の木工機械は、大型か日曜大工用のものしかなく、海外のようにセミプロ用のものがありません。多くの木工をしている方は700キロもある本格ルーターはプロを含めて必要ではなく、100~200キロ、スイング450ミリ程度のもので充分ではないでしょうか。私は資金、設置場所他の理由から自作を検討しました。構想に3年、本体は2x4で芯を作り、両側をコンパネ三枚ずつボンドをつけてビス止めしメラミンで化粧しました。モーターはリョービの330、ヘッド昇降のため35パイのLMガイド、昇降の駆動に電動ジャッキのモーターを使いボルトを通して手元のコントローラーで上下させます。電動ジャッキのジャッキ部分をテーブルの昇降に使います.製作に6日、費用はヤフオクなどを利用して2万円ほどでした。重量約100キロ、スイング500。心配したスイングのための振動などもありません。只内部に砂などを入れて200キロ程度にしたほうが機械的安定性と、制震に効果があると感じます。
投稿: ノエル工房 | 2015.08.02 18:59
ノエル工房さん コメントありがとうございます。
オーバーヘッドルータ、海外でもあまりアマチュア~セミプロ用のものはないように思います。自作も良いですね。
投稿: forest | 2015.08.06 23:20