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2008年6月に作成された記事

2008.06.30

優先順位

木工房をスタートするに当たって必要な工具は、前述の"Tools & Shops" (Fine Woodworking annual issue, no,195)のMike Bielskiさんによると、
(1)テーブルソー、
(2)プレーナー(自動カンナ)、
(3)プランジルーター
なのだそうです。手持ち工具として、ジグソー、サンダー、電動ドリルの3つが加わります。

最初に揃える工具」については、このブログをスタートした当初にくどくど素人考えを述べている通りです。Mikeさんには概ね同意ですが、ワタシだったらテーブルソーの代わりにバンドソーを勧めますね。あとはルーターは最初はトリマークラスで良いと思いますし、ジグソーとドリルドライバーは最初に欲しい。あとは、財政とのめり込み具合に応じて徐々に(or どんどん)買いそろえていけばよろしいかと思います。

かくして当ブログも、木工道具、木工機械に対する物欲ブログとしてスタートしたわけですが(笑)、最近、自分自身の考え方のちょっとした変化に気付きました。

言葉遊びではありませんが、最近は最も必要な工具は「何もない空間」なのではないか、なんて考えることがあります。

3畳程度の狭い工房でごにょごにょやっているせいではありますが、モノにあふれて作業もままならない今の状態というのは、本末転倒なんじゃないか、と。
っていうか、モノ買いすぎ(笑)。

それに、それ専用の機械がなくても、スペースがあれば治具と工夫で何とかできてしまうっていうことって結構ありますよね。そういう工夫がいかにも趣味としての木工という気がしますし、やはり費用や手間を問題にしない趣味なら、手工具でのプロセスを重視したいと思います。

ということで、現在、ちょっと工房を整理して、「スペース」を広げるすることを画策しております。


で、テーブルソーの入る空間を確保して、テーブルソーの導入だ!
(あれ、自分で言って矛盾しているような・・・。)

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2008.06.25

Woodtekのハイブリッドソー

Grizzlyの割刃付きで決まりかなあと思っていたんですが・・・(笑)。

148271Fine Woodworking誌の定例特別号"Shop & Tools"の最新号(と言っても今年の冬号ですが)で、"BEST OVERALL" と"BEST VALUE"両方を獲得するという異例の扱いを受けたWoodtekの148-271

Woodtekは、Woodworker's Supplyがもっぱら取り扱う、オリジナルブランドです。緑色がベースの、若干業務用っぽい(やぼったい?)デザインが特徴です。

Fine Woodworkingのレビューアーは、パワーとリッピング幅を挙げてこの機種を推薦しています。が、他の機種にない特徴として何と、デジタル角度リードアウトが本体に標準装備、そして、モバイルベースも標準装備。今流行のWixey要らずですね(笑)。フェンスもビーズメイヤー「風」が付属で、延長テーブルも鋳造ですから、とりあえず本体価格のみでスタートできますね。

・・・この記事は読んではいたのですが、さすがにマイナー機種で口コミに乏しく、購入経路も限られることからさして気にも留めずにスルーしてたのです。が、老舗?のTAMA CRAFTさんがこんなところでさらりと取り扱ってたりするので(注:リンク先の一番文末を参照)、forwarderとやりとりする手間を考えるとそれだけでポチッとしてしまいそう(笑)。

※TAMA CRAFTさんの価格表示はここを見て頂くとわかるように、$1=\100ベースの簡略表記となっていますので注意下さい。今なら10%増しで済みますね。

Woodworker's Supplyはけっこう日本に対しても親切で(数年前の印象ですが)、ワタシ的にはお気に入りショップなので、かなりグラッと来ております。でも割刃は捨てがたい・・・^^;。


ご参考(Fine Woodworking誌):
Tool Test: Hybrid Tablesaws
Woodtek - 148-271 Hybrid Tablesaw

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2008.06.20

ジェネリック(3) 商標権?&まとめ

ジェネリック製品は法的に問題ないのか?の続きです。
ワタシなりに考えたまとめという主旨ですので、詳しい方 間違いがあればご指摘をお願いしたいです。

行きがかり上、Yチェアの例で説明を続けます。
デザインがYチェアそっくりの製品を販売する自体は、一旦問題ないということとして、次に売り方。

(1)「ホンモノのカールハンセンのYチェアです。」と言って売る。 これは×。
たぶん詐欺罪にあたると思います。ジェネリック製品を販売するメーカーのサイトは、「これはジェネリック製品であり、カールハンセン製のYチェアではありません。」と書くか、あるいは「カールハンセン」「ウェグナー」「Yチェア」などの記載が一切せず、商品は「Yチェア」を想起しない独自の名前を付けているか、のどちらかです。(後者の方がずるい気がする。)

(2)そっくりに作ったついでに、商品あるいは宣伝にカールハンセンのマークあるいは刻印を付す。  これも×。
「商標権」というのがあり、これに引っかかります。商標権は商品あるいはサービスを表す文字や記号、図形、などに与えられる権利です。存続期間は10年ですが、無制限に繰り返して更新ができます。そっくりな椅子を作れたとしても、調子に乗って「ブランド」を模倣することは出来ないのです。
(カールハンセンが日本で商標を登録しているかどうかは確認してませんが、多分しているでしょう。)


さて、意匠権に存続期間がある理由は明確には分かりませんが、特許と同じ発想だと思います。つまり、「最初に創作した人を一定期間保護すると共に、ある程度期間が経ったものは公に活用できるようにして産業全体の活性化を図る。」という意図ではないかと。

つまり、法的には「Yチェア」のデザインは既に「一般化」(=ジェネリック)していて、「4つ足のダイニングチェア」と言葉の意味としては同じであるということですね。だから、それを作って売ること自体は、ウソを付いたりニセのマークを付けたりしない限り、問題がないのです。

うん。

でも、作るにせよ買うにせよ何となく後ろめたいものがあるように思います。

法律を楯にして、パクリ商品で勝負するなよ、と。

もの作りをする側としては、法で罰せられなくても「魂が報いを受けることになるわよ」、と。
そう言いたい。

一方でいわゆる「ジェネリック医薬品」の方は、気分的には「安くなるんだし、いいじゃん」、と思えたりしますが、それって実は、医療費を削減したい「エライ人」に、うまいこと吹き込まれているのでしょうか?それとも、「特許」の対象が「技術」であるのに対し、「意匠権」の対象が、著作権との境界があやふや、あるいは芸術的、美的感性に触れるメンタルな部分が大きいからでしょうか・・・・。


法的にどうかはともかく、あまりにも格安な製品だと必要最低限の品質に問題もあることもあり得ます。
買う側の目や知識を養っていくことが必要ですね。

(この項終わり)


補足1 欧州を中心にして、意匠権の存続期間を見直す動きがあるようですので、ここ数年で世間の見方は変わってくると思います。が、国際法が整うまでは例えば中国で作る分には全然問題がなかったりしますので、逃げ道は残ります。

補足2 これらの知的財産権は、いずれも「業として」、即ち商売として製造・販売する人に限られます。アマチュア木工マニアが名作椅子を模倣するのは全く問題がありません。必要ならば刻印も含めて(笑)。

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2008.06.19

ジェネリック(2) 著作権?意匠権?

ジェネリック製品って、法的にホントに問題ないんでしょうか?

ワタシは専門家ではありませんので自信はないですが、「罰する法はない」、というのが正解ではないかと思っています。

まず、「著作権」という言葉が頭に浮かびます。著作権はそのものが創作された瞬間に自動的に創作者に発生するという強力な権利です。国によって異なりますが、著作者の死後50年の間、権利が存続すると規定する国が大部分です。しかしながら、「著作権」は対象が美術、音楽、文芸、・・・のいわゆるゲージュツが対象であり、残念なことに工業製品である家具はその対象にならないのです。(但し、その家具が美術的な側面を持っていれば別。)

じゃあ何が権利を守ってくれるのかというと、工業製品のデザインは「意匠権」という形で保護されます。意匠権は著作権と違い、特許庁に「意匠登録」と呼ばれる申請が必要であり、審査もあります。審査に通って初めて、申請者に意匠権が与えられます。意匠権を持つ人は、他の人が登録意匠あるいはそれと類似の意匠を「業として(商売として、と言う意味です)」製造・販売する人に対し、差し止め、損害賠償などを請求することが出来ます。

意匠権の存続期間は登録後20年(日本の場合)と定められています。ジェネリック製品の多くは、この点にその正当性を拠っており、(意匠権登録がされていたとしても、)期限が切れているから模倣して良いのだと主張しているわけです。


その他関連して、不正競争防止法があります。この法律の中で「デッドコピーの禁止」が謳われています。これは登録こそ不要ですが、その期間は発売開始日からたったの3年に限られます。iMacそっくりのWindowsパソコンの事件が記憶に新しいですね。(え、・・・古い?)

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ジェネリック(1)

昨日の今日ですが、医薬品のハナシではありません。

久しぶりにつらつらと日本の家具メーカのサイトを見ていて、あるところで、どうみてもYチェアにしか見えない椅子の写真があるのを見つけたんです。その写真の商品の名前には「カールハンセン」、「ウェグナー」はおろか、「Y」の字さえありません。でもそっくり。さらに「日本の自社工場で職人が丁寧に製造しています」云々と書いてある。ちょっとおかしいですよね。

販売者による説明によると、これは「ジェネリック製品」なのだと称しています。探してみると、いつからのことなのか、似たような会社を山ほど見つけることが出来ます。

google検索:「ジェネリック Yチェア」

販売者の説明文をまとめると、ジェネリック製品とは意匠権が切れた製品を他メーカーが作ったもので、法的には問題のないものなのだそうです。品質を落とさずできるだけ低価格で提供する、とか、あるいは、現代の技術・素材を用いてより改良された品質のものを提供する、等の宣伝文句が並んでいます。
上の例では日本で作っているようですが、中国などアジアで製造される例も多いようです。

調べていくと、そんなに新しいハナシでもないようですが、
ホントに法的に問題ないんでしょうかね。

・・・昔お世話になった木工の先生(本業はプロの木工家)が、何かの機会に「この業界、結局パクったもん勝ちですからねー。」と諦め口調で笑いながらおっしゃっていたのを思い出します。(その方がパクりをしているわけではありません。念のため。)

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2008.06.18

寝違えた?

木工再始動、と張り切っていたらなかなかそうはいかず。
実は数日前に、ふとした拍子に首が痛み、左も右も首が回らなくなった。この年になって寝違えたか(笑)と思っていたら、数日経っても痛みも引かず、左の肩が全く上がらなくなってしまった。あまり気が進まなかったが、この段階でヨメの薦めもあって病院に。

症状を話すと、医師がロクに見もせずに「レントゲンを撮る」と言う。ここの病院はカルテはパソコンにパチパチタイプするし、ロクに患者の方も見ないで、ホンマ感じ悪いなー、と思いつつほどなくしてレントゲン写真が出来たとのことで再度診察室へ。

聞くと、首のクッションである関節軟骨?が加齢のために減って薄くなり、そのせいでホネがずれるかそのクッション自体がハミ出て神経に触っているのだという。確かに、レントゲン写真で、首のホネとホネの間が一箇所だけ他に比べて数mm狭くなっている。触診しなかったのは、症状が進んでいる状態で下手に動かすと、「取り返しが付かなくなる」ことがあり、まずはレントゲンでどの程度か見たかったからだ、と。

対処法としては炎症を和らげるクスリを使いながら安静にしておくしかないとのこと。
薄くなったクッションは元には戻らない、とも。

「まあ、そろそろ人生の折り返し点ですから・・・」って、首が回らなくて困ってるオジサン捕まえて好き勝手なこと言うな~(怒)、と。

皆さんも、普段重たいもの振り回してると思うので、お気をつけ下さい。症状が進むと、手足が痺れて動かなくなるらしいです。

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2008.06.17

MIRAIの治具

MIRAIという会社の木工用の治具類。私が木工休止中(笑)に発表があったようですが、現在木工用道具サイト(代理店)数社で発売されています。

サイトはこちら。
(株)MIRAI http://www.mirai-tokyo.co.jp/index.html


 アキュリットガイド: 溝・アリ加工ガイド
 フレームジグ: 框加工ガイド
 SDジグ: アキュリットガイドに合わせて使用、アリ溝接ぎ加工ガイド

基本的には、趣味の木工家向けですね。
「趣味の木工マニア向けに、簡単に一歩上の加工を。」というコンセプトが、いかにも明確です。

いずれの治具も構造としては簡単ですし、木製で作るのであれば似たような作例はいくつかあったと思いますが、調整(テストカット)を省くためのちょっとした一工夫や、治具としての汎用性に対する気配りが、「市販されるべき治具」として完成度を高くしていると思います。

何より、見た目が格好いいですよね。アルミ無垢の削り出しとのこと。いかにも精度高そう。
実物は見たことがありませんが、質感がイイです。「機能美」とはこのことかと思います。

日本では数少ない「治具ビジネス」(私が勝手に命名)の会社であり、是非頑張ってもらいたいと陰ながら応援したいと思います。

・・・新発売のダブテールジグは隅っこが丸く残るのは意見が分かれるところだろうな~。


トップページには載っていませんがサイトの中に迷い込むと出てくる、これもビミョーに気になるところ・・・・。

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2008.06.13

オーバーヘッドルーター

Grizzlyつながりでもうひと機種。

プロの木工家の間で、ピンルーター、あるいはルーターマシンと呼ばれる機械がものすごく便利だといくつかのブログに記載があり、見かけた方も多いと思います。

アマチュアがその便利さを享受しようと思ったとしても、「オーバーヘッドルーターテーブル」のようなものは、何故かこれまでは、「自作で作ってみました」のような雑誌記事を除いては、これは!というものが市販で出回っていなかったのが実状でした。
以前当ブログでも一部紹介しており、こことかここをご参照。

G0587_det3 これならどうでしょう。G0587。ベンチトップオーバーアームルーター。
上部に自前のルーターを取り付けて使用します。フットスイッチでヘッドが上下します。圧空が必要で個人工房ならエアコンプレッサが必要です。
フトコロが心配ですが、糸のこよりもフトコロが小さくて困る局面は少ないと思います。

もちろん、プロ用のそれはパワー(加工能力)が違いますので、所詮はまねごとなのかもしれません。しかし、個人的には、「ルーターテーブル」はそれ自体非常に便利ですが、加工の種類によっては「刃元を見ずに加工する」ことにずっと違和感を持っており、スペースが許せば購入を検討したい機械の一つです。・・・・スペースが許せばってことは、イコール永久にチャンスは来ないってことですけどね(笑)。

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2008.06.12

本屋にて

先日本屋にて、木工雑誌「週末工房」を見かけて、「まだ買ってない号だな」とあれだけ確認して買ったのに、家に帰ったらやっぱり同じ号があった(笑)。
中身も一通り見て、読んだことないと思ったんだけどなー。

お恥ずかしいことに、前号でも同じことをやっており、本棚には7号と8号、全く同じものが2冊ずつ・・・(笑)。

頭が鈍ってるせいであることは間違いないのだが、以前は木工雑誌は届いたら隅から隅まで読んでいたのだが、最近はパラパラとしか読んでないせいもあると思う。
読んだだけで実践もせずに習得した気になっているのはマズイと反省(笑)。

いずれにせよ、「週末木工」は日本語で読める木工雑誌としてほぼ唯一であると共に、毎号何の迷いもなく購入できる優良雑誌と思います。現在は半年に1回の発刊。

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2008.06.09

Grizzlyの新しいテーブルソー

恥ずかしながら、木工を始めてから「今度こそテーブルソー買うぞ!」と何回思ったか、数知れず。最初はトリトンしか知りませんでしたから。
最近またウズウズとしています。自分のハイブリッドソーのレビューを見て、「ふむふむ」と思ったりしています(自画自賛)。

そもそも、腕もカネもないのに、コントラクターズソーじゃなくて、ハイブリッドソーを狙っている理由って何だったっけ(検討期間が長すぎて忘れた)。あー、第一にモーターが後ろにぶら下がっていると片付けるのにかさばるからだった。

だったら、JETのあれとかそういうクラスでも十分良いんだよなあ、最近はJETのあれとかとかもあるし。と思っていたところに、Grizzlyのサイトでこんなコントラクターズソーを発見。

G0661_det1 G0661。10インチ、2HPコントラクターズソー。

詳細はこちら

写真で見て分かるように、モーターはテーブル直下に配置されており背面はすっきりです。さらに、流行?のブレードと共に上下するriving knife(割刃)が標準装備。コントラクタークラスでは、知る限りこれが初めてです。詳細の方に内部の写真がありますが、ブレードに近接して一緒に動く4インチ集塵ポートが付いており、以前のコントラクターズソーより集塵は期待できそう。他社のをだいぶ研究しててイイところ取りですね。

G0661_det3 本体価格$725。
まあ、Grizzlyの場合はクローズドキャビネットのハイブリッドソーが$775(馬力は同じ2HP)ですから微妙な価格設定ですが、ヘビーじゃない方が良い、あるいは割刃に魅力を感じれば、こちらの選択もありですね。

輸入に手間がかかりそうですが、Grizzlyは嫌いじゃないので候補に入れたい1台です。

(追記)っていうか、420lbs.って、ホントにこんなに重いんですかね。クローズのハイブリッドソーと重さと同じくらいに見えますし。そもそもshipping weightとほぼ同じって・・・。

(08/08/01追記)400lbs.超えという重量については、割刃付きの新機構+2HPという微妙なスペックだったので、こんなもんかなあと思っていたのですが、ある機会にGrizzlyに問い合わせたところ、サイトの重量表示が間違っているとの連絡があり、

 本体重量 約200lbs.
 shipping weight 約223lbs.

とのことです。これなら妥当な線ですね。

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2008.06.06

さび付いたのは・・・

木工に少し力を入れ直そうと思いつつ駄文をアップしたところ、ほどなくして木工ネット界?で著名な諸先輩から暖かいコメントを頂きました。誠にありがとうございます。
うまく説明できませんが、このブログももう少し継続して頑張ろうという気になっています。

さて、機械というのはちょくちょく使っている分にはまだ良いのですが、しばらく時間をおくといろいろあるというお話し。(心意気とは別に、また駄文です。)

心機一転、バンドソーのブレードを新品に交換しようと思ったのですが、クイックレリースのレバーを動かしてもテンションが緩まない。木屑や埃で固まってる様子で、クレ556と木槌で何とか外した。

そこまではまあ良いのだが、「ついでに」と以前買ってあったブレードガイドのベアリングの交換をすることに。木屑とヤニでスムーズに回らなくなっていたのだ。後側のベアリングを止めているネジがカタくて、ネジを一本ナメてしまった。不覚。

そこは置いておいて、サイドのベアリングを外そうと試みるがこれまたハメ合いが異常にカタく、ベアリングを取り付ける偏心ブッシュみたいなヤツを、ポッキリ欠いてしまった。ううう。
部品の取り寄せをどうするかが問題だな~。

他にも、先日旋盤を回したら、スイッチが入ったまま切れなくなって、中間スイッチをかませてごまかして作業したがこれも直さないと。友人のプロの木工家は「たまにありますよね。でも、スイッチ切れたままよりはマシですよね。」と、そういう発想もあるかと新鮮な驚き。

とりあえず、なめたネジをはずす秘密兵器みたいなヤツを物色しないと・・・。

さび付いたのは腕だけではないと言うオチ。

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2008.06.04

木工機械トレンド

半年か1年近く、木工機械を取り巻くトレンドについては目に入れられない状態でしたが、最近目に付くところをいくつか。

うれしいところで、輸入機械のパイオニアであるリブロスデルムンドさんが、下記の取扱いを始めています。

(1)Spoke Shaveブランドのラインアップの充実 (手押し、自動かんな盤)
 シリアス木工マニアのために広幅タイプがラインアップされましたが、200Vなので恩恵を被るヒトは少数か。
 欧米で出回りはじめていたスパイラルカッターも150mm幅の手押しで登場。カーバイドチップで4面使用可能&切削抵抗ダウンはわかりますが、仕上がりがどうなのか気になるところ。

(2)Steel City製品の取扱開始
 まずはバンドソー、ハイブリッドソー、角ノミ盤の3機種がお目見え。
ハイブリッドソーは「おおっ!」と思う価格設定で、おもわず注文メールを書きかけましたが(笑)、フェンスシステムが別売りですから要注意。ちなみにSteel Cityのハイブリッドソーは、テーブルではなくて筐体にモーターを固定するという、キャビネットソーと同じ駆動方法を採用している数少ないハイブリッドソーの一つです。振動が少ないことが期待されますが、振動はそれだけでは決まりませんから一概には言えません。価格が安いこともあり、今後の研究対象に入れる価値はありそうです。

(3)2ステージサイクロン集塵機がお目見え。
アマチュア用で市販のサイクロンシステムというのは日本で初めてに近いのではないかと思います(おっと、ダイソンの次か)。3/4HPでパワーとしては控えめ。

リブロスデルムンドさんは、アマチュア木工家の味方と勝手にワタシは思いこんでおり、頑張っていただきたいと勝手に応援しておりますっ。

他にもいくつかあるかもしれませんが、今日はここまで。
引用禁止とのことなので、今日は画像はなしです。

それにしてもデルタ大丈夫か。

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2008.06.02

豊かな家具(4)

何の言い訳もなく続編エントリー(笑)。
多少文体が変わってるかも知れませんが大目に見て下さい(笑)。

・・・・・・

iPodが流行る前から、その「聴き方の変革」は訪れていたと思う。
「CD」という、ランダムアクセスできる記録媒体のおかげである。

ひと昔(以上?)前、レコード鑑賞は、茶道にも通ずる儀式でさえあった。と書くとウソになるが、ともかく、LPレコードはA面の1曲目に針を置いてそこから聴いて、裏返して、B面の最期の曲を聞き終わるまで、正座して(しなくても良いけど)順番に聴くのが普通であった。だからこそ当時のディレクターは、多分曲順にまで構成をこだわって1枚のLPレコードを作っていたと思う。

CDの台頭により、これらの儀式は簡略化され、音楽鑑賞はより身近なモノとなった。たとえばアルバムの12曲の中で、好きな4曲だけ聴く、とかいうスタイルができるようになった。するとこの人は「ああ、オレこのアルバム好きだと思ったけど、実はその中の4曲だけだったんだ」、と思うようになる。

さらに、デジタルサウンドプレイヤーが普及し、ネットで1曲1曲ダウンロード購入が可能になった。今では、統計によってはダウンロード販売の方がメジャーになったと聞いている。そうなってしまうと、「あのヒトのこの曲と、このヒトのあの曲と・・」と、全て単品販売である。即ち、「曲順」は作る側ではなく、聞く側の権限(勝手)になってしまった。

iPodとiTunesは、私の知る限りこれらのバラバラの楽曲達をマネージするための一つのシステムであり、それらのダウンロード、在庫管理、視聴・・・を、一つの流れとして構築し、「聴き方」、「スタイル」として定着したものである、と思う。(他社のプレイヤーが苦心しているのは、後発であること自体と、まずハードありきでこの「流れ」を軽視しているのが敗因ではないかと。。)

もちろん、iPodを始めとするデジタルサウンドプレイヤーが現在の音楽ツールの主流となっているのは、他の理由もあるわけであるが、この点で特にiPodは、「価格」でも「機能」でもない、新しい「価値」、あるいは新しい「スタイル」を提供した、というよりはむしろそれまでモヤモヤとしたものを「定着」させたのだと思っている。

家具に戻って。安価で高デザインな輸入家具が氾濫する現在、生き残って行くには「価格」でも「機能」でもない、新しい「価値」を付加することを考える方が良いのではないかな、と。あるいは、思っても見なかった新しい生活スタイルを家具の方から提案するっていうのも良いと思う。

「ニッチ」と言ってしまえば何ともビジネスチックで味気ないが、日本人が日本で暮らしていて、ふと空いてたココロのすき間を埋めるものとか、日本人の感性でふっと受け入れられる新しいスタイルとか、そういうありそうでなかったものの提案、みたいなところに、小~中規模の家具作り屋さんの道があるような気がしてならない。

それがもしかしたら、「手づくり感」なのかもしれないし、「組み手」なのかもしれないし、「無垢板100%」なのかもしれないが、それ自体は現時点何がいけないのか圧倒的に成功しているとは思えない。でも、「圧倒的に成功する」というイメージ自体が、大量消費時代の尺度なのかも知れなくて、もっと隠れたところに成功事例は既にあるのかも知れませんね。

ワタシ自身はアマチュアの木工マニアであり、こんなことを考えるのはもちろん無意味です(笑)。
ただ、最近は、市販の家具のそっくりさん方向で作り込むのではなく、「我が家フィットな何か」を一つずつ入れていくことにしようか、そんなことをぼんやりと考えている次第。


はい。強引に終わらせました(笑)。

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