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2007.07.23

割刃流行の予感?

最近のアメリカの木工ショーで、riving knife(ここでは割刃と訳します)を装備したテーブルソーが、申し合わせたように各社から一斉に出品されているようです。

Toplessjet(画像はJetの新しい割刃システム。後述のサイトから引用。)

Popular Woodworking の記事に書いてあったのですが、これには理由があって、アメリカでの安全機構の新しい規則を取り決めるに当たり、ある人がUL(Underwriter's Labolatories)と共に割刃の有用性を説き、ロビー活動をしているのだとのこと。

ULとは、日本語ではアメリカ保険業者安全試験所という名前で、いろいろな材料や部品製品の機能や安全性についての安全規格を策定し、同時に評価方法を設定、実際の評価試験を実施する非営利機関です。非常に厳しい試験を設定することで有名で、アメリカにおいては各種の公的規格にも大きな影響力を持っています。

と言うよりは、その厳格な規格と共にアメリカ最古の安全規格開発機関であるため、既に任意の認証制度ながら、公的な認証と扱われていると言った方が正しいかも知れません。ブラウン管に直接鉄球を落としたり、製品を実際にぼうぼうと燃やす試験なんかを、テレビなどで見た方もおられると思います。

一部首を傾げたくなる規格も中にはありまして、本業では時たまそれに悩まされたりもしていますが。

ともかく、あのULが絡んでおり、かつアメリカの法改正が割刃の設置の方向に動いているとすれば、少なくとも米国メーカーのテーブルソーについては、一気に割刃装備がメジャーにならざるを得ないと思います。

Popular Woodworkingの記者が確認した各社の状況は以下の通り。

Bosch: 卓上型4100シリーズで装備。(このブログでも既報。)
Grizzly: 昨年の12インチクラスで対応済み。今年は10インチキャビネットソーでも同じシステムを採用。
Jet: 10インチXactaソーで対応済み。但し、ハイブリッドソーについては、割刃装備は現時点予定なし。
Powermatic: 既に各方面で評判の高いPM2000で対応済み。
Steel City: 2008年にハイブリッドソーを発売予定。

欧州スタイルの割刃は、日本でも、その有用性と安全性を説くサイトがいくつか見られますし、性能上、我々アマチュアにも恩恵があるものと思われますので、ぜひ日本も追随して欲しいものです。


本記事は、Popular Woodworkingのブログを全面的に参考にしました。
Riving Knives-Report from AWFS 2007

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