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2007.02.02

勝手に帰ってきたツールレビュー (3)ハイブリッドソー

少し時間が空いてしまいましたが、素人が勝手にオススメ機種を選定する勝手にツールレビュー、今回はハイブリッドソーです。今日はいつもと違ったまとめ方でまとめてみます。

(1)重さ
ハイブリッドソーを買おうと思うくらいの方は、かなり木工に気合いの入った方だとは思いますが、かなり物理的にも大きな買い物になりますので、そんなモノを買ってウチに入るんかい、というところから検討する必要があります。ハイブリッドソーですと、フェンスの幅は標準ではほぼ同等なので、サイズはほぼ同じくらいになりますが、問題なのは重量です。ウチはヨメも軟弱なので、使えるモノはテコでもチェーンブロックでも使って運ぼうと思っていますが、一人で取り回すには限界があります。

現在、「ハイブリッドソー」のクラスにあって主な機種を5機種、カタログからまずは重量を拾ってみますと、下記のようになります。

DeWALT DW746X   114kg
Grizzly G0478    130kg
DELTA 36-717    163kg
Jet JWSS-10PF   171kg
Craftsman OR35504 198kg

Dw746x_1DeWALT(左写真)がほとんどコントラクターズソー並みに軽く、何とか1~2名で担げる?レベルにあります。Grizzlyは重そうな外見ですが以外と軽いです。

DeWALTが特別軽いのは、理由があります。筐体がキャビネットっぽく見えますが、実は背面と底面はフタがなくツーツーなのです。その代わりノコ刃周辺に半月状にシュラウド(囲い)を設けて、狭い体積から流速を稼いで集塵をする仕組みになっているのです。一方、他社は単純明快で「とりあえずクローズドキャビネットにしておいて、あとは力ずくでがーっと集塵すればええやん」という思想です。これが、「ハイブリッドソー」という概念を世に初めて出したDeWALTの「ハイブリッド」に対するアプローチだったのです。

反面、テーブルソーではやはり重たい方が振動が減って好ましい、という観点もあります。上記の中ではJETのスーパーソーあるいはCraftsmanの最新機種が最も重たく、設置さえできれば全面的に信頼できるマシンとなるでしょう。

(2)集塵

36_717_big集塵は、DeWALTを除き、多くの機種は4インチダストポートが標準です。比較するのが難しい項目ですが、上記5機種を一同に比較したレポートでは、Deltaがベスト、Craftsmanが他社比劣る、その他は同じくらい、という感じのようです(左写真はDelta)。

DeWALTは2.5インチのダストポートで、いわゆるShop-Vac(掃除機型の集塵機)でも集塵できると謳っています。若干頼りなくも思えますし、実際立派な集塵施設を使っても詰まりやすいと言うレポートもありますが、本来、流速を上げて集塵するという思想なので、もしかしたらShop-Vacタイプの集塵機を直結くらいの方が良い結果を生むと言うこともあるかも知れません(想像)。

(3)安全機構(ブレードガード)

趣味の木工で怪我はしたくありません。一つの機械で複数の作業を何度も切り替えたい小規模工房なら、なおさら、付け外しや調整が簡単なものが好ましいです。

JetsupersawCraftsmanは、工具レスで取り外しできるブレードガードが付属しています。JETのも独特で、左右の2枚の透明ガードが分離していて独立に動く、ユニークな設計をしていますが、視認性が悪いと言う方もおられるようです。(左写真はJET 。)DeWALTのは工具は必要ですが調整がやりやすいらしいです。
Delta、Grizzlyは従来ながらの方式のもので、付け外し毎に調整が必要のようです。しかしながら、ことDeltaについては、後からサードパーティー製のオプションが追加されて改良できる可能性があります。

(4)精度
精度という表現は正確ではないかも知れませんが、フェンスと定盤について見ていきます。

フェンスは、以下のようになっています。

DeWALT DW746X   自社独自フェンス
Grizzly G0478    SHOP FOX
DELTA 36-717    Biesemeyer(フェンス違いのグレードあり)
Jet JWSS-10PF   自社独自フェンス
Craftsman OR35504 Biesemeyer

G0478Biesemeyerは根強い評価を得ており、触りもせずに買わなければいけない日本の木工家としては、評価が良いというのは安心材料の一つです。SHOP FOXもそこそこ良い評判を得ています。(写真はSHOP FAXフェンスのGrizzly。)JETも評判は良く、マイクロアジャスト付きを謳っています。Deltaはフェンス違いで3機種のラインアップがあり、安い順にDelta T2フェンス、Delta ユニフェンス、そしてBiesemeyerです。以前はT2フェンスはイマイチというのが大方の評のようでしたが、今回のT2フェンスは、値段の割に結構良いという評判が結構多く見られます。

また、定盤はプレス鋼板でも良いのですが、後々ヘビーな使われ方をすることを考えると、やはり鋳造のものが好ましいです。

DeWALT DW746X   本体のみ鋳造、拡張テーブルはプレス
Grizzly G0478    本体、拡張テーブル共に鋳造
DELTA 36-717    本体、拡張テーブル共に鋳造
Jet JWSS-10PF   本体、拡張テーブル共に鋳造
Craftsman OR35504 本体、拡張テーブル共に鋳造

Or35504DeWALTのみ見劣りしますが、オプションで鋳造テーブルに交換することは可能です。スライディングテーブルにアップグレードする予定のある人ならば、こちらの方が経済的という見方もできます。Craftsmanは何と鋳造のリアエクステンションテーブルさえも標準付属です。(左写真はCraftsman。)Craftsmanはその他にも付属品が一杯でお得感が高く、写真に写っているものは全部標準付属品です。

ざっと特徴を紹介できたところで後日に続きます。

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