木工におけるフライス盤的アプローチ
突然ですが、あると便利な機械・工具シリーズの続きとして、木工におけるフライス盤的な加工方法について、考えてみたいと思います。
今日の木工では、ルーターテーブルはほぼ必須の機械であるという位置付けになっています。(写真はBench Dog 40-001。)単純に刃物を下から生やすという構造は非常に合理的な発想であり、単純な構造で剛性が得やすく自作で作っても十分使用に耐えるものを得ることができます。
しかしながら、刃物が平面からにょきっとしていることで、危険な経験をされた方も多いと思いますし、端的には加工中に刃先が見えないなど、刃物が上から出ていてほしいなあ、と思う場面も多々あります。
ルータを上側に置き、テーブルの上に材料を置いて加工できるルーターテーブルはないわけではありません。ボール盤みたいなイメージになりますが、「オーバーヘッドルータテーブル」と言ったりします。市販の完成品というのは、海外でもあまり見たことはありませんし、もちろん国内では皆無です。一部、自作記事が海外の雑誌に時おり見られますが、あまり一般的ではありません。
業務用には、国産のルーターマシン、あるいはピンルーターと呼ばれる機械があるようです。が、プロの木工家でも全員がお持ちというレベルのものではなく、必要性については意見の分かれるところのようです。(何やら、訓練校で「危険なもの」という刷り込みがされるような記載が各所にありましたが・・・。)
通常のルーターテーブルに比較すると、どうしてもフトコロの問題が出てしまい(財布の事じゃないですよ)加工の幅に制限ができてしまうのと、コの字型の形状で十分な剛性を得るのが難しいのが主な問題と思います。まあ、手持ちルーターと普通のルーターテーブルがあれば、ほとんどの局面で事が足りると言うことではないか、と思います。
さて、本題の「フライス盤」というのは、木工ではあまり知られていませんが、金工では、旋盤と並んで基本の機械の一つと認識されています。木工的に表現すれば、基本的にはオーバーヘッドルーターに2軸のスライドステージがついているという構造です。モーターは固定で、ステージの上に乗せた材料を動かすことで切削を進め、直線的な成型を得意とする機械です。これにコンピュータをつないだのがいわゆる「NCフライス」で、向き不向きはありますが金工では「万能機械」の最も基本的な形と言って差し支えないと思います。
長くなりましたのでつづく。
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コメント
早く続きをお願いします!
投稿: ひさ | 2006.10.08 10:52
はいすみません。
投稿: かんりにん | 2006.10.09 11:11