« 木工におけるフライス盤的アプローチ | トップページ | 勝手に帰ってきたツールレビュー (番外)趣味のフライス盤 »

2006.10.09

木工におけるフライス盤的アプローチ(2)

ルーターテーブルというのは非常に便利で、ほとんどの仕事は実は(手持ちでなくても)ルーターテーブルでできるのではないか(無理すれば)とさえ思うのですが、これは案外、フェンスという形で一方向のみの位置規制しかしない!という割り切りが、かえって成功しているように思います。反して、2方向以上の位置規制が難しく、かつ歯が下から生えているために加工途中の状況が見えないため、人間が介入して目で見てフィードバックするということもやりづらい機械になっています。

持って回った書き方をしましたが、苦手な作業の最たるものとして、ホゾ穴掘りを挙げることができます。

ルーターでやるならば、本来なら、何らかの治具を用いてプランジベースで手持ちで加工、というのが順当な加工方法と思います。この作業は、基本的に途中から穴を開けて途中で止めなければいけないので、これをルーターテーブルでやろうと思うと、通常の一方向のみのフェンスだけではダメです。やるとしたら、ストップブロックで位置を規制して、材料を斜めに持ち上げた状態でルーターの電源を入れ、回転が乗ったら徐々に材料を倒し込んで切削を開始し、最後もストップブロックで止めてすかさずスイッチを切らなければいけません。(わかります?)

あとはビーディングや、表札の溝入れの様な、見た目が極端に重要となる作業も、なかなか裏向けて見もせずにすいすいとやるには度胸のいる作業ですのでテーブルでやる人は少ないでしょう。手持ち式のトリマーで、テンプレートなどを用いて目で見ながら少しずつ、というのが普通と思います。

考えてみれば、「下から見もせずに加工する」というのは、手工具的な発想から見れば、ある意味かなりイレギュラーな加工スタイルであり、「上から見ながら加工する」方法というのも、もっと研究されて良いものではないかと思います。


と言うわけで、次回から、木工におけるフライス盤として、アマチュアが購入できそうなフライス盤そのものと、あるいはそれに類するもの、また少し離れるかも知れませんが、「上から刃先を見ることのできる機械」、という観点で、順に見ていくことに致しましょう。

|

« 木工におけるフライス盤的アプローチ | トップページ | 勝手に帰ってきたツールレビュー (番外)趣味のフライス盤 »

「テーマ別木工」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41961/12205425

この記事へのトラックバック一覧です: 木工におけるフライス盤的アプローチ(2):

« 木工におけるフライス盤的アプローチ | トップページ | 勝手に帰ってきたツールレビュー (番外)趣味のフライス盤 »