レクソンテーブルソーBTS-10S使用レポート
今回購入のレクソンのテーブルソーですが、開封してみてみましたのでレポートします。
流行の?成分分析で言うと、
レクソンのテーブルソーの、83%は プラスチックでできています。
そんな感じです。
写真で見ていきます。
BTS-10Sのテーブルは、驚くことにプラスチックです。ぱっと見、金属のテーブルに、溝部分(マイターゲージ溝など)のみ赤く塗装されているように見えますが、全体の地色が赤で、銀色の方が塗装です。
本体とテーブルは一体成型されています。ただ、平面出しのためのテーブル面の研磨はされているようです。
梱包は、段ボール箱に本体が裏向けで入っており、本体とテーブルの裏面が同時に見えるようになっていました。当然テーブルの裏側は塗装はなく赤いままであり、喜び勇んで箱を開けた瞬間のワタシの気持ちは、・・・察してください。
ブレードと、安全機構部分。
透明のブレードガードと、キックバック防止の爪、割刃の3点セットが装備されています。
ちょっと華奢な印象で左右にグラグラする感じです。
華奢な印象がするのは、この安全機構部分が、1本のボルトで固定するようになっているからです。そのため調整は難しく、かなり根気が必要です。
さらに付け外しした際は毎回調整が必要です。
ブレードガードを持ち上げて、ノコ刃部分。
すき間が大きいので、埋めるようインサートを自作した方が良いと思いますが、ちょっとややこしい成形が必要でしょう。(赤い部分は鉄板で、ネジ留めされています。)
フェンスとマイターゲージ。フェンスはフェンス部分はアルミ?製、根本の部分はプラスチックのようです。カムクランプ式で、一旦締めてしまうとがっちり固定されますが、ガタが多く(数ミリのオーダーのガタあり)、無神経にセットするとキックバックを誘発するセッティングになる可能性大で注意が必要です。
マイターゲージもほぼ全体がプラスチック製。マイターゲージ溝はもちろん独自寸法。同様にガタは大きいです。赤矢印の部分が2カ所出っ張っており、親切にもマイターゲージが落下するのを防いでくれます。
あまり試していませんが、SPF材のテストカットではカット面はかなり刃痕が残り凸凹します。但し、レクソンの刃はあまり良くないと言う話を聞いたことがあるので、刃を交換すれば改善されるかも知れません。
騒音はかなり大きいです。特にスタートが「ずがーん」と言う感じで動き出しますので、最初はビックリしました。
総合的な印象ですが・・・
数時間で判断をするのはどうかと思いますが、個人的には、テーブル面がプラスチックというのが、かなり衝撃的にポイントを低くしています。その他、フェンス、マイターゲージの精度も、ホームセンターで良く見る競合他社の同価格帯のものと同程度です。レクソンの品質を過度に期待するとがっかりしますが、値段相応の機能を持っており、改造を含め、使いこなす根性があればコストパフォーマンスは高いものと思います。という微妙な表現で、レポートを終えたいと思います。 以上。
追記: 本当の「レクソンBTS-10S」の成分分析はこちら。
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