« BT3100の生産終了 | トップページ | お知らせ »

2006.07.03

BT3100の弟分の実力

遅ればせながらBT3100関連の続編。
BT3100は販売終了になったと先日書きましたが、TAMA CRAFTさんではBT3100の後継機種として、弟分のBTS15を引き続き取り扱うとアナウンスされています。その「弟分」は果たして日本のBT3100が欲しかった人たちの眼鏡にかなうのか、検証してみます。

TAMACRAFTさんカタログ中、リョービBTS15との比較表が上げられていましたので、まずは保守。

(引用、一部体裁を改変。)
---------------------
          BT3100      BTS15
---------------------
モーター     120V/15A      ←
回転数      4,800RPM      ←
刃のサイズ     10インチ         ←
縦切り幅
右側        762mm     508mm
左側        787mm     197mm
切り込み深さ    90mm      91mm
(90度)
切り込み深さ    63mm        ←
(45度)
重量          48kg       28kg
スライドテーブル  標準装備        ←
脚           標準装備       ←
---------------------
(ここまで。基本的に単位は日本流にしてます。)

テーブルが小振りになって、若干キャパが小さくなっています。が、本当の違いは内部にあります。

BT3100とBTS15のカタログに出てこない最大の差は、BT3100がベルトドライブであり、BTS15がダイレクトドライブであると言うことです。ノコ刃をモーター直結にすると構造が簡単になるのですが、モーターの振動や軸振れが刃の振れの原因となり、切断面の荒れや精度にもろに影響してきます。
あと、ルーター(トリマー)取り付け口がBT3100は一応標準装備でしたが(いろいろモディファイは必要のようでしたが)、BTS15にはありません。

と、ここで冷静に考えると、「スライドテーブルが付いてる汎用モータ直結タイプのマルノコ盤」と言われれば、日本でも売られているものがあるわけです。ついでながら「トリマー取り付け口のあるマルノコ盤」もありますね。

というわけで、あえてBTS15を買う気なら今のチャンスにBT3100かな、というのがワタシの私見。但しTAMA CRAFTさんだと、為替レートの関係で7万円弱とかなり微妙に高い。私自身は今回見送る可能性が大です。

と言うわけで、Craft Toolsさんの事実上のバーゲン価格で買った人が、今回のラッキーさんでしょう。

|

« BT3100の生産終了 | トップページ | お知らせ »

ツールレビュー」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: BT3100の弟分の実力:

« BT3100の生産終了 | トップページ | お知らせ »