BT3100の弟分の実力
遅ればせながらBT3100関連の続編。
BT3100は販売終了になったと先日書きましたが、TAMA CRAFTさんではBT3100の後継機種として、弟分のBTS15を引き続き取り扱うとアナウンスされています。その「弟分」は果たして日本のBT3100が欲しかった人たちの眼鏡にかなうのか、検証してみます。
TAMACRAFTさんカタログ中、リョービBTS15との比較表が上げられていましたので、まずは保守。
(引用、一部体裁を改変。)
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BT3100 BTS15
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モーター 120V/15A ←
回転数 4,800RPM ←
刃のサイズ 10インチ ←
縦切り幅
右側 762mm 508mm
左側 787mm 197mm
切り込み深さ 90mm 91mm
(90度)
切り込み深さ 63mm ←
(45度)
重量 48kg 28kg
スライドテーブル 標準装備 ←
脚 標準装備 ←
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(ここまで。基本的に単位は日本流にしてます。)
テーブルが小振りになって、若干キャパが小さくなっています。が、本当の違いは内部にあります。
BT3100とBTS15のカタログに出てこない最大の差は、BT3100がベルトドライブであり、BTS15がダイレクトドライブであると言うことです。ノコ刃をモーター直結にすると構造が簡単になるのですが、モーターの振動や軸振れが刃の振れの原因となり、切断面の荒れや精度にもろに影響してきます。
あと、ルーター(トリマー)取り付け口がBT3100は一応標準装備でしたが(いろいろモディファイは必要のようでしたが)、BTS15にはありません。
と、ここで冷静に考えると、「スライドテーブルが付いてる汎用モータ直結タイプのマルノコ盤」と言われれば、日本でも売られているものがあるわけです。ついでながら「トリマー取り付け口のあるマルノコ盤」もありますね。
というわけで、あえてBTS15を買う気なら今のチャンスにBT3100かな、というのがワタシの私見。但しTAMA CRAFTさんだと、為替レートの関係で7万円弱とかなり微妙に高い。私自身は今回見送る可能性が大です。
と言うわけで、Craft Toolsさんの事実上のバーゲン価格で買った人が、今回のラッキーさんでしょう。
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