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2006.02.26

Multico 角ノミ盤 PM12 ツールレビュー後編

先日、Multico 角ノミ盤の第一印象を記しましたが、やっとキリが入手できまして、試運転をすることができました。

060225a購入した角ノミ。
中橋製作所小林式角ノミです。PM12のシャンク径は19.0mmで、日本のキリが使用できます。チャリダーさんのところで角ノミの切れ味の議論を拝見し、日本の刃を使いたいと思ったためにMulticoの購入を決断したという部分はあります。

購入先は、かなり探しましたが、アルデさん。兵庫県三木の工具屋さんで「建築」寄りではありますが、手工具の品揃えが良くオススメです。但し今回は角ノミは主要サイズがほぼ全滅(メーカー在庫切れとのこと)で(残念)、最終的には12.7mmの1本のみお願いしました。PM12は12mmまでのハズなので、ホントはスペックオーバー。

060225bチャリダーさんのところでもありましたが、小林式は外国製のものとはひと味違い、外側(角ノミ)は「中も四角い」のです。切りくずが粉ではなくて剪断型の切りくずの形で出てきますので、キリ自体の切れ味も1ランク違うようです。

060225cMulticoに取り付けました。
残念ながら、補助錐が少し長いので切る必要があります。外側角ノミのシャンク部分から補助錐上端までが104mm以下になるように、金ノコなどで切ります。

060225dSPF(2×4)の端材に適当に開けた結果です。壁面はシャープです。その他、オバンコール、ホワイトアッシュなどの硬い材も試してみましたが、焦げもせず、肩すかしを食ったようにスイスイと開きます。刃物が良いのか機械が良いのか分かりませんが、デルタの同クラス+付属のキリの構成より良さそうという印象です。

但し、運転中はかなりの音量で「キーキー」音がします。深夜にやるのはちと辛い。不思議と切削を始めると音がやむのですが、どこかが擦れているようです。Multicoの回転数が高いせいかも知れません。

予想以上に、切削が終わった後の刃の「抜け」が良く、感心しました。直角も出ていない端材に開けてもすっと抜けてきます。機械自体の精度に加え、特に材料押さえが堅牢でかつ精度がしっかり出ているためだと思います。

総じて、キーキー音以外はかなり良い印象を持ちました。ろくに製材していない端材で試したので、フェンスの評価はしておりませんが、この辺りに精度を求める向きは、早晩改造に着手することになるのではないかと。

小林式のレビューなのかMulticoのレビューなのか、最後はよく分からなくなってしまいましたが、やっぱり刃物は大事だねっという感じで以上です。

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