スピード木工(4) - Miller Dowel
木ねじ+ダボ埋めというのは、仕口を考えるのが面倒になった際によくやる常套手段ですが、下穴→木ねじ→ダボ打ち込み→ダボ頭削り、と、「手抜き」と言いきるには結構面倒なやり方だと思います。特にダボをツライチに削るのは結構気を使います。トリマーを使うと早いのですが、セッティングも面倒です。
Miller Dowelは、製造元ホームページで写真を見て頂ければ一目瞭然と思いますが、独特の形状の木製の釘を、接着剤と併用して打ち込む方法です。最終的な外見は、木ねじ+ダボ埋めと全く同じような外見になりますが、ダボを改めて埋めなくて良いので手間としてはかなり軽減されます。錆が問題となる屋外用の作品にも重宝しそうです。
使用レポートはこちら。
下穴に独特なステップドリル(刃)が必要ですが、普通の電動ドリルで使えますので、工具としてはこれだけです。
樹種としては、レッドオーク、ブラックウォルナット、バーチ、チェリー、イペ、パープルハート、チーク、マホガニー、ホワイトオーク、あと Black Locustって何だろう(→(4/27)ニセアカシアらしいです)、以上10種があるようです。思いっ切り色の違う木を埋めても良い感じになるでしょう。
製造元ホームページにはオンラインショップもありますが、残念ながら米国内のみの対応です。右下に取り扱い小売業者が順番に出てきますので、見覚えのある店が出てきたところですかさずクリックです。
| 固定リンク
「テーマ別木工」カテゴリの記事
- 【木工と安全】その日の木工をやめるべき11の兆候 ほか(2010.04.11)
- バンドソーブレードカバー(2009.12.13)
- 電動工具の騒音 実測データアップデート(2009.11.13)
- ルータービット折れた(2009.11.11)
- 最初に揃える機械(FW)(2009.08.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント