« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005年3月に作成された記事

2005.03.28

勝手にツールレビュー(8) - ビスケットジョイナー

先日スピード木工で紹介したビスケットジョイントですが、日本で購入できるビスケットジョイナーについて、例によって少ない情報で勝手に偏見でツールレビューを書いてみます。この種の機械で本当の意味でスピードを追求するには、やはりそれなりの「精度」が必要と思いますので、その辺りに着目してまとめました。

(1)バーモントアメリカン ~1万円

最も安価にビスケットの便利さを実感する方法は、バーモントアメリカン社の、トリマーやルーターに専用の治具と刃物を取り付けてビスケットジョインター代わりにするという製品。以前は入手経路が限られていましたが、最近はネットやホームセンターでよく見かけます。

ビスケットというスピード木工目的のグッズの割にはセッティング(付け外し)が面倒です。でも、よく考えたら安物のトリマーを1台買って専用機にしてしまうという手があり、それでもホントの専用機より安く上がるかもしれません。角度は調整できません。

(2)マキタ 3901 ~4万円

マキタ 3901
国産ではマキタのものがよく見られ、ほぼ唯一の選択といえるかも知れません。
評判は概ね良いようですが、いろいろ教えて頂いているたけさんから、フェンスの平行度にガタがあるとの評があります。フェンスの操作自体はやりやすいとの海外での評判です。

(3)PorterCable 557 4万円前後

私は、検討の結果これを購入しました。国内ではいずれも高価ですが、個人輸入だと4種のミックスビスケット付きでざっと3万円くらいです。

以前の記事に詳細を記しました。フェンスはフェンス部は2本の丸棒のレールに沿って動く構造で、かつてっぺんのネジをマイクロアジャスターのようにくりくりと回して移動するタイプになっています。そのため、この機種ではフェンスは使用中ずれたり歪んだりすることもなく、使用中は全面的に信頼して作業できるレベルにあると思います(まだあまり使用回数が少ないので断言はできませんが...)。集塵機なしでは1回集塵口が詰まりました。

(4)Dewalt DW682 ~3万円

タマクラフトが推薦していることから、持っている方も結構多いのではないかと推測されるこの機種。実際にタマクラフトから購入された人を知っていますが、何故か知らないがフェンスがネジをいくら締めても作業中にずれてくる、と仰っていました。上のマキタも然りですが、この種の不具合は個体差やマイナーチェンジなどがあるので何とも言えませんが....。

(5)KERV ビスケットジョイナー  3万円

オフコーポレーションからオリジナルブランドで売られています。小さい写真から判断するにFreudのJS102あたりとよく似ていますが、他に情報がないのでよく分かりません。

(6)Lamello

ビスケットを語る際にラメロは抜きにできませんが、いかんせん高価すぎて手が出ません。
でももの凄く精度は良いとのことで、オークションではかなりの中古品でも結構な値段で流通しています。何でも、「ラメロの純正ビスケット」というのもあって、それも1枚1枚もの凄く精度が良いとかいう噂。

(7)トリトン ビスケットジョイナー

ユニークな製品で知られるトリトンのビスケットジョイナーは、これもユニークで、トリトン社のルーターテーブルに取り付けるアタッチメントとでも称すべきものです。ビデオを見なければどんな風に動作するのか原理がよく分からないでしょう。あえて表現すれば「現物合わせを地で行く機構」という印象です。テーブル使用前提なので、大物や組んでいる途中の状態では使用しにくいでしょう。

まとめ

さて、私の偏見ベストバイですが、いろいろな評判を見て、今回は私はポーターケーブルを選択し、今のところそれは値段相応であり間違ってはなかったと思っています。

但し日本ではビスケットジョインターは高価すぎると思います。米国では最近$59のビスケットジョインターが出たようです(残念ながら米国内のみ対応)。日本では接ぎ矧ぎは手仕事できっちりとやることが良しとされる風土の中、ビスケットジョイントがあまり普及しないせいかもしれません。でも、こんな便利なもの、もう少し値段もこなれて一般的になってしかるべきものと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.24

スピード木工(1) - ビスケットジョイント

makita3901スピード木工の各論に入ります。月並みですが、効率的な接合と言えばどうしてもビスケットを最初に挙げざるを得ないでしょう。(写真はマキタ 3901

ビスケットジョイントは、個人的には、現代の木工界(?)の魔法の接着剤、とでも称されるものと思います。ビスケットと呼ばれる特徴のある形のブナの圧縮材を、接合する部材の双方に専用の工具で掘った溝に入れて圧着する方法です。接着剤の水分でビスケットが膨張し、強固な接合が得られます。雇いサネ矧ぎとダボ接ぎの良いとこ取りのような印象ですが、コンパクトな専用工具があり、それを使えばほぼ誰でも簡単にできる点が優れものです。

当社調べによると、弊ウェブログをご覧の方は、ほとんどの方がビスケットジョイントをご存じかもしくは食べたことさえあるとのことですので、細かい説明は省略します。使い方は板接ぎ以外にもいろいろで、このサイトの「加工例」を見て頂ければ有用性が理解頂けると思います。専用機であればフェンスの角度を変更できるものもあり、留めやいろいろな角度の接合にも対応できます。

外側からは、木ねじはおろか何も見えません。「ここの仕口どうやったの?」なんて言う質問は、ビスケットの前にはもはや無力なのです。

と、ビスケット乱用に微妙に警鐘を鳴らしつつ(?)、項を改めて、ビスケットジョインターのツールレビューを掲載したいと思います。

つづく。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.03.23

今日の研ぎを淡々と記録するよ

製材でカンナを酷使しているせいか、研ぎ方を忘れていたせいか、すぐ鈍っってしまったのでまた研ぐ。

カンナ  : 平 3
所要時間: 1時間

だいぶ思い出しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.21

ニセサイクロン続報

先日紹介したゴミ箱ニセサイクロンですが、あの後気を取り直して、もう少し気密性を上げるような手直しをしてみました。すると、65mmのホースの先端でもそこそこ迫力が出てきました。ちょうど自動カンナを使うチャンスがあったので、自動カンナの集塵に挑戦しました。
050321A部屋fが狭くて上からしか写真が撮れなくてすみません。デルタ純正の集塵アダプタから、100→65mm変換継ぎ手を介し、先日のニセサイクロンに接続します。

050321B意外と、詰まることもなく調子よく吸ってくれました。角材10本程度の分決めをしてみたところ、手前側には、この程度屑がちらかりました。空運転中にどこからか手前に飛ばされて来るのです。これはこの機械の特徴なのかも知れませんが、材料と定盤の間に木屑がはさまると厚み精度が落ちますので、改善をお願いしたいところです。(風量を上げればカバーできるのかな。)

050321E反対側は全くきれいです。集塵ナシであれば今頃そこら辺り一面木屑が山と堆積している頃ですので、個人的には十分うれしい結果です。

050321C開けるとゴミ箱半分ほどに屑がたまっていました。

050321D掃除機側への「おこぼれ」は、掃除機の紙パックを開けてみると、このくらいでした。手づかみで片手一杯くらいの量ですからまあ知れています。

自動カンナは、大きな屑も勿論やっかいですが、特に細かい粉塵が部屋中に飛散するのがひどく、集塵ナシでは部屋中真っ白になるので閉口していました。今回、周囲への粉塵のまき散らしもほぼなくなり、良い感じです。

と言うことで、フタ自体は安っぽい値段相応のモノでしたが、少し工夫すれば使い物になりそう、という感じです。但し、あえて輸入するほどのこともなく形をマネしてDIYすることを検討されたらよいと思います(私はものぐさなので)。

あとは、このオンボロ掃除機で、加工幅一杯の板材を製材してもパワーが及ぶかがちょっと心配。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.20

今日の研ぎを淡々と記録するよ

カンナが全部切れなくなったので、区切りが悪いが仕方なく研いだ。

カンナ  : 平 3
のみ   : 追入れ 1
所要時間: 1時間

最近サボってたので、明らかに下手になった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.18

スピード木工 - 序論

静かな木工はこの辺でひとまず終了と言うことにして、新シリーズ。

木工を趣味とする人には方向としては2種類あるように思います。一つは「日曜大工」「DIY」と同義で、自分もしくは自宅で必要とする「もの」を手づくりで実現していくタイプで、作り方はスピード優先。もう一つは、指物みたいなものを、プロセスを楽しみつつじっくり作るタイプで、基本的に作品の使用目的はあと付け(もしくは無いに等しい)。

後者の場合、どうしても「クギ(含む木ねじ)を使わない」工法にこだわりがちになります。家具屋に行っても「ちっ、こんなとこに無粋にもボルトなんて使っていやがる。」みたいに一人斜に構えて独り言を言ったりする人いませんか。(と言うかハイ私です。)ついでに、ノックダウン家具まで嘲笑する人もいますが、冷静に考えれば、ノックダウンはどう考えても流通コストのメリットからそうしているのであって、発想としては別と思います。

それはさておき、どうしても、ひとに頼まれてとか、自宅で必要に応じて何かを作る場合とか、ある程度の効率とスピードが要求される場合があると思います。それでも、「合板に、見える位置に木ねじをビシビシ」では、さすがに見映え的にも、ウッドワーカーを自称する者が作るものとしてどうかな、とも思います。

そこで、今回は少し目先を変えて、手抜き、もとい、効率的に木工をするグッズなるものを、いくつか紹介してみたいと思います。題して「スピード木工」。手がかかるのは接合だけではないですが、とりあえず今回は特に「接合」に焦点を当て、少なくとも「クギは見えない」ような接合方法に関するグッズ(工具、治具)を中心に紹介します。

前もって白状しますが、今回のシリーズについては、ほとんどの商品を私自身は所有していません。いつも他のものに化けてしまいます。その意味では今回紹介するものたちについては、実際の便利さや使用感を保証できないことをお含み置き下さい。

また、もし購入された方がいらしたら、その都度、使用レポートをコメントなどでお寄せ下さると幸いです。

今日は予告編まで。

<予定記事memo>(あくまで予定です。)
 ビスケットジョインター
 ポケットホール
 ルーズフィットテノン
 ダボ接ぎ関連
   ・Cabinetmaking system
   ・Miller Dowel
   ・COMPRESSION DOWELS

(3/19追記)
タイトルがしっくりこないので変更しました。昨日もさんざん悩んだのですが、カンタン木工、イイカゲン木工、手抜き木工、お気楽木工…、既にいずれもどなたかの専売特許になっていますので...。悩んだあげくの結果です。

また気が変わるかも知れません。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.03.14

IRWINパイプクランプ

「木工家は一生十分な数のクランプを持つことができない。」

という格言が英語圏にあります。(この木工ジョークは、クランプのハナシの際に必ずしなければならないキマリらしいので、とりあえずあげときました。)ワタシも、また少し買い足してしまいました。

パイプクランプは、自分で好きな長さのガス管を準備して、それに取り付けて使うというタイプのクランプです。好きな長さのクランプができるので、大物を作るときにはその強力さと相まって、経済的で非常に頼りになる、プロの木工家にも多く使われているものです。Ponyがその代名詞となるほど有名ですが、海外ではいくつかのメーカーのものが入手可能です。

Ponyを始め、多くのメーカーのものは、ガス管は少なくとも片方はネジを切っていないと取り付けられませんが、今回、ネジを切っていない「ただの管」でも取り付けられるタイプのものがある、と複数から噂を聞き、調査して購入してみました。

050313A上がPony、下がそのネジなしパイプ用クランプで、IRWINのQUICK GRIPという商品名です。(3/16追記: 正しくは、QUICK GRIP Pipe clampです。IRWINのクランプは、全種類"QUICK GRIP"という商標が付いているのでした...。)Ponyより一回り大きく、持った感じもずしっと重たいです。Ponyはヘッドの方はネジが切ってあるだけの簡単な構造ですが、IRWINの方は、反対側(テールストップ)と同じくクラッチディスクを使用して固定します。

050313B上から見ると、IRWINの方が「脚」が一回り大きく、平置きした時に安定感があります。矧ぎの時などには重宝しそうです。パイプの位置もPonyより若干高いところに来ます。クランプ面も幾分Ponyより広いです。重たいのは上記の構造上の理由かとも思いましたが、敢えてそのように設計しているようです。

050313C上から見ると、Ponyのスマートさがよく分かります。クラッチディスクもIRWINの方が一回り大きいです。かと言ってPonyで不具合を感じる機会はさほどないでしょうから、強度的にはPonyで必要十分なのでしょう。デザインもPonyの方が全く飾りも素っ気もないシンプルなデザインです。

ガス管は、「パイプクランプ用」と称して適当な長さで片方ねじ切って売ってるモノは、どこも結構な価格を付けているのですが、入手先が見つかりさえすれば、実は素管自体は確かに安価なのです。ネジ切りが必要なければ、長さカットだけなら安くやってくれる業者もあると思いますし、心得のある方(もしくは力自慢の方)は、自分で素管を買って切る手もあります。この意味で、欧米がどうなのか知りませんが、日本ではこのタイプがトータルコスト的には最もリーズナブルになると思います。長すぎると思ったら、使ってる途中で切ってしまっても両方とも有効活用できますし。

クランプの値段ですが、実は海外では、Ponyとほとんど同じ値段で売っています。
長すぎるPonyをちょん切ってしまって鉄パイプだけが余っている貴方、1本如何ですか?

Fine Woodworking誌には、シメている時にヘッド部分が回る(ので良くない)、と書かれていましたが、少し使ってみた限りではそんなこともなく、もう少し使って様子を見たいと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ところで

「静かな木工」シリーズ、この辺で一旦終了して良いでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005.03.09

ゴミ箱(ニセ)サイクロン

最近になって、集塵と防塵を少し真剣に考えるようになりました。きっかけは自動カンナ。あれはもう、屑とホコリの面では最悪の機械であり、集塵なしでは準備(養生)と後片づけ(掃除)の方が、本体作業より長いのが実状です。

とは言え集塵機を買う心と費用の余裕がないので、とりあえず、まずは今ある掃除機で何とかできるものかどうか、試してから集塵機の購入を考えるということにしました。

ゴミ箱を使って2ステージ集塵をする方法は、いろいろなところで紹介されています。オフコーポレーションのMTBマガジンでも専用の「フタ」が販売されています。但し、これは90Lクラスのポリバケツを使うとのことでかなり大きく、ワタシの作業スペースではあまりにも大げさすぎて、敬遠していました。

自分で作れば良いのでしょうが、海外でこれの「ミニ」版を見つけたので、買ってみました。ホースや、足りない部品はオフコーポレーションや、ホームセンターで調達して、こんな感じになりました。写真の隅に写っている灰色のホースが掃除機のホースです。
050309A  050309B圧損も勿体ないですが、どうせ掃除機だと風量も出ないと思い、悩んだあげく、中途半端な65mmφのホースを基本にすることにしました。

自動カンナは夜中には出来ないので、とりあえずバンドソーで試運転。
050309C部屋が狭くていろんなものが写っていてスミマセン。これまでは定盤の下のガイドベアリングのところに自作の吸引口を付けていたのですが、折角なので4インチダストポートに付けてみました。

印象としては、やはり掃除機では風量が少なく、迫力がありません。少しはゴミ箱の底に溜まっていましたが、ブレードの帰りの巻き上げがまだ多い。ここのダストポートから集塵するのであれば、有無を言わさずにごうごう引っ張る風量が必要だと思います。期待はずれな予感ですが、今度の機会に自動カンナで試してみて判断したいと思います。

フタ自体について少し補足。

カタログには、5ガロン(20Lくらいですか)のバケツの径に合うとの記載があり、詳細を聞くと「5ガロンバケツの外径は、298.5mmです。こっちでは一般的なもので、よくこれにピクルスなんかを詰めて売ってるヨ。」とのこと。...20リットルのピクルスを輸入する気にはならなかったので、日本でプラスチック製のゴミ箱を探しました。少し径は小さかったので、ホームセンターの引き戸用すき間テープですき間を埋めています。

65mm径の穴が2つ開いています。日本の65mmφのホースは、内径が65φなので、残念ながら惜しいところで、入りません。写真で見て分かるとおり、はめ込み部分のみ塩ビ管を購入して、さらに少し穴を広げて、はめ込みました。この製品は、ホントに穴が開いているだけです。特別にホースを止めるような工夫はなく、裏側も空気の流れを制御するような構造も全くありません。ただの「こんな形のプラスチック成型品」という風情で、値段相応のモノです。これならいっそ自作した方が良かった。

ちなみに、穴を広げるのは、軸付きサンダーを手持ちの電動ドリルドライバーにつけてやるといとも簡単です。その他のプラ製品はバンドソーですいすい切れます。ちょっと不安定ですがホースも切れます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.08

静かな木工(7) - 静かに縁取り

中国から帰ったら子供が、次いで妻がインフルにやられまして、さすがに夜中木工はできないのでウェブログの更新でもしようかと。

さて、縁を面取りしたり、丸くしたりするのは、最近はどの本を見てもトリマーでやることを勧めています。トリマーは最初の頃に紹介したように、作品のレベルが1ランクアップするように感じられる便利な工具です。しかし、たったのこれだけ削るのに、この仰々しさと騒音は如何なものか、と、静かな木工研究家を自負するワタシとしては常々思ったりしています。

と言うわけで、今回は、静かに縁取り、面取りする方法を昔ながらの方法を中心に挙げてみたいと思います。

(1)角面取り
角面取りまでいちいちトリマーを使っている人はあまりいないでしょうが、普通の小ガンナでは角度や面取りの大きさが定まらず、何となく「まあこんなもんかなあ」と思いながらやっている人は多いと思います。

050308A面取りカンナは、ホームセンターでも安価なものを中心に見かけます。角面取りカンナは、面取りの大きさがネジで調節できるものがほとんどで、安物でもそこそこ使えます。但し、安物だと面取りの大きさの設定機構が少し頼りなかったり、逆目が出たりすることがあります。いろいろ物色しましたが、結局写真のような一般的な(そして少し高価な)タイプが使いやすいと思います。

楽天では、この辺り。自由角面取鉋  家本 角面取り鉋 普通  他にもあります。

(2)丸面取り
丸面取りは、手作業であれば、少し面倒ですね。
小ガンナで少しずつ角度を変えて面取りをしていき、角面取り(八角形)→16角形→32角形・・・・とやっていって、最後はサンディングで丸く仕上げるのが一般的です。この方法だと、丸みの大きさ(R)を一定にするのが難しいと思います。私も、その日の気分によって丸みの大きさが変わるので、なるべく丸面取りは全部いっぺんにするようにしています。

050308B丸面取り用のカンナは、もちろん専用のものが市販されています。丸みの大きさ(R)は刃によって固定で簡単には変更できません。特殊な形状なので研ぎも難しいです。写真のは中古で入手しましたが相当年期入ってます。

05k5030s1Veritasから、丸面取り工具として、コーナリングツールというのが出ています。これは4種類の丸み(R)に対応しており、研ぎ治具も同梱しています。簡単な構造で値段もそこそこで、「あのVeritasの商品だからきっと使えるだろう」と購入してみましたが、研ぎが下手なのか、特に針葉樹系に切れ味が良くありません。刃の角度が思いっきりローアングルになるので、逆目だと木目に沿って割れてしまうのです。両方に刃が付いていて、押しても引いても使えるようになってはいるのですが。何度かトライしましたが、現在は使っていません。

(3)その他の意匠
その他、ギンナンとかヒョータンとかサジとかの断面形状、洋家具やカントリーで見られるような縁取りは、現在ではトリマー以外には考えられません。昔のヒトはどうやっていたんでしょうか。やはり一つ一つカンナを作って組み合わせてたんだろうなあ。

05p0401g1その他、欧米でビードと呼ばれる装飾を施すのに、罫引きの先にスクレーパーが付いているような工具を見かけます。自分でも作れそうです。実際、刃物はそんなにシビアではなく、木片にクギを打ち付けてクギをヤスリでとがらせてやる方法もあるようです。ビーディングはあまり日本では見かけませんが、あまりゴテゴテしないで1本くらいラインを入れてみると、作品が1ランク オサレになります。(写真はVeritasのビーディングツール。)

ワタシは、基本的に角面取り程度のスキッとしたデザインが好きで、角面取りカンナだけは常用しています。丸面取りカンナは、もとよりデザイン的にあまり登場する機会がなく、ほとんど使っていません。

結局、うるさいけど、角面取り以外はトリマーを使うのが最も効率的なのかなあ、と考える今日この頃です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.04

ただいま

先ほど、中国から無事帰還しました。
ネコ脚と、金銀パールのインレイと、明朝家具と、まーぼーどーふの中国です。

落ち着いたら記事更新を再開しますので、またよろしくお願いします。 謝々。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »