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2004.08.05

据置き機械の導入(6) - 手押しカンナ

JT360(画像はまたデルタ本家より)
手押しカンナは、凸凹あるいは反った材料の一面だけを削って平坦にする機械です。平らな定盤の中央にほぼツライチで回転する刃が付いており、定盤に対して凸の部分を削り取っていくことで最終的に平面を得ます。

先日紹介の自動カンナは、原理的に反りを矯正できませんので、順序としては、手押しカンナが先で、手押しでどちらか一面を平らにしてから、自動カンナで反対の面を平行にかつ平らにする、という手順になります。

また、フェンスが付いており、ある面に対してある面を直角(もしくは任意の角度)に平らに削ることもできます。ある幅の板を、接着剤などで貼り合わせて広い一枚の板にするのを「矧ぐ」と言いますが、矧ぐ面は、きっちり直角にかつ真っ直ぐにする必要があります。これを手カンナでやるのは楽しくも難しい作業ですが手押しカンナがあればこれが機械でできるようになります。

アマチュア用にポータブルのものが数タイプあります。その他は据え置きタイプです。据え置きタイプは誘導モーター採用で、騒音も格段に静かです。

機械を見てもらうと、上述のように「定盤の平坦度を材料に転写?していく」という原理であることが一見して分かります。従って定盤の精度と堅牢度が最も重要です。定盤は、オール鋳鉄のものが最も精度が高く好ましいのですが、価格クラスによっては前後のテーブルにプレス材が使われたりします。

テーブルが広ければ広いほど、特に大きな材料を加工するときに安定します。よく言われているのは、「その機械で何とか加工できる最大サイズの目安は、テーブルの総長さの2倍」であると、言われています。

加工幅が広いほど良いのですが、残念ながらアマチュアが入手できそうな価格帯のものは6インチがメインで、その上の8インチになるとプロ用となり突如値段が上がってしまいます。そのためムリして幅広い材料を加工するよりは、幅広の材料を一度半分に縦割りしてから手押し、自動をかけて、その後に矧ぐという使い方をしている方も多いようです。

材を矧ぐことが多い場合は、フェンスを多用しますのでフェンスの精度も重要です。フェンスも鋳造の方が良く据え置きタイプではほぼ全てが鋳造です。フェンスの調整機構はいろいろ新しい方式も出ているようですが、現時点ではラックアンドピニオン式を選んでおけば失敗はないと思います。

刃がこちらを向いてぐるぐる回っているので、安全対策が必須です。プッシュブロックを必ず使用します。上記写真のデルタ(JT360)では、中央に赤色で見えているのが安全カバーで、その下に刃があります。材料を進めていくと自然とカバーは横方向に開き、材料が通り過ぎるとバネで閉じるようになっています。

スミマセン。酔っぱらっているので、これくらいで勘弁してください。

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