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2004年6月に作成された記事

2004.06.27

勝手にツールレビュー(4) - 木工旋盤

旋盤が来た次の朝、知恵熱で倒れてしまい、「木工禁止令」が出てしまいましたので、こっそり、今回の旋盤の機種選定の経過を、勝手にツールレビューとして、まとめてみました。

旋盤は、果てしなく奥深い領域のように思え、何となく踏み込むのを躊躇していましたが、作品の部材の一つとして、丸いモノが欲しいことが度々あり、購入を検討することにしました。とりあえず、簡単な形状の丸棒が挽ければ良いや、と言う観点で選ぶこととし、作業場スペース上、脚なしの小さめの物を探します。

(1) ミニ旋盤

LA200(画像はデルタ本家より)
欧米では、Midi LatheもしくはMini Latheと呼ばれる、作業台上にちょんと置いて作業できるカテゴリーの製品が結構あります。日本語ではミニ旋盤。いわゆるPenLahte(「ペン用旋盤」?)とは違い、もう少し大きくしっかりしています。ある程度評価が分かり入手できそうなところで下記3機種くらいがあります。

(a)デルタ LA200
(b)JET JWL-1014
(c)Teknatool Nova Mercury

これらは、本体だけでは長い棒を加工できず、家具用途には帯に短しという感じを受けます。しかし、延長ベッドという別売りアクセサリーがあって、これを付けると椅子の前脚くらいまでは十分対応できるようになります。ここが最大のポイントで、私が旋盤購入を考えたのもこのカテゴリーの製品を知ったからです。

デルタ、JETはほとんど同等の仕様です。Nova Mercuryはこのクラスで唯一、外側にフェースプレートを付けることで大口径の器を挽くことができ、利用価値が高いです。但し本体は残念ながら特に長さ方向に一回り小さい。

この中では、ワタシはJETが良さそうと思いました。理由は(1)デルタよりも軽量であること、(2)作りの細部がしっかりしているらしいことの2つです。重たい方が安定するとは思いますが、使用形態としてテンポラリーに作業台に置いて使うような形を考えていたので、持ち運びには軽い方が良いかと。(2)はあくまで風評です。

入手先ですが、デルタは個人輸入の他、日本の業者数社からも購入できます。JETは国内業者では扱いがなく個人輸入が前提。Nova Mercuryは国内で「池田」という木工旋盤関連の老舗から入手できるようです(ホームページはなさそう)。国外では見あたりませんでした。デルタとJETを個人輸入で海外数社に見積もってもらったら、どちらもまあ同じくらいのようでした。

(2) アジア製 廉価クラス

上記ミニ旋盤、特にJETのはかなり欲しかったのですが、今後バイトや付属品も買わないかんしな~、と思うと少し予算的に心細くなり、次にアジア製の廉価クラスの旋盤を探しました。ネット上の調査で出てきたのが下記の2種です。

(a)レクソン WL-12A
   (下位機種のWL-6Aは、無段変速ですがユニバーサルモータとのことです。)
(b)ナカトミ産業 WT-300

調べていくうち、だんだんこの辺りでも十分かという気分になってきました。パイプベースの物は基本的に剛性に劣り初心者向けらしいですが、初心者だしまあイイか、と。この前、旋盤をお借りした際に、単純な形状のスピンドルであればそんなに剛性や精度はなくても良いな、と実感として感じたことも一因です。(むしろチャタリング防止が先決。)

(b)のナカトミ産業のものが、多分一番安く、ネットで2万5千円くらいからあります。かなり機械に手を入れないとダメそうですが、ワタシは安さに引かれて結局これを注文してしまいました。もう一つ大事な理由は、パイプが2分割になっていて、普段は「ミニ旋盤」として使用し、長物加工の時はパイプを連結して使う、ということができることです(作業場が狭いので)。パイプ1本での全長は、830mmくらいです。また、期待通りこの機種は、外側にフェースプレートを付けて大口径の加工も可能という、仕様だけは欲張りな仕様になっています。
wt-300(パイプ1本状態。手前が延長パイプ。)

ナカトミについては、ウィークポイントと改造方法に関する情報が結構あり、これも背中押しの材料の一つになりました。今、鯛工房(旧「小国木材加工研究所」)さんの記事(こことかここ)を、改めて穴が開くほど読んでいます。実はこの辺りのクラスに目を向けたのも、鯛公房さんの記事を以前読んでいたからでした。
あともう一件 Craft House まなさん

(注:鯛工房さんの記事にもあるように、つまみ類は既に金属製に変わっているなど、大部分のマイナー不具合は既に修正されていることを付記します。)

(3) その他
その他、ホームセンターなどで、国内メーカ?のものがいくつか見られますが、評判がよく分からないのと、ナカトミの安さに目がくらんで、今回はパスしました。

まとめ
と言うわけで、「非ウッドターナー」向けの木工旋盤、お勧めベストバイとしては、ナカトミ...と行きたいところですが、デルタのミニ旋盤、ということにしたいと思います。JETも良いのですが、国内での入手容易さを考慮しパスします。

そういう私は既にナカトミなわけですが、ナカトミは、実際に数日触って考え、知恵熱まで出した結果として、この旋盤だけはホントに改造しないと使えないという結論に、近い将来に達するであろう気がしています。だから、オススメしないわけはありませんが、手放しではお勧めすることはできないと思っています。

但し、上述のように既に簡単に対処できる方法がインターネットなどで明示されていますので、それらを読んでこれくらいならできる、と思う方は、購入する価値があると思います。(まあ木工旋盤買おうと思う人ならダイジョブかな。)個人的には、2万円台で木工旋盤が手にできるというのは、それはそれでかなりスバラシイことだと思います。

旋盤メインの「ウッドターナー」の皆様には、もっと別な選択があると思いますが、あえて今回はあまり旋盤に重きを置かない人を想定してのツールレビューとしてみました。

途中から例によって、お勧めしてるのかしてないのかワケが分からなくなりましたが、とりあえず以上です。

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2004.06.25

一家に一台木工旋盤

注文していた木工旋盤が到着しました。
購入したのは、木工旋盤で最も安価(当社調べ)なナカトミ産業WT-300です。
(機種選定の理由は、また別途報告しますけど、何はさておき貧乏なので...。)

箱から取り出してそのまま地べたに置き、取るものもとりあえず、その辺の端材をチャックして、気が付いたら感情のおもむくまま削っていました。
試運転のつもりで、四角しかも長方形の材料だったので荒削りが時間かかりましたが、これがその感情の産物。題して、「ミニのべ棒」。
nobe1
名誉のために付け加えますが、全て目測のフリーハンドです。

例によって真夜中にやりましたが、騒音は、誘導モーターのベルトドライブなので空転時は静かです。但し切削時はちょっとうるさい。真夜中にはぎりぎり許容範囲ではないかと思います。全体が振動しているので、台を作って、きちんと固定すればかなり改善されそうな気がします。

何せ付属のバイトが8本揃いも揃って全然切れない。切削と言うよりはむしろ、何かバリバリとこそげ落としてる気分です。研ぎも把握できていない私が言うのも何ですが。

安物ゆえ、その他いろいろ気になった点はありますが、こちらの間違い・勘違いもあるかと思いますので、その辺はもう少し使って調整をきちんとしてから報告したいと思います。

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2004.06.23

Tage Frid 逝去

Tage Frid Teaches ...で有名なTage Frid(え、有名じゃないですか?)が、5月にお亡くなりになってたみたいですね。
88歳、アルツハイマーとのことです。

合掌。

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2004.06.20

旋盤注文しました。

あ~旋盤欲しいとか言ってたら、勢い余ってとうとう旋盤注文してしまいました。

この後、通常の記事に並行してリアルタイムで「旋盤奮闘記」をお送りします。
とりあえず、旋盤を究めることは考えず、作品の部材で、丸いモノが必要になった時に旋盤も使える、くらいのスタンスを目指します。

今日は、以上です。

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2004.06.17

勝手にツールレビュー(3) - バンドソー

バンドソーのハナシの続きで、日本で入手できる木工用バンドソーについて、ワタシの勝手なオススメ機種をランク別に紹介します。

(1)14インチ

アマチュアの本格木工では、このサイズが最も一般的でオススメランクです。
14インチでは、日本で入手できることを前提にすると、下記の機種くらいが挙げられます。(リンク先は日本での入手先の一例)

デルタ 28-206JP
Grizzly G0555
KERV BS-14
メタボエレクトロベッカムミニ

デルタの14インチは、米国でこのクラスの標準機として認識されてきた経緯があります。今気付いたのですが、28-241がモデルチェンジして大幅値下げしています(マイターとフェンスは別売りなので要注意)。デルタは最近、着々と値段を下げてきています。アジア諸国への進出がその理由とされていますが、品質が落ちなければ良いのですが...。

Grizzlyは、実際には東南アジアで生産しており、そこそこの品質でまあまあ安いのが特徴です。但しバンドソーは強烈な「いわく付き」であり要注意(「顛末記」参照)。BS-14はオフコーポレーションのKERVブランドで、最近追加された14インチのバンドソーですが、これは実は全くGrizzlyと同じモノです。但しモータは日本仕様で安心。為替にもよりますが、実はどちらから購入してもほぼ同じくらいの値段になります。私はGrizzlyを所有しており、知り合いがKERVを所有されておられますが、概して不満はなく、値段の割にしっかりした、良い製品だと思います。

メタボのエレクトロベッカムミニは今回調査で発見しました。サイズから言うと14インチ相当だと思います。メタボは常に高価ですが、「ミニ」であればまだ購入できる範囲内の価格ですかね。ブレード周長は微妙に非標準サイズのような気が...。

(2)9~10インチ

このクラスは中途半端なイメージがありますが、用途を割り切れば(=小物の加工中心、幅広の挽き割りはしない。)、場所も取らないし、結構多機能に活躍して重宝すると思います。廉価帯の卓上テーブルソーよりは多分ずっと良いと思います(あくまで私見です)。

まず、インターネットを中心に一時活用・改造ネタがもの凄く盛り上がっていたのがレクソンのBS-10K

あるところで税込み3万円ちょいで購入できることと、挽き割り高さがこのクラス異例の18cmと14インチと同等なのがその理由と推測します。但し結構不満点も多いらしく、皆さん大いに改造して使いこなされているようです。熱心な方が多く、頭が下がります。

ヘビーユーザーサイトの一例: このサイトは私もバンドソー購入時に穴が開くほど読みました(バンドソー資料室が秀逸)。
Mokkin のホームページ

BS-10Nは型番が似ていますが別物で3ホイールです。

Grizzlyの9インチG1052はタマクラフトさんが作りのしっかりさに注目しているようです。(「小さな高級車」か?)が、ご本人も指摘の通り惜しむらくは刃の周長が標準サイズではありません。日本での評判はまだ目にしません。

最近の新製品でリョービから、TBS-80というかわいらしい卓上バンドソーが出ました。これも良さそうです。木工教室の作業机に似合いそうですよ先生(って誰?)。
見た感じ、どう見ても2ホイールではなさそうです(4ホイールかな?)。旧型TBS-50に比べて、木工に特化し、かつパワーアップ・プライスダウンしています。

デルタも9インチBS100、10インチBS200LSを出しています。評判は概して良いようです。

(3)18インチ以上

この辺はさすがに持っている方も少なくインターネットでも評判がよく分かりません。個人の趣味ユースでは考えづらく、あるとしても製材専用の2台目、みたいな感じではないでしょうか。

(4)その他
ホームセンターに売っている、糸のこの友達みたいなバンドソー(こんなの)は、上記の機種とは少し用途が違ってくると思います。あまり評判を聞かずよく分かりませんが。

あと、メタボのスイングという変わり者があります。こりゃ~かっちょいいですね。構造が一見して分かるような分からないような不思議な形です。高さ、幅とも900mmと結構大きいです。サイズの割にフトコロが大きいのが特徴でしょうか。でもバンドソーとディスクサンダーが1台ずつ買えてしまいます。今気付きましたが、ベッカムミニとスイングはブレード周長同じですね。

この形状は、ブレード屈曲点が少なくてその点は都合良いのではないかと推定されます。しかし、バンドソーの全てのホイールは、平行に調整する必要がありますので、ホイール数が増えるほど、下手な精度のモノではあっちもこっちもでワケが分からなくなりそうです。メタボなら問題ないと思いますが。
2ホイールが一般的なのは、調整が簡単(感覚的にまだ挙動が理解できる)からなのかも知れません。

と言うわけで、ワタシの一押しベストバイ。
(1)まずはコスト重視でKERVの14インチBS-14。Grizzlyのそっくりさんですが、モータは日本仕様で問題ありません。
(2)もし財布に余裕があれば、堅実にデルタの14インチ。モデルチェンジで改良され、値段も手頃になりました。
(3)機械にがんがん手を入れて、文字通り自分のモノにしたいという覚悟(趣味?)がある人はレクソンの10インチBS-10K、ということで如何でしょうか?

それぞれ、マイターとフェンスの両方もしくはどちらかが別売りだったりしますので、良く見て考えてください。

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2004.06.14

木工雑誌の復活

手づくり木工事典が復活したのは有名なハナシですが、今日本屋で、新しい木工関連雑誌が発売されているのに気が付きました。出版は誠文堂新光社。お察しの通り、2000年に休刊?の同社の「木工房」という雑誌の復刊です。

書名は「WOODY LIFE 週末工房」。「実用一辺倒の『日曜大工』から、自分流のスタイルの「週末工房」へ」、「脱日曜大工宣言」だそうです。

レベルは結構高いレベルで一定しています。お金もないのについつい購入してしまいました。今回は椅子の特集と、デスクトップ木工と称した机の上で作れる小物の特集がメイン。椅子はいずれもホゾや組み手を使った本格的なものです。パソコン通信界で有名な宮本家具工房の宮本良平さんも記事を書いておられます。ってリンク先に既に告示がありました。デスクトップ木工の方は、寄せ木が主で、色の違う細木を交互に組んで、雰囲気のある小物を作ったりしています。寄せ木は組み手部分でノミ(とゲンノウ)を使わなくて良いので、騒音の面から「デスクトップ」向けかも知れないと思いました。

対する「手づくり木工事典」は、廃刊(というか倒産)当時と異なり、復活した第1号は、かなり入門レベルを意識した内容になっています。パラパラとみましたが、「すのこ木工」まで載っているのを見たところで、個人的には購入を断念しました。(6/23追記: Amazonの一般者の書評でいきなりキビシク叩かれてますね...。)

しかし最近、流行と言うほどではないですが、木工というか、日曜大工、DIYが静かにブームとなっていると感じています。そういった方々が最初に手に取る雑誌としては、やはり「新・手づくり木工事典」の方がふさわしいかなとも思います。

但し、この方面は、「簡単カントリー木工」辺りの既存コンペティターとの競合が熾烈そうです。こっちの方がカントリーという<スタイル>で統一されている点で一歩リードかな?この前も若いカップルが、同誌を手に持ちながらあれこれとホームセンターの店員さんとハナシをしているのを見かけました。

失礼ながら会話を小耳に挟むと「ルーターとトリマー、最初に買うのはどちらを買えば良いのか」と!このあたりの本はどれも結構すごいのです。最初は木ねじで可愛らしい棚とか小物の作り方を紹介しているのですが、最後の方では、ルーター当たり前でホゾ組みで医療棚?(これも流行らしいですね)を作ったりしています。

ジグソーはともかく、トリマーなんかを予備知識なく使い始めて、怪我をしたり、怪我しないまでも怖い思いして木工恐怖症にならなければよいのですが....。

新刊の紹介のつもりが長くなりました。

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2004.06.11

据置き機械の導入(4) - 続・バンドソーのススメ

もう少しバンドソーについて補足します。

バンドソーはホイールの大きさで階級分けされています。ホイールが上下に2つある「2ホイールタイプ」が一般的で、種類も多くあります。「3ホイールタイプ」もありますが、木工では珍しく、特にフトコロを広くしたいという要望がなければ、特にオススメできる機種もありません。

趣味での使用で、ある程度の挽き割りもしたいし、細かい作業もしたい、となると、14インチがお勧めです。

10インチ以下では挽き割り高さに制限があるのと、どうしてもホイール直径が小さいので刃のドリフト(リード)も出やすいようです。また、商品設計上、作り的に手を抜かざるをを得ないという事情があるみたいで、精度面で不安があるものが多いです。

逆に14インチより上では、荒っぽい製材(挽き割り)がメイン用途となります。電源に200V(場合によっては3相)が必要な機種が多くなり、相当用途を考えないと購入は難しいと思います。

その他、いろいろ機種があり選択に迷いますが、刃の周長がそのメーカー独自規格ではないか確認する必要があります。

バンドソーには、テーブルソーのように万能刃というのはなく、用途によって刃を付け替えて使用します。刃のサイズ(周長)には「標準サイズ」というのが存在し、それ以外の周長の機種を購入すると後で活用範囲が広がらず、ガッカリすることになります。

ホイール径         標準サイズ(周長)
10インチ            72インチ
14インチ            93.5インチ
14インチ+ライザーブロック 105インチ

さて、先日推薦したBandsaw Handbookによると、最初に揃えると良いブレードは、
(1)1/4インチ幅、6TPI
(2)1/8インチ幅、14TPI
(3)1/2インチ幅、3TPI
の3本です。
(2)は曲線切り、(3)は挽き割りに使います。(1)が汎用で、曲線と直線用両用、としています。

TPIはノコ目の細かさで、1インチ当たりの歯の数で表現します。
目が細かいほど、挽き肌は滑らかになりますが、材料の厚みに応じて歯数は加減しなければなりません。

例えば、厚い材料に無理して細かい目の刃を使うと、切断時に、一度にたくさんの歯が切断面に接し、圧力が分散して切削効率が悪くなります。従って挽き割りなどは、上記の通り粗めの刃を用いて、ゆっくり目に材を進める方が良い結果が得られます。

ワタシもデルタ製を中心に3種類所有していますが、面倒くさがりなので最近は気が付くとほぼ何でも1/4インチで切っていますね。デルタのバンドソーブレードは、この前Fine Woodworkingという雑誌で挽き割り目的で評価していましたが、そこそこ良好との評価のようでした。

1/4インチで目の細かい14~18TPIのものが欲しいね、とある人と語っていたのですが、最近海外の業者にあるのを見つけたのでそのうち機会をとらえて使ってみたいとは思っています。

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2004.06.07

週間ココログ・ガイドに紹介されました!

@Niftyの週間ココログ・ガイドに当ココログが紹介されました。

が、初めて来られた方には、ちょっと今記事が増えかけてきており見づらくなっている状態になっています。

これまで一応カテゴリーで分類できるように意識してきたつもりですので、カテゴリー別のバックナンバーで見て頂けると少しは見やすいと思います。(左側の「カテゴリー」をクリック。全て新着順です。)

(1)「工具概説」
  多分今回ガイド選定の目に留まった「最初に揃える道具」シリーズがまとめて分類されています。長いです。
(2)「ツールレビュー」
  それぞれの工具で、どのメーカーのモノが良いのか、実際の経験や、風評その他諸々から自分なりにまとめたものを分類しています。ホントはこれをメインにやりたいのですがまだまだです。
(3)「TIPS」
  ルーターテーブルの自作など、木工関連のちょっとした工夫を紹介しています。ルーターテーブルはあまりの簡単さに結構反響がありました。
(4)「作品集」
  恥ずかしながらワタシの作品(途中過程含む)です。

これ以外のカテゴリーは、ココログ標準カテゴリーであり、特に系統立てて分類していませんので気にしないで下さい。

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2004.06.06

便利な先端工具(1)

また寄り道。
電動ドリルドライバーについては、既に2月頃に2,3連続して記事を書きました。

今回はドリル、もしくはボール盤に取り付けて使う先端工具で、これは便利だと思ったものを紹介します。

(1)ダボ錐
dabo

これは、本来、可動式の棚板を受けるのに「ダボ」を使ったりしますが、そのダボをはめる穴を開ける際に使うための工具みたいです。

このキリは、使ってみると分かりますが、とてもきれいな穴が開くのです。穴の壁面(というのでしょうか?)がつるつるで、表面にバリも出ません。

普通のドリルに比べて変なカタチをしていますが、この形状のおかげで壁面が綺麗に仕上がるのです。
また、ツバが付いており、一定の穴の深さで止まるようになっています。

木ネジを使う際、ネジ頭より少し大きめの穴を掘り込んで頭を隠すことをよくやりますが、これを使うと、きれいな穴が開きます。こういう細かいところの仕上がりが案外全体の印象を左右したりするんですよね~。写真は直径8mmで、コーススレッドでこの用途で使うのであれば8mmか8.5mmがちょうど良いです。

壁面がきれいなビットとしてフォスナービットがありますが一般的には入手しづらく、このタイプであれば「ダボ錐」とか言う商品名で、ホームセンターで簡単に入手できます。(「シイタケ錐」と間違わないようにしてください。)

(2)軸付きサンダー
jikusand
筒状のサンドペーパーが回転して、細かい部分のサンディングが軽い力でできます。
特にカントリー家具とかの凹形状に威力を発揮します。

電動ドリルでも使えますが、ボール盤に付けて使うことをオススメします。

サンドペーパーは購入時に付属する以外に、専用の筒状のものが別売りになっています。荒削りでは#80くらいでも良いですが、傷(筋)が深く残るので、#120くらいがちょうど良いと思います。

筒部分の径が何種類かあり、なるべくサンディングする凹に近い直径のものを使った方が良い結果が出ます。

使ってみると案外ペーパーの持ちは良く、いろいろ重宝します。以前に、これをボール盤に取り付けて、ブビンガというアフリカのとても硬い木から靴べらをいくつか作りました。
bera

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2004.06.04

据置き機械の導入(3) - バンドソーのススメ

バンドソーはあまり日本では一般的ではありませんが、使いようによってはかなり使える、守備範囲が広い機械の一つです。
bandsaw
バンドソーは、帯状のノコ刃が2~3個のホイールに沿って、ぐるぐる回転する機械です。糸のことにていますが、糸のこが往復運動なのに対し、バンドソーは常に材料に対し下向きに刃が当たり、連続的に材料が切断されていきます。

バンドソーのできる仕事は
(1)挽き割り(厚い材料をスライスし、板材にする)、
(2)曲線切り、
(3)直線切り(縦、横)   です。

私見(一部ある方からの受け売り)では、据置き機械の導入優先度ナンバー1は、テーブルソーではなくバンドソーです。テーブルソーは材料に基準面が出ていることが前提なので、1台目にテーブルソーを単独で購入してフル活用するのは工夫が必要です。直線切りの精度や作業効率はテーブルソーに軍配が上がりますが、趣味の範囲であればバンドソーで十分対応可能です。

そう言うワタシも、ある方にバンドソーは良いですよ~と言われて悩んだ結果、素直にバンドソーを購入し、以降ずっとメインマシンとして使っています。

バンドソーの利点としては、下記があげられます。

・万能性 :直線、曲線切りどちらも可能で、切断可能厚さが大きい。
・安全性 :キックバックの可能性が(ほぼ)ない。
・静粛性 :バンドソーは案外静かで、空転時はボール盤並みの静かさです。
       環境によっては深夜に使える可能性もあります(実例→ワタシ)。
・設置面積:バンドソーは上下方向に大きい機械なので、設置面積が小さくて済む。
       イメージ的には大きいものでも半畳くらいで済みます。

床置きタイプが中心ですが、一部、小ぶりな卓上タイプもあります。小物中心ならば、割り切ってこの卓上タイプを買うのもありと思います。作業台に置けて邪魔にならないし、きっと重宝するんじゃないかなと思います。価格的にも3万円前後で購入できるモノもあります。(フトコロが狭い点で少し不自由するかも知れません。)

バンドソーで直線切りはムリ、と言い切る人がいらっしゃいますが、何故なんでしょうか。
きちんと調整すれば十分対応可能と思うのですが.....。求める精度が違うのでしょうか。

次回は、日本で入手可能なバンドソーについて具体的に機種を紹介してみます。

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2004.06.01

据置き機械の導入(2) - 木工3種の神器?

本題に戻りまして。

「木工 3種の神器」というのは諸説あるようですが、重要な据え置き機械はと問われれば、下記の4つで大方の意見は一致すると思います。私見ですが、購入すべきと思う順にあげました。

(1)バンドソー
(2)自動かんな
(3)手押カンナ
(4)テーブルソー

ワタシ的「3種の神器」は、(1),(2),(3)。

多分、一般的な意見は(2),(3),(4)であり、ことにテーブルソーをメインマシンと考える方が多いと思います。「重要度」としてははそうなのでしょうが、テーブルソーは少し問題です。テーブルソーは材料に基準面が出ていることが前提なので、重要度はともかく、購入順としては後回しにする方が賢明と思います。

据置き機械を一度に揃えられるのは恵まれた方であり、そうでない方は、少ない資金(へそくり?)から、数ヶ月~数年のスパンで一つ一つ揃えていくことになると思います(ワタシだけ?)。その意味で据え置き機械は重要度と優先度の両方を考慮して購入していく必要があると思います。

あと、神器じゃないですが、「ボール盤」は費用対効果の面でオススメしたい機械です。綺麗な穴が正確に開きますし、先端工具を工夫していろいろに使えます。何より音が静かです。

これにルーターテーブルが加われば、現代における「工房」のほぼ基本的な形が出来上がるのではないか、と思います。

次回から各論に入ったり入らなかったり。

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