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2004.06.17

勝手にツールレビュー(3) - バンドソー

バンドソーのハナシの続きで、日本で入手できる木工用バンドソーについて、ワタシの勝手なオススメ機種をランク別に紹介します。

(1)14インチ

アマチュアの本格木工では、このサイズが最も一般的でオススメランクです。
14インチでは、日本で入手できることを前提にすると、下記の機種くらいが挙げられます。(リンク先は日本での入手先の一例)

デルタ 28-206JP
Grizzly G0555
KERV BS-14
メタボエレクトロベッカムミニ

デルタの14インチは、米国でこのクラスの標準機として認識されてきた経緯があります。今気付いたのですが、28-241がモデルチェンジして大幅値下げしています(マイターとフェンスは別売りなので要注意)。デルタは最近、着々と値段を下げてきています。アジア諸国への進出がその理由とされていますが、品質が落ちなければ良いのですが...。

Grizzlyは、実際には東南アジアで生産しており、そこそこの品質でまあまあ安いのが特徴です。但しバンドソーは強烈な「いわく付き」であり要注意(「顛末記」参照)。BS-14はオフコーポレーションのKERVブランドで、最近追加された14インチのバンドソーですが、これは実は全くGrizzlyと同じモノです。但しモータは日本仕様で安心。為替にもよりますが、実はどちらから購入してもほぼ同じくらいの値段になります。私はGrizzlyを所有しており、知り合いがKERVを所有されておられますが、概して不満はなく、値段の割にしっかりした、良い製品だと思います。

メタボのエレクトロベッカムミニは今回調査で発見しました。サイズから言うと14インチ相当だと思います。メタボは常に高価ですが、「ミニ」であればまだ購入できる範囲内の価格ですかね。ブレード周長は微妙に非標準サイズのような気が...。

(2)9~10インチ

このクラスは中途半端なイメージがありますが、用途を割り切れば(=小物の加工中心、幅広の挽き割りはしない。)、場所も取らないし、結構多機能に活躍して重宝すると思います。廉価帯の卓上テーブルソーよりは多分ずっと良いと思います(あくまで私見です)。

まず、インターネットを中心に一時活用・改造ネタがもの凄く盛り上がっていたのがレクソンのBS-10K

あるところで税込み3万円ちょいで購入できることと、挽き割り高さがこのクラス異例の18cmと14インチと同等なのがその理由と推測します。但し結構不満点も多いらしく、皆さん大いに改造して使いこなされているようです。熱心な方が多く、頭が下がります。

ヘビーユーザーサイトの一例: このサイトは私もバンドソー購入時に穴が開くほど読みました(バンドソー資料室が秀逸)。
Mokkin のホームページ

BS-10Nは型番が似ていますが別物で3ホイールです。

Grizzlyの9インチG1052はタマクラフトさんが作りのしっかりさに注目しているようです。(「小さな高級車」か?)が、ご本人も指摘の通り惜しむらくは刃の周長が標準サイズではありません。日本での評判はまだ目にしません。

最近の新製品でリョービから、TBS-80というかわいらしい卓上バンドソーが出ました。これも良さそうです。木工教室の作業机に似合いそうですよ先生(って誰?)。
見た感じ、どう見ても2ホイールではなさそうです(4ホイールかな?)。旧型TBS-50に比べて、木工に特化し、かつパワーアップ・プライスダウンしています。

デルタも9インチBS100、10インチBS200LSを出しています。評判は概して良いようです。

(3)18インチ以上

この辺はさすがに持っている方も少なくインターネットでも評判がよく分かりません。個人の趣味ユースでは考えづらく、あるとしても製材専用の2台目、みたいな感じではないでしょうか。

(4)その他
ホームセンターに売っている、糸のこの友達みたいなバンドソー(こんなの)は、上記の機種とは少し用途が違ってくると思います。あまり評判を聞かずよく分かりませんが。

あと、メタボのスイングという変わり者があります。こりゃ~かっちょいいですね。構造が一見して分かるような分からないような不思議な形です。高さ、幅とも900mmと結構大きいです。サイズの割にフトコロが大きいのが特徴でしょうか。でもバンドソーとディスクサンダーが1台ずつ買えてしまいます。今気付きましたが、ベッカムミニとスイングはブレード周長同じですね。

この形状は、ブレード屈曲点が少なくてその点は都合良いのではないかと推定されます。しかし、バンドソーの全てのホイールは、平行に調整する必要がありますので、ホイール数が増えるほど、下手な精度のモノではあっちもこっちもでワケが分からなくなりそうです。メタボなら問題ないと思いますが。
2ホイールが一般的なのは、調整が簡単(感覚的にまだ挙動が理解できる)からなのかも知れません。

と言うわけで、ワタシの一押しベストバイ。
(1)まずはコスト重視でKERVの14インチBS-14。Grizzlyのそっくりさんですが、モータは日本仕様で問題ありません。
(2)もし財布に余裕があれば、堅実にデルタの14インチ。モデルチェンジで改良され、値段も手頃になりました。
(3)機械にがんがん手を入れて、文字通り自分のモノにしたいという覚悟(趣味?)がある人はレクソンの10インチBS-10K、ということで如何でしょうか?

それぞれ、マイターとフェンスの両方もしくはどちらかが別売りだったりしますので、良く見て考えてください。

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