骨太シェーカー椅子完成。
座面は、生成りの25mm幅の綿テープ(実際はポリエステル?です)を鹿の子に編みました。テープは思ったより沢山必要で、25mm幅で25~30mくらい必要です。
座面を受ける横棒は、前後と左右で1インチ(25mm)高さが違うため、この4本にテープを編んでいくと自然に座面が横方向に凹状に良い感じにカーブします。
この横棒、先日述べた通り、強度懸念でプラス1/4インチ太くしたのですが、何せSPF材なので、それでも私が座ると座面を受ける左右の横棒が少したわみます。作った本人がそ~とそ~と座るくらいでは大丈夫とは思いますが、この部分だけでも、もう少し太くした方が良かったかも知れません。
座り心地は、背板が短く直角に立っているため、自然と姿勢が良くなる感じがします(さすが宗教徒の椅子)。
座面のクッション加減は良好です。座編みの椅子はあまりなじみがないかも知れませんが、特にペーパーコードの座り心地は個人的には結構好きで、いつか挑戦したいと思っています。
塗装は、オスモのワンコートオンリーHS (#9235)を初めて使いました。ひまわり油が主成分で、同社のウッドワックスよりも粘性が低く、塗りやすいです。濡れ色具合はウッドワックス同等くらい。発色も上品で気に入りました。
写真は比較的きれいに見えるものを選びましたが、今回は下地調整がいまいちって言うか、あちこちがぼこぼこに掘れています。旋盤はもう少し修行が必要のようです(あ~旋盤欲しい)。
| 固定リンク
「作品集」カテゴリの記事
- ミニ・小抽斗(2021.05.22)
- 久しぶりの額縁(2016.03.31)
- 久しぶりです。(2016.03.21)
- 車のスピーカー交換 その2(2015.04.21)
- 車のスピーカー交換(2015.04.20)
コメント
あれから少しずつ使ってみたりしていますが、やはりSPF材でこの軸径では、大人の男性が座るには不安感があります。子供の男子が使う分にも違う意味で大いに不安な印象です。接合部云々ではなく、全体がしなって(北海道弁で「ひのって」)、荷重を受け止めているという感じです。もう少し骨太にするか、堅い木にするのが無難と思います。参考までに今回の各部品の径ですが、縦棒φ32~35mm, 横棒φ25mm,丸ホゾはφ15mm です。
投稿: かんりにん | 2004.06.01 08:56