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2004年4月に作成された記事

2004.04.30

春なので

ちょっと色替えしてみました。(多分性格上、飽きるまで(2,3日)とっかえひっかえし続けると思われ)。

あと、BlogPeopleの文字化けが解決したので、「気になるブログ」リストを完全移行しました。

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2004.04.29

黒田辰秋展

滋賀県周辺に在住の、木工及び木製家具・什器に興味のある方に速報(めちゃ狭い)。

佐川美術館にて
「生誕100年 黒田辰秋展」が開催中です。

2004/4/27~6/27、9:30~17:00、
毎週月曜日休館。
一般1000円。

詳しくは上記美術館サイトへ。
サイトやポスターをぱっと見た限りでは、家具はあまりなさそうな印象です。また見に行ったら報告します。

佐川美術館は庭の石像があまりにも印象的であるが、結構真面目な美術館である。
企業メセナという言葉は、「課長島耕作 」で知りました....。

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2004.04.23

最初にそろえる道具(番外編)-クランプ

木工で揃えるべき道具を紹介してきました。番外編としましたがクランプは木工にとても大事な道具だと思います。英語圏に、「木工家は一生十分な数のクランプを持つことができない。」という格言ががあります。(この木工ジョークは、クランプのハナシの際に必ずしなければならないキマリらしいので、とりあえずあげときました。)
本格的木工には、やはりクランプは必須です。高価ですが...。

私の思うところの「基本」は、F型クランプと呼ばれるタイプで、20cm~25cmのもの。
とりあえず2~4本。これで組立て以外のほとんどの作業で使えます。
普通、定価で2000円くらいしますのでまとめると結構な出費になってしまいます。
clamp1
(上記は、最近のホームセンターの週末工具セールで500円/本で買いました。)

さらに、組み立てのために、同じくF型で、自分の作りたい作品のサイズのものを4本。組立用のクランプは、思い切って4本単位で買うのが良いと思います。ハタガネは力が弱く、必ずしもオススメできません。
clamp2
(上記は、MTBマガジンでおなじみのオフコーポレーションさんより購入。多分安売りでなければこれが一番安いと思います。)

F型は、「ワンタッチ」もしくは「スピードクランプ」と呼ばれるタイプと「クラッチ」タイプが主流です。「ワンタッチ」は便利そうですが、ここぞと言う時にずずずと滑ることがあります(安物だからかな?)。個人的にはクラッチタイプが好みです。(上記写真で上が「ワンタッチ」タイプ、下が「クラッチ」タイプです。)

その後は製作の必要に応じてそろえると良いでしょう。

機械に治具を固定する際には、「G型」あるいは「C型」クランプのようなものが小回りが利いて良いと思います。

米国に「ポニークランプフィクスチャー」という、水道管で自分の好きなサイズのクランプができるというパーツがあります(水道管は別。だから「フィクスチャー」)。安くてとても良いという評判ですが、輸入した時点でさほど安くもなくなってしまうのと、水道管自体が入手しづらいところが難点。但し1m強の大物家具を作る際には事実上唯一無二の選択肢になります。

ある方に教えてもらったのですが、荷締め用の化繊製のバンドが安く売られており、箱物や額縁などにこれを流用するのは良い方法です。

個人的に欲しいと思いつつ、高価なのでいつも先延ばしになるのは、ウッドクランプと呼ばれる、メープルなどの木でできたクランプです。似たものは自作もできるかもしれません。

以下は余談ですが:
最近オークションで、「F型クランプ」として15cmくらいのでとても安いのを数多く見ます。
これは実は多くはこの前まで100円ショップで売られていたものとたぶん同一のものです。以前は100円ショップでよく見かけたのです、がいつの間にか見ることはなくなってしまいました。(誰かが商品価値に気づいたのか?)私も通算20本は買いましたので、納得の上で購入することを止めはしませんが、基本的にオススメしません。
clamp3

(5/3 写真を追加しました。)

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2004.04.15

最初に揃える道具(7) 測定具

「木工で最初に揃える道具」として、前回の宿題であった測定具について最後に勝手に紹介します。
例によって偏見たっぷりと思いますが、私が現時点よく使うものだけ紹介します。

測定具はそれ自体は何も加工できませんが、工具と同じくらい重要だと思います。
持論と言うほどではありませんが、「見えない(測れない)ものは作れない」といつも考えています。
精度良く長さを測る道具がないと精度良く同じ寸法の板はできませんし、直角を測定する方法(定規に限らず)なしに、四角い箱はできません。

(1)直線定規
「大は小をかねる」のですが小さな作品に1m長の定規を振り回すのはかなり苦痛です。
最初は30cmか60cmか、自分の作りたいもののサイズを買い、必要ならば徐々に長さを買い揃えると良いと思います。

写真にもある、定規にネジ止めできる別売りのストップブロック?のようなものは結構便利です。商品名は「直尺用ストッパー」。副尺が刻印してあって0.1mmまで読めるようになるものがあるのですが、高価です。
巻尺も大物には必要ですが、どうしても精度が落ちますので、定規で測れない大物に限るべきです。
6rule

(2)直角定規、スコヤ
これも、なるべく大きいものの方が誤差が見やすいので精度が出やすい。自分の作りたいものでサイズを決めて下さい。一番小さい真ちゅうのは東急ハンズで買いました。小さいものは、よくありがちな根本に丸い欠き込みがない方が見やすいです。

なお、昔ながらの曲尺は、これの使いこなしだけで1冊の本ができる、もの凄い測定具(らしい)です。(私も持っていますが今はほとんど使って(使いこなせて)いません。)
7square

(3)留め定規
留め(45度)が必要な作品を作る段になったら、買って下さい。
8tome

(4)毛引き
これもなるべく大きい方が精度がよいが、作品の大きさによる。
鎌毛引きよりも、
(1)木製の竿で、
(2)竿がネジ止めできるようになっている(くさび式のものは使いづらい。)
(3)固定したときに首根っこがぐらぐらしない
ものが良いのです(写真左側)が、そう言うのがホームセンターではなかなかないのです(特に(2)項)。
私は東京の金物屋に迷い込んで買いました。
微調整は、ネジを少しゆるめに止めておいて頭もしくは尻を作業台の上でコンコンやります。最後にネジを強く締めますが、この時にずれるような構造では失格。
(その意味でくさび式は使いづらい。)
欧米にも似たような道具がありますが押して使うようです。どう見ても日本式に引いて使うタイプの方が使いやすいと思います。

私は欲張って最初に「2丁鎌毛引き」(写真右側)を買いましたが、2丁目の鎌を使ったことはありません。(2丁同時に調整することは極めて難しい。)
9kehiki

(5)シラガキ、マーキングナイフ

鉛筆の線が太いと思うに至ったら必要。またホゾなどでノミを入れる際の手がかりになります。
しかし、ホームセンターでシラガキを売っているのは見たことがありません。写真にあるデザインナイフでも代用可能ですが、ノミの手がかりにしようと思うと少し細すぎと思います。
私は大阪の金物屋に迷い込んで買いましたが、ミキヒサは結構メジャーと聞いて一安心。

(6)ノギス

ノギスで測らなければいけない程の精密木工はしていませんが、板厚など「挟んで測定したい」という要求がありプレス製の安物を購入しました(写真左側)。小さいサイズで十分です。
10nogisu

(7)斜角定規

先日紹介の子供椅子を作るときに必要になって買いました。(写真は直線定規の写真の右上ご参照。)
真四角のものを作っている限りは必要ない。

以上、今まで述べたうち定規類は、ホームセンターでは圧倒的に「シンワ」というメーカが独占市場を形成しています。プロユースでは精度に問題もある声もありますが、私自身はその上のランクの製品の価格を考えると、これで十分と思います。

(8)番外編 消しゴム

材木の上に書いた鉛筆の線って消えづらいですよね?私だけでしょうか。
カンナをかければ一発で消えますが、サンドペーパーかければ消えるだろうなんて思ったら大間違い。サンディングで鉛筆粒子(?)が木材繊維の中に入り込み、にっちもさっちもいかなくなります。

よってカンナを使えない場所(もしくはヒト)では、仕上げの前に懸命に消しゴムをかけるしかなく、それでも完全に消えることはありません。今は亡き母に「消去力最強」と教えられた懐かしの「砂消しゴム」でも同様で、消えづらい上に悪いことに痕が汚く残ってしまいます。

ある日、妻につき合わされた手芸屋のトールペイントコーナーで、「トールペイント用(木材用)消しゴム」と言うのを見つけ、買ってみました。

舶来モノ(米国)で、"Gum Eraser"の表示があり、普通の消しゴムより高価です。生成色で触った感じは軟らかく、消しカスも多い。
で、消え具合ですが、普通の消しゴムよりはまあ消えるかなという程度に良く消えます。
11eraser

責任は持ちませんがお試し下さい。過度の期待をして買うと、ガッカリするかもしれませんが、ちなみに私は、使っています。

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2004.04.09

机を作りました。

学習机を作りました。って作った本人が学習机って言わないとわからないようなシンプルな机ですが。
奥行き550×幅1200というかなりの細長サイズです。これは将来パソコンを置けるようにとかいう配慮よりもむしろ、材料の制約によります。
desk1

天板は、ずいぶん前に乗せられて買わされたっぽい気がする「北海道産」カツラの3枚矧ぎ。勿体ないので赤身・白太の区別なく使って、塗装でごまかしてありますがやはり色ムラは激しいです。木目は面白いとは思うのですが...。脚はこの前の椅子と同じホワイトアッシュ。
desk4

構造は、今後の移動を考慮してノックダウン式にしました。
天板と、右脚、左脚がそれぞれ4つずつのボルトで締結されており、3つの部品に分解できます。今回ボルトとナットは特殊なものを調達し使いましたが、特にナットに特徴がありボルト穴に直交するように横穴を開け、そこにこのナットを埋め込んで締結します。予想した以上に、深めの穴をかなりの精度で開ける必要があることがわかり、製作途中でかなりイライラしました。長さ10cmくらい、M6です。

desk2
desk3
bolt1

この構造は、うちにあるダイニングテーブル(市販品)のパク..、いえ類似の構造ですが、今のところ結構しっかりしています。

天板は、真面目に駒留を使って固定しました。見よう見まねなので効果は分かりませんが...。

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2004.04.08

最初に揃える道具(6) 手工具と測定具

「木工で最初に揃える道具」として、手工具と測定具について勝手に紹介します。教則本を見れば何を買わなければならないかは分かりますし、私自身手工具の善し悪しを語れるレベルにないので(では電動工具の善し悪しは語れるのかというとそんなわけでもないのですが)、私が現時点よく使うものを参考までに紹介します。

(1)ノコギリ
必須。何となくイメージ的に1本目は両刃のノコギリを選んでしまいがちですが、お勧めは片刃の替え刃式、特にゼットソーがお勧めです。

電動工具があれば粗い作業は電動でほとんどカバーするとして、まず8寸目を買ってみてください。切り口の平坦さに驚きます。もう少し荒っぽい仕事には、ゼットソーⅢ(スリー)265というのを使っていますが、ざくざくと気持ちよく切れてオススメ(これは縦横兼用らしい)。

あとは、ホゾとか細かい作業用に、「胴付き」のこがある方が良いです。私は最初に買ったレザーソー180薄刃と言うタイプの小型のものを好んで使っています(写真一番下;これも替え刃式)。
1-saw

胴付きは欧米でも"Do-zuki"で通用する、日本の誇るべき工具です(欧米の木工具カタログにも必ず載っています)。「引いて切る」というのが、理にかなっているためと思います。

(2)カンナ
必須。但し使うには最初誰かに教えてもらった方がよい。
まずは普通の平カンナ。安いのは千円くらいからあるが、とりあえず5千円以上1万円以下くらいの値段のものを買った方がよいと思う。とりあえずこのクラスであれば、ほぼ「値段相応」のはずです。
2-kanna

1台目は寸六とか寸八とか言いますが、刃幅は60mm前後が良いのではないかと思います。最初は研ぎが下手なのもあって、これでも引くのがシンドイ(が、すぐ慣れる)。
替え刃式で「河怡」というのは非常に評判が良いようです。荒削り~仕上げと3種類が必要と言われますが、とりあえず最初は1台で。

台直しカンナはカンナの台を調整するカンナで、本来は必須なのですが使い方が難しい。(写真左)
当面はガラス板にサンドペーパーを貼って調整する手があります。

(3)ノミ
セットで買うよりは、1本ずつ必要なサイズを買っていく方がよいと思います。まずは普通の平らな「追い入れのみ」というのを各種サイズ揃えましょう。
「ハイス鋼(=High Spped Steel;高速度鋼)」のものは最近よく見ますが、あまり切れるものは少ないようです。(工具鋼のハナシも長くなるので、次回以降にします。)
3-nomi

(4)玄能
選択ポイントはよく分かりません。くぎ抜きが裏側についているやつは必要ないと思う。(くぎ抜きは別途購入して下さい。)

(5)紙ヤスリ
工具といえるかどうか分かりませんが...。私は#120、#180、#240、#320の4種類が基本です。(#120はめったに使わない。)
批判もあるようですが、「紙ヤスリホルダー」は一つあると便利です。(写真)
いくつも買って、番手ごとに使い分けている方もいます。
4-holder

耐水ペーパーはオイルフィニッシュに必要で、私は#320、#400の2種類。

(6)砥石
忘れていました。必須です。荒砥、中砥、仕上げの3種類が必要。研ぎは大変ですが、手が決まるまでやるしかない(まだ修行中につきコメントを控えます)。水で研ぐ日本の砥石も、世界に沢山の愛用者がいる、スバラシイ工具です。

(7)番外編
ゼットソーを出しているメーカーから、「ソーガイド」という製品が出ています。結構使えますのでオススメです。真っ直ぐ切る練習はもちろん必要と思います。でも、ここは後戻りできない!と言う時に結構登場します。専用ノコギリ(「ライフソー」だったと思います)が必要とありますが、ゼットソーでも使えます。ソーガイドFというタイプは角度調整が可能ですが、写真は90度と45度しか設定できない廉価版です。ワタシ的には面倒な調整が要らないのでその方が好都合です。
5-guide

こんな所でしょうか。あとはいろいろな本を見てリストアップしてください。

測定具はまた次回にします....。

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2004.04.01

超簡単ルーターテーブル

今回は、初心者向け・超簡単ルーターテーブルの作り方をご紹介します。

ルーターテーブルは、既製品としては、日本ではポーターケーブルとバーモントアメリカンのものが入手できますが他には見当たりません。欧米では、完成品もいろいろありますが、やはり自作する方も多いようです。ルーターテーブルを作るためのパーツ類がいろいろあり、これらを組み合わせればほぼ主要部分はできてしまいます。これらのパーツを個人輸入することも可能ですが、結構高価なので二の足を踏んでしまいます。

今回のは、ホームセンターで買えるもので作れて、これ以上簡単な構造はないと思います。私はトリマーを付けていますので、トリマーテーブルでしょうか。精度面で十分でないかも知れませんが、ルーターテーブルの何たるか(便利さやノウハウ)はこれで十分得られるのではないかと思います。

ホームセンターに、「バイステーブル」などの名称で数千円で写真のようなスタンドが売っています。お持ちの方も多いと思いますが、これを使います。
stand1

下の写真を見ていただければ一目瞭然と思います。作り方は省略します。
天版は写真よりもっと厚いMDFの板を使って下さい。ベニヤでも良いですがMDFの方が狂いが少ないらしいです。写真とは異なりますが、バイステーブルのテーブル面より一回り大きくする方が良いです。(さもないとフェンスが固定しづらい。)
天版の下面には、バイステーブルでクランプ出来るように、ルーター(トリマー)より一回り長い木片(ブロック)を、トリマーと干渉しない位置に木ねじで固定します。(写真は2×4材を半割にしたものを使っています。)
使用する際はバイステーブルにこのブロック部分をクランプして使います。
table3全体写真
back1裏側の写真

フェンスは、ホームセンターで売っている最も安価な「南洋材(or ラワン材)」角材を、最もまっすぐなのを、棚にあるのを全部ひっくり返すつもりで選んで、1本買ってきます。適当な長さに切れば即席フェンスの出来上がりです。固定はクランプ2本で止めてください。(写真よりもっと小振りのCクランプが好ましい。)
必要に応じ、フェンスの真ん中当たりのビットが当たる部分に切り欠きをしますが、これはドリルで丸い穴を開けてから、上下端をノコギリで切ってつなげます。
(決してドリルで半丸を開けようと思わないで下さい。特別な刃(フォスナービット)が必要です。)
table2

「南洋材フェンス」は「目盛り」も「前後独立調整機構」もありませんが、ルーターテーブルでやりたい「ほとんど」の溝掘りや成型加工が出来ると思います(どこまでが「ほとんど」かは各人のレベルによりますが...)。もっと硬くて狂いの少ない木の方が良いとは思いますが高いので...。

「南洋材フェンス」の調整のコツは、使ってみれば分かると思いますが、両端のどちらかを固定して、どちらかだけをコツコツと叩いて、振り子状に動かして調整することです。ルーターは1点を中心に回転しているだけので、ルーターテーブルのフェンスはテーブルソーなどと異なり、フェンスを「何かと平行に」移動させる必要はありません。

ルーターテーブルは、ほとんどの機能をフェンスが担っており、フェンスの精度が加工精度をほぼ支配します。
ルーターテーブルの使い方に慣れ、この「南洋材フェンス」の限界を感じたら、凝ったフェンスを合板などで自作するか、もしくは欧米(特に米)で、自作ルーターテーブルに後付けできるフェンスがいろいろ売っていますので、これらに付け替えるのも良いでしょう。

あと、コロ付きビットで倣い加工、縁取りを多くする方は、ビットの近くに高さ数cmの金属か木の棒を1本立てましょう。その棒とビットの2点に材料を押さえる要領でやると安定して作業できます。

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