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2004.02.25

最初に揃える道具(3) - トリマー

トリマーおよびルータは、木工入門者が簡単木工から1ランクアップするための、恐らく最も近い近道ではないかと思います。日本でも一部の先達の努力によりアマチュアにも急速に普及してきましたが、まだまだ「何に使う道具?」と思う方も多いかも知れません。欧米ではDIYレベルで一般的な工具であり、機械と治具を駆使するアメリカ流アマチュア木工の象徴のような感さえあります。

トリマー及びルーターは、先端にビットを付けた軸が高速回転し、材を削る機械です。ドリルに似ていますが穴だけではなく、削りながら本体を手で横に動かしていって直線や曲線を削ります。高速回転のため、切削面は非常に綺麗です。ビットの形状がいろいろな種類があり、その形状を材に転写していくこともできます。可能な仕事は、その名の通り(1)縁を削るあるいは縁飾りをする、(2)溝を掘ることが基本動作です。

トリマーとルーターはほぼ同じですが、サイズの小さいものをトリマー、大きいものをルーターと呼んでいます。いずれも得意な作業の方の名前が付いているわけですが、どちらか一方を購入することで、両方の作業をすることはかなりの程度まで可能です。

トリマー及びルーターの有用性と使い方については、「木工が200%楽しくなるルーター&トリマー使いこなしマニュアル」(立風書房、2001)
をご覧下さい。作例や治具の作り方も沢山載っており、1冊目としてお勧めです。

種類は、ルーターについては、大きく分けて「固定ベース」と、「プランジベース」のものがあります。プランジベースだと、ベースと本体の間にバネが入っており、削り始めと削り終わり時にビットを前後することができ、途中から溝を掘り途中で終わるという加工ができます。(固定ベースでも、慣れれば可能ですが。)「Dハンドルタイプ」というのもありますが、固定ベースの仲間で(どちらが元祖かは知りませんが...。)、私見ですが家具製作で使っている方は少ないと思います。トリマーは構造的にはほぼ1種類で、筒状の本体に透明プラスチック製のベースをはめた固定ベースに類似の構造です。

結構高いモノなので、最初に何を買うべきか迷うと思います。
前にも述べましたが、使ってみないと今ひとつピンと来ない道具なので、もしあなたが全くのトリマー・ルーター初心者であれば、1台目は、大きなルーターではなくトリマーの、しかも一番安いのを買ってみたらどうでしょうか、というのが私の提案です。最も安いものは電動ドリルとそう大差ない値段で売られています(お近くになければ、インターネット通販でよく見られます。)

手持ちで使うことになれたら、ルーターテーブルならぬ「トリマーテーブル」使うことで加工の幅が広がります。日本ではあまり市販品は見かけませんが、自分で簡単に作ったもので十分役に立ちます(後日紹介します)。

次回に(多分)続きます。

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